見出し画像

FRENZ2024 OP 2日目深夜の部 「ふーーれーーんーーずーー」の制作秘話など

どうも。皆さんご存じマルチアホクリエイターです。
先週の今頃ぐらいに爆発的熱狂を魅せた映像上映イベント「FRENZ」が行われていましたね。
私は2日目深夜の部で最初に流されるオープニング映像を担当しました。
その制作秘話を語っているので、先に視聴をオススメします。

FRENZ興味ないやつも、みんな観ろよな。

「出展します!いつ上映されるか楽しみですね!」と出展者の中で唯一自分の上映順を知っているくせに、知り合いに大ボラを吹きまくっていたのは申し訳ございやせんでしたね。(反省の色ナシ)

で、打ち上げでしこたま飲んで酔ったダルがらみで今回のOPについて熱く語っていたら、予想以上に反響がアリ、

「それnoteに書いておいてね!!!」

と言われましたので初めてnoteの筆を取った次第です。
対戦よろしくお願いいたします。


着想

コマをアホほどカッコよく動かすマンガPV、よくありますよね。

カッコいいね。

カッコいいよ。

アレのセリフを全部「FRENZ」にしたら面白いだろうなあというところから着想を得てます。
ただ、制作期間中シンプルに忙しすぎたので(というかそれができる筆の速さがあるのであれば漫画家になってるので)、マンガ風イラストだけだと間に合わないという判断をし「それならあらゆるシチュエーションでFRENZを言えばいいじゃない!」が始まりでした。

せっかくなのでその時のメモも貼っておきます。


構成

「見るまでOP制作者がわからない」というFRENZ特有の文化をうまく利用したく、冒頭~中盤にかけてジワジワ「アレ……?山下っぽくね……?」となるように意識しました。
終盤は「もうなにやってもええか」の気持ちでやりたいこととやれることを詰め込みまくりました。結果、いつも通りの情報量の多さになってしまいました。えへへ。

この時点では敢えて誰の作品だかわかりづらくしてます。
まあ言うても今見たら山下っぽさ満載ですが。

ここで「あ!これは山下諒のパンイチのシルエットだ!」という人がいたらスゴイです。いや、キモイです。

敢えて自分の絵柄だとバレないように頑張って描きました。
こいつらがイラスト素材で一番時間かかりました。

とある広告案件でこの声っぽい声(お察しください)を出したことがあるので、もしかしたらこの辺りで気づいた人もいるのかも。

ドット絵。一瞬ですが、だいぶ自分の色を出してきています。

本人登場。
この時点で答え合わせなワケだけどもFRENZ的な山下と言えば……

こっちですよね。

という感じで、徐々に答え合わせをしていく感じを演出したかったのです。
FRENZは周囲の歓声があってこそだと思うので、うまくざわつかせたいという狙いがありました。
幸い、電車でジョジョ立ちの素材を引用したところでうまく盛り上がってくれてとても嬉しかったです。

まあ、それ以外の理由もあるんですが。

楽曲

山下作曲です。

「あのー、今流れてる曲あんじゃん? アレ、作ったの、俺w」
テンプレダル絡みを隣の人にしておけばよかった……!

ハッキリいいますが、今回の映像は楽曲含めて水曜日のダウンタウンのOPをかなり意識しています。コード進行も同じにする予定でした。
が、あの楽曲の資料があまりにも少なく、楽曲制作初心者の私には辛かったため、ある程度の分析をしたところで同じにするのは諦めました。

そこで別の楽曲のコード進行を参考にすることにしました。
「星のカービィ トリプルデラックス」内に収録されてある、
「奥のカガミで笑う影」という楽曲です。
よく聞くとコード進行はもうそれでしかないです。

「アヤシイ」「狂ってる」「バカっぽい」の3点を両立できそうな楽曲を探したところ、そこにたどり着くことができました。

しかし改めて聞くとマ~~~~~~ジでイイ曲ですねこれ……
ゲームのサーカス・遊園地・お化け屋敷系の楽曲はいいものが多いんですよォ……小生の好みだとバンジョーとカズーイの大冒険2のウィッチわーるどとか、マリオストーリーの迷いの森とか、ペーパーマリオRPGのランペル戦の楽曲なんかも良いですねぇ。ペーパーマリオRPG繋がりで言うとリメイク版のカゲ3人組戦の曲も最高でしたねぇ。マリオカート8のねじれマンションなんかも好きですよぉ。同じくカービィで言えばちょいと毛色は違いますが、星のカービィ64のリップルスターの曲なんかジャズっぽくて最高ですよねぇ。ああ、星のカービィ64といえば小生のベストはやはりこうじょうけんがくですかねぇ。原曲も良いのですがロボボプラネット版のアレンジはつでんしょけんがくも重厚感と絶望感が増してて良いですよねえ。ああそうそう星のカービィ64といえばポップスターのイントロが好きすぎてですねえ……


各カットの裏話

下ネタカット編

FRENZ当日のEDにも出てきましたが、この気持ちよさそうな人物は私です。

こちらがその撮影風景です。

一般的な社会人が仕事をしている最中、健康に気を遣って豆腐と納豆を主食にしている29歳の独身男性が、これをひとりでモソモソと撮っている姿、実に哀れすぎませんか?

でも映像のため、そして何よりもみなさんが笑顔になれるのであれば、私はいつでも身体を張れるし、ピエロにもなれるのです。
さあ、そんな「クリエイター界のJOKER」山下諒を万雷な拍手と名いっぱいのXのフォローで支えてやってください。

醜態を晒すで言えば、このカットも忘れてはいけませんね。
というか、この話を打ち上げでしてしまったがために「note書けよな!」と言われてしまったのです。

実はこれ、結構マジで叩かれてます。

マッチングアプリで出会って約1カ月半で別れた元カノへの久しぶりに連絡が「俺にビンタしてほしいんよ」でした。

実際のやり取り。理解がある人で良かったね。

追記:これだけだとただ元カノにブッ叩いてほしいだけの人になってました。違います。
男が女性にブッ叩かれているという構図が面白いと思ったため、手タレとして優秀なネイルが派手な女性が必要と考えました。
それと同時に山下をブッ叩ける関係値の人である必要もありました。
そのふたつを兼ね備えていたのが元カノだったというわけです。

下ネタと言えばこのカットも忘れちゃいけませんね……

この映像で最初に着手したカットはここです。
なんでだよ。

ただ茶を点てているだけなのに何故か男性が喘いでいるのかはよくわかりませんが、ただ茶を点てているだけです。

この「雑魚♥」という文字、よくよく見てみると……

「フレンズ」で作字をしてます。
「フレンズ♥」と書いて「雑魚♥」と読む。
ああ、私たちは前田地生というメスガキにFRENZというイベントがないと生きていけない身体にされてしまったのですね。
まあ、映像制作者ってドMですからね。じゃなきゃやってられませんよ。こんなこと。

というわけで実に大学3年生ぶりに下ネタを映像内にいれたワケです。
本来であればこれが最後の下ネタ作品になるハズでした。

いや、いつもは健全なクライアントワークをしますからね。
仕事が来なくなったらFRENZのせいにしましょう。

ついでにこいつはマーダーミステリーをやっている合間を縫って描いてました。
ヒトが殺されたのに何やってだ。

ED編

こんなフザけた文章を書いた後になんですが、ここはマジで本当に本気で謝ります。

「出展者を載せるというルールを完成まで完全に忘れてました。大変申し訳ございませんでした」

いや本当に申し訳ないです。
最後の方にまとめて入れたのはそういうことです。

山下「これでいけますかね……?」
スタッフ「無理ですね……」

という伝説のやり取りがあった初期段階の出展者紹介はこちらです。

そら無理だろ。

困ったら提供風演出をしときゃいいとおもってるじゃないのよ。
本当にすみませんでした。

そして次のカットに白羽の矢が立ち、メスを入れることとなりました。

本来突然の新キャラが出てくるハズだったのが……
なんということでしょう!出展者情報に様変わりしました!

クッッッッソ描くのが楽な突然の新キャラを出すことで界隈で人気キャラとなり一山当てる作戦が…………

おっと、本音が露呈してしまいました。まあこんなnote誰も見てないだろうし大丈夫やろな…………

たまにでいいので、思い出してあげてください。

さいごに

だいたい書きたいことも書いたのでここいらで締めたいと思います。
ここまで自由に映像を作れたのは久しぶりだったので楽しかったです。

何よりOPが終わったあと「山下さんってあの有名な……」っていう声が聞こえてきてフフフとなりましたね。もっと言っていいんですよ。

ですが、次回は出展者側として出したい気持ちもありますね。
名前が出たときの歓声は脳内麻薬がドバドバ出てマジで気持ちよすぎますからね。
また面白い作品を作るよう頑張りますね。これからも応援よろしくお願いします。

それでは皆様、よい映像ライフを…………ん?

note書いてたら気づきました。
細心の注意を払って映像編集はしましょうね。
では。

いいなと思ったら応援しよう!