見出し画像

【はじめましてのご挨拶】Pictoriaへ入社した想いを綴ります

はじめまして、Pictoriaの山下三夏(やましたみか)です。
Pictoriaというスタートアップで、AI×キャラクターで経済圏を創るべく奮闘しています。
スタートアップという環境に飛び込み、早いもので1年半。
今携わっている仕事も含め、ちょっと変わった経歴だったりするので、社内でも未だになぜPictoriaに?と聞かれることもあります。
少し今更感もありますがnoteを始めるこのタイミングで、ちょうどいい機会なので、なぜ私がPictoriaにジョインしたのか?というのを自己紹介がわりに書いてみようと思います。

みなさんは、AIって聞くと何をイメージしますか?

私がPictoriaに入社した23年6月は、Chat GPTのアプリ版がリリースになり、AIに関する報道も日に日に増えていました。
画像生成AIや音楽生成AIなど様々な生成AIが開発され、同時に著作権や倫理的な問題など様々な課題も同時に生まれてきたタイミングだったのではないでしょうか。
こんな風に書くとAIに関心があってPictoriaへジョインしたのかなと思われるかもしれませんが、実は全くそんなことはありません。
22年11月にChat GPTが公開されていたというのも、お恥ずかしながら入社することを決めてから知った程度の認識でした。

ではなぜPictoriaへジョインすることになったのか?
少しだけ昔話と共にお話させてください。


💻インターネット求人広告の営業

私が新卒で入社したエン・ジャパンでは、インターネット求人広告の中途採用の部署に配属されました。新卒で入社したけれど、中途採用の担当。
しかもインターネットは普及したといえど、求人広告の主流はまだまだ紙媒体という時代でした。

何もかもがわからない中で、それでも必死にどうやったこの1社1社のお客さまにとって、より良い採用活動の一助になれるか、本気で向き合う日々だったなと思います。とにかくガムシャラでした。

リクナビNEXTさんが圧倒的なシェアと認知を持っているマーケットで、どうすれば選んでいただけるのか?そんなことを考えながらの日々の営業活動。
紙からネットへと移り変わる過渡期に、これまでの慣習や新しいことへの懸念や不安があるからインターネットはやらない。そんなことも毎日のように言われました。

「絶対」ということが言えない広告の世界で、それでも自信を持ってこれでいきましょう!と自分が言い切れるのかどうか。どんな結果だったとしても、その事実から逃げずに向き合えるかどうか。そういった日々の信頼の積み重ねが成果につながり、約6年間の営業としての年月はあっという間に過ぎていきました。
マネジメントをする立場になっても最後までいち営業として現場にい続けられたのは、結局はお客さんのところに行くのが好きだったんだと思います。

採用の話はつまり経営の話なんだから、トップアプローチだ!という当時の方針で、社会人1年目から経営層に向けての商談をさせてもらったのも今となっては本当にいい経験だったなと思います。(右も左も分からない新人に社会のなんたるかを教えてくださった当時の担当企業のみなさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです)

普遍的な採用・広告というマーケットの中で、紙からネットへと変わる瞬間を目の当たりにし、新しい価値を創造し、届けることの面白さや醍醐味を知れたのはとても貴重な経験でした。

🧸エンタメ業界への転身

プライベートでの変化もあり、社会復帰を考え、また営業職として働くのか、それとも…と考えていた時に、色々なご縁やタイミングが重なり、全くの異業種であるキャラクターグッズを扱う会社へ入社することになりました。
もともとアニメも漫画も大好きだったので、そういう自分の「好きなもの」が強みになるのかもしれないと思い飛び込んでみました。

そこで感じたのは、営業時代に培ってきたスケジュール管理や目標達成までの道筋を立てるということがそのまま活きる!ということでした。
商品の発売日がゴールだとして、そこから逆算していつまでに誰が何をしなければいけないのか?そういったことを組み立てながら、それぞれの担当とやりとりをしてひとつの商品を完成させる。
営業の時には、営業とコピーライターしか存在しなかったのが、モノを作るとなると一気に関係者が増えることに最初は戸惑いました。ですが、それぞれの役割を明確にしてチームとして推進していくというのは営業でもプロデューサーでも変わらないなと実感。

そして商品発売日、店頭に自分が担当したものが並ぶ喜びと、実際に手に取って喜んでくださるお客さんの顔が見れることはとても大きなやりがいでした。今までは、完全なBtoBのお仕事だったのでエンドユーザーが一般の方々だというのは目に見えてわかりやすい面白さでした。

でもこのことを心底誇らしく嬉しいなと思えたのは、営業時代に担当していた企業のほとんどがメーカーさまだったので、取材などを通じて自社商品への愛情やプライドをたくさん聞かせていただいたからだなと思います。

世の中に並んでいる商品やサービスは誰かの想いがあるからこそ成り立っている。何か流行った商品はそれを仕掛けた人がいる。当たり前のことではあるんですが、そういうものづくりの面白さを当事者になることでダイレクトに感じることができました。
今でもモノづくりをするとき、ユーザーファーストでいたいと強く思うのもこういった経験からかなと思います。

📱そしてゲーム業界へ

ご縁があり、エンタメの中でもまた異業種となるゲーム業界へ飛び込むことになりました。グッズを作っていた時には、版権をお借りして商品化をさせていただいていたのですが、ゲームではオリジナルのIPを立ち上げるという経験をさせてもらいました。この時に、ラインセンサーとしての大変さも面白さも感じることができました。

ゲームとグッズで異なるところもたくさんあるのですが、ひとつ似ていたのは、半年・1年先の計画を運用しているという点かもしれません。
ゲームは何年も世の中に発表することすらできない開発の期間があります。早く届けたい、でもこのままじゃリリースできない。そんなことの繰り返しですが、ローンチ以降は運用のカレンダーを引いて、常に半年先のことを考えていました。
グッズも同じで、実際に販売される1年前から着手することもあったりするので、常にリアルタイムの季節感と全く違うものを用意。年末年始には夏の企画を考えたりすることも当たり前でした。

ゲームの中でも私はいわゆるソシャゲ業界だったので、残念ながらサービス終了を迎えるタイミングにも立ち会いました。実はこの時サービス終了を経験したタイトルは、まだまだやりたいこともあったし、できると思っていたこともあった。けれども色々な要因やタイミングがあり、できないまま・やれないまま終了を迎えてしまいました。

個人的にはこれまで、色々な業界・業種を経験してきましたが、もっとやれたのに…と不完全燃焼なままで終わってしまったのは、実はこの時が初めてでした。
自分の力不足も痛感しましたし歯がゆい思いもしましたが、何よりも悲しんでくださったユーザーのみなさん、協力いただいた関係各社のみなさんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

✨Pictoriaとの出会い

そんなモヤモヤした気持ちのまま、次に出会ったのは超ビッグタイトルのプロジェクト。安定的な売り上げはもちろんですが、まだまだ攻めの展開も考えている。そういった新しいチャレンジを後押しするようなことをお願いしたいと言われジョインしました。ですがあまりにもビッグタイトルが故に、全ての物事をスピード感を持って進めるのが難しい。これまで培ってきた歴史もあるので、何か新しいことにチャレンジ!と思っても、即断即決というわけにはいかない。
きっと2年、3年ここにいれば変化していくこともあるし、その中でかけがえのない学びもあるはず。けれど私が全力を注ぎたいと思うのは新しい価値を届ける、その先にいる人たちにワクワクを届けることだなと、自分の中での仕事における優先順位みたいなものが明確になりました。

ゲーム業界でまた別の新たな立ち上げを探すのか、グッズやコンテンツを作るのか、それとも営業をするのか…そんなことをふと考え始めた時に出会ったのがPictoriaでした。
スタートアップで働いたことはないけれど、今までよりもさらにスピード感を持って動くことが求められるなら願ったり叶ったりだなと。
AIはなんだか便利そうだなという印象はあるけれどそれだけしか知らない。エンタメと掛け合わせる?一体どういうことなんだ…というのが最初の印象でした。

話を聞いたり実際のコンテンツに触れる中で、いちアニメファンとして、これは新しい価値を届けられるかもしれない!と感じました。距離や時間なども含め、様々な制約をAIを活用することで、エンタメの可能性として昇華できるかもしれない。そんな未来が当たり前になったらワクワクする!
自分自身の仕事に対する想いと、これからの未来を想像した時に、ここでなら今までやってきたことを全部ぶつけられるかもしれないと思い、ジョインを決めました。
(実はそのタイミングで辞めるつもりではなかったんですが、明渡や谷本と話して、これはもう今だなと思ってからの行動は早かったです…!)

❤️‍🔥そして今…

Pictoriaに入社してすぐは、BtoBの組織が存在しなかったので、まずはそのチームづくりからはじめ、2年目の今は自社コンテンツであるBtoCの領域についても担当しています。
それぞれの変遷や挑戦などはまた別の機会にまとめたいと思います。

高ければ高い目標のほうが達成できた時の喜びはひとしおです。Pictoriaにきてから簡単だった目標なんてひとつもないですが、それが何より面白いなと思います。

BtoBはようやくベースになるプロダクトを基軸に案件が広がりつつあります。まだ世の中にない価値に可能性を感じ、一緒にやってみるか!と信頼を預けてくださった企業さまには感謝しかありません。
ただありがたいというわけではなく、満足していただけるように自信を持ってご提案・サポートさせていただきます。
自分たちが信じられないプロダクトやサービスなんて絶対に広がっていかないと思っています。そういう意味でも今、BtoBは自信をもってご提案できるものがようやく形になってきたとも言えます。年明け早々にもワクワクするような発表ができると思います!

BtoCは正解のない世界をいかに自分たちの強みを最大限活かしながら、正解にしていくか。ということだと思います。
紡ネンは今年11月に国内で初のAI VTuberとして銀盾をいただくことができました。まだまだ紡ネンと一緒にチャレンジしたいこと、そして紡ネン自身がこうなっていきたいと思うことを、全速力で走っていきたいと思います。BtoCは紡ネンだけではありませんので、そういった広がりや可能性も2025年しっかり見据えていきます。


Pictoriaになぜジョインしたのか?

に対する回答は、AI×キャラクターに夢を見ているから。そして、その夢を現実にできると確信しているからです。

来年は私自身ももっと外とのつながりや、色々な方とのご縁を広げていきたいと思っています。

出会っていただいたみなさん、本当にありがとうございます!
今年も大変お世話になりました。

そしてこれから出会っていただけるみなさん、ぜひ一緒にワクワクする未来を創りましょう!
来年もどうぞよろしくお願いいたします。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集