【OW2:コラム】レッキング・ボール対策
ネタ多めの短い内容。
もちろん一般的なレベルの野良のマッチの話。上位や競技の話は知らん。
シーズン13の調整で、ボールは更に有用になりました。ソンブラの変更とか、ボール自体の強化とか。私がプレイしてても、対策されなければボロ勝ちすることも珍しくありません。
ボールはニッチなヒーローだし対策も難しいような気もするので、考えていきましょう。
だけども…
◯ボール対策はない
ボール対策なんてありません。それを説明するのがこの記事。いや、あるけども。
重要なのは『対ボール』じゃない。色んな意味で。
◇アンチピック
一つに、「アンチピック」って考え方の話。
ボールに関して言えば、「ボールを止めること」が目的になっては上手くいかない場合も多いし、それも簡単な話じゃない。
アンチピックするだけで・ボールの機能を低下させただけでは勝てない。
OWってのは、自分がOWに必要な行為を能動的に行い、結果を出さなければならない。
「味方が何とかしてくれない」では駄目だし、自分がアンチピックを出したとしても、それだけで何か起こるってわけじゃない。ボールに襲われても死なないだけでは試合に勝てない。
アンチピックされてるのに突っ込んで死んでいくボールならともかく、ある程度慣れているプレイヤーなら慎重に戦うようになる。
そこで、自分が何をできるかだ。
ホッグ、ソンブラ、アナ、ブリギッテなんかはボール対策のピックとして名前が挙がる。
もちろんそいつらを出せばボールの機能は低下するけども、そのうえで自分(たち)の戦い方・攻撃をぶつけて相手に勝つことを考えなきゃならない。
詳しくは以下の記事で。
◇立ち回り・ポジショニング
『対ボールじゃない』の別の意味として、「それは別に対ボールの話じゃないよね」ということ。
例えば、ポジションの話。中途半端なところにいるやつはボールの一番のカモ。
タックルやパイルされてダメージを食らう。瓶やスリープを当てるかもしれない。
なんだけども、ここでボールが瓶やスリープを食らっても何にも痛くない。
アナの重要なアビリティを二つも浪費した上に、距離が遠く味方と連携できないからボールを倒すこともできない。
ボールは寝ても3秒で起きるし、アビリティのCTも開けているので交戦地点へとすぐに向かい影響を与えることができる。
アナは一応はボールのアンチピックの一つとして挙げられるかもしれないけども、こうなってはボール対策になっておらず、むしろ不利だ。
なので、ポジションに気をつけなきゃならない。
「マップ構造としての後ろ」にいたり、襲われて「後ろに逃げる」のではなく、遮蔽や地形を利用して優位に立ち回る。基本。
こういうのはボール対策じゃない。当たり前のことだ。
だからそういう意味で、別にボール対策なんてない。
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◇タンクへの圧力
あるいは、主にCC系アビリティによるフォーカス。
ボールに有効なアビリティを集中させて倒す。
こんなもん誰でも死ぬわ!!
ボールに限った話じゃないってのはそういうこと。相手タンクに有効なヒーローでフォーカスしたらそら死ぬわ!
なので、対ボールじゃなくてもこれをやりましょう。ラインハルトでもザリアでも。
サポートや後衛で撃ってるアッシュとかは、自分に脅威が及ばないからそういう意識が低くなりがちかもしれない。遠くに行っときゃ正面のタンクからのプレッシャーは逃れられるし。
なんだけども、相手タンクをフォーカスして虐めればいいなんてのは基本的なこと。「自分は後ろにいるから脅威にならない」じゃない。やろうね!
以下の記事も参照していただいて。
私がボールやっててキツいと感じるのはトレーサー。タックルもパイルも簡単に躱されるし、メイン射撃も当てづらい。継続的にダメージ出されるのも辛い。
ボールの長所であるアングル・サイド展開からのエリア取りも、トレーサーに抑えられやすい。
これもボールに限った話じゃない。トレーサーがそもそも強い。アングル・エリアを抑えられるのもキツい。
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◇自己完結性
これは相手だけじゃなく味方がボールの場合もだけども、ボールは自由に動き回るため、お互いにバックラインが脅威に晒されやすい。
んで、そこで自分が自分でなんとかするってのは重要なことだ。
「味方のタンクが正面にいないと戦えません」「襲われたら自分の力じゃなんとかできません」「自分は特に何もする気ありません」ではダメだ。少なくとも、一般的なレートの野良のマッチでは。
これも、ボールに限った話じゃない。
自分の能力・ヒーローのポテンシャルをしっかりと発揮するのがOWってゲームだ。
そういう要素が、味方にしろ相手にしろ、タンクがボールのときは顕在化しやすいとも思う。
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◇小括
アンチピックもポジショニングもタンクへの圧力も、対ボールに限った話じゃない。
「ボールがキツい」「ボール対策しなきゃ」という場面はもちろんあるのだけども、その前にOWの基本的なことをできているか・やろうとしているかを再確認してみましょうという話だ。
上にも書いたけど、ベタ足タンク同士の正面対決では顕在化しなかったような要素・問題点・弱点がさらけ出されやすいのが、ボールってタンクだと思う。
上位レートや競技的な試合ならともかく、私の記事が参考になるレベルの野良のマッチならば、まずはそういうところから。
同じレートにいるんだから、相手ボールだって大したことないはずだ。はずなんだ。
関係ないんだけど、ちょうど記事を書いてるときに北米の大会でボールが使われてた。
競技的なレベルの話ならもちろん色々とあるんだろうけども(詳しい人に聞いてね)、一般的なレートの野良のマッチでは特別な「ボール戦術」をしてくるわけじゃない。
ボール個人の働き・フィジカルによるものだ。
だから、対策する方も特別なことは必要ない。本人の基本的なOWの能力を発揮していけばいい。
◯ボール対策は無理
「ボール対策はない」の、もう一つの意味として。無理じゃないの?って話。
もちろん上位レートは別だしプレイヤーにも依るんだけど、それこそアンチピックの話でも、マッチのはじめから自信満々にボールを繰り出してくるプレイヤーに対して、「ボールがキツいから…」「アンチピックしなきゃ…」で出てくるソンブラやブリギッテは、私がボールやってるときでも全然キツくない。
タンクはそもそも強い。んで私だって初心者じゃない。経験もある。
「ボールが暴れて困ってる」って人、「相手のボールよりも自分のほうが上手い・強い」って自信を持って言えますか?
対戦ゲームなんだから、自分が相手より上手い・強いなら勝てる。下手・弱いなら負ける。
だから、自分のほうが相手より強いって言えないなら、対策もクソもない。
自分が上手いから・私のボールはお前らじゃ止められねえだろ!?って思ってるから、初手からボールをピックしてんの。
だから、無理なもんは無理だと思う。自分のほうが上手いと思ってるもん。実際にそうだからボール止まってないわけだし。
ボールでボコった試合を見直しても、相手目線で「どうすればよかったのか?」ってことを考えても、「無理でしょ」と思う。自分のほうが強いから。
もちろん勝てない試合もたくさんある。ちゃんとボール対策できる相手だったり、私程度のボールの活躍度じゃあ足りない場合だったり。
んで、味方がボール以外の相手タンクにやられてても、やっぱり無理だと思う。
味方がザリアとかジャンカークイーンにやられてるってのはよくあるけど、対策とか無理だと思う。申し訳ないけど多くの場合、味方のバックラインより相手タンクのほうが上手いし強いもん。
だからタンクで試合に勝ちたかったら、相手のタンクよりも多く相手を倒さなきゃならない。そういう話。だからおもんねーんだけど。
そのへんの話は、過去の記事を参照してもらって。
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◇対パーティ
チーム同士でカスタムマッチをやってるとかではなくとも、普通に野良のマッチにパーティで入ってる場合、VC・連携がとれるからボール対策は容易に思える。
なんだけども、半端なパーティではむしろ逆効果かもしれない。
練度にもよるけども、一般的なレートの野良のマッチに出没するくらいの、スマーフが混ざらない適正レートのパーティならば、対ボールに対して適切な連携で最適な手段をとれるかと言えば微妙に思える。
パーティによるボールの連携攻撃はもちろんキツいし、ボールがソロだとしても、余計な報告や中途半端なカバーで不利になる可能性もある。実際によくある。
上手い人たち、チーム経験も豊富な人たちがパーティを組んだら強いのは間違いない。
だけども、ほとんどの人たちはそうじゃない。パーティ組んでてもちゃんとした連携ができている・しようとしている人たちは決して多くない。
これも上に書いたことと同じ。なんとなくでパーティ組んでやってる人たちが、ソロでタンクにキュー入れて開幕から自信満々にボールをピックしてくる人よりも上手いと・完璧に対応ができるといえるのか?という話。
オレは言える!
(※マップによるけど、パーティでやってんならボール無視してラッシュしなよ。パーティ組んでポークしてても何にもならないよ。)
◯まとめ
OWを上手くなろう!どうやって?タンクやろうね!
オレは言える!がやりたかっただけの記事。