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Raftを全クリした後に読む記事:バグとかグリッチとか誤訳とか残念な点とか。

 PCゲーマー全員がプレイ経験のある神ゲーRaft。どうやらPS5版が発売されたということで、最近はまたプレイする人が増えてきているようだ。
 PS5版とSteam版でクロスプレイもできるらしい。やり方は調べてね。
 (ただ、PS5だと3,960円する。Steam版は定価1,980円。執筆時点で33%オフの1,326円。)

 んで、この記事でバグやグリッチ等の解説とともに全体を振り返ってみましょう。
 全クリしてない人は読んじゃダメだし、がっかりする要素も多くあるので注意。
 ここで知ったことをドヤ顔で配信とかでコメントしないように。いや私には関係ないから知らんけど。

 (※Steam版のプレイをもとにしているので、PS5版だと直っているようなものもあるかもしれません。ご了承。)


◯ゲーム開始~レシーバー・アンテナ作成

 板足りねえ!腹減った!サメが!とか、一番楽しい時期。手探りでいろいろとやっていこう。
 初見だといろんなもの作ったり、筏を増築したりで楽しい。まあぶっちゃけやらなくていいんだけど。筏を広くする意味があんまりない。

 水分や空腹に余裕があるときは筏に乗らずに海で泳ぎ、サメと格闘しながら進んでいくと効率がいい。水中で噛まれる寸前に槍で刺すと最初の1回以外はダメージを喰らわない。金属の槍なら初回もOK。
 んで島に着く頃にちょうどサメを倒せれば、そのままの流れで効率よく海底探索ができる。
 ノーマルモードなら、サメは木の槍1本+耐久半分まで刺せば倒せる。

サメの傷つき具合でもわかるけど、木の槍の耐久を見ると調整が簡単。
複数人でつつくとわからなくなるけど。

 アンテナ・レシーバーができたら設置するんだけども、さっそく誤訳
 アンテナはいい感じの距離感で設置しなきゃならないんだけど、近すぎても「遠すぎます」というメッセージが表示される。

クソ近く置いてみる。
「他のアンテナに遠すぎます」。

 あと固定式アンカーも、錨を上げてても下ろしてても「アンカーを下ろす」表記。


◯ラジオタワー

 特に書くことはない。
 たまに風向きが上手くいかず、近くまで行けるのになかなかたどり着けないことがある。


◯バサガタン

 豪華客船。探索しながら進み、操舵室を目指す。
 ヘッドライトで照らすと見やすいけど、慣れたら真っ暗でもいける。
 爆弾とジャッキを作るためのアイテムを集められるんだけども、ジャッキは攻略には必要ない。

 グリッチを使うならば、ここでは三人称バグが有用。
 このゲームは三人称視点にできるんだけども、そうすると判定がバグる
 三人称視点にすると前方の判定が若干伸びるのでアイテムを拾いやすくなるってのもあるんだけども、カメラの位置にも判定があるっぽい。

プレイヤーはあの位置であの向きだけど、カメラの位置をアンカーのハンドルあたりに持っていくと、そこにインタラクト判定がある。

 これを利用して、カメラを壁を貫通させると、向う側にあるものを調べることができ、扉を開けたりアイテムを回収できたりする。

雑な図。

 これを利用すれば、鍵がかかっているロッカーや金庫を開けずに中身を取ることができる。

 片側からしか開けられないドアは、たぶん立ち位置によって開けられる判定のチェックが行われるので、開けられる側から三人称を使ってカメラの位置を扉に合わせると開けることができる。

内側からしか開かない扉。
下の階で下を向いてジャンプするカメラが上の階に貫通し、扉を調べると開く。
自分の座標は内側だからセーフになってるんだと思う。
自分が外側に立って、カメラだけ内側に入れても開かない。
見づらいんだけども、上の階の扉が空いている。
外周を登って入ろう。

 これらを使えば、バサガタンのギミックを全部無視して攻略できる。グリッチなので決して推奨はしない。

 さて、バサガタンでみんなが突っ込むポイント、金庫

 14桁の番号が必要って言われるのに4桁の番号しか落ちてない。んでそれで開く。「誤訳やんけ!」と誰もが思う。
 なんだけども、これは誤訳というか、表記の分かりづらさというか。
 他にアイテムが必要な場所、例えばジャッキの方を見てもらうとわかる。

 元は英語からの翻訳だと思うので、数字(個数)が先に来て、後ろにアイテム名
 「りんごが3つ必要= need three apples.」なので、「車のジャッキが1つ必要」は「1車のジャッキ」になる。

 金庫を再び見てみよう。

 おわかりの通り、「14桁の番号」ではなく「4桁の番号がひとつ必要」だということだ。だからよく見ると1は半角で4は全角になってる。
 なのでこれはバグとかではなく翻訳のマズさだ。誤訳っていうのも少し違う気がするけど、まあ誤訳といってもいいかもしれない。

 バサガタンをクリアするとエンジンと舵輪を作れるようになる。
 このゲームはここで一旦終わると言ってもいい。詳細は記事の後半に。


◯バルボア島

 熊がたくさんいる島。迷いながらの探索が楽しい。私はやりこんでるので迷わない。嘘です。迷いました。
 3つの中継局を回る。一つが放射能汚染された沼があるところ、一つが橋を下ろしたところ、一つがマチェテでツタを切った先。

バルボアあるある:ツタに近すぎるとマチェテで切れない

 キイチゴ以外にもブルーノの工具や電球を集めて色々やれるんだけども、攻略には使わない。実績とかのため。

ーーー

 正攻法だとキイチゴを集めて熊をおびき寄せてマチェテを取らないとツタが切れないんだけど、ツタをスルーする方法がふたつ。
 一つが筏から高所に向けて建築し、上から侵入

まあエンジン作ったばっかりで木が足りないから、こんなことやってられないんだけど。
正攻法ではないけども、グリッチでもない。

 もう一つが、ハイジャンプグリッチ
 ジャンプ中に画質を変える再読み込みのようになり、高く遠くに飛ぶことができる。それでツタあたりの斜面を登ってツタをスルー。グリッチ

 マルチでやってれば誰かを犠牲にして他の人がマチェテ取りに行けるのかな。試してないけどできると思う。


◯キャラバンタウン

 ダルい鳥がいる島。
 正攻法だと、ジップラインパーツを3つ集めて診療所に行って市長の家へ行く。

 んでこのキャラバンタウン、三人称バグではメモが取れない

この金庫の中に次の目的地のメモが入ってるんだけど、
三人称を使って金庫の中を見てもメモがない。
しかし、鍵を使って開けるとメモが出現

 なので診療所に行って鍵をとってこなきゃならない。
 診療所には、正攻法ならジップライン用具を作ってジップで行く。
 ズルをするなら、バルボア島と同じようにハイジャンプで行くか高所建築で上空から。
 
 診療所の鍵は海底にあるから正攻法だと拾いに行くんだけども、ここはガバガバなのでグリッチを使わなくても外から鍵が拾える

窓に隙間があるので、三人称を使うまでもなく鍵が取れる。

 ジップライン用具を作っていないとこの先もグリッチでしか突破できなくなる。グリッチ前提でも、ヴァルナポイントはいいんだけども、ユートピアで木が足りなくなるととんでもなくめんどくさくなる可能性がある。


◯タンガロア

 ドーム都市。好き。
 正攻法なら地下から順に探索し、地上でテープを集めてエレベーターから塔の最上階へ。
 このパスワードはレシーバーの周波数とは違い全データ共通。なので4813を打てばOK。
 たしかアーリーアクセス版だと都市内の木は切れなかった気がするけど、製品版だと切れる。優しい。

 迷うことはあっても、テープが必要ってメッセージはあるし詰むことはないけども、分かりづらい部分もある。

6号棟にあるこのメッセージはテクスチャなので翻訳されてない。
「プランテーションのエレベーター使ってね」って案内なんだけど、見つけづらい位置にあるし見逃してしまうことも多くあると思う。

ーーー
 ズルするなら、やはりタンガロアは貫通グリッチ
 このゲームは筏の土台以外の張り出した部分とかは接触判定がなく、プレイヤーはそのままでは貫通しないんだけども、椅子に座ってると貫通する

こんなふうに建築して椅子を置いて座る。
貫通。
椅子を降りると内部に入れる。外壁の扉を開けて外に出て、筏を停泊させに行こう。

 さらに、中央の塔の扉三人称バグで開けられる。

この扉。

 そのままじゃ開かないけど、塔は筒状になっているので扉の横の方に行けば自分の座標が内側のほうになる。んだと思う。

この辺の位置で三人称のカメラを扉に合わせると、内側から調べた判定にできる

 貫通グリッチと三人称バグで、地下のギミック全てとマンションの探索をスキップでき、1分でクリアできる。
 初見でやる人はいないだろうけども、タンガロアは面白いのでもったいない。


◯ヴァルナポイント

 海底。探索していき、サメを倒す。酸素ボトルと足ひれがあると楽。
 特に書くこともない。

 ズルするなら、全部終わって外に出るための扉の方に海の中から行く。
 んで、向かって左の方に上がれるところがあり、扉の内部に行ける。
 

クレーンがない方の建物の海中。
クレーンを右に見て、左下。だった気がする。
バグとかグリッチなしで、しゃがみながらジャンプしてれば登れる。ガバガバ
中に入ったら逆走してメモやらを取れる。

◯テンパランス

 雪原と研究所。
 正攻法は探索して鍵とバーナーを手に入れ、研究所へ。

 ズルするなら三人称バグを活用。

鍵がある建物。
通常は地下から行く。
三人称にすれば横から開ける。
ロッカーの中に鍵。
これも番号は固定で5964なんだけども、
三人称でロッカーの中にカメラを持っていけば中身を拾える

 研究所(セレネ)へ。正攻法はガスバーナーで氷を溶かさなきゃならない。

これ。
これも三人称バグで、氷を貫通して鍵を使える。

 扉の上でセーブ&ロードやらをすれば、床を貫通して下に降りられるらしく、それでセレネ内部を全スキップできる。動画では見たことあるけど自分ではやったことない。

 バグを使わない場合でも、スノーモービルは三人称のほうが操作しやすい気がする。


◯ユートピア

 ウェルカムトゥユートピア!
 いろいろとギミックを解いて、ボス倒すとクリア。オロフのセリフのガバガバ翻訳が癖になる。

 攻略するにあたり、全スキップするならば貫通グリッチ
 一番最後のオロフがいる位置に向かって、椅子に座って突っ込む。

46ブロックだったっけ。忘れたや。

 イベントの管理がガバガバなので、それまでオロフに全く会っていなくても最上階に行けば後退りするオロフがいるので鍵をもらえる。

 直接行かない場合でも、コードを集める部屋にあるハープーンは三人称バグで拾える。だけど二酸化炭素キャニスターのほうはたぶん正攻法じゃないと取れない。
 それらを使ってビルに突っ込むんだけど、それにはジップライン用具が必要。どうせ貫通グリッチ使うからといってジップライン用具を作っていない場合、貫通用の建築をミスって木材が足りなくなるとクソめんどくさくなる。
 
 アスレチック地帯はショートカットがある。

網を伝ってゴール地点の方へ行き、
重りに乗ってジャンプしてレバーを引けば上がれる。
正攻法じゃないけど、バグでもグリッチでもないとも言える。

 あるいは貫通グリッチを使わなくとも、高所建築からの侵入はできる。

見づらいんだけど、筏から上へと伸ばしてステージの途中から侵入。
短い柱の上に乗ってジャンプして足元に建築を繰り返していくと登れる。
資材に余裕があるなら、柱と梯子を作って丁寧に登っていけばミスって落ちても大丈夫。
これもバグもグリッチも使ってない。正攻法じゃないけど。

 ボスのアルファは、ノーマルだとマチェテ一本で倒せる。ハードだと耐久上がった気がする。忘れた。

 


◯残念な・もったいない点:クラフトとゲーム進行の進捗差


 Raftは圧倒的に神ゲー。私も実績コンプリートしてるし、RTAもやってるぐらい。難易度ノーマルの正攻法クリアで4時間52分。

 多くのサバイバルクラフトゲームがある中、海上で筏の上で生活しながらってのは他に無く非常に面白い。

 んで、全肯定するのは簡単だし他にいくらでも評価はあるので、私はあえて残念な・もったいない点を挙げていこう。

ーーー
 このゲームは序盤は非常に楽しいと思う。
 なんだけども、中盤~後半になるにつれてサバイバルクラフト系の要素としては尻すぼみになっていく。

 というのも、レシーバーとアンテナを作ってラジオタワーに行き、次のバサガタンでエンジンを作れるようになってからは、何も作る必要がないのだ。

 ストーリー攻略に必要なものはない。マチェテは拾える。
 色々と高性能なものを作れるようにはなるんだけども、水はアドバンス洗浄機がその時点で作れてるし、食料も釣って焼くことは変わらない。自動で魚を釣ってくれる装置とかない。
 一応、なべを作って野菜スープを作るのは効率が良さそうだけども、茶碗に粘土が必要になるからめんどくさい。
 なので、わざわざ素材を集めていろんなものを作らなくとも、生活に困ることはない。

 困らなくなる要因の一つが、「エンジンを作ったら目的地に一直線に行ける」という点だ。行けてしまうのだ。待ってたら15分ぐらいで。
 島や海底を探索したいのなら寄り道すればいいんだけども、別に行っても特別何かいいものが手に入るわけでもない。
 金属探知機からのチタンがありはするけども、そのチタンで作れるものも別に必要ない。
 目的地を入力して向きを合わせ、エンジンを稼働させてたら目的地についてしまうので、生活のために何かを作る必要もないんだ。それまで生きてこれたんなら、これからも困ることはない。
 なんやかんや作る前に、ストーリーが進んでしまう。

 改善点を考えるのならば、エンジンの稼働に厚板ではなくバイオ燃料を必須にするとか、後半の目的地に行くためには更に上位のアンテナが必要になり、そのために色々と島を回ったりクラフトしていく必要があるようにするとか、強い敵と戦うために上位の装備が必要になるとか。
 そうすれば、ストーリーの進行とサバイバルクラフトの要素がちょうど良いバランスになると思う。

 作らなければならない設備も少ないので、筏を拡張する必要もあまりない
 もっといろいろな設備が必要になるのだったら、筏を拡張したり二階を増設したり効率の良い配置を考えたりと、クラフトやハウジングをゲーム進行に合わせて楽しむことができたかもしれない。
 農業や植樹ももっと効率が良ければやる気にもなるけども、あんまり効率は良くない。水あげるのもめんどいし。
 自動で水をやれる機構を作ってもいいんだけども、そのころにはもう筏が目的地についている。

 それらにより、バサガタンのエンジン以降は趣味だ。初見だと手探り状態だといろんなものを作りながら進めるのが楽しくはあるんだけども、実はあんまり意味がない。
 せっかくなら、ゲーム進行とクラフトが合ってればもっと良かった。

ーーー
 このゲームはたしか最初のアーリーアクセスはラジオタワーまでで、そこからいくつかのアプデがあった後、製品版になったんだったと思う。
 詳しくは知らないけど、まあインディーゲーということで、一から全部を作り直してブラッシュアップしていくのはなかなか難しかったのかもしれない
 追加、追加していく感じのアップデートが多かったためか、全体としてのバランスがあまり良くないものも多い。

 最初期から皮系の装備は作れるんだけども、タンガロアに売ってるから買えばいいんだよね。必死に動物狩るよりコイン集めるほうが簡単。
 それまでで皮系の装備が必要になることはほとんどない。というかそれからもあんまりないんだけど。

 ストーリーが進むにつれて島の種類が増えたりもするんだけど、それもあんまり意味がある感じもしない。
 拾えるアイテムや作れるアイテムもあんまり増えていかないので、どうしても尻すぼみ感が出てしまう。
 チタン系の装備はラスボス倒した後に作れるようになる。今更どうしろと。バルボア島のデカい熊を倒すのに使おうか。


 Raftは紛うことなき神ゲー。
 残念な点を書きもしたけど、初見で手探りでいろいろとやっていくのが楽しいのは間違いない
 あとから振り返って、実は◯◯でした、なんてのはどうでもいいんだ。じゃあこんな記事書くなよ!

 神ゲーなので、一旦クリアしたのならとりあえずハードモードをやろう。それもクリアしたらRTAをやろう。序盤に必要なアイテムの個数を管理するのとか楽しいぞ。

 

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