オーバーウォッチワールドカップ2023地域予選:結果・総評ほか
とりあえずこういうのを残したいんで書いたんですが、内容は薄いです。すいません。
※追記:
本戦も終了しました。本戦の記事は↓で。
オーバーウォッチワールドカップ2023の予選の全日程が終了しました。
すべての試合を見ていないんですが、各国・各グループについての感想を。
○アジア太平洋A
韓国・日本・香港が予選突破。
私は日本の突破は全く心配してませんでした。順当。
代表チームは日本最強チームのVARRELがそのまま選出されており、単純な戦術・連携だけでなく代表としてのチーム活動自体も円滑に行えたのではないかと思います。
寄せ集めのチームならば控えメンバーも色々と試す必要があるかもしれませんがその必要もなく、そしてその上で、大一番の香港戦ではplankton選手・Mihawk選手が活躍し勝ちきったというのは、見ている側としても安心でき嬉しいものです。
○アジア太平洋B
オーストラリア・タイが予選突破。
上位チームの実力は拮抗してはいるものの、結果だけ見れば順当か。
ピックアップゲームはタイvsインド。勝ったほうが予選突破といえる大一番では、最終マップ・コロッセオの最後のウェーブまで勝敗の分からない接戦に。
動画は↓。時間指定してあります。
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個人的に気になっていたのはマレーシア。決して強いチームではないことは大会前から本人たちもわかっていたとは思います。
しかし、Twitterのフォロワーも1,000人程度ですが開幕前から精力的に発信し、代表ユニフォームもデザインし、ファンの人たちも自分の名前を入れたユニフォームをオーダーしていました。
代表選手だけでなく、一般プレイヤーも参加できるコミュニティマッチのようなものも開催していまいた。
ワールドカップ予選という大会を最大限楽しもうという心意気が伝わってきていました。
ただ、そんな盛り上がりも開幕前までの話で、予選が始まれば全敗するんじゃないかと思ってました。
そして迎えたアジア地域の開幕戦、マレーシアvsシンガポール。
コントロールを落とすも、エスコートとプッシュを二連取しての逆転勝利。
やっぱこういうのっていいですよね。予選を通して、私は一番熱くなったのはこの試合でした。
eSportsだとかプロだとか何とか言われますけど、そのためにやるのではなく、自分たちがやりたいことを楽しんでいくような、そういう根本的な活動の愉しみ・悦びのようなものが、多くの場合では忘れられているというかハナから根本にないというか、私にはそう感じられるのが残念だったりします。
それはこの記事の主題ではないしネガティブな内容なので、詳しくは書きませんが。
(※マレーシアがあまり強くはないってのは代表レベルの話で、当然ですがライバルプレイなら普通に最上位プレイヤーたちです。タンクの人は25位です。)
○ヨーロッパ中東A
混戦を制したイギリス・スペイン・フランスが予選突破。
番狂わせの連続。
1位イギリスは4位デンマークに負け、2位スペインは7位イタリアに負け、4位デンマークは6位オランダに負ける。
私は有力選手の多いデンマークの予選突破を予想していましたが、オランダ戦・フランス戦・デンマーク戦と強豪相手に3度の逆転勝ちを魅せたスペインが予選突破。
ピックアップシーンは対フランス戦のブリザードワールド。オーバータイムにゼニヤッタに変更するGALAA。
フランスのEMPが決まって終わりとかと思いきや、チームを救うスーパークラッチプレーが飛び出す。動画は↓。時間指定してあります。
○ヨーロッパ中東B
サウジアラビア・フィンランドが予選突破。
概ね順当な結果でしょうか。スウェーデンが4敗するのは予想外。
7勝0敗という圧倒的な強さを見せつけたサウジアラビア。
サウジアラビアは競技活動が盛んな国です。
世界トップリーグのオーバーウォッチリーグの現役選手はSirMajedのみで、過去にはKSAAが少しだけ選手だった時期があるぐらいですが、アマチュアの競技活動は非常に活発です。
Saudi eLeagueという国内大会を定期的に開催しており、国内のチーム・選手だけでなく、各国から優秀な選手が助っ人のような形で参戦しています。
過去には、オーバーウォッチリーグのLondon SpitfireからHadi、Admiral、Backboneや、現San Francisco Shock所属のHeeSangやJunbinも韓国コンテンダーズのO2Blast時代に参加しました。
トップ選手以外でも、EUコンテンダーズで活躍し、オランダ・スペイン・フィンランド等の代表メンバーになっている選手も参加しています。
サウジアラビアの有力選手が多いTwisted Mindsは国内だけでなく、EUコンテンダーズでも圧倒的な強さで優勝しています。
そんな圧倒的な強さを誇るサウジアラビアが、唯一マップを落としたのがフィンランド戦のLIJIANG TOWER。
その試合がピックアップゲームですが、そこに関しては別に記事してるんでそちらを読んでいただければ。世界最強のファラマーシーにどうやって対抗するのか。
○アメリカA
アメリカ・カナダ・メキシコが予選突破。
あんまり見てないです。すいません。
最終戦、メキシコvsプエルトリコ。勝ったほうが本戦出場という大一番。
1-1で迎えたコロッセオ最後のウェーブ。公式がVC入りで動画にしてます。↓
これ何がいいかって、本戦出場を決めて超テンション上がってる中、冷静に「GGとチャットしようぜ!」というコミュニケーションがあることなんですよね。
メキシコは麻薬とマフィアの国ではないんです。礼儀というかスポーツマンシップというか、ちゃんとしてるんですよ。
eSportsはこうでなくっちゃね。
○アメリカB
コロンビア・ブラジルが予選突破。
コロンビアvsブラジルしか見てないです。すいません。
○本戦
本戦は10月29日からです。
本戦の詳細な仕組みや組み合わせはまだ決定していませんが、4チーム×4グループのグループステージが行われ、上位8チームがシングルエリミネーションのトーナメントへ進出するようです。
日本代表の次の目標はグループステージ突破になると思います。
もちろん厳しい戦いにはなりますが、組み合わせによっては十分可能性があると思います。
メタによっては高度な連携や様々な構成への対応が必要で、VARRELのメンバーが揃っており練習量が確保できるという日本代表の強みが十分に活かされるかもしれません。
2023/07/05 山下