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MARVEL RIVALSはTPSであるべきか

 先日サービスが開始されたMARVEL RIVALSTPSのオーバーウォッチっぽいゲーム。

 私も少しプレイしたのだけども、印象は「画面が見づらい」だった。
 んで、私は「TPSじゃなくてよくね?」と思ったりもするので、ゲームと視点の話について色々と。

(※よく言われる、「キャラが重要なゲームだから一人称視点じゃダメだ」って話は最後の方に出てきます。)


◯見づらい。

 マーベルのキャラは全然知らないんだけど、とりあえずヴェノムでプレイ。(ヴェノムって名前も今知った。名前知らずにやってた。)
 グラップルっぽい移動落下攻撃があり、オーバーウォッチで使い慣れてるレッキング・ボールに似てるから。

ビョーン
オーバーウォッチのレッキング・ボール。
グラップルフックで相手に突っ込んでいく球体にハムスターが乗ってる。


 んで、このヴェノム、体がデカい
 タンク的な役割をするヴァンガードって分類なのでそれはそうなんだけども、体がデカいせいで画面が見づらい

脅威の画面占有率。味方も相手も見えたもんじゃない。
こっちはハルク。デカ過ぎんだろ。

 ヴァンガードだから仕方ないのかもしれない。他のキャラだとどうだろう。

スパイダーマン。これは小さい感じはする。
なんだけども、戦闘が始まったらかなり動き回る
画面の中央左が占有される。
スクレイル・ガール。尻尾がデカい。
画面中央に弾が飛ぶわけだけども、その周りが見づらい。
アイアンマン。
画面中央の照準よりも左に相手がいるからそっちを撃ちたいんだけども、そこが本人が邪魔で見づらくなってしまっている

◯他のTPSゲーム

 やはりTPSと言えばPUBG Mobileだろうか。世界的にプレイヤーも多く、大会の規模・賞金もデカい。私も昔やってた。

三人称。
ADSすると一人称になる。

 んで、PUBG Mobileで見づらいと感じたことはほとんどない。
 MARVEL RIVALSとの差は、キャラクターの位置と視野・視点にあると思う。

 PUBG Mobileはキャラが小さく、画面の下にいて、あまり動き回るということもない。

こんな感じ。
相手が見えてそちらに照準を向ける場合も、自分のキャラに被る方向に視点を向けることはほぼない。

 一方でMARVELは、上に載せた画像にもあるように、自分のキャラがかなり真ん中におり、画面の占有率も高い。

自分のキャラが視界の邪魔になることが多い。


 また、キャラの大きさや動きのダイナミックさだけではなく、視点の高さも見づらさの要因だと思う。

PUBG。
MARVEL。
キャラと照準の位置の関係。
横から見たイメージ。
PUBGのほうが俯瞰的で、MARVELは肩越しくらいの高さ

 
 なので、この点だけに関して言えば、「自分のキャラをやや小さくして、今よりも下に配置する」ことで改善はするかもしれない。

リプレイのフリーカメラ機能で、カメラ位置をずらした図。
これぐらいだったら、自分に隠れて見づらいということもない。

 しかし、そうも簡単にいかない理由がある。MARVEL RIVALSが、シューティングとアクションのハイブリッドであるからだ。


◯シューティングとアクションの差

 一般的な、三人称視点のアクションゲームを見てみよう。

原神。
ダークソウル。

 これらのアクションゲームは、「比較的近い距離で自分と相手が戦う」という場合が多い。
 自分の攻撃を当てるのにあまり精密なエイムが必要なわけではなく(ロックオン機能があったりもする)、自分の動きと相手の動きをよく見て攻撃や防御・回避をするのがゲームのキモとなる。
 だからこそ、そこに対して視点を向けるようなカメラアングルになっている。

アクションゲームの視点のイメージ。


 一方でシューティングの場合は、それが一人称か三人称かに関わらず、ほとんどの場合で重要なのは自分ではなく射撃対象だ。
 だからこそ、そういうカメラアングルになる。

シューティングの視点のイメージ。

 アクションゲームでも、射撃をする場合ではそのような視点になるものも多くあるだろう。

原神で弓の狙い撃ちをするときは、TPSゲームのような視点になる。
ダークソウルの弓の狙い撃ちはFPSのような視点。


 要するに、シューティングとアクションでは適した視点・カメラアングルが違うんじゃねって話だ。
 アクションゲームに適したカメラアングルだと、射撃・シューティングはしづらくなる
 だから上に挙げたように、原神やダークソウルも射撃時は視点が変わる。 

これはMarvel's Spider-Man 2
この視点ではシューティングはしづらいだろう。

 もちろん逆に、射撃に適した視点だとアクション・近接戦闘はしづらくなる

この視点だとアクション・戦闘は難しい。
この視点は戦いやすい。


 
そして、MARVEL RIVALSはシューティングとアクションのどちらの要素も多くあるので、簡単な話ではなくなってくる。
 キャラによっても違うし、同じキャラでもどちらの要素も持っていたりする。

派手に動き回って近接戦闘をするヴェノム。どういう視点が見やすいだろうか。
少なくとも現状では、体が邪魔で状況が見づらい。
スパイダーマンは射撃もするし近接攻撃もする。
近づくほど近くの状況が見にくくなってしまう場面も多い。

小括:

  • シューティングとアクションは、適した視点・カメラアングルが異なる

  • MARVEL RIVALSはそのどちらの要素も含まれているため、適切な視点・カメラアングルが難しい。

  • そして結果としては状況・相手が見づらい・射撃も戦闘もしづらいようなカメラアングルになってしまっている

 んで、この記事のタイトルは「MARVEL RIVALSはTPSであるべきか」であり、ここまで挙げたような要素から考慮すれば、「一人称視点・FPSのほうが見やすいのではないか」という話になる。

ーーー

 ここまではMARVELのTPS・三人称視点は見づらい、FPSのが見やすいかもって内容だけども、FPS・一人称視点と比べると、また別の話が出てくる。

 それは「ゲーム性」の話であり、「ゲームの方向性」の話でもある。
 


◯視点によるゲーム性・性能調整

 一人称や三人称っていう視点はただの視認性の問題だけでなく、ゲーム性性能の調整に関わってくる。
 一人称が前提で作られているゲームは、その視点に応じた作りになっている。
 
 例えばValorantは一人称ゲームで、視点は非常に重要な要素だ。壁の向こう側が見えないからこそ索敵アビリティが必要になるし、スモークやカーテンで視界を防ぐことに大きな意味がある。

三人称ゲームだったら壁越しに索敵できるので、例えばサイファーのスパイカメラの重要度は下がる。
サイバーケージも、三人称視点だったら上から外側を見れることになるので、もっと違うものになるだろう。


 あるいはOverwatch2には、一人称視点と三人称視点を切り替えられるキャラも何名かいる。

例えばブリギッテ。通常は一人称視点だけども、
盾を張っているときは三人称視点になる。
相手を待ち構えやすい。

 そして、これはブリギッテの役割に非常に重要な要素でもある。
 ブリギッテは照準を合わせて射撃するヒーローではなく、広い視野をもち、味方をカバーしたり相手の侵攻を止めたりする役割のヒーローだ。

 だからこそこの三人称視点が重要だ。もしも盾を張っているときに三人称視点にならないんだったら、ブリギッテは非常に使いづらい≒弱いヒーローになってしまうだろう。
 それだったら使い物にならないため、もっとヒーローの数値が強化されるかもしれない。だが、ブリギッテは数値というよりは役割が強いタイプのヒーローなので、今のような三人称視点になれるような前提の調整でいいと思う。
 

レッキング・ボールもボール状態は三人称視点になり、
射撃をするときは一人称視点になる。


 もちろん、ほとんどのキャラは一人称視点だ。Valorantのように、それぞれのキャラの性能・アビリティはそれを前提として作られ、調整されている

横や裏に隠れることも多いトレーサー
これが三人称視点にできるんだったらかなりゲーム性は変わる
できないからこそ、味方との連携や自分でのリスクヘッジが必要になる。

ーーー

 では、MARVEL RIVALSはどうなっているだろうか。

 MARVELにも視点が変わるキャラはいる。スナイパーのブラック・ウィドウは、スコープを覗くと一人称視点になる。
 これは、視点とキャラの性能が合致している例だ。

スナイパーだからね。

 しかし今のところの体感としては、上にも書いてきた通り、視点とキャラの性能・プレイフィールが今ひとつ合致していないような場合が多く感じる。

スクレイル・ガール。射撃系キャラでこれは見づらい。
弾が真っ直ぐ飛ぶのではなく重力で落ちるタイプなので、普段より上を向かなくてはならない。
上にも書いてきたカメラ位置やキャラの位置・大きさにより、見づらくなってしまう。


 はじめの方にも書いたが、ヴァンガードは体が大きいため、前線で戦う必要があるのに周りの状況が把握しづらい

自分の体が邪魔で、正面にいる相手が見えない。


 動き回り近距離で戦うヴェノム。メイン攻撃は範囲攻撃に見えるがオートエイムではないし、ヘッドショット判定がある
 なので近接でも正確にエイムを合わせて攻撃したいが、視点の関係でそれも難しいものになっている。

これぐらいの俯瞰視点にすると見やすいが、照準は地面に向いているので攻撃が当たらない
照準が相手に合っていないと外れる。
ヘッドショットできるような角度にすると、視点の向きと体の大きさにより眼の前にいる相手が見えなくなる
照準の先に触手が伸びる。触手の見た目の通りの当たり判定なため、相手に密着すると一発も当たらない
接近して当てようとすると、照準を相手に合わせないといけないため、こういう視点になってしまう。


 全キャラをしっかり触ったわけでもないが、体感としてはこのような視点とキャラ性能・プレイフィールが合わないと感じることが少なくなかった。

 これらの問題について、この記事のタイトルの問い「TPSであるべきか」って話なら、一人称視点・FPSのほうがよさそうにも思える。 

 それは全てTPSならダメで全てFPSなら良いって話ではなく、キャラの性能や使用感と合っているかどうかだ。
 ブラック・ウィドウはスナイパーとして一人称視点で見やすくなっているし、ヴェノムのグラップル移動(ヴェノム・スイング)も三人称視点でいいだろう。

 ただ、MARVELの多くのキャラは、私の体感としてはあまり上手くいっていない感覚があった。
 (他の人に聞いたわけじゃないからわからない。これで見やすい・やりやすいって人が多いかもしれないが。) 

 
 ちょうどこの記事を書いている日に、OW2ではハザードってキャラが実装された。
 通常の射撃をするときは一人称視点

一人称視点。

 相手に飛び込んでいって近距離で戦い、トゲを飛ばして攻撃しながらガードをするときは三人称視点になる

近距離にトゲを飛ばす攻撃をしながらガード。
ヴェノムのメイン攻撃に近いが、画面は見やすいし自動攻撃
このガード攻撃にエイムの必要があったらクソキャラだよ。

 もちろん、何でもかんでも便利にすればいいってもんじゃない。Valorantに代表されるように、視点の制限があるってのはゲーム性の一部だ。
 だが、MARVELは見やすいはずの三人称のはずなのに見づらくなってる部分もあるよね、って話。
 OWは視点が切り替わるヒーローは割といるけども、その点は上手いことやってるし、プレイしていて違和感を覚えることもない。長年やってるだけあって、年の功か。

ーーー

 あるいは、まだ数試合しかしていないけども、何度もリスキルが発生するような事態に遭遇した。というか私がやってた。

隠れて、三人称視点で待ち構える。
お、出てきたな。

 これはMARVEL RIVALSが・あるいはそれぞれのキャラがどうこうっていうよりは、三人称ゲームが抱える共通の問題かもしれない。
 「三人称は待ちが強い」というようなことがよく言われるが、それがゲーム性としてどう作用するかってのは難しい話になってくる。

 ただ、これは一面だけで、これだけでTPSとFPSのどちらが良いかを判断することはできない。
 確かに三人称のほうが待ちは強いが、FPSゲームでもリスキルは起こるし、MARVELではまだ慣れていないプレイヤーも多いので一方的な展開の試合が多くなってしまうのも仕方がない。

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 PUBGは、PC版で一人称モード(FPP)が実装されてからはそちらが主流になり公式大会もFPPで行われていたが、Mobileにおいては三人称モード(TPP)が主流であるし、そして今では(結構前からだが)PC版の方もKR/JPサーバーではFPPモードがプレイできなくなっている
 (※大会はFPP。一般プレイヤーもタイムゾーンを変更すれば別サーバーでFPPをプレイできるらしい。)

 多くの一般プレイヤーには、三人称視点のほうが受け入れられやすいという印象はあると思う。ただ、実際のところはどうかはわからない
 FPSってのはファーストパーソンシューティングで、特に昔の印象からするとFPSは敷居が高く思われることも多かっただろう。
 それは視点だけの問題ではなく、他のプレイヤーや操作技術なども含めて。

 しかし、APEX LEGENDSは爆発的に流行したし、そこからFPS・一人称視点のゲームにあまり抵抗がないプレイヤーも多くなったことだろう。
 昔に比べれば高リフレッシュレートでプレイできる環境を用意できる人も増えていると思うので、画面酔いもしづらくなってきているのではなかろうか。

 あるいは対人シューティングがメインでなくとも、マインクラフト・Rust・7 Days to Dieなどのゲームも一人称視点ではあるが、多くのカジュアルプレイヤーにもプレイされている。

 したがって、「三人称=初心者向け」というのは間違ってはいないかもしれないが、それが全てだというわけでもないし、特に対人ゲームというのは結局は相対的なものであるため、(これは他のゲーム等でも言われることであるが、)「便利な機能があれば上級者はそれを使いこなしてさらに強くなる」ということにも繋がるかもしれない。

 この場合で言えば、三人称視点による索敵・連携等の強いプレイは、上級者が適切に使えばさらに強いことになるだろう。
 「三人称であれば初級者も簡単に中級者と戦える」というわけではない。(もちろん全否定もしないが。)

ーーー
 これらの観点からゲーム性について考慮すると、TPSかFPSかはさほど問題ではなく、それをゲーム性に落とし込んでいくとき・あるいはプレイヤーが操作・対応していくときに、(表現が雑だが)いい感じになっているかというのが重要だと思う。

 TPSにもFPSにも特徴はあり、それぞれに長所も短所もある。アクション時と射撃時で切り替えが行われるものも多くある。
 それらを、視点・視認性プレイフィールも含めて、いい感じにできるかが重要だ。
 そして上に書いたように、MARVEL RIVALSは今のところ、私は微妙に感じているし、別にFPSだったとしても私は構わない。

 (※もちろん私の感想で、全キャラを使ってないしプレイ時間も短い。見やすい・使いやすいキャラを使ってプレイしている人はあまり不満がないかもしれない。
 私はヴェノムをプレイし、そのときの第一感が「見づらい」だったので、ウダウダと理由をつけてこういう記事を書いている。)


◯ゲームの方向性

 今までに書いてきたことも私の主観だし根拠もないし改善案とかでもないんだけども、ここからは更にそういう話。
 だから、「わからない」という前提で書くし、そういうものと思って読んでいただきたいし、この記事関係なく他に考えるときもそうあってほしいと思っている。

 何の話かっていうと、あらゆるゲームの「流行った・流行らなかった」「人気がある・ない」「サービスが継続している・終了した」というような論点について語るとき、多くの一般人はその厳密な理由を知ることはできないし、間違っていはいなくとも因果関係は不明だったりするもんだ。

 この令和の世の中、数多のゲームが始まり、終了していく。それらの理由について我々は語ることができるんだけども、正しいかはわからない。
 だから今から書くことも想像だし妄想だ。

ーーー

 「キャラゲーなんだから三人称の方が良い」という意見はよく見られる。
 それは間違っていない。明らかにそれは良い点の一つだ。

いいよね。マーベルあんまり知らんけど。

 ガンダムエボリューションについて、その点がよく指摘される。
 2022年9月に開始され話題にはなったが、すぐに下火になり、2023年の11月に終了した。
 その理由の一つに、「ガンダムが好きなのに、一人称だから機体が見えない」と言われる。

一人称。

 どうなんだろう。間違ってはないとは思う。
 しかし、私もガンダムはそこそこ好きだけども、別に機体は見えなくてもいいよ。
 あるいは、これは多くの人も思ってるだろうけど、じゃあ三人称だったら今でも人気ゲームだったんですかと問われればNOと答えるだろう。

ーー

 ゲームそのものスキンやコラボを比較するのはナンセンスかもしれないが、他のゲームではそういうものの売上で持ってたりするものもあるだろう。

 例えばオーバウォッチは一人称視点だが、様々なスキンのために課金し、様々なコラボスキンを使っているプレイヤーも多い。

韓国アイドル「LE SSERAFIM」とのコラボ。
「僕のヒーローアカデミア」とのコラボ。

 一人称視点でプレイ中に自分の姿をほとんど見ることがないが、このようなスキンは人気で、使っている人も多い。


 まったく別のゲームだが、麻雀ゲーム「雀魂-じゃんたま-」も、キャラやスキンの要素は非常に好評だ。

ブルーアーカイブとのコラボ。
執筆時点でやってるアイドルマスターとのコラボ。

 だけども、なにせ麻雀ゲームなので、これらのキャラが何をどうするというわけでもない

プレイ中はアイコンとして表示されているだけ
鳴いたり和了るとカットインして画像が出てくるぐらい。


 ただし、あくまでこれは「プレイ中にキャラ・スキンが見えなきゃ絶対ダメってことはない」ってだけの話で、「だからMARVEL RIVALSもFPSでいい」と言いたいワケではもちろんない
 上にも書いたが、MARVELっていう版権を持つゲームそのものと、麻雀ってゲームがあってオマケのキャラやスキンってのは別のものだ。

 MARVEL RIVALSにおいては、やはり「MARVELだ」ってのは非常に大きい要素なので、それを外すことはできないだろう。

 しかし、これも簡単に判断することはできない。
 紹介したように、OWや雀魂のスキンでも、そのキャラを画面上で動かすわけではないのにスキンやキャラは売れるわけで、MARVELも一人称視点でもいいかもしれない。
 
 もちろん全肯定も全否定もしない。「キャラが見える三人称がいい」という意見も多くあるに決まっているし、「別に一人称でいいよ」という人もいるだろう。

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 また、「どういうプレイヤーにどういうプレイをしてもらいたいのか」というのは、ゲームによって方針は異なるし、何が正義だというわけでもない。

 少し嫌味な感じの表現になるかもしれないが、「キャラが好きだからやる」というプレイヤーはあまり熱中しないかもしれないし、逆に対戦ゲームとしての競技性のようなものを求めるプレイヤーにとっては、キャラどうこうはあまり関係ないだろう。

 Valorantだって、「競技性の高いゲームは流行らない、カジュアルなゲームじゃないと新規は入ってこない」というようなことはさんざん言われていたと思う。
 上にも書いたが、ガンダムエボリューションをやってた人の多くは、一人称だから/三人称じゃないからという理由でやってたりやめたりしたわけではないだろう。

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 フォームスターズっていう、何かのパクリゲーと揶揄されるシューターゲームがある。

PS4/PS5でやるらしい。

 私はやったことないんだけど、非常に出来は良いらしい。
 しかし、イマイチ知名度はないし流行っていない。それはむしろ「出来の良さ故に」だからじゃないかという分析がある。

 とても興味深く面白い記事なので、是非読んでみてください。

ーーー

 この記事は視点についての話だが、もちろん他の要素も多くある。ゲームモードだとか、キャラの調整だとか、キャラの役割(ロール)の偏りだとか。

 それらの様々な要素があり簡単に評価することはもちろんできないが、もしかするとMARVEL RIVALSは今後何年も続いていく大人気ゲームになり、その最大の要因が「三人称視点だから」ということになっているかもしれない。
 もちろん逆にすぐに廃れていき、「MARVELという版権と三人称の視点があってもダメだった」ということになるかもしれない。

 それらについて現時点で判断することはできないので、後世の歴史家の評価に委ねることとしよう。


 本文中にも書いてるけど、私は一人称視点でいいよ。見やすいから。
 私はガッツリFPSプレイヤーってわけでもないし、そこそこやってるOWでもラインハルトとかレッキング・ボールとかブリギッテとかの三人称視点になりがちなキャラを使うことが多い。
 だけども記事のはじめの方に書いたとおり、MARVEL RIVALSの三人称は見づらい。

 まあ一人称になったらめっちゃプレイするかっていうと、それは別の話だけども。

ーー

 三人称とキャラスキンの関連でストリノヴァの話をしようと思ったけど忘れてた。
 ほとんどのゲームをやらなくなる理由なんて、良い悪いじゃなくて「別にいいや」だよね。


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