【知っておくと便利】AWSのデータ転送料の算出方法
花粉症を発症寸前の山下です。
花粉症だけはかかりたくない・・・。
さて、本日のテーマは・・・
『AWSのデータ転送料の算出方法』です!
AWSの利用料を算出する場合に厄介なのが、この転送料の算出です。
特にWEBサーバーとしてEC2を利用する場合、事前にある程度の転送料を計算しておかないと、AWSからの請求を見たときにビックリする事になるでしょう。
転送料は割と簡単に算出が出来るので、この機会に覚えてみて下さい。
それでは行ってみよーー (oノ´3`)ノ ピューーン!!
1.転送料ってなあに?
「転送料ってよく聞くけど、正直何を指しているのかよく分からない」
という方もいるでしょう。
そこで、まずはAWSの転送料について概要と課金の仕組みを簡単に解説します。
そんなもん知ってるわい、という方は読み飛ばしてください。
AWSの転送料とは、AWSとインターネット間でデータのやり取りを実施した際に発生する料金です。
※実際にはインターネットとの通信以外にも、転送料が発生するパターンはいくつかありますが、今回は省きます
そして、転送料はAWSからインターネットへのデータ転送にのみ、発生します。
つまり、インターネットからAWSへデータを転送する場合は、転送料は発生しません。
データの転送頻度は月によって変動するため、AWSからの転送料の請求も従量課金で毎月変動します。
まとめると・・・
●AWSの転送料とは、AWSとインターネット間でデータのやり取りを実施した際に発生する料金
●AWSからインターネットへのデータ転送にのみ転送料が発生する
●データの転送料は毎月変動する(従量課金)
2.データ転送料の算出方法
ここからが本題です。
では、その転送料はどのように計算すれば良いのでしょうか。
今回は、特に転送料が上下するWEBサーバーを例として解説します。
EC2をWEBサーバーとして利用する場合は、下記の式から凡その転送料を算出することが出来ます。
サイト1ページあたりの平均サイズ(GB) × 月間の想定PV数 × 12円
12円はAWSが公式に発表している東京リージョンの1GBあたりの転送料です。
※正式には0.114USD/GB
※月間10TBまでの料金
例を挙げて計算すると・・・
サイト1ページあたりの平均サイズ:2MB
月間の想定PV数:100万PV
の場合・・・
0.002GB × 1,000,000PV × 12円 = 転送料:24,000円/月
となります。
3.さいごに
今回ご紹介した計算式で算出できる転送料は、あくまで凡その金額です。
実際に利用する場合は、AWSのカリキュレーターなどを使用して詳細な金額を算出したうえで検討してください。
ただ、ざっくりと金額を知りたいという場合には、知っておくと便利な計算式なので是非、活用してみて下さい!
それでは、また来週!!
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