【本気相談室】芸人とファンとの距離感

どうも、センサールマンの山﨑仕事人でございます🐈
今日の記事は、「人と人とは関係性が全て！！何が許されて何が許されないかは相手による！！距離感が大事！！」みたいな、だいたいそんな感じの内容です。

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本気相談室

先日TwitterのDMにとある相談メッセージが届きました。
芸人なんてやってるとたまにそんなことがあるのですが、今回はそのメッセージに対して僕が本気で返した回答を転載してみます（※名前を隠すなど多少の編集はしております）。

返信内容のみですが相手のメッセージを想像しながら読んでみてください。
何より「しごにゃんはこんなに真摯に向き合ってくれるんだ！」という姿勢を感じて好感度を上げてください。
まぁ逆に下がる可能性の方が高そうですが(笑)。

タイトルに【本気相談室】と銘打ってみましたが別にシリーズ物でもなんでもありません。
でも今後相談が来ればシリーズ物にするのもありかなと思っています。
相談は下記リンク先、TwitterのDMか質問箱からどうぞ（質問箱なら匿名で送れるよ！）。

Twitterアカウント
https://twitter.com/yamashigo

質問箱
https://peing.net/ja/yamashigo

送ったメッセージ

返信が遅くなり申し訳ございません。
せっかく長文でご相談をいただいたのできちんと返信をしようと内容を考えていました。
なので本音で書かさせていただきます。
気分を害されたらごめんなさい。

以下、配信の際の実際の空気感や流れ、該当芸人さんのキャラクター、××さんと芸人さんの間柄、など、あくまで僕の想像でしか保管できない部分が多々あるのでひょっとしたら的外れなことを言っているかもしれません。
極力「幅広い」状況で考えて書いているつもりです。

まず前提としてその芸人さんの態度は良いものとは思いません。
一般常識的に考えれば褒められたものではないでしょう。
ただ、僕としては××さんに問題がないとも思えません。

ひとつハッキリ言えるのは、今回××さんは芸人さんとの距離感を間違えています。
どちらが正しいとかではなく、人と人とは関係性によって許されることと許されないことがあるからです。
例えば「頑張ってるね」という言葉でも、Aさんが言えば労い、Bさんが言えば嫌みだったりします。
繰り返しますが『正しい／正しくない』ではなく、そういうものです。
今回、芸人さんが不快に感じて怒ってしまったということは距離感を間違ったんです。

もちろんその時々の気分もあるので、昨日は許されたのに今日は許されないなんてこともあるかもしれません。
でもそれも混みで間違えたんです。
これは紛れもないただの“事実”です。

あと感じたのは××さんがその芸人さんに多少「上から物を言っていないか？」ということです。
例えば今回僕に送ってこられた文章の中でも「荒削りだけど」や「こんなネタもできるんや」など、気になる部分がありました。
どちらもわざわざ書く必要はありません。

そして今回芸人さんを怒らせてしまった冗談そのものもそうです。
ご自身は「冗談」とおっしゃっていますが、その冗談をどう受け取るかは相手なわけです。
「冗談を冗談として受け取れ」という考えは完全に上から目線だということにお気付きでしょうか。
会社内であればハラスメントになりかねない考え方です。

これらの言葉を心から尊敬している芸人相手（あるいは目上の相手）に言えるか？と考えてみたら自ずと答えは出てくるんじゃないでしょうか。

おそらく相手が若手芸人ということで無意識的に少し見下していたんだと思います。
その無意識の上から目線を芸人さんが感じ取ってしまった可能性は十分にあります。
これは芸人をやっているとよくあることなので僕自身も過去に何度も何度も何度も感じた経験談として言わせてもいました。

相手芸人に対し「無礼」という言葉を使われておられますが、ご自身の「礼」についても是非一度お考え下さい。

色々と書きましたが、最初に言った通りその芸人の態度は一般常識的に考えて良くないと思います。
ただ、その芸人は「そういう芸人」なんです。

芸人なんて聖人君子どころか社会不適合者の集まりなので、そんな奴はゴロゴロといます。
そしてそんな人としておかしい部分が面白さに繋がっている芸人も沢山います。
その芸人さんは少なくとも××さんとは“合わない”芸人だったんだと考えて割り切りましょう。
もし今後も応援を続けるのであれば「そういう芸人」だという前提で応援するべきです。
失礼なことを言われても我慢してください。
暴力を振るうと分かっている恋人と付き合い続けているのと同じことです。

もちろんそんな芸人ばかりではありません。
一般常識的にも清く正しい芸人も中にはいます。
是非“気持ち良く”応援できる芸人さんを見つけてお笑いを楽しんでください。