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240627_記述014_空っぽのまま

前回まで書いていたIE-NIWAについての記述は休憩。
今から書くことについては頭には全く何もない。
ただただ書いてみるが、何を書こうか。まさに頭の中の垂れ流しなわけだが、なぜだか書き進められそうな指の動きをしている。
今日の予定は実はあまり何もない。こういったことが自分を不安にさせる。いつも無理矢理に予定を作って動いている。その中でうまくいけば仕事が出来たりする。本当に何もない。今日は何をしようか。
やらなければいけないことはある。来週に向けての準備もある。来週から模型制作が始まるのでその準備で材料を調達しに行かねばならない。今この瞬間には何のイメージもないので一度強引に絞り出す時間を作らないといけない。「記述」を始めてからこんなにスラスラ書けたことはない。書く内容がない方がスラスラ書けている。なんとおかしな話のようだが、何らかの本質がここにはあるのかもしれない。
ところで書くとは何だろうか。このスラスラ書いていく速度感を重視しながらあまり考えずに書いてみたい。今は少なくとも頭よりも指が先行している。指に誘導されて頭が付いて行っている。この身体の指の方がこの行先をよくわかっているのかもしれない。なんだか面白い。ここまで書いて2分ぐらいだ。自分の身体と対話しているような感覚で進む。内容は特にない。でもそんなこと関係なく前に進む。なぜか心地よい。自分は心地よくなるために書いている、と昨日もある原稿で書いたのだが、それを凌駕する心地よさ。なんだが危ないがこういった頭を空っぽにした状態の無敵さは客観的にみても面白い。今までIE-NIWAについて書いているときは過去に起こったことを整理しながら、思い出しながら書いていた。頭で書いていた。そうではない書き方を今初めてしている。非常に面白いと思う。これがいつまで続いていつ終わればいいのかも分からない。
空気の入れ替えをするために開けている窓の外では解体工事の音が響く。少し離れているからそこまで騒音ではない。ものを作るのも大変だが、壊すのも一苦労だ。壊し続けている人たちは何を思うのだろうか。
一方で、尾長が叫ぶ。ここ2ヶ月は近所に入り浸っているが、姿形からは想像できない大きな声で鳴く。決して綺麗な鳴き声というわけではない。なんとも言えない淡い灰水色の尾っぽはとても美しい。
晴れだと思っていたが、今日は天気が悪くなるのかもしれない。さっきの晴れ間はどこへ行ったのだろうか。さっきの雲の延長なのに別の雲がやってきたかのよう。細かな粒子の集まりが作る様相の変化に反応しているだけだ。また少し晴れてきた。

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