見出し画像

5カ月悩んで3週間で準備した、初めてのイベント出店まとめ

 先日artDiveというイベントに出店してきました。
 この記事はイベント出店準備から本番、出店後のことまで、まるっとまとめたものです。

 今後個人でグッズを作ったり、イベントに出店したいと思っている方の参考になれば幸いです。
 約9か月分のことを一気に書きましたので、読み応えのある記事になりました。目次の長さも大変なことになってます。
 これを読めば、イベントに出展するってどんなもん? というのがざっくりわかるかと思います。ゆっくり読んで下さーい。


本番までどう動いたか

 事の始まりは、2月に地元に帰って、友人たちと一緒に遊んだ時でした。ここで、一緒にイベントに出てみないかという話が出たんです。
 オリジナルグッズを作成して売り出す、そんなイベントに前々から一度は出てみたい!! と思ってたので大乗り気でした。早速10月開催のイベントに出店することが決まり、そこから準備開始です。

 2月から10月というとずいぶん時間があり、準備時間たっぷりです。しかし、実際は超ギリギリでした。
 本当に何も決まっていないところからのスタートだったので、大いに悩みました。2月から様々なことを調べたり、考えたりして、なんと7月半ばまで悩み続けます

 7月中旬にようやくテーマが決まり、どんなグッズを作るか方向性も決まりました。
 そうやってグッズを作りだした矢先に、コロナを発症……! 今まで悩み続けて消耗していたのか、気力が低下したまま全然作業が進まず
 9月になってやっとやる気が戻ってきて、そこから超大慌てて準備をして、何とか本番で形になりました。

イラストを描くまでにやったこと

 とっとと絵を描きたいところなのですが、5ヶ月悩みまくって一つもグッズ用の作品ができませんでした。
 そこで、なぜ作品作りが進まないのか考え、作品を作るために決めないといけないことを先に決め切ってしまうことにしました。まあ、当然といえば当然なんですけども。
 絵ができてから、どうするか決めればいいや、と考えていましたが、全然それじゃ動けませんでした!

 ここで決めたことは、まずはグッズつくりのテーマです。
 次に、予算や費用など金銭的な部分を計算しました。それから、テーマに合わせて何を作るか決めて、やっと動き出すことができました。
 ちょっとした計算くらいは、サッとできるだろうと思っていたのですが、なかなか時間がかかり、大変な作業となりました。
 何の自信があってサッとできるなんて思ってたんだ、やったことないくせに! と今振り返ると思います。反省反省。
 一人で全部やるので、絵だけ描いてりゃいいというもんじゃなかったのです!

テーマの決定

 最終的には深海生物グッズを作ることにしましたが、最初は人物イラストでグッズを作ろうとしていました。
 普段は人物のキャラクターを描いていたもので。

 イラストの練習をしつつ作品を作ろうとしていたのですが、なかなか納得のいくものができません。
 そもそも人物イラストは強い競合も多いし、戦うのが難しそうだなぁ、ということで、ドット絵の練習もしてみました。
 しかし、10月に間に合うように、複数納得のいく作品を作れるかというと、やり始めたばかりのドット絵には自信がなく……。

 ストイラで描いているようなタッチなら、商品としてある程度売れることもわかっているし自信をもってできそう、という考えに至りました。
 なお、ストイラってなんぞ、という方は、下記の記事をご覧ください!

 キャラクターっぽいイラストなら得意だし、いけるのでは、ということで、自分の好きなマニアックな生き物、中でも深海生物にテーマを決定。
 2月から7月半ばまで、およそ5ヶ月! テーマが決まるまでずいぶん時間がかかったものです!!

発注先の決定

 いよいよテーマが決まったので、どんなグッズを作るか考えることにしました。アクキーやステッカー、缶バッチという定番アイテムは用意したいところ。
 たくさんいる深海生物から、グッズにする生き物を絞ることが難しそうなので(優柔不断でござい)、絵柄がたくさんあるフレークシールを作ってみたいという意思はありました。

 グッズを制作してくれる印刷所は数多くあります。
 その中でも、費用面や、サイトの見やすさ、用意するデータのわかりやすさ、作れるグッズの多さなどといった理由から、おたクラブに発注することに決めました。

 これを作りたい、というものがいろいろ決まっていれば、ほかの印刷所と比較して、ということもできますが、自分は漠然といろいろ作りたい、としか思っておりませんでした。
 何が売れるかわからないので、いろいろ作ってみよう、というマインドです。ストイラ的な発想でございますな。
 それに、入稿方法がバラバラすると初心者には厳しいので、できれば一つのところで色々な物を作りたい。そのため、印刷所はここ! と決めたのです。

 なお、フレークシールは、おたクラブでは取り扱いがありません。
 ダイカットシールを複数作ってまとめる案もありましたが、フレークシールのみ、色々な印刷所を調べ回った結果、オレンジ工房に発注することにしました。

グッズや費用のリストアップ

 おたクラブでいろいろ作るぞ! と決めたので、何が作れるのかをチェック。先に挙げた定番アイテムは一通り作れます
 ほかにもハンカチやトートバッグなど、布製品も多数。
 いろいろある中から、作れそうなやつ、作ってみたいやつ、需要がありそうなやつ、自分が欲しいやつなどなど、気になるものを全部リストアップ

 発注するにあたっては、同数割というのがあって、たくさん頼むほど単価が安くなります
 さらに、商品によっては、絵柄が違っても同数割に含められるものがあり、そこからグッズによって、柄は何種類までなら安く作れそうかもメモ。
 たとえばおたクラブの場合、アクキーは4柄まで同数割にできます。柄が4種類までは同数割でお得に作れる、ということです!

 どのグッズを作って、デザインは何種類必要か。商品によって、サイズとか用紙とか加工についてもメモ。総額と単価を出して、それもメモ。
 ここで何を作るか決めちゃいたいところですが、その前に、色々計算をしましょう。

予算と費用の計算

 満足のいくまでリストアップしたら、次は予算を出しました。
 ここは月々のお小遣いと相談です。ま、無理のない範囲でね……。

 次に、グッズ制作費以外の費用を、思いつく限り全て出しました。
 この時私が出した費用は以下の通り。

  • 出店料

  • 移動費(新幹線代)

  • 宿泊費

  • 什器代(店としての形を作るのに必要な物)

  • 梱包費用(グッズを入れる袋とか、台紙とかパッケージ的な部分)

  • ショップカードなど商品以外に必要なものの制作費

 当日の買い物予算とか食事代とか電車賃とかは、その月のお小遣いで何とかするべ、ということで考えませんでした。
 せっかくイベントに行くのでいろいろ買いたい! という場合は、その予算もちゃんと確保しておくといいかもしれないですね!

 この辺のお金の計算が地味に、時間と手間がかかるところです。
 しかし、ここがちゃんと決められないと、安心してグッズ制作に入れないので、しっかり考えました。
 予算から上記の費用を引いて、残った額で思うさまグッズを作ればいいというわけです。

作るグッズの決定

 いよいよどのグッズを作るのか決めます。
 まずは、先ほどリストアップしたグッズの、売値を考えてみました。
 基本的には一定の利益率を基に計算して、算出します。

 例えば、利益率を60%にしたいと思ったら、
 グッズの単価÷0.4(100%-60%=40%で0.4です)で計算します。
 原価300円の商品なら、300÷0.4=750なので、売値は750円かな、って感じですね。
 そこに梱包代とか、その他の費用分の事も考えて上乗せしたり、商品の割に高すぎるな、と思ったらちょっと下げてみたりして、調整しました。

 なお、ポストカードやステッカーなど元々の単価が安めのものは、一般的にイベントで売られている値段から決めました。

 あとは、小銭の用意や管理が手間になるので、十の位以下は四捨五入して、百で割り切れる価格設定にしました。
 ポストカードなんかは150円にしたいのを200円にしたので、2枚買うと300円としてバランスを取りました。 

 商品によっては少数の発注だと、単価が高くて売値が吊り上がる場合もありました。
 そういう商品は作るのをやめて、売り手買い手双方が納得できそうな範囲の値段設定にできるアイテムをピックアップ。

 こうして、初期の段階で作ろうと思ったのは以下のグッズたち。

  • フレークシール(絵柄は最大30種)

  • ポストカード2種(単価が安めなので、もうちょっと増やしてもよい)

  • ステッカー4種

  • ハーフカットシール2種

  • スケッチブック

  • アクキー4種

  • 缶バッチ20種

  • ハンカチタオル3種

  • トートバッグ

  • 口折れトートバッグ

  • サコッシュ

 さらに、グッズ以外にも下記のものを作ろうと計画しました。

  • ショップカード

  • 店を目立たせるための布ポスター

  • アクキーなどを入れるパッケージ用台紙

  • 商品パッケージに貼るQRコード入り屋号名のラベル

  • 買ってくれた商品に貼るサンキューシール

  • 原画

 とんでもない量です!!

イラスト作成

 さあ、どのグッズを作って、それぞれイラストがいくつ必要なのかが決まったので、いよいよ絵を描いていきます。
 ああ、ここまでなんと長かったことか。

 とりあえず、グッズごとにざっくりしたイメージを決めました。
 アクキーやステッカーは4つずつなので、サメとかクラゲとかのグループごとの集合絵にしよう、とか。
 メンダコ可愛いのでとにかくいっぱいメンダコを詰め込んだイラストを描こう、とか。

 大体どのグッズにどんな絵を描くか決めたら、ラフ書いて、清書して、色塗って、と作画していきます。
 おたクラブには、商品ごとにデータの作り方というページがあるので、そこで画像サイズを見て、それに合わせてデータを作りました。

 なお、テンプレートがあるので、最初にそれを見てデザインを用意するのが一番いいです。テンプレートの画像にも重要なことがいろいろ書いてありたした!!
 私は最初に原稿サイズしか見てなかったので、カットライン(印刷に必要な余白)とか全然意識してなくて、後から調整が発生したり、解像度が合ってなかったりで大変でした。
 作り方をよく読んでから原稿を作ろうね!!

 なお、イラスト作成にはクリスタ(clip studio)を使っております。
 一部イラストはイラレ(Adobe illustrator)を使って加工しました。

実際どれだけグッズができたのか

 予定では前述したとおり、大量のグッズを作成予定でした。
 しかし、制作するものが決まって絵を描き始め、フレークシールの原稿を入稿した矢先に、コロナにかかってしまいました!!

 そこから1カ月以上やる気の低迷が続いてしまいます。
 9月2週目くらいにやっとやる気が戻り、結果3週間程度でフレークシール以外の原稿を完成させるという、ギリギリ準備期間を経験することとなりました。ある程度アイデアはあったので、何とかなった感じです。
 当然といえば、当然ですが、予定していたすべてのグッズを用意することはできませんでした。

 実際に作ったのは、以下の通り。

  • フレークシール(絵柄30種)

  • ポストカード8種(うち2種が箔押し)

  • ステッカー4種

  • スケッチブック

  • アクキー4種

  • ハンカチタオル3種

  • トートバッグ

  • 口折れトートバッグ

  • サコッシュ

  • ミニキャンバス3種

 いや、結構作れとるやないかーい。

 作れなかったのは、ハーフカットシールと缶バッジです。
 これらを諦めた一方で、ミニキャンバスを急遽追加しました。こちらは、グッズイラストの中で気に入ったものをピックアップして作成。
 キャンバスはアートイベントにはよく似合いました。今後も賑やかしとして活躍してもらいます(一応売り物ですけども)。

 また、浮いた予算で、アクキーの板を特別なものにしたり、ポストカードを一部箔押しにするなど、ちょっとグレードアップさせました。
 あまりイラストを使いまわしたくはないのですが、スケッチブックとミニキャンバスは絵を使いまわしてます。

 ポストカードも他のグッズイラストをプリントしたものですが、こちらは、気に入ったイラストを気軽に買って帰ってもらいたくて作りました(特にバッグ類はさほど気軽に変えるお値段ではないので……)。

 なお、できたグッズやイラストは別記事にまとめてますので、ぜひ頑張りの集大成をみなさんに見てほしい!!

発注のこと

 それぞれのグッズの納期を確認しつつ、なんとかデザインを作成しまして、できあがったらいよいよ発注です!
 まずは、当初の予定とはラインナップが異なるので、費用を一度計算しなおして、問題ないことを確認。
 それから、発注データの作成に当たります。
 テンプレートに合わせてデザインを配置していきました。

原稿の準備

 フレークシールの場合は、イラレでカットラインを作成しました。
 イラレを限定的にしか使わないマンのため、カットラインを作るとは? となったので、下記の記事を参考にしました。大変わかりやすかったです。

 おたクラブの原稿はpngデータで用意しました。psdの方がいろいろ設定できるのですが、フォトショップが使えないとうまく用意できないと思い込んでました。(イラレからpsdデータ作成を試したのですが、なんかうまくいかなかったので、それでできないものと思っちゃったんです)

 後で友人やいとこに話したところ、クリスタでもpsdデータ作れるし、なんならアイビス(無料お絵かきソフト)でもpsdデータが作れるそうです。
 し、知らんかった。そしたらカットラインとか白版とか設定できて表現の幅が広がったのに……。
 次はうまくやるぞ……。

 何はともあれ、おたクラブから携帯端末用テンプレートをダウンロードして、それに合わせて画像を調整して、大体のことは問題なくできました
 なお、解像度をどのイラストもほぼ一定で作っていたのですが、よく見ると商品ごとに推奨される数値が異なってました。これを間違えるとエラーではじかれて入稿できません! 解像度は要注意ですぞ。

発注ミスをいくつかやってしまいました

 ほいで、入稿後、いくつかミスが発覚しまして、再入稿依頼の連絡をいただきました。なぜミスったかは、大抵作り方をよく見てなかったせいです。反省しております
 二度と繰り返さないためにもここに詳細を記しておきます。

 まず、アクリルキーホルダーについて。
 カットラインをしずく型にしたいけども、psdデータが用意できない(と思い込んでる)ため、備考にしずく型にしたいです、と書いてみました。
 後日届いたお返事には「カットラインはイラストから2ミリの距離を空けて作るので、きれいなしずく型にはなりません。指定がある場合は自身でカットラインを作成してください」とのこと。
 以上のことは作り方ページにもしっっっかり明記してありました。ほんとすみませんでした。
 結局図のようにイラスト上にラインを作成して、しずく型になるようにしました。これはこれでよいな、うん。

psdデータが作れることを知っていればなぁ

 続いて、バッグ類やTシャツなど布製品を発注した際の線の細さ問題
 16px以上太さがないといけないのですが、なかなか加工したつもりがうまくいかなくて難航しました。ちょっと深海魚のヒレのとげみたいなのが、細くてうまくいかない、的な。
 主線太めのイラストとか線が飛び出てないイラストだったら全然問題ないです。
 布製品は線の太さに注意ですね。

 あとはカットラインにイラストがかぶった状態で入稿しちゃったり、ポストカードの全面箔にする場合は、イラストの色を黒一色にしないといけないのに適当な色で出しちゃってました。ちゃんとせぇ!!
 なんなら、全面箔の作り方ページの存在に気づかず入稿しちゃったので、箔押しにするときは注意だぜ。

(ちなみに入稿時の状況としては、最終的な決断とデータの調整に時間がかかり、正午頃から夜中の3時まで作業してどうにか発注したので、途中で頭おかしくなっちゃったんだと思います、ハイ)

グッズの他に制作したもの

 さあ、グッズの発注が終わったからといって作業が完了したかというと、全くそんなことはありません。
 グッズ以外の発注物もまだまだあるのですよ。
 当初予定していたのは以下の通り。

・名刺代わりのショップカード
 こちらは無料で持って帰ってもらうので、まとまった枚数が必要

・ブースを目立たせるための布ポスター
 今回参加するイベントは背後に壁があるので、そこに貼りたい

・当日自分が着るイラストをプリントしたTシャツ
 売り物としてはサイズ展開が難しいので、採用しませんでした

名前ラベルの作成(自分のロゴとインスタのQRコードを載せたもの)
 袋に入れただけでは味気ないので、さらに商品のグレードを上げるため

・買ってもらった商品に貼るサンキューシール
 これがあると満足感が上がりそう

 では実際どうなったか、どこで頼んだのか、順を追ってご報告します!

ショップカード(名刺)

 名刺はお安いところを探しており、友人からの勧めもあって、プリントパックで発注しました。

 300枚ほど注文して、100枚弱配ったかと思います。
 新規入会でポイントがもらえたので、無料で作れました
 まずはお試し、ということでしょうか!! ありがとうごぜぇます!!
 印刷はとてもきれいで、思ったようなカードができて、感動でした!

布ポスター

 布ポスターはグラフィックで注文。

 こちらはイベント出店について調べてた時に、おすすめされてて良さそうだったので、自分も作ってみることにしました。
 こちらも登録時にポイントをもらえたので、その分納期を速めて発注できました。ありがとうごぜぇます!!
 印刷はとってもきれいで、布なので超省スペースです。作ってよかったなぁ!!

Tシャツ

 Tシャツについてはこれまた作れる会社がたくさんありましたが、結局お値段的に手ごろなのはおたクラブということで、おたクラブで発注しました。

 何枚か作ろうかと思いましたが、1枚ならメール便で届けてもらえて送料が安かったので、1着だけにしました。

 印刷できる面が広いので、ちょっとイラストを上側に寄せて作成しました。売ってるやつみたいなTシャツが届いて非常に満足です!!
 なお、納期は9営業日と、各社調べた中でも長めだったので、早めに発注しましょう!

名前ラベルとサンキューシール

 商品クオリティを上げつつ、インスタの宣伝もかねてQPコード付きのラベルを作りたいというのは初期のころから考えていました。

 原稿を制作するにあたって、やまさんげのロゴを作成。このロゴはいろんなところに貼り付けてます。

やまさんげマークは、漢字やアルファベットの要素から作成

 ロゴがあるって、なんだかとってもいい感じ~。
 ショップカードとか商品パッケージとかいろんなところに貼り付けて、自分の名前を主張できて、作っとくと便利でした!

 で、ラベルはというと、入稿までしたのですが、結局作りませんでした。 
 というのも、ラベル原稿を余白ゼロで想定して作っちゃったからです。
 一番安く作れそうなラベルが5平方センチだったので、高さ1センチ幅5センチで考えてました。

 ほんとにグッズ制作の時から、この余白問題に大いに悩まされましてね。
 印刷物を制作する、ということ自体が初めてだったので、カットラインの余白を設けるという発想がないんですね!!

 ラベルサイズが5平方センチといえども、実際は上下左右2ミリずつ余白が必要になります。
 となると、印刷される高さが6ミリしかなくなってしまいました!!
 QRコードを載せたいのですが、コード読み取り可能なサイズってもんがあります。
 ラベルにしたいので横長にしたいです。しかし、サイズを計算すると、どうにも安いサイズに思った形で収めるのは無理でした。

 もう少しサイズが大きいラベルで発注しなおす案もありました。
 しかし、ポストカードとかにラベルを張ろうとしてたんですが、ポストカードはOPPに入った状態で、飾ったりするものだから、賑やかしでラベルが貼ってあったら邪魔では? というアドバイスをもらいまして。
 さらに、費用対効果というものを考えてごらんなさいという意見ももらいました。言われてみれば、ちょっとした賑やかしのためにそんなに予算を割かなくてもいいか、という結論に至りました。

 サンキューシールも同じように作ろうとしてましたが、余白問題的に印刷面が小さくなりすぎるし、必須ではないな、と思ってやめました。
 後日百均で適当なシールを買って持って行っては見たのですが、全然貼るシーンなかったです。サンキューシールは不要でした。

 そもそもなぜ、ラベルが作りたかったというと、友人の商品の影響です。自己紹介シールみたいな小さいラベルを商品に貼っていたのを見て、自分もそれっぽいものが作りたかったのです。
 後からどう作ったのか聞くと、大判のシールに印刷したのを切り分けて貼ってたようです。自分も今度はそれにしよ。

急遽ペーパーを発注

 実際に届いたグッズをOPPに入れてみて、おおむね満足のいく状態にはなりました。
 しかし、ステッカーは袋に入れただけだと寂しい感じがしました。
 さらに、ステッカーが折れないように保護できる紙を一緒に入れた方がいいのではないかとアドバイスも。

 結果、急遽ペーパーを発注して同封することにしました!!

こういう仕上がりになりました!

 発注は、たまたま検索して見つけたプリントプロにお願いしました。
 ここなら、B8サイズ(ステッカー用に用意したOPPに入るサイズ)の紙を発注できます。
 しかも、登録時にもらったポイントで無料で作れました。ありがとうごぜぇます!!

 急遽作ったペーパーですがサイズはぴったり。
 コート110kgの紙で作ったのですが、ほんのり厚みもありつやつやしてて、大変商品がグレードアップしたように感じました。
 ステッカーとペーパーの相性はとてもいいぞ!!

フレークシールの内訳を載せたい問題

 フレークシールは30種もあるので、それを一つにすると多すぎる、ということで、最終的に3パックに分けることにしました。
 そうなると中に何が入っているのか明記する必要があります。
 特に深海生物っていうよくわからない生き物ばかりなので、どの絵がなんていう生き物か書いてある方が、親切に違いないのです。

 というわけでパッケージの裏面にこの絵柄が入ってますよ、というシールを貼りたいな、と考えました。しかし、残された時間的に、印刷所に発注している時間はありません。
 そこで色々調べた結果、コンビニでシール印刷ができる、ということが分かりました。

 よし、それでいこう、ということで、シールのデータを作成し、什器の買い出しに行った帰りに、コンビニに寄って印刷しました。
 買い出しで疲れてたので、あまり頭が働いておらず、何も考えずに必要な枚数を一気に印刷しました。
 印刷されたものを確認してびっくり、全部フチが途切れておりました!!
 
みんな、コンビニで何か印刷するときは、1枚ずつ印刷しようね! やまさんげとの約束!!

 なんということか、これまでにも余白という概念がなく困ったことになったけども、一番しんどい
 シール用紙1枚300円もするのに!!
 
用紙1枚当たり、グッズ5つ分の原稿を載せて、計6枚印刷したので、1800円も損した! 
 ある程度、余白を設けていたつもりなのに、5つの原稿がまんべんなく途切れている!
 何なら自分の編集ミスで印刷と関係なく柄が途切れているところもある!
 うんざりだ!!

 大荒れで帰宅して、ちょっと調べた結果、印刷範囲を調査している記事が見つかりました。下記が参考になるかと思います。
 自分はさらに多めに余白を用意して印刷して、とりあえず形になりました。

 で、ですね。シール用紙というのはペラペラの紙をイメージしていて、パッケージを開けるときにシール部分は破りながら開けてもらおうと思っていたんですよ。
 実際は、写真用のしっかりした紙に印刷してくれているので、これでは破りながら開けるというのは難しいではないか!

 というわけで、せっかくシール用紙に印刷したのに、袋に貼らず、一緒に封入する、という形で完成となりました。
 これならはがき用紙にでもプリントして切り分けて入れればよかったじゃないの、自分のバカ!!

什器の買い出し

 忘れちゃいけないのが、店を展開するのに必要なアイテムをそろえることです。
 基本的には百均に行って揃えました。
 いろんな人の記事を参考にオススメを見つけてきて、買い物メモを作って、でかいダイソーへ。
 とにかく必要そうなものを「百円だし~」と、どんどん買ってみました。

イベント当日(1日目)のブースの様子

 買って使わなかったものも結構あるのですが、活躍したものだけ紹介します。

小物をぶら下げる編

 まずは小物をぶら下げて並べるための、穴あきボードを2枚購入。
 このボードの名称はいろんなところで違うので、ネットで探すときは地味に大変です。ダイソーではデザインボードという名前。
 サイズはいくつかあり、さらに大きいものもありましたが、持ち運べる範囲のでかいサイズということでこの大きさにしました。

 ボードを支える足の部分も売ってたので買っておきました。
 今オンラインショップで検索するとブラウンしかなかったんですが、店舗で買った時は、ボードの色に近い薄い色のものがあったので、そちらを買いました。

 ボードにつけるフック類は2種類買いました。まずは固定できるフック
 普通のフックはゆらゆらしちゃうので、固定式の方がとりやすいかと思って採用しました。
(ちなみに、最初に行ったダイソーにはこれがなかったので、普通のフックを買った後に、別のダイソーで固定式を買いなおしました。最初から存在を知っていれば……!)

 こちら、色はシルバーしかないっぽいです。他のフックはアンティークっぽい落ち着いた色のものが選べるんですけどもね。
 これに、アクキー、ステッカー、フレークシールといった小物をぶら下げました。

 もう1種買ったのが、ひっかけるのではなく上に物を置くタイプのフック(ループフック)
 この上に箔押しポストカードを並べました。

 なおボード選びの時は下記の記事が参考になりました。
 ここでいろんな付属品を知って、こんなフックがあるのかよー! とダイソーをはしごしました。

机のフチや壁にぶら下げたい編

 かもいフックを大量購入しました。
 机のふちとかをワイドに挟み込んで固定できるタイプで、何かと便利だよというのをどこかで見ました。

 このフックを机のフチに取り付けて、バッグ類をぶら下げる作戦です。
 バッグは3種類あって、一つ下げるのにフックが2個必要なので、6個は買いました。
 あと、ゴミ袋とか何かとぶら下げるかなと思って更に追加で買っときました。

 なお、セリアには挟む部分が長いフックも売っていて、それも買いました。
 セリアのページに載ってなかったので、商品を紹介している記事を貼っておきます。

 それから、壁に貼り付けられるタイプのフックを、ステンレスのものとプラスチックのものをいくつか買いました。
 これをブース後ろの壁に貼って、キャンバスをぶら下げることにしました。
 すぐなくしそうなくらい小さいので、パッケージから出したらポーチとかにまとめておきましょう!

立てて置きたい編

 まずはイーゼル
 A5サイズのスケッチブックを置くのに買いました。ちょうどいいくらいのサイズです。
 ハンカチも置けるし、物撮りの時にも役立ちました。

 それからミニ色紙とか豆色紙を買ったので、それを立てるためのイーゼルも購入。
 なお色紙も百均で買ったのですが、ダイソー以外で買ったのかページが見つかりませんでした。

 名刺立て用にこちらも購入。
 立てて置けて、置いてある名刺をさっと取れて、シンプルなデザインで、安いもの、というわがままを叶えるものがなかなか見つからなくて困りましたが、やっと発見しました。
 結局友人の持ってきたトレーに置くことになったので今回は使わなかったのですが、今後活躍してくれることでしょう!

高さを出す編

 何かと物をしまうのに便利だろうと折りたたみコンテナを買ったのですが、最終的には、展示の高さを出すための土台として活躍しました。
 ちなみに店舗ではほかの色も置いてあって(確かスタンダードプロダクツっていうおしゃれダイソーみたいなコーナーにありました)、ネイビーを買いました。布で隠すので、色は何でもよかったんですけどね。

 上記のコンテナの上に、このラックを置いてしっかり高さを出しました。

 美観的にコンテナやラックをむき出しにするわけにはいきません。
 別で買ったクラゲ柄の布をメインにかぶせつつ、側面が見えちゃうので、百均のはぎれもかぶせてカバーしました。

 上記の折りたたみコンテナをもう一つ買おうと後から出かけたのですが、別店舗にはおいてなかったので、セリアで小さめの折りたたみコンテナを一応買って帰りました。
 下記のリンクは、買ったのと同じものでは無い気がしますが、サイズ的に近いものです。
 これも土台にして、上にイーゼルを載せて高さを出し、グッズそれぞれの絵柄がしっかり見えるように配置しました。

収納したい編

 コンテナは土台に使ってしまった上、追加で増やすのもかさばるのでポーチ類をたくさん買いました。
 フック類とか小さいイーゼルとか、あとはお泊りセット等、分けたいアイテムがたくさんあるので、圧縮袋とか巾着も買ってきて、色々小分けにしました。
 圧縮バックは初めて使ったのですが、着替えを入れるのに重宝しました。

 あと、たまたま見かけて買ったこの収納ケース(ケースというかバックというか)は平たくて高さあまりないんですが、前述のコンテナ類とか、布とか紙袋とか、平たいけど大きいものをまとめるのに非常に重宝しました。

 グッズを収納するためのケースも百均で購入。
 ステッカー類や、封入しきれなかったOPPや台紙、ショップカード、値札や値札立てなど、細かい商品とその周辺のものを保護しつつ持ち運ぶのに便利でした。

 ポストカード用にもケースを購入しました。厳密にはセリアで買ったので、下記と違って白くて中が見えないタイプの同じようなケースを使ってます。
 こちらは仕切りがあるので、左右に2束のカードが入ります。1束入れる用の幅の狭いタイプのケースもあったので、そちらも買いました。OPPに入れたら別ですが、片側100枚くらいはさらっと入ります。

 つり銭用のコインケースもオススメされてたものがあったので買っておきました。小銭だけじゃなく、お札を入れるスペースもある便利な入れ物です。
 とはいえ、今回は友人の用意してくれたものを使ったので、出番がありませんでした。ま、今後使います。

 プライスカード用に名刺サイズの用紙も買っておきました。
 いっぱい入っているので、どんなに商品が増えても、しばらくは大丈夫そうです。
 なおセリアでははがきサイズの厚めのクラフト紙が売っていたので、それも買ってきました。最終的にクラフト紙はフレークシールの台紙として使いました。

 それから、フックに商品をひっかけるための必須アイテム、穴あけパンチ。1穴用で小さいサイズなので、持ち運びもしやすく大変重宝しました。

 忘れちゃいけないのが断裁機、ペーパーカッターですね!
 これでまっすぐ綺麗にいろいろと切り分けることができます! 今回は、フレークシールの台紙に使う紙を切り分けたりしました。

 今後はパッケージに貼りたいものを、セルフカットシールとして安く発注して切り分けて貼るとか、そういうことができるぞ!!
 なぜか存在を忘れてしまいがちなのですが、今後とも使い倒したい一品。

 他に細かいものとして、たくさん買ってくれたお客さん用に、持ち手つきの袋を中くらいのものと、大き目の紙袋を用意しました。
 後は何かと使うといわれている、油性ペン両面テープ養生テープ、ごみ袋にするためのビニール袋なども購入。
 あとは、今回買ったものじゃないですが、色々なサイズを計るのに百均で買ったメジャーが何かと活躍しています。

 百均以外では、無印の白いマステ小さいはさみを買いました。
 壁とポスターにマステを貼って、マステの上に両面テープを貼ることで、壁もポスターも汚れない、というのを見かけまして、なるほど! と購入しました。

 ほかには、会計時に使うコイントレーを探していたところ、たまたま見つけた店で木製のコイントレーを見つけたので買いました。なんて店だったかは忘れてしまいました。
 それから、土台にしたコンテナを隠すためにユザワヤで買ったクラゲ柄のが活躍しました(イベント当日、この布が欲しいわ、というお客さんもいました)。

 百均で大抵のものはそろいましたが、ほしいけど買い出しに行った先でいいのがなかったものは、アマゾンでぽちりました。

 まずは、机に敷く布
 どこかで参考にした記事で、イベント参加時机に敷くのにぴったりだったと書いてあったので、もう同じのを買いました。

 ポストカードを並べるためのディッシュスタンド
 ポストカードの陳列方法はいろいろあるかと思いますが、さっと手に取ってほしくて、6種類のカードを置いて並べられるものを探した結果、これにたどり着きました。

 百均にもあるそうですが分解できないらしいので、分解できるものを探してこちらを注文。ごく普通のディッシュスタンドです。分解・組み立ても特に問題なかったので、持ち運びやすく満足です。

 ハンカチを置くために買ったスタンド。本を置くのがメインのようですが、ハンカチも置けますよ、というのを見かけたので注文。今後も何かと使えそうな予感。
 百均と比べると値は張りますが、作ったハンカチが3種類なので、3枚セットなのもちょうどよかったです。平たくして持ち運べるのもよい。

 角度を変えられる値札立て
 こちらもどこかでオススメされていたので、ぽちっちゃいました。
 実際、値札はボードとかに張り付けて配置したので、あんまり使いませんでした。

宣伝もある程度してました

 さて、イベントに出たり、今後活動していくにあたり、SNSでの発信は必須でございます。
 各種SNSは一応アカウントを持ってはいるものの、発信は気が向いたらたまに、絵ができたらとりあえず出す、くらいのものでした。

 このたび深海用アカウントを作ろう、ということでインスタを新たに開設
 できあがったイラストを発信し、イベント1か月前からは、1日1匹ニコニコ深海生物のイラストを投稿してみました。

 Xもお絵かき用アカウントがあるので、そちらで発信はしたものの、正直SNSからの集客はほぼないかな、という感じですね。
 とはいえ、反応しなくても見ている人はいると思うので、実は集客できてた可能性もある。ま、目に見えるようになるのは、これからこれから。

 あとは、noteに作品紹介記事を書きました。先ほどもリンクを貼りましたが、これです。
 反響こそ少なかったものの、当日、一緒に出店していた友人のファンの方が、記事を見たよ、と言ってくださったので、無駄ではなかった!! と思いました。

物撮りとお品書きの作成

 イベントに出店するにあたって大事なのはお品書き、とどこかで見たので、グッズの写真をきれいに撮ってそれを使おう! と突発的に思い立ちました。

参考と用意したもの

 Kindle Unlimitedの読み放題の中にあった下記の本をざっくり参考にしてみました。

 なるほど、三脚でスマホを固定し、ペーパーを買ってそれを背景にして撮影すればいいのだ! できれば自然光がいいので、休日の日中にやってみるのだ! と本の序盤だけとりあえず読んで、早速やってみたくなったのでいろいろぽちりました。

 三脚については、後々ipadを布団の上に置いて寝ながら動画を見るのに使えたらいいな、と思って、スマホとipadの両方使えるしっかり目のやつを選びました。

 背景用ペーパーはこちらを買いました。
 なお、下記リンクはアマゾンですが、ビッグカメラのオンラインショップの方が安いのでそっちで買いました(ビッグカメラのページを貼っても画像が表示されなかったのでアマゾンのを貼りました)。

いざ撮影

 ある休日の日中に、というかまぁ、本番一週間前の土曜なんですけど、グッズの撮影を行いました。
 100均の穴あきボードを机に並べて立てて、緩やかなカーブになる感じにペーパーを配置して、テープで固定。ペーパーと一緒に仮止めテープも入ってるので、それを使いました。
 といっても紙を伸ばしている時間がなく、紙が丸まろうとするパワーがなかなか強いので、無印で買ったマステも動員してめちゃくちゃテープで貼って止めました
 設置後のイメージとしては下の画像のような感じです。

買ったペーパーの説明画像より

 折りたたみコンテナを土台にして、その上に三脚を立て、いざ撮影しました。
 一応大き目のスケッチブックをレフ版みたく横に立てて撮ったんですが、効果があったかどうかは素人的にはわかりません。
 撮った写真はハイ、おなじみの下記の記事に載せてますので、見てね。というかもう見たよね? もう、何度でも見て。

 撮影時はグッズを、ペーパーの上に直置きするか、百均のイーゼルに立てるか、もしくは値札立て用に買ったカードスタンドに張り付けて写真を撮っています。
 このカードスタンドはイベント時には使わなかったのですが、物撮りの際に活躍しました。

 物撮りの際の小物の角度調整にはねりけしを使うといいと本に書いてあったので、ダイソーで探したらあったのがこれでした。
 わあ、どれにしようかな、オレンジがいいな! あっ、懐かしいにおいがする!! と一人で100円分は盛り上がりました。

 このねりけしを先ほどのカードスタンドに張り付け、そこにステッカーや箔押しポストカードを立てかけて、ほんのり固定することで、グッズを立てて撮影することができました。
 別にねりけしじゃなくマステで貼ってもいいんですけどもね。

 あと、イーゼルで撮影する際、若干、受け台にあるでっぱりでデザインが隠れるので、ねりけしを置いて高さを調整し、グッズ全体が写るようにして撮影しています。

若干ねりけしが写っているぞ

 メンダコのハンカチの写真をよーく見ると、ハンカチの下のイーゼルに接している辺りに、若干オレンジのものが見えています。こういう地味な工夫を実はしてました~。

 ペーパーのサイズ的に面積が広すぎるものは撮れないので、一部は家の壁に貼って撮影しました。やっぱペーパーが背景の方がいいなぁ。
 今回買った紙は結構大きめサイズで、展開するのにも手間がかかります。もう少し小さいA3サイズくらいの紙を買って、小物はもうちょっと手軽に写真を撮れるようになりたいですね!

 物撮りができたのでその画像を使って、早速お品書きを作りました。
 もっとこだわりたかったんですが、イベントまで日がないので早く公開するべく、とっとと完成としました。

1枚目、小物チーム
2枚目単価高めのもの多めチーム

 あとは、物撮り画像を使って、artDiveのページに載せる紹介画像を作ったりしました。
 紹介画像はもっともっともーっと早い段階で載せておくべきだったんですけども遅くなっちまいました。

 そして、何度も載せている下記記事を作成したというわけです。
 ちなみに前乗りする際の新幹線の中で書き上げました。
 こちらもギリギリで完成したものの一つなのです。

 その後オンラインショップを開設する際も、この時の写真を使ったので、物撮りしてよかった!

ついに迎えたイベント当日!

 グッズをデザイン、発注し、什器をそろえ、封入したり、発信したり、色々と準備を行いました。
 何とか本番までに間に合わせ(前日ホテルでポストカードをOPPに入れる作業をしたりしてギリギリまで準備してました)、ついにイベント当日です。

 なお一緒に出店した友人はこちら。
 よかったら一緒に応援してほしいのだ!

 さて、当日会場には、9時ごろに到着。11時の開場に向けて準備!
 思ったより机と壁の間のスペースが狭く、いい感じに体を収めるための調整をしてたら結構設営準備はギリギリでした。
 割と近い位置にキッチンカーが来ていて、ずっとザンギ(からあげ)のいい匂いがしてるステキポジションでした。

 支払いは友人のシステムを使わせてもらう感じで、ipadでレジ打ちをして販売しました。クレジットとか、電子決済も使えて、とっても便利でした。今後は自分も導入してみようかと思います!!

イベント全体の印象

 私はイベント初出店なので、あまりほかのイベントと比べての判断がしづらいのですが、友人から聞いた話によると、やはり人が少なかったようです。
 特に1日目は雨が降っていたので、人通りが少なく、だれか通ったと思ったら、出展者カード付けてるなぁ、っていう感じでした。
 どうも、ほかのブースでも原画とかは特に売れにくかったらしいです。

 家族連れも結構見かけましたが、比較的年齢層は高めだったかなぁ、という印象でした。
 目的の人がいてその人めがけて来てるのかもなあ、とも思いました。

1日目の感想

 始まってすぐは足を止めてくれる人が少なかったです。
 一緒に出店している友人は、止まってくれるお客さんが比較的多く、おしゃべりが盛り上がったり、グッズが売れたりしていく中、ぼんやりする自分。
 そうなると、やっぱりネガティブになっちゃうもので、家族にLINEで愚痴ったりしてます。

 イベント始まって2時間弱経ったくらいでしょうか、ふとブースを見に来てくれたお客さんが、すっと、これください、とクラゲのポストカードを買ってくれました!!
 ワー!! 売れたことに自分でびっくりしちゃいました!

 クールな感じのお客さんで、買ってくれそうに見えなかったから、余計にびっくりしちゃったというか!
 一つでも売れたことが、もうすごくうれしくて、全身に鳥肌が立ちました。なんか変な脳汁が出る感じ!!
 ふわふわしながら会計をして、それからはにっこにこでした。

 その後すぐにアクキーも売れまして、そこからは、ちゃんと売れるんだ!! と自信になりました。
 家族にも報告して、応援してもらって満面の笑みでございます。
 とにかく、コンチハーとあいさつしながら過ごし、最初のしょんぼりムードはどこへやら、という感じになりました!

 割と暇な感じだったので、隙間に豆色紙を書いて、商品を追加してみました。せっかく色紙とか、それ用のイーゼルを買って持ってきたので、とりあえず出してみた感じです。

 印象に残っていることといえば、突然現れた外国人のお兄さんが、トートバッグを買っていくというイベントが発生しました。
 見たいのかな、と思ったら、ください、と言われて、売ってる側が、買うんだ! と意外に思っちゃいました。もちろん買ってもらえてとっても嬉しかったです!!
 買ったトートを肩に下げて颯爽と去っていきました。
 そのトートは現在あなたと制作者しか持ってないプレミアムなやつや、大事にしてくれよな……!

 その後も友達が来てくれて、いろいろ買ってくれました。
 暇だったので、その友達とちょっと食事をして、会場内を見て回ってきました。
 次に出るイベントの主催者の方も、出店者として来てたので、挨拶したり(後でグッズも買いに来てくださいまして、インスタ見てますって言ってくださったのも大変嬉しかった!)結構満喫しました。
 

 そのあとはブースに戻って過ごし、楽しい1日目を終えました。
 2日目も出るので、ブースはほぼそのまま置いて、友人が声をかけてきたはじめましての出店者の方と3人でご飯を食べに行きました。
 お互いに創作の話をして、有意義な時間を過ごしました。こういう出会いがリアルイベントの醍醐味かぁ!! などと思ったのであります。

2日目の感想

 昨日で自信がついたので、心穏やか、というか、楽しい気分で、ブースに立っていることができました。
 さらに、天気が良くなったので、目に見えて人が増えました。

2日目のブースの様子

 1日目とは、背後のキャンバスと、テーブルにぶら下げていたバッグの位置を入れ替えました。
 しかし、背後はどうも目に入りにくいらしく、あれも商品なんだ、といわれる始末でした。

 キャンバスは賑やかしとして売り場前面に設置しておくことにしました。
(一応売り物ですが、結構高めの値段設定なので、売れなさそうだなあと思って途中からは値札を外しちゃいました)

 結果として、バッグをぶら下げているより目立って、目にとめてもらいやすくなりました!
 特にお子さまの目線の位置にくるので、かわいい~と言ってもらえる率がすごく高かったです。

 買ってくれなくてもリアクションをもらえるだけで結構うれしいです。キャンバスを目立つ位置に置くのは効果的でした!!
 メンダコ好きの方とか、深海好きにはちゃんと刺さっている感じがしました!
 今後も前面に展示して客引きとして活躍してもらおうと思います(もちろん、欲しいという人が現れたら売りますけども)。

 なお、お客さんに深海好きですか? と聞いてみると、深海好きもいる一方で生き物全般が好き、とか、海の生き物が好き、という方が結構多かったです。
 ちなみに、深海好きは持っているアイテムからわかる人が多かったです。メンダコのマスコットをぶら下げてたりとか。

 やっぱり深海が好きで足を止めてくれている人は少数なので、生き物好きを深海好きにするような何かを作っていきたいな、と思ったのでした。
 今のところ、インスタで何かしら発信するとか、深海生物についての冊子を作ってみるとか、そういうことをやってみようかなと計画しております。

 印象的なことといえば、友人のファンのお客さんが、私のグッズもいろいろ買ってくれまして、差し入れもいただきまして、これがリアルイベントの醍醐味かぁ!! という気持ちに再びなりました。ありがとうごぜぇます!! 

 さらに、印象に残っているのが、サインを求められたことです!!
 ふと現れたお客さんが、昨日描いた豆色紙とポストカードを買ってくれまして、豆色紙も売れるんだ!と感激している矢先に、サインください、と言われまして。
 その豆色紙に描いてほしいということか? もう袋に入れちゃったなぁ、などと思っていると、荷物の中からガチの色紙を出してこられまして、思わず絶句。
 自分サインとか特に考えてないんで、ひらがなでやまさんげって書くしかできないですよ~と照れながら伝えたところ、それでいいとおっしゃいますので、やまさんげ、と名前とロゴと、深海の生き物を余白に少し描いてお渡ししました。
 予想外の事が起こりすぎるリアルイベント!!
 くぅ~っ、おっもしれぇ~!

 そして、昨日とは別の友人が来てくれたり、深海好きのご家族がハンカチやステッカーをまとめて買ってくれたり、いろんな嬉しいことがありました。
 時間はあっという間に過ぎ去っていきました。
 楽しいお祭り
という感じの二日間でした。

 一度出てみたいな~くらいの軽い気持ちで出店を決定したのですが、準備はとても大変でした。というか準備しすぎた感もあります。グッズ全部持って行かなくてもよかったなあ、とか、そもそも作りすぎたかもなぁ、とか。
 でも、今後もイベントに出てみよう! という気持ちがめちゃくちゃ盛り上がりました!
 
売れ行きとか、出た感じによっては最初で最後にしよう(既に次のイベントに申し込んでるので次はあるんですけど)と思ってたんですが、めちゃやる気です!
 今回作ったグッズや用意したアイテムたちには、これからもバンバン活躍してもらおうと思います!

結果どれくらい売れた?

 まずはどのグッズが売れたのか、から見ていきましょう!

 いろんなグッズを準備しましたが、今回一番売れたのは、ポストカードでした!
 やはり単価が安いので手に取りやすいみたいですね!
 ただ、売値が高い箔押しポストカードの方の売れ行きはいまひとつでした。

 次いで売れたのが、ステッカーとハンカチタオルです。
 ステッカーは割とバランスよく売れていた気がしますが、比較的タコのイラストが多く出たでしょうか。
 ハンカチタオルは、メンダコまみれのイラストがやはり一番売れました。 
 クラゲイラストもクラゲ好きの方がちらほらいて、そこそこ売れました。ミニキャラのデザインの売れ行きはちょっと少なかったかな、という感じです。

 あとはアクキーも結構売れました。メンダコが一番売れるかな、と思ったのですが、ラブカが一番売れました
 なお、大変残念なのですが、デメニギスは一つも売れませんでした……。

 後はフレークシールが頑張って作った割に売れず。ちょっと売値が高かったかなぁ。
 とはいえ、値下げをするつもりはないですぞ。そこは自信を持ってやっていきたいと思います。 

 なお、1500円以上お買い上げで、会場限定オリジナルステッカー(友人とのコラボイラストをプリントしたもの)をプレゼント、というおまけもありました。
 これのおかげで、もう少し買おうかなというお客さんが少なからずいましたので、めちゃくちゃ効果的でした!
 今後もそれ採用!

 そして、トータルの売り上げはというと、2日間で約24,000円となりました!
 自分としては思った以上にグッズを売ることができたと考えております!(在庫はたっぷり残ってますけども)
 関東から京都までの往復代くらいは稼げたので、タダで京都に行けたと考えると嬉しいですね。
 当然出費の方が大きいのですが、その回収はこれからだ!!

イベント後にやったこと

 イベントが終わってからは、とにかくオンラインショップオープンのために、色々調べて準備して、一週間くらいで何とか開設することができました
 現状全然動きはないんですけども、ショップがある、ということが大事だと思っています。これが真価を発揮するのはこれからだぜ。

 ちなみにグッズが気になった方は以下のリンクからショップに行けます。グッズ買えます。よかったらどうぞ。

 そして、ショップを開設したら、イベント周りのことをまとめた記事の作成をしようと決めていました。
 内容盛りだくさんなので、なっかなか書きあがらなかったのですが、ついに記事も終わりに近づいてまいりました。
 長かった……!

次のイベントへ……

 初めて出店してみて、イベントへの参加意欲がブチ上がり大変意欲的でございます。
 次は、「うみハマvol.4」に出店することが決定しております。
 こちらは、深海グッズを作るぞ! と決めたときに発見した、海洋、特に深海を推している、うみハマというコミュニティのイベントです。こちらの募集がartDive出店前にありましたので、応募しちゃいました。
 こちらは、2025年2月8日(土) 、9日(日) の二日間、大阪のヨドコウ桜スタジアムで開催されます!  両日参加しますので、ぜひお越しを!!

 そして、名古屋ハンドメイドマルシェにも出店します!
 こちらは2025年2月23日(日)・24日(月・祝)の二日間開催され、私は2月24日(月・祝)のみ参加します! 場所は、吹上ホールというところだそうです。こちらもぜひお越しください!!

 あとは、東京のハンドメイドマルシェにエントリーしてみたりしました。今後はデザフェスにも出てみたいと思っております!

 ひとまず、2月のイベントに向けて新作を作る予定です。
 今回作れなかった、缶バッジや、ハーフカットシールあたりをリベンジしようかな、などと考えておりますが、まだ未定です。

 この記事は複数に分けようかとも思ったのですが、書く側も読む側も煩わしいか、と思って、ギュッと一つの記事に詰めちゃいました。長すぎて読みづらいですかね? えへへ。
 何か参考になるところはあったでしょうか?

 全体的にずっと楽しかったとはいえ、ほかの趣味の時間がだいぶ削られてしまったので、今はゲームするのが楽しいっす。
 自由に何でもできるのってサイコー!!

 とはいえ、締め切りがないと、やろうかなと思ってたことがやろうかなと思ってるだけで終わっちゃうので、今後もイベントに応募して締め切り作って、活動していこうと思います!
 ぜひ応援してくれよな!!

 


ぜひサポートをお願いします!さらなる記事執筆とグッズ作成とイベント出店の原動力となります!