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カッター付ラベルプリンタLX610で商品ラベル作成

今回は、今までの業務アプリの開発紹介とは異なる記事です。
今年(2025年)から、Web系アプリの開発(個人事業主として)以外に、農産物の加工業(ジャムが中心ですが)にも着手しました。昨年、商品化に向け、加工方法のトライアル以外にパッケージ(瓶や商品ラベルなど)のデザインも着手しました。その中で、商品ラベル(瓶やスパウトパウチなど)をどのように作成するか検討する中で、LX610というカッター付ラベルプリンタを購入し、自分でラベルをデザイン、印刷することにしました。
ラベル自身のデザイン、サイズ、印刷内容などを変更しながら作成することになるので自分でデザイン、印刷できるラベルプリンタを探していました。
定型サイズのラベルに印刷する方法のラベルプリンタも検討しましたが、ラベルを貼る瓶やスパウトパウチのサイズがさまざまなので、柔軟に対応することが厳しいことや、ジャムなどは、冷蔵庫に入れることで、結露することを考慮し、耐水性のあるラベル印刷が必要と判断し、LX610というカッター付ラベルプリンタを選定しました。

本記事の最後に、LX610用のラベルシールデザイン作成を請け負う情報も追記しましたので、ご覧ください。

PRIMERA JAPAN社のLX610です。上記のURLで機器が紹介されています。
ロール状のラベルをセットします。
デザインに応じて、長さを調整してカットできるだけでなく、ラベルデザインに応じて、シールをカットできます。(四角以外に丸や、様々な形にカットできます)
ロールの幅サイズと印刷するラベル幅が異なるとき、2枚のシールを同時に印刷して狭い幅のシールを作成することも可能です。
ロールの余白部分を最小にすることで、1枚当たりのコストを下げることが可能なプリンタです。
インクは、3タイプ存在しますが、耐水性のある染料インク(Premium Black)を選択しています。

ロール紙も複数種あり、サンプルで印刷イメージを確認して光沢PPを選択しました。

初めてプリンターを購入するときには、事前に印刷サンプルを依頼して
印刷イメージを確認gに、以下のLX610スタータセットを問い合わせで依頼すると、安価に購入できます。(ロール紙とインクも指定した仕様を添付してくれます)

上記製品には、印刷時に使用するソフトウェアPTCreate Pro(有料商品)が添付されますので、PTCreate ProをPCにインストールして使います。
プリンタとPCは、USB接続のみ対応です。
画像データでデザインして印刷することも可能ですが、できれば、イラストレータでデザインしてそのデータをPTCreate Proにインポートする操作が一番、柔軟性があります。とくに、シールのカット位置をイラストレータ上で枠として描画し、PTCreate Proにインポート後に、その枠線を印刷でなく、カットのみに変更することで、印刷時に自動的にラベルの周辺をカットしてくれます。角の丸い四角ラベルを簡単に作成できるので、とても便利です。

以下は、イラストレータでデザインしたラベル情報です。
赤い線部分が、カット位置を指定しています。
(カット線は、印刷でなくカットになるので、イラストレータ上では、わかりやすいように赤色で線を描画しています)

作成したデザインをPTCreate Proにインポートしますが、同時に複数のイラストレータのデザインをインポートして印刷操作も可能です。
上記のようなL形のシールは、もう1枚を反転(180度)してシートに割り当てることで、余白部分を少なくすることができます。
以下は、ラベル2枚と栓部分に貼るシールを同時にインポートしたものです。

インポート後に、イラストレータ上のレイヤを指定し、プロパティをカットのみに変更すると、その線は、カットになります。
正しくカット線の指定ができているかは、印刷のプレビューでカット線のみ表示にすると、確認できます。

インポート時に、どの位置にレイアウトするか(回転やサイズ変更も含め)、決めます。
この状態でファイルに名前を付けて保存すれば、次回からそのプロジェクトを選択して印刷できます。
また、日付情報だけ変更したい場合などは、イラストレータ上で修正せず、PTCreate Proのソフト内で、イラストレータの情報を編集して印刷も可能です。

デザインしてすぐにラベル印刷して確認する操作ができることと、必要な枚数だけ印刷できるので、少量商品を出荷するような分野では、効果が十分あります。
自分でシールデザインするには、イラストレータソフトの購入や操作も必要ですが、外注して作成する費用より安価になると思います。(仕様変更も自分でできますし)
商品用のバーコードを印刷することも可能です。(画像データをイラストレータに取り込む操作となります)
ラベルプリンターのカッター部分の保守などは、今後の課題ですが、サポートも受けることができるようです。
ぜひ、少量で商品を開発している方は、LX610プリンタを採用してみてはどうでしょうか?
プリンタのサイズが少し大きいので、設置場所は、考慮しておく必要があります。プリンタの値段も一般のインクジェットプリンターより高価ですが、業務用のラベルプリンターを購入するなら、あまり高額ではないかもしれません。

以下、作成したラベルを瓶に貼ったサンプルです。



イラストレータでの作成には、ソフトウェアの費用がいることや操作に慣れないと時間がかかります。以下のURLでラベル作成をお手伝いするサービスも提供しています。よろしくお願いします。


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