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「ビートルズなんて、もうウンザリだ」⑦ヘイ・ジュード(Hey Jude)

ビートルズを知ってから50年は経つと思うので、
「ビートルズなんてもうウンザリだ」と思うぐらい聴いたはずなのですが
また聴いてしまいました。

マニアではないので詳しくはありませんが、思いついた曲から適当に書いていきます。

タイトル改め「今日もやっぱりビートルズ」


⑦「ヘイ・ジュード(Hey Jude


●1968年7月録音  
●シングル盤
●リードボーカル「ポール・マッカートニー」

米国のキャピトルレコードとの契約の関係で、米国などではオリジナルではない数々のアルバムが発売されました。
「ヘイ・ジュード」というコンピレーションアルバムも発売されたのですが英国では発売されませんでした。
しかし、輸入盤として入ってきてバカ売れしたそうです。

いわずと知れた名曲で、冒頭の「ヘイジュー♪」のところだけでも、「おっなんだなんだ?」と思わせますね。
単純なたった2音で人の心を動かす。音楽って不思議ですね。
その後も本当に流れるようなメロディーラインで、思わず口ずさんでしまいます。

何テイク目かに、リンゴがトイレに行っていることに気が付かずに録音が始まりました。
戻ってきたリンゴは、そのまま途中からドラムを叩いたのですが、ポールがそれを気に入り、そのテイクが採用されたのでした。
考えぬかれたかのような見事なドラミングですが、たぶんその場の思い付きだったのでしょう。
リンゴも肝が据わってますね。

曲の長さは当時としては異例の7分台。たぶん半分以上エンディングのリフレインでしょう。最初に聴いたときは、いくらなんでも長すぎだろ、と思ったものでした。
スタッフの間でも、ラジオ局がオンエアしてくれないのではないかと心配されましたがそんなこともなく、各国でチャート一位を記録しました。

その頃はジョン・レノンとオノ・ヨーコが不倫交際を始め、妻のシンシアと険悪になっていた時期でした。傷心の5歳の息子、ジュリアン・レノンをポールが「ヘイ・ジュード、落ち込まないで」と励ます歌です。
本当は「ジュール」なのですが、事情があって架空の人物「ジュード」に変更されました。

励ますための歌なのに、エンディングでの大騒ぎ。ポールが「ワオワオ」とか「ナナナナナナ」とか延々叫んでます。
ビートルズって変ですよね。
よく知らない人は、「ビートルズっていい曲多いですね」って言いますけど、変な曲が多いんです。
まともじゃないところに魅かれるんですね。
すくなくとも私は。



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