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「ビートルズなんて、もうウンザリだ」⑤サムシング(Something)
ビートルズを知ってから50年は経つと思うので、
「ビートルズなんてもうウンザリだ」と思うぐらい聴いたはずなのですが
また聴いてしまいました。
マニアではないので詳しくはありませんが、思いついた曲から適当に書いていきます。
タイトル改め「今日もやっぱりビートルズ」
⑤「サムシング(Something)」
●1969年5月~8月録音
●アルバム「アビイ・ロード」に収録、「カム・トゥゲザー」と両A面として発売された
●リードボーカル「ジョージ・ハリスン」
ジョージの最高傑作が、ビートルズ最後のアルバムで出ました。
それまでは、ジョンとポールから弟扱いというか、格下の扱いを受けていたのですが、
この曲についてはジョンも「アビー・ロード」の中で1番の曲と高く評価し、シングル・カットすることを勧めたといいます。
しかし、ちょっとジョージが可哀想なのですが、この曲を「レノン=マッカートニー」の曲と勘違いする人が多かったようです。
フランク・シナトラは「過去50年で最も素晴らしい曲だ。サムシングがレノン=マッカートニーの作品の中で一番好きな曲だ」と、ものすごい勘違い発言をしています。
そしてある時ある場所で、自分の横でジョージとマイケル・ジャクソンがサムシングについて話しているのを聞いて「あなたの曲だったのですか!!」とびっくりしていたとか。
この曲は、「ホワイトアルバム」セッション時から書かれたそうです。
「レット・イット・ビー」の制作時に収録することも考えたらしいのですが、当時はグループの雰囲気が最悪だったため雑に扱われると思い、先延ばしにしたそうです。
今になるとその方がよかったと思いますね。「アビイ・ロード」では、あの曲順以外考えられないですし、もしこの曲が無かったとしたら物足りなく感じることでしょう。
何となく思うのですが、ジョージの曲では、ポールが頑張ることが多い気がするのです。
この曲のベースはまるで別のメロディーラインを奏でているかのような圧巻の演奏です。
残念ながらジョンは交通事故で不参加なのですが、ジョンはジョージの曲の時はあまり頑張らないので、その方がよかったかもしれません。
また、リンゴのドラムスも最高で、「ドダダ、ダダダダン」というイントロから持っていかれてしまいます。
ジョージのボーカル、ギターももちろん良いです。あのギターの音色やコード進行など、ジョージが自身のスタイルを確立したといえるでしょう。
・・・なんて生やさしいレベルのギターソロではないですよね。
音色、メロディーライン、情感、すべてが凄まじいです。私の想像ですが、ジョージは考えに考え抜いて作ったのだと思います。
一度録り終わった後に、ジョージはギターソロを録り直すと言い出しました。ですがワントラックしか残っておらず、オーケスラトと同時に録音しなければならなかったそうです。そして一発で決めたのです。