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「ビートルズなんて、もうウンザリだ」③カム・トゥゲザー(Come Together)
ビートルズを知ってから50年は経つと思うので、
「ビートルズなんてもうウンザリだ」と思うぐらい聴いたはずなのですが
また聴いてしまいました。
マニアではないので詳しくはありませんが、思いついた曲から適当に書いていきます。
タイトル改め「今日もやっぱりビートルズ」
③「カム・トゥゲザー(Come Together)」
●1969年7月録音
●「アビー・ロード」に収録 「サムシング」との両A面シングル
●リードボーカル「ジョン・レノン」
何十回、いや何百回、聴いたことか。もう聴かなくても頭の中で再生できます。でも、また聴いてしまいました。
音数は少ないものの、すべての楽器、ボーカルに存在感があり、絶妙のバランスで組み合わさっています。クールに抑えた感じで始まり、終盤に向けて緊張感が高まり盛り上っていきます。文句なしのカッコよさ。
ポールが弾く低音の効いたベースが好きで、そのために聴くこともありますが、別の日にはジョージのギターを聴くために、またリンゴのドラムを聴くために聴く日もあります(何ですかこのドラミング?)・・・
歌詞は直訳しても意味が分かりません。4人それぞれのことを揶揄していると言われています。1976年に再発されたアナログ盤『アビイ・ロード』の歌詞カードには「対訳不可能」と記載されているそうです。
ジョンの「シュッ」のところは「ショット・ミー」だと言われていますが、「シュッ」にしか聞こえませんし、それでもいいんじゃないかと個人的には思いますけどね。「シュッ」でも何でもいいでしょう。
しかし。この曲には、チャック・ベリーの「You Can't Catch Me」からの盗作問題があります。
著作権者であるモリス・レヴューに告訴されて、後にジョンのアルバムにチャック・ベリーの曲を入れることで和解します。確かにAメロはよく似てますね。
しかし、ジョンは「ロックンロール」に別名を与えるとすれば『チャック・ベリー』だ」と称えるほどの大ファンですし、悪意があるはずがありません。尊敬のあまりちょっと真似しちゃったのでしょうか。
アーティスト同士の話に素人があれこれ言っても野暮なだけです。いい曲を聴かせてもらえたら満足なんです。
YOUTUBEでは1972年に二人で共演した動画が見られます。その時のチャック・ベリーの存在感が凄いです。ジョンはチャックのことを憧れのスターを見るような目で見ていますよ。
そういう訳で、ジョンの1975年発表のアルバム「Rock 'n' Roll」には、チャック・ベリーの「You Can't Catch Me」が収録されてるのですが、私には「Come Together」のようなアレンジに聴こえます。
本末転倒のような気がしますが、これはジョンのいたずらなのでしょうか。