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「ビートルズなんて、もうウンザリだ」①オブ・ラ・ディ、オブ・ラダ(Ob-La-Di, Ob-La-Da)

ビートルズを知ってから50年は経つと思うので、
「ビートルズなんてもうウンザリだ」と思うぐらい聴いたはずなのですが
また聴いてしまいました。

マニアではないので詳しくはありませんが、思いついた曲から適当に書いていきます。

タイトル改め「今日もやっぱりビートルズ」



①「オブ・ラ・ディ、オブ・ラダ(Ob-La-Di, Ob-La-Da)」



●1968年7月録音  
●「ホワイトアルバム」収録曲  
●リードボーカル「ポール・マッカートニー」

楽しい曲ですね。飽きるぐらい聴いたのにまた聴いてしまいました

録音の際、メンバーたちは最初はノリノリだったのですが、だんだん雲行きが怪しくなってきます。ポールがこの曲の仕上がりを気に入らず、リハーサルに何日もかけるので、みんなうんざりしてきたのです。

ジョンは何故こんな童謡みたいな曲をやらなきゃいけないのか?こんな曲は「クソだ」とこき下ろしました。そこまで言わなくてもいいのにと思いますが、その頃はとても険悪なムードだったのです。

それでもメンバーは我慢して録音に付き合い、やっと何とか録り終わりました。

しかし数日後、完ぺき主義者のポールは仕上がりが気に入らず、また最初から録り直すと言いだしました。

それを聞いてジョンは大激怒。ヨーコを連れてスタジオから出て行ってしまいます。

今日は帰ってこないかと皆が思い始めたころ、なぜかジョンはハイな気分で戻って来て「こんなくそったれな曲はこうやりゃいいんだ!!」と叫んで力任せにピアノの鍵盤を叩いたのでした。

それがあの「♪チャン・チャカ・チャン・チャカ・チャッチャ・チャッチャ」という印象的なイントロです。

ポールは、少し怒ったように「君の好きなようにやればいいさ」と言いましたが、おそらく気に入ったのだと思います。

その後、演奏が跳ねた感じになり、良い仕上がりで録音が終了しました。
あのイントロがなければこんなに愛される曲にならなかったのではないでしょうか。そういう意味でもジョンはやはり天才です。

この曲は「Ob-La-Di,Ob-La-Da」という呪文のような歌詞も印象的ですし、ポールが歌詞を間違えて、男のデズモンドが「可愛い顔に化粧をして」となってしまったくだりも「おや?」と思って印象に残ります。

また、「スカ」という当時としては珍しいリズムを取り入れています。色々な要素が重なって、芸術的な曲に昇華されて行ったのだと思います。それがビートルズなのですね。

しかし、ジョンの言うことは言葉通りではないことが多くありますし、気分の移り変わりも激しい性格です。この曲を聴く限りのジョンはとても楽しそうに参加してますね。




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