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自分のイシューがわからない。

もし、10年前に戻って自分に言い聞かせることができるなら、「お前、自分のやりたいこととかキャリアプランとか真面目に考えといた方がいいよ。」と言いたい。

2017年からビジネススクールの講座を受け始めたのですが、通い始めると、まずは、論理思考・戦略思考を叩き込まれる。
重要な考え方が、「イシューからはじめる」。
つまり、考えるべきことを考えるというか、問題の答えを考える前に、それが(答えを出すべき)問題で良いのか?を問うのだと。

これは、別にビジネスに限ったことではなく、個人的なことでも同じで、例えば、「仕事しながら、大学院に通ってMBAを取得する」というような決断でも同じことが言える。
でも、2018年末の僕は「お前、なんのためにMBA取得するの?」って問いに深く向き合って考えずに受験。2019年から社会人大学院生になってしまった・・・

もちろん、お金も時間もかなり投資する必要があるので、全く考えなしでというわけではなく、「ビジネスマンとして、マーケティングや財務など経営全般について体系的に学びたい。」とか「意思決定の拠り所となる思考力を身につけたい。」とか思っていた。
だが、
しかし、、、
「イシュー」とはそんなヌルイものではなかった!?
「体系的に学んで、思考力つけて、、、で、それでお前は何したいの?」。
僕は、そこが曖昧だった。
なんとなく「今のままだとダメだ。」という漠然とした不安と、「MBAを取得したら今と違う自分に(自動的に?!)なれそう」といった超漠然とした思いで意思決定してしまった。
それが悪いとは思わないが、MBA取得の学びの成果・効果を最大化するには、やっぱり「なんのために学ぶのか?」のイシューに答えを持っていないとダメだったと思う。

自分のイシューがわかっていて、その問いに難なく答えを出せる人は自分のやりたいことがハッキリしていて、そのために不足している能力が何なのかがわかっている(少なくとも仮説がある)。
実際、そういう意識の同期生は、生き生きと学び、メキメキと成長して行っていた。

「自分のやりたい事を実現するために、不足している●●の知識を学びたい」といった強い動機づけがあるとよかっただろうな・・・

で、その「自分は(この先)何をやりたいのか?」という問いの答えを出すために必要なのが、キャリアプランであったり夢だったりすると思う。
僕の通ったビジネススクールでは「志」と呼んでいて、自分の志は何か?と向き合う時間をふんだんに取られていて、一緒に学ぶ同期の前で宣言したりする場もあった。
当然、僕はそのような時に、悶え苦しみ、無理やり捻り出した浅薄な志を披露してしまうのだが・・・。

夢や志は、ふとしたきっかけで自分の中から湧き上がってくるのが理想なのだろうけど、意図的に見つけることもできる、と今は思っている。常々、自分に問いかけるとか、自分の価値観を棚卸しするとか、ライフラインチャートを描いてみるとか。

だから、もし、10年前に戻って自分に言い聞かせることができるなら、「お前、自分のやりたいこととかキャリアプランとか真面目に考えといた方がいいよ。」と言いたい。

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