🪜振り返り髙山 2025年1月21日(火)ギロッポンの思い出と弾きたがりへ
高知へ旅行に行ったとき買ってきたバイカオウレンの花が咲いた
朝ドラ「らんまん」で植物学者の牧野富太郎さんの母親が好きだった花という設定で出てきた花
実際牧野富太郎さんが愛した花だったようだが増やそうと頑張って 株が増えてきた方の鉢には咲かず 葉っぱが弱ってて大丈夫かな という株のほうに咲いた
いただいた最中の香りが良すぎて驚く 前にも食べたのに
毎回新鮮に驚いて声を上げて喜ぶ自分を 馬鹿みたいだが幸せそうでいいなと思うのだ
あんこを自分で仕込むタイプの最中は皮とあんこの間に節度がある
お互いに尊重しあってるような いつでも蹴落としてやるぞと牽制しあい主張し合うスリルが美味しい
すでに皮にあんこが仕込んであるノーマルな最中の あんことの癒着感
しっくり感も大好きなのでどちらも大好きなのだけど 皮を噛んだときの身悶えるほどのかぐわしさはやはり自分で組み立てるタイプのデアゴスティーニ月刊最中は凄い
実際月刊で出されて初回が皮だけであんこが来月届いたら 皮の香りはかなり減ってるだろう
想像するだけで悲しい
さておきそんな美味しさの余韻をたなびかせながら 六本木に行った日
1月21日はSCHOOL LIVE & BAR TOKYOでイベント
「弾きたがり」
これは各地のライブハウス店主が平日のライブハウスの力になろうと行脚してお金を落とすことを目的としたイベントの総称で 六本木での開催は初
この日の会場 SCHOOL LIVE & BAR TOKYOは山作戰のギター遠藤くんも 「ヤマサクついに!センまつり」でスタッフをまとめてくれた宮崎くんも最近関わって盛り上げようとしているハコ
六本木なんて一生行かないひとは行かない場所なんだろうなと思う
僕は23年くらい東京に住んでいた中で スタジオミュージシャンみたいなことをしていて六本木には出入りする録音スタジオが多くあったので生活のレベルとは関係なく仕事場として行く機会があったし ある事務所に所属するかもという話があったりで通っていたこともあった
何より熊本県人会の宿舎みたいなのがアマンドからほど近いところにあって
僕の父は警察で剣道を教えていたのでそのチームが全国大会に出場するときにそこへ泊まっていた(県の財政を見直しの対象になったのか 旧くなったからか なくなってしまったけど)
チームのみなさんは大会の前の日に東京入りをして 宿舎の近くの居酒屋で飲むのが常だったのでそこへお邪魔していろんな話を聴きながらご馳走になるのが楽しみだった覚えがある
弊社社長は広尾の花屋で仕事をしていたそうで アトリエが六本木だか麻布だかにあったそうでアマンド付近などにも配達に行っていたらしい
ギターは持ち込み禁止
ステージに置いてあるものを共有して演奏するというオキテがあるイベント
今回は1人10分の持ち時間
次々と演奏し呑み夜は更けた
安めの駐車場を見つけておいたのだがその近くに六本木とは思えない景色が残っていた
あの喧騒と外国人だらけの街から数分で駆け込めるこの位置に居間にこたつがある自宅があるとしたら
と想像すると時空がゆがむようなたのしさがあるよね
オールドスクールな一戸建て同士だけど建った時期はかなり違いそうな二軒
お隣さんとの関係性はかなり強いものだと思う
そこから数分歩いた先には
道行くひとに声をかけてリクエストに応えるという流さない流しみたいな路上ライブおじさんがいた
リクエスト応えるよ 何年生まれ?と声をかけてたけど誰も立ち止まらないのを尻目に東京を離れる
厚木西のいつものゆで太郎で夕飯
久しぶりにゆで太郎に来られてやっと鴨のおそばを食べられてうれしい
そこから湘南や箱根をひた走り 夜が明ける前には静岡へ帰りついたのだよ