必死で手に入れたものを大事にできない
昔から、頑張って手に入れたものでも、気付いたら自ら手放していることが多い。
執着心の欠如なのだろうか。
それとも、そもそも心の底から欲しいものではなかったのか?
本当は、手に入れるまでの過程が好きなのであって、結果には興味が持てないのかもしれない。始めた瞬間だったり、なにかを手に入れようと目指す瞬間が異常にわくわくしてしまうのはそのせいだ。
例えば恋愛でいえば、会えない日が続くと、会いたいと思うのに、いざ会える日がくると会わなくてもいいかな、と思ってしまう。
究極なわがまま人間なのだ。
手に入れてしまうととたんに興味を無くしてしまう。
経験すると、こんなものかと情熱が冷めてしまう。
手に入れたと思ったら逃げられる…くらいわけのわからないものに惹かれてしまう。
自分が見えてるものだけが全てじゃないはずなのに、その裏側を見る前に冷めてしまう。
こんな風に怠慢になるから、大事だと思っていた人や物と簡単に縁が切れてしまうのだろう。
残るのは孤独だとわかっていても、手放したらどうなるのか体験してみたくなる。依存したくないから、その前に線引きしようとしてしまう。
(たんに興味が薄れるときもあるけど)
恋も仕事も、日常のなにもかも、許されるのならつまみ食いだけしていたい。