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デザイナー40代 今、何をデザインしたいのか?

先日、知人のデザイナーと「今、何を作りたいか?」という話題になった。じっくり考えた結果、特定の何かをデザインしたいという気持ちは今は湧いてこないという結論に。今の自分に近い感覚は、単に「何をデザインするか?」というよりも、「課題があって、それを解決する手段としてデザインがある」というものだ。

20代の頃は、「かっこいいデザインを作りたい」とか、「多くの人に見てもらえるビジュアルを作りたい」という目標が強く、いろいろな挑戦をしていた。しかし、30歳を超えてEC関連の会社に入ると、デザインに対する考え方は大きく変わった。

EC業界では、「どうすれば効果を出せるか?」や「そのクリエイティブで売上がどう伸びるか?」といった視点が求められる。デザインを通じて成果を出す局面が多く、その中で「デザインをどう活用するか?」という思考に変わっていった。

その後もビジュアルやウェブサイトの制作を続ける中で、「かっこよさとは何か?」や「このデザインに本当に意味があるのか?」という疑問が自然と浮かぶようになった。
クオリティは保ちつつも、作るプロセスやそのデザインがそもそも何のために存在するのかという前提を意識することが増えデザインに対しての感覚が狭義のものから広義のデザインという捉え方ができるようになってきたのは最近感じることがある。

今、何をデザインしたいですか?
それは何の意味をもっていますか?

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