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Ergohuman監修ゲーミングチェア「WINcase」のレビュー

はじめに

昔から、仕事や趣味でデスクに向かう時間が長く、自分にとってのチェア選びはベッド選びとそう変わらない重要なものなのです。
数年前、PC環境を構築するにあたり様々なオフィスチェアを試しました。オカムラのコンテッサ、バロンチェア、ハーマンミラーのアーロンチェア、スチールケースのリープチェア等々、どれも格別の座り心地を体験できる素晴らしいチェアなのですが、試座を繰り返すうちに「Ergohuman」のチェアが特に自分に合っていると感じ、購入し数年間使用しておりました。

ですので、Ergohumanの椅子は馴染み深いものだったのですが、まさかそのErgohumanが監修している「ゲーミングチェア」があるとはつゆ知らず、しかもそれが最近私達TeamYAMASAとスポンサード契約を結んだ「株式会社 関家具」が販売しているじゃありませんか。
図々しく提供をお願いしたら、即快諾して下さいました。さすが関家具ッ!

到着~組み立て

ゲーミングチェアの取り扱いには慣れているはずですが、WINcaseが梱包されている段ボールのデカさには度肝を抜かれました。
なんか…こう…子ゾウくらいはある。我が家の場合まずは子ゾウを持って二階へ上がらねばならない。もし女性がWINcaseを購入し、玄関先で受け取ったのち階段を上らねばならないのなら、配送会社の有料オプションなり友人を呼ぶなりする事をお勧めしたいです。
そして加えて言うが肝心の写真を撮り忘れた。組み立て時の写真もです。忘れたんだ。かつてこんな先行き不安なレビューがあっただろうか。
とはいえ、梱包を解いたらゲーミングチェアは50%完成していると言っても過言ではありません。これはゲーミングチェアを組み立てた経験がある人であれば共感して頂けると思うのですが、ゲーミングチェアはとにかく組み立てが簡単です。そしてそれはWINcaseも例外ではありません。

①梱包を解く(10分)
②脚部にキャスターを5つはめ込む(3分)
③脚部と本体を組み合わせる(1分)
④アームレストを付属の工具で取り付ける(5分)
⑤ヘッドレストを装着する(1分)

以上です。

エラストメリックメッシュの快適さ

Ergohumanではエラストメリックメッシュという素材を使用しています。
WINcaseだけでなく独自ラインにも勿論使われています。
弾力があり、耐久性もさることながら、面積あたりの開口部分が大きいため通気性にも非常に優れています。
昔、「Ergohuman PRO」というモデルを三年以上使用していた時にも、特にエラストメリックメッシュに不具合は出ず、長時間着座し続けるゲームプレイに大きく貢献して下さいました。特に夏場には蒸れ知らずの快適な素材です。

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フォームアシストアームは全てのゲーマーに

今や低価格帯のゲーミングチェアにも、アームレストには様々な機能が搭載されています。
特に私が感動したのは、アームレストの「上下角度調整」です。
この機能は関家具が特許を取っているので、他社のゲーミングチェアには無い機能でしょう。
「高さ調整」、「左右角度調整」、「アーム幅調整」これらは皆さんも体験した事があるでしょう機能ですが、「上下角度調整」とは一体どういったものなのでしょうか?
本を読んだりタブレットを持ったりする時、スマホを横向きにして操作する時など、アームレストに肘を置いて腕を立てる様な姿勢を取られる方が多いと思います。
「上下角度調整」はこの時の姿勢をサポートするもので、実は腕に掛かってる負担を限りなくゼロに近づけてくれます。

Type-R_機能_上下角度調整

こちらの動画はWINcaseのオフィシャルPVなのですが、実際に成人男性がフォームアシストアームの上下角度調整機能を実際に使用している映像があります。0:58くらいからですね。

私はゲームパッドを持つ時にこの機能をフル活用しています。
読書等も本当に楽なので、試座が出来る環境にある方は是非こちらの機能を試して頂きたいですね。
リクライニングをしている時にも素晴らしい活躍をしてくれます。

スパインサポートで着座がラク

チェアの機能で「ランバーサポート」と聞いた事があると思います。
先日紹介致しましたContieaksにも装着されているのですが、いわゆる「腰当て(バックレスト)」ですね。
WINcaseにはランバーサポートとは異なる「スパインサポート」という機能が備わっています。どちらも腰部分サポートを目的としているものなのですが、スパインサポートはそれこそ背骨の様に独立した九つのプレートが、しっかりと身体に沿うようにサポートしてくれます。

Type-R_機能_スパインサポート

個人的にはこの独立したプレートのフィット感がとても感じています。
ランバーサポート(バックレスト)の様に「ここに在る!!」という感じより、椅子そのものがサポートしてくれてるイメージです。
言い方が適切かは解りませんが、”異物感が無い”といった印象です。
スパインサポートは使用シーンによって使い分けるといいと思います。
リラックスしながら体重を椅子に思いっきり預ける時、もしくはキーボードを扱う時のようにやや前傾姿勢になる時…など、自分の好みに調整できるのは良いですよね。

座面長調整機能が便利

Type-R_機能_座面奥行調整

座面の長さって、椅子選びをする上でとても重要だと思います。
座面が長すぎると、膝から足にかけて可動域が減りリラックスし辛い印象を受けます。
逆に座面が短すぎると座面に体重を預けきれず、無意識の内に足で体重を支えたりして無駄な力を使ってしまいます。
お気に入りのチェアが見つかっても、座面の長さが自分に合わず、その椅子に座面の長さを調整できる機能が無ければ、諦めざるを得ないケースも私は実際に体験しました。
座面の長さは試座をする際の直感的な印象に繋がり易いと思います。
「あ、これ座り易い」、「この椅子ちょっと違和感あるな…?」は、座面の長さが自身に適切ではなく、自重を上手く椅子に預けきれていないのかもしれません。

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この様に、引っ張り出すだけで座面の長さを400mm~425mmまで調整できます。感心したのは、座面をフルに引っ張り出しても座面のテンションが一律して変わらないところですね。
先端部分がしなりやすい…といった事にならないのは流石Ergohumanだと思います。上の写真を見たら先端部分が太もも裏の加重によってフニャってなりそうじゃないですか?でも実際に全然ならないんです。

ヘッドレストも自在に調整可能

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この様に、ヘッドレストも自在に位置を調整する事が出来ます。
Ergohumanのオリジナルモデルは、ヘッドレストの部分までエラストメリックメッシュを使用している物があるのですが、こちらのWINcaseは合皮に包まれたクッションタイプとなっています。
柔らかい使用感で、リクライニング時にはとてもリラックスできます。
寝落ちを辞さない構えなのであれば、個人的にはメッシュタイプより良いと思っています。

一台で完結。収納式オットマン

WINcaseにはオットマン(足置き)が内蔵されております。
オットマンの位置は無段階で調整できるので、姿勢や体格に合わせる事ができますね。

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非常にスマートな全景ですね。私はこのオットマンを座面よりちょっとハミ出すくらいに調整し、胡坐を書いて作業したりゲームしたりしています。
行儀が悪くて申し訳ないのですが(笑)
もちろん、フルリクライニングで覚悟を決めて休憩する時には、このオットマンが大活躍します。
写真だとあまりにスマートで、耐荷重性について心配になりますが足の裏を直接オットマンに乗せて体重をかけても問題ありません。

全体的に感じる高級機ならではのクオリティー

リクライニングをする際の軋みの無いスムーズさ、アームレストの高さを調節する際の段階のクリック感、アルミダイキャストの美しさなど使用を続けると流石高級ゲーミングチェアだと唸らせられる様なクオリティーの高さを随所に感じられます。
実際に定価は134,780円(税別価格)と、ゲーミングチェアの中でもトップクラスの高級機です。
驚かせてしまい申し訳ありませんが、実売価格は89,800(税別価格)となっているので、デスク周り、ゲーミング環境に妥協をしたくない方にお勧めしたいです。
デスクワークが主で、趣味もゲームです!の様な御仁には相応しい珠玉の逸品かと…
WINcaseのレビューは探しても見当たらなかったので、もしかしたら日本最速かも!?
皆様の参考になれば幸いです!では!

Twitter ユウ

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