第5回神決レポ 〜かえで〜
こんにちは。かえでと申します。
7/16に開催された統率者神挑戦者決定戦に参加して来ました。結果は29位で予選敗退しましたが、6戦の内容をまとめました。いつもの長文です。
1 使用した統率者
パルン、ニヴ=ミゼット
イゼットカラー6マナのクリーチャー。5/5飛行の十分なファッティでインスタントソーサリーに誘発してドローする能力、ドローするたびに1点飛ばす能力、そして本体は打ち消されないオマケ付き。
競技EDHにおいて単体でかなり強力な統率者である反面、色拘束が激しく唱えること自体が困難になっている。
いわゆる指輪環境では青が濃くなると予想し、増えるであろうミッドレンジに強いコントロールを選択しました。
またダメージ誘発により小粒クリーチャーにも強いため、ニヴ定着後はクリーチャー依存の激しいデッキの復帰を許さない点も評価しています。黒幕、オーク、ロソ、センチネルも許しません。
リストです。解説は後ほど。
https://www.moxfield.com/decks/osUVKdFkrUuFvDsAwKN66w
2 予選の振り返り
①
○テヴェシュ&ターナ、艦長ジョイラ、語りの神ビルギ、パルンニヴ
初戦から4家。白鳥の歌構えつつ4ターン目ニヴ、5ターン目蛇の目キープ。
2ターン目にビルギから防御の光網!消すことができず焦るも何もせず。テヴェシュのドローに勝てないと判断し強気に4ターン目にニヴを着地させるも、返しの5ターン目にテヴェシュが初学者霧のコンボで勝ち。
テヴェシュがレブを持っていたため白鳥を弾かれ、ニヴで追加の打ち消しをドローしても光網で打つ手なかったです。もう少し慎重に置いて欲しかった気持ちはありますが、逆に2ターンの間は何も起きなかったのでビルギのトップドロー次第では勝ちの目があったということですね。
②
ティムナ&ログ、ニヴ再誕、ジェスカ&ダーゴ、○パルンニヴ
またまた4家、、しかも走り屋が2人。中途半端なハンドは勝てないと判断しダブマリして、レモラと打ち消しキープ。
1ターン目、ダーゴが着地していたため大人しくレモラは置かず。
2ターン目、ダーゴの3倍パンチはログティムへ。ログティムのdeadlyでダーゴが除去されたのでレモラ設置。
3ターン目以降もログティムは掘り進めていたが仕掛けて来ず。(後で聞くと、両ニヴがマナを全然寝かせないので走れなかったとのこと)
ダーゴは計3回3倍パンチをしたのですが全て除去により止まっていました。
中盤の記憶が曖昧なので省略しますが、なんとか両ニヴ同士のリソース戦に入りました。
こちらは顔壊しのプロ、クラム、黄金架、パルンニヴを展開。あちらは再誕ニヴとクラムのコピー、パルンニヴのコピーを展開していました。
最後はあちらのコピー2体を退かしたところで2人組の見張り番で仕掛けました。
幸いニヴへの除去はなく、見張り番への打ち消しは緻密で見張り番を避難させることで回避。見張り番リキャスト前にログティムから沈黙が放たれますが、最後の賭けを合わせて追加ターンへ。見張り番の結魂スタックで蛮族のリングが飛んできますが都合よく蛇の目を持っていたので完走しました。運が良かった。
ちなみに50分くらいで終わりました。
③パルンニヴ、○ティムナ&クラム、キナン、テヴェシュ&ターナ(2回目)
1家だが都合よく最速ハンドが来ることもなく、罠と除去キープ。1ターン目はセットランドゴー。ティムクラはマナを伸ばしつつ1マナ立ててゴー。キナンはレモラでゴー。
4家はレモラに対しそんなの関係ねぇ!とマナを展開しテヴェシュをキャスト。迷いましたが罠で弾く。
これが仇となりエンド前バンチューから2ターン目にティムクラがむかつきで勝ち。
結果論、むかつきは1回目の呪文だったので罠は通りませんでしたが、安直に使ったなぁと反省しています。
ミスの要因は2つ。1つ目はキナンの手札が10枚以上あったので何かしらのピッチはあるだろうと思い込んでいたこと。2つ目はティムクラは一緒にキナンとテヴェシュを止める動きをしてくれると思い込んでいたこと。
妨害の薄いキナンに謎の信頼を置いた上に、むかつきを搭載しているティムクラがミッドレンジキープしていると勝手に勘違いしていました。
コントロールを担いできてコレは情けなくて悔しかったです。
④
大衆扇動者ブリーナ、○パルンニヴ、ティヴィット、ティムナ&クラム(2回目)
トリマリして土地1枚のマナファクトキープ。ブリーナが1ターン目イニシアチブで強そうな動き。私は2ターン目にトップからリス研を引き何とかゲームの参加権を得ました。
地下街とブリーナにより白羽山が成長していく中、ティヴィットは篩が出てこず、ティムクラは仕掛けることなくターンが経過していきました。
運良くマナが伸ばせるようになり、波止場から黄金架、ニヴ、クラム、呪文滑り、一つの指輪、ラガバンが奪ったオークの弓使いを展開して盤面を完成させました。
最後は見張り番に対してニヴが除去されましたが、黄金架による莫大なマナから直ぐにリキャストして勝ちました。
最中は必死にやってましたが振り返ると運が良かったですね。60分ピッタリで終了しました。
⑤
○ログラクフ&テヴェシュ、キナン、パルンニヴ、樹の神エシカ
1家ログテヴェはやばい!と思いダブマリwillレモラ土地1+金属モックスキープ。4戦目に土地1で勝ったからって慢心してましたね。
4者静かなスタート。レモラと土地づまりを見てログテヴェもゆっくり展開していました。
5枚くらい引いても土地は無く、皮肉にもモックスダイヤモンドを引き、3ターン目にレモラを維持できなくなりました。
レモラの消滅を見たエシカがチャリスX=1。これにより手札に貯めていた1マナの妨害が全て死に札に…。その後キナンの破滅の終焉をwillで止め、打ち消しが実質ゼロの状態になりログテヴェのネクロポーテンスが通る。その後出現領域から霊気貯蔵機で勝ち。
決まり手は間違いなくチャリスでしたが、まず自分のマリガンから反省ですね。少なくとも2ターン目むかつきを止められるハンドを探してマリガンしていましたが、土地が無いとどうしようもないですからね。
ちなみにチャリスは卓のスピードを遅らせるために置いたそうです。それならゼロにして欲しかったのですが、本人が否定の契約を持っていたためゼロにしたくなかったのでしょう。結局マナが伸びていなかったので数ターン後まで使えない打ち消しよりも隣りのコントロールに任せて欲しかったですね。
⑥パルンニヴ、ティムナ&クラム(3回目)、ログラクフ&トラシオス、○暴動の長ラクドス
むかつき警戒でダブマリして打ち消し巾着切りキープ。今回はマナがたくさんあるハンドです。
1家なのでマナファクトを先に展開し、とりあえず2ターン目から4マナ立たせて巾着を構えてました。
ティムクラもマナを伸ばしてティムナを展開。ログトラも順調にトラシオス+4マナ構え。ラクドスは土地1枚と太陽の指輪だけ出して事故ってました。
おそらく4ターン目にティムクラがジェスカの意志。これが通るもトップ3枚が弱い。そして色マナがない状況だったので、ギャンブルから波止場で色マナ確保を試みる。そこに巾着切り!宝物を7個貰いました。
ここまでは順調でしたがログトラからも波止場…。やむなくニヴ展開用に最低限を残して消費しました。ログトラはマナが足りなかったのかターンをパス。
5ターン目にニヴを出してパスしたところ、ティムクラから滅ぼし超過で即帰宅させられました。手札もなくてどうしようもない状態です。
その後、ティムクラむかつきvsログトラ徴用vsニヴ誤った指図のやり取りで綺麗に卓の妨害が無くなり、ラクドスが波止場リアニから走って勝ち。
対象変更できない除去をしっかりとキープしてニヴを即破壊してきたのが上手でした。
結果は2-4で敗退。29位は新記録
同卓した方々、ありがとうございました!
3 簡単な構築の解説
全ての解説は難しいので、意識して採用したカードと、あえて採用しなかったカードの説明をします。
【意識して採用したカード】
・最後の賭け
本番の前夜に思いつきで入れました。時間制限があるのでラスト5分の時にとりあえず差し込んでトップドローを確認したり、きっちりと周りがマナを寝かせるタイミングを見計ったり、大会では使い所に困らないと思います。
・緻密
魂の洞窟だけはどうしてもケアできないので採用しました。見張り番を打ち消しから守る動きはずっと温めていたアイデアだったので決められて嬉しかったです。
・狡猾な巾着切り
言わずもがな波止場環境なので刺します。上記の緻密や記憶の氾濫などと合わせて採用することで、「マナを立てて返す」というコントロールの自覚を持たせるためにも入れていました。
実際は奪った宝物からニヴに繋がるので盤面を返すきっかけとして強力に働いてくれました。
・ルーデヴィックの名作クラム、黄金架のドラゴン、顔壊しのプロ、鋭い目の航海士マルコム
マナ確保とドロソで役割が異なりますが一緒に書きます。統率者領域にニヴが居ると相手は迂闊に除去を消費できなくなります。それを悪用する試みで入れました。
他にも適任なクリーチャーはいますが、クロックを刻める点を評価して採用しました。なぜクロックを重視したのか、ちょっと説明が長くなります。
ニヴは好奇心コンボで勝ちますが、結局は相手のライフを削り切るだけです。山札100枚に対しライフ120点を削るため余裕がなく、基本的に誘発ダメージはプレイヤーに飛ばすことになります。これが窮屈に感じていました。
ニヴは誘発能力でかなりのダメージを飛ばします。そして理想はクリーチャーに飛ばしたいのです。コントロールと言えど1vs3は絶対に勝てません。が焼け野原にしてリソースを失わせれば1vs2や1vs1に持ち込めます。これがライフを狙わないメリットです。
もちろんライフを削らなければ、圧をかけて追い詰めなければ勝てないので、代わりにコンバットダメージで削ることにしました。
結論、ダメージを通せてアドを稼げるということで採用しました。
・炎の中へ、火山の流弾、ディレイドブラストファイアーボール
2点オールの呪文です。ピン除去に加えて入れたのは、やはりピン除去では足りなかったからです。
統率者を絡めた高速コンボがきついので採用しました。キナンやマグダ、アシャヤ等ですね。通らなければリーサルの場面は多いので、ついでにティムナ、黒幕、ロソ、弓使い、マルコム、ラガバン、センチネル、マナクリも仕方なく巻き込まれてくれます。
炎の中へはソーサリーですが、もう一つのモードが強力なので採用しています。
【あえて採用しなかったカード】
・光り角の海賊、タッサの信託者
どちらも好奇心コンボ後のフィニッシャーとして少なくとも片方は採用されていますが、今回は抜きました。
理由はシンプルで、先に引いても何もしない上にタッサは法務官の掌握や敵対工作員で取られて負け筋になるからです。
代わりにヴァラクートの覚醒と炎の中へを採用しており、さらに前述のクロック作戦を取っているのでコンボ決めて勝てない状況は発生していません。
・等時の王笏、劇的な逆転
ニヴが不在でも揃えば勝つカードです。これらも同様に手札に嵩張るのがストレスに感じたので抜きました。
多色でサーチが多い以外なら基本的に複数枚コンボは苦しいです。
4 最後に
ここまで長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。相変わらずまとめるのが下手なため長くなりました。
今回は置き物によりコントロール不可になったり、ユビキタスさんに3回も当たってしまったりと試練が多かった気がします。それでも各試合に反省点が残っているのは強いコントロールを組めた証拠になっているかなと、個人的には満足しています。マリガンとプレイングがいつまで経っても上手くなりませんね…。
しばらくパルン使うと思いますのでDiscordや大会などでまたお会いしましたら、できれば嫌な顔せずに相手をしてやってください。よろしくお願いします!
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