香水レビュー：SHIRO サボン オードパルファン 40mL
SHIRO
私自身、40代男性の立場から今回は、日本発のナチュラルコスメブランド「SHIRO（シロ）」が手がけるオードパルファン「サボン」についてご紹介したいと思います。石鹸のように清潔感あふれる香りが特徴的で、性別や年齢を問わず誰でも使いやすいのが魅力。しかし一方で、私自身が使用してみて感じたのは、香りの持続時間の短さでした。この記事では、「サボン」の香りや使い勝手、プラス面やマイナス面などを包み隠さず詳しくレビューしていきます。
SHIROというブランドについて
「SHIRO」は、北海道で生まれたスキンケア＆フレグランスブランドとして、日本国内で非常に人気を高めている存在です。シンプルかつナチュラルなテイストのパッケージや、素材にこだわった製品作りが評価されており、近年はSNSや口コミでも話題を集めています。化粧水やリップケアなどのスキンケア用品だけでなく、香水ラインも豊富に展開しており、多彩な香りからお気に入りを選べるのがうれしいポイントです。
そんなSHIROが発売しているオードパルファン「サボン」は、名前が示すとおり“石鹸の香り”をベースにしたフレグランス。ボトルのデザインもブランド全体のコンセプトに合わせたシンプル＆クリーンな印象で、洗練された雰囲気を感じさせます。部屋にちょっと置いておいてもインテリアの邪魔にならず、むしろスタイリッシュに映えるのが魅力的ですね。
香りの特徴：石鹸を思わせるクリーンさ
トップノート：清潔感のある爽やかな印象
実際に肌につけてみると、まず感じられるのは「まさに石鹸」というべき清潔感です。シャボン系と表現すると少し甘いイメージが強い場合もありますが、SHIROの「サボン」は甘さが控えめで、どちらかというと洗い立てのタオルやリネンを連想させるような、やさしくて爽やかな香りが印象的でした。
強く主張することなく、ふんわりと漂うように広がるので、付けた瞬間から「良い香りだね」と好感を持ってもらいやすいタイプだと思います。
ミドルノート：柔らかく包み込むフローラル
トップノートの石鹸らしいクリアな香りが徐々に落ち着いてくると、ほんのりとしたフローラルの優しさや、肌に溶け込むようなムスクのニュアンスが感じられます。決して派手なフローラルではなく、あくまで自然で上品な甘みを感じる程度。清潔感がベースになっているからこそ、派手さがなくとも「大人の落ち着き」を演出してくれます。
私自身40代の男性ですが、この段階の香りにはどこかホッとするようなリラックス感があり、仕事で疲れていても少し気持ちが前向きになるような印象がありました。甘くなりすぎないので、男性にも抵抗なく使えるというのは大きな魅力だと思います。
ラストノート：ソフトなムスク感の余韻
ラストノートにかけては、ミドルノートから続く柔らかいフローラル〜ムスク調の香りがほんのりと残り、優しく肌を包み込むような余韻をもたらします。サボン（石鹸）の爽やかさはトップから一貫して感じられますが、後半になるにつれて少しずつ穏やかに溶け込んでいくイメージです。
ただし、後述するように、オードパルファンとしては持続時間がやや短めに感じられる点が気になる方もいるかもしれません。使い始めて1〜2時間後にはトップノートの鮮明さは和らいでおり、さらに3〜4時間ほど経つと「もうちょっと残ってほしいな」と思うほど、かなり穏やかな香り立ちになっている印象でした。
年齢を問わず使いやすい理由
石鹸を基調とした香りは、誰にとっても「清潔感」「好感度」を連想しやすいもの。フローラルやウッディ、スパイシーなど、香水にはいろいろなジャンルがありますが、サボン系は特に苦手に感じる人が少ないのが特徴です。また、男女ともに違和感なく使えるところも大きな強みといえます。
40代の男性が付ける香水としては、ウッディやスパイシー寄りのしっかりとした香りを選ぶ方もいます。しかし、私の場合は「程よく軽やかで、かつ大人の雰囲気を損なわない」フレグランスが好み。そういった意味で、このSHIROのサボンは非常にバランスが取れており、ビジネスシーンでもプライベートでも活躍してくれそうです。もちろん、性別・年代にかかわらず手に取りやすいので、香水のプレゼントにも向いているのではないでしょうか。
実際に使ってみた感想：プラス面とマイナス面
プラス面：香りの良さと好印象
1.誰にでも好かれやすいクリーンな香り
強烈なクセがない分、「香水が苦手」という人でも比較的受け入れやすいところがポイント。周囲からの評判も良く、「いい香り」「清潔感がある」と言ってもらいやすいフレグランスです。
2.どんなシーンでも使いやすい
職場や学校、習い事など、さまざまな場面で活躍しそうです。場を選ばないフレキシブルさは、手元に一本あると重宝します。特に石鹸系の香りは、万人受けする代表格と言えるでしょう。
3.肌なじみが良く、リラックス効果も期待
私自身、朝の身支度でひと吹きするだけでも「今日も頑張ろう」と思える前向きな気分になります。強い香りで気分をアゲるのもアリですが、疲れているときやストレスの多いときは、こうした柔らかい香りが心にゆとりを与えてくれる気がします。
マイナス面：香りの持続時間が短い
1.数時間でほとんど飛んでしまう
オードパルファンは、一般的には比較的長めに香りが続くタイプとされますが、「サボン」に関してはトップのシャボン感が特に早めに落ち着く印象です。朝付けて昼頃にはかなり淡くなり、終業時間には「ほとんど感じない…」という方もいるかもしれません。
2.付け直しの手間がある
長時間外出する場合やデートの後半戦にも良い香りをキープしたいのであれば、アトマイザーに移して持ち歩く必要があります。個人的には、逆に付け直しをして気分転換できるというメリットも感じますが、一本で朝から夜までしっかり香りをキープしたい方にとっては物足りないかもしれません。
おすすめの使い方・シーン
1.ビジネスシーン
香りが強すぎず、周囲に不快感を与えにくいので、オフィスワークや接客業など、どんな職場環境にも対応しやすいです。香りの主張が激しくないぶん、香水初心者の方でも挑戦しやすいと思います。
2.プライベートのお出かけ
週末のショッピングやランチ、映画館など、気軽に付けていけるのが「サボン」の魅力。初対面でも、相手に優しく良い印象を与えてくれます。万人に好まれる安心感は外せません。
3.就寝前やおうち時間
“石鹸の香り”にはリラックス効果が期待できるため、就寝前やリラックスタイムのお供にもおすすめ。リネンやパジャマに少し吹きかけるだけで、清潔な香りに包まれて心地よい眠りにつけるかもしれません。ただし、アルコール成分が布に付くのが気になる方は、枕やシーツではなく空中にスプレーするか、手首などの肌にほんの少量つけてみるのも良いでしょう。
まとめ：清潔感重視の一本。だが持続力はやや物足りない
SHIROのオードパルファン「サボン」は、その名が示すとおり、石鹸を思わせる清潔感が最大の魅力。甘さがくどくなく、ユニセックスな香りなので、香水のビギナーからヘビーユーザー、そして若い方から40代以上の大人まで、幅広い層におすすめできます。ビジネスやプライベートなど、あらゆるシーンに自然に馴染むため、1本持っておくと何かと便利でしょう。
一方で、香りの持続時間が短いというデメリットも確かに存在します。オードパルファンにしては早めに香りが飛んでしまうため、一日中良い香りをキープしたい方には物足りないかもしれません。ただ、私としては「付け直しの楽しさ」や「香りの主張が控えめだからこそ使いやすい」というポジティブな面も感じており、普段の生活に取り入れる香水としては十分に活躍してくれています。
もし「サボン」の購入を検討している方は、まずは実際に店頭などで香りを試してみるのがおすすめです。SHIROの店舗やコスメカウンター、さらに公式オンラインストアでもサンプルが用意されている場合があるので、ぜひ自分の肌で香りの変化を確認してみてください。実際の香り立ちや持続時間は、人によっても多少差が出る場合がありますので、納得したうえで購入すると安心です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。40代男性の私が使っても違和感なく、むしろ「清潔感があるね」とほめてもらえることも多いので、同世代の方にもぜひ挑戦してほしいと思います。今後もいろいろな香水を試してはブログでレビューしていきますので、また気になるフレグランスがあれば取り上げたいと思います。