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所詮僕は
「所詮僕は」
所詮僕は暗い男さ
寂しい心に怯えながら
悲しみの先に逃げて
何度も逃げて
涙の後ろに隠れる
所詮僕はどうでも良くって
君が喜びさえすれば良い
自分への思考は停止させ
余計な世話ばかりする
所詮僕は脇役だから
君の望まないことと知りつつも
スポットライトを君に向ける
脇役は意地悪なのかもね
所詮僕は死から逃げられないから
頑張りは心の中にある見せかけ
身体は頑張れないし
じきに訪れる「死」は神のお告げさ
僕は何が恐ろしいかと言えば
「死」だろう
過去の詩で
・夫婦、最低限 金婚式までは頑張ろう
・微笑みとありがとうを忘れずに逝こう
など、悲観的ではない「死」や「老後」を詩にして来た
今回は割と投げやりな「死」をうたった
これもある意味美しい「死」と投げやりな「死」との葛藤は、事実思うことではある