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言の葉の詩(うた)

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月や星 草や花 私の好きな沢山の言葉たち 「好きな言の葉のうた」として詩を詠んでみたいと思います 時として心の叫びを綴ることもあります
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2024年7月の記事一覧

愛すること

愛すること

「愛すること」

理由なんか要らない

君が好きだ

君を愛してる

ただそれだけで良い

それが一番大切

山は秋が始まっていました
寂しいですね

Photo : ミヤマアキノキリンソウ
    乗鞍岳にて 2024/7/24

令和版百人一首 恋の巻【他の部】参加致します

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よろしく
お願い致します

応募句

  
  柔らかな 膝の枕に ゆったりと
   君のハミング ゆらぁり ゆらり

若い頃愛する妻と二人きり、アパートの六畳部屋に居る状況を思い出します。

西陽の温かな昼下がりの部屋は、まだ家具もあまりなく、のんびりできる心地良いスペースをつくっていました。
妻はと言えば何やらレースの編み物を歌いながら勤しみ、私

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関わり

関わり

「関わり」

人と人は

 教えあったり

 助け合ったり

 喜びあったり

 悲しみあったり

 支え合ったり

関わり合うことは

普通にあること

そして

人として大切なこと

けれど

忘れてはいけない

それは

憎しみ合うことは

あってはならない

Photo:ミヤマダイコンソウ(深山大根草)
    乗鞍岳 2024/7/24

辿る

辿る

「辿る」

妻に連れられ

道を辿り

思い出と出逢う

思い出の映像が

浮かび上がる

そこに居た人を偲び

思い出が時と結びつく

ほんのりと

時の香ほりが蘇る

ひとり

ほくそ笑む

乗鞍岳 Last Climb of My Life

乗鞍岳 Last Climb of My Life

「Last Climb of My Life」〜乗鞍岳〜

山はきつかった

やはりもうだめ

呼吸は苦しいわ

足は上がらんわ

指が白くなるわ

よろめくわ

転倒するわ

死ぬかと思った

山よ

これだけけなしたから

喧嘩別れだな

でもなぁ

今までありがとうな

人生最後の登山

人生最後の登山

「Last Climb of My Life」
 〜人生最後の登山〜

機は熟した

 さあ行こう

山岳に…

 あるものは頂

 感じるものは地球

 香るものは空

槍よ穂高よ

 遥かなる時を

 その輝きを見せてくれ

Last Climb of My Life !

追記)

免疫の病い小脳の病いに侵され

好きだった登山もままならず

人生最後の3,000m級の登山に

今出発します

山岳を行く

山岳を行く

「山岳を行く」

いつも太陽が輝いていた

額に汗の雫が膨らみ

幾筋も

鼻を伝い頬を伝い流れた

高鳴る鼓動は若さの奏

荒い息遣いは躍動するリズム

まだまだ高いその頂きを仰ぎ

笑顔で呼吸が上下する

岩を一つ また一つ

確かめるように歩を進める

眼下に雲海が広がり

遠く山々は連なり

登って来た尾根を振り返る

ボトルの水を

豪快に口に流し込む

足下に咲く可憐な花が力をくれる

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令和版百人一首 恋の巻【冬の部】参加致します

令和版百人一首 恋の巻【冬の部】参加致します

令和版百人一首 恋の巻【冬の部】
参加致します

よろしくお願いします

故郷の夜を一面に白くする雪
君と僕のものだと思っていた雪は
僕の居ない故郷に今も降る
寂しさを感じつつも
二人の雪は美しい思い出に変わりました
#百人一首恋の巻冬  

初めての参加です
よろしくお願い致します🙇‍♂️

後ろ向き

後ろ向き

「後ろ向き」

限り

行末

絶望

枯れ

老い

無し

終焉

もういい

笑顔を捨て

灯りを消して

後ろ向きに生きてみよう

シロバナニガナは美しい… ナア…

君は何を見つめて咲くのか

目蓋の裏にある

赤い血を見つめて

ひとり

僕は

眠る