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言の葉の詩(うた)

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月や星 草や花 私の好きな沢山の言葉たち 「好きな言の葉のうた」として詩を詠んでみたいと思います 時として心の叫びを綴ることもあります
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2024年4月の記事一覧

所詮僕は

所詮僕は

「所詮僕は」

所詮僕は暗い男さ

寂しい心に怯えながら

悲しみの先に逃げて

何度も逃げて

涙の後ろに隠れる

所詮僕はどうでも良くって

君が喜びさえすれば良い

自分への思考は停止させ

余計な世話ばかりする

所詮僕は脇役だから

君の望まないことと知りつつも

スポットライトを君に向ける

脇役は意地悪なのかもね

所詮僕は死から逃げられないから

頑張りは心の中にある見せかけ

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深夜との決別

深夜との決別

「深夜との決別」

深夜が好きだった

いつもいつも3〜4時間の睡眠

今朝も2時起き

顔も洗ったし

着替えたし

でも最近

きっと身体を壊すと思い始めた

反面、どうでもいい

とも思ってしまう

音楽かけて 一人

リビング片付けて

亡き父母の写真と会話して

妻が起きるまで

延々と野菜サラダづくり

合間にpost

もう決まった流れ

気持ちも暗くなる流れ

たぶん 鬱病真っ盛り

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別に

別に

「別に」

君は10m先の右前を歩く

僕なんか眼中にない

別に良いんだけど

君は鳥ばかり狙ってる

僕じゃなくて鳥に話し掛けている

別に良いんだけど

君は脇目もくれずに走って行く

僕はのんびりと足下の草花を撮る

別に良いんだけど

君はおにぎり食べてお茶飲んで

 「じゃ、向こう行ってるから」

僕はやっと食べる準備

別に良いんだけど

その方が

 ゆぅーっくり

  のぉーんび

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空の父さんと母さんへ

空の父さんと母さんへ

「空の父さんと母さんへ」

どうしていますか?

いつも微笑む父さんと

底抜けに明るい母さん

あの頃そうしてたように

きっと一緒に

仲良く手を繋いでいる

大きな造船所で働いていた父さん

診療所の看護師だった母さん

どうして知り合ったのか

聞いてなかったね

ちょっと心残り

戦争で怪我をしていた父さんと

看護していた母さん

きっと父さんが母さんに

プロポーズしたんだろ

トオ

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究極の勇気

究極の勇気

「究極の勇気」

苦しくて 苦しくて 苦しくても

息ができなくなっても

心の中で拳を握りしめ

もがきもせずに

穏やかな顔で

その一秒に

その瞬間に

人生を諦める

その究極の勇気を持とう

強い気持ちで人を思い

穏やかな顔でいよう

優しい気持ちで振り返り

人生に感謝しよう

ふたりの時

ふたりの時

「ふたりの時」

窓の外の夜の明かりが

一つ また一つと消えて行く

口数の少ない君は

この日を待っていたの…と

ポツリと言う

君の瞳の奥にある悲しみは

今夜は見えなくなっている

今はただ

君とこうして居るだけで

君を見つめているだけで

湖に浮かぶ木の葉のように

心地良い時に揺られる

時よ このまま

どうかこのまま

ふたりを包んでいて欲しい

ふたりの時が終わらないでいて

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