ARFID回避制限性食物接種症〜受診⑤1月上旬〜


前回の血液検査の結果から

ホルモン、タンパク質、腎機能、膠原病やら成長に関する項目は問題なしでした。
引っかかったのはスギ、ヒノキアレルギー。
軽くハウスダストとダニのアレルギーも。

初診から二ヶ月、栄養バランス無視で娘の食べたいものを食べたい時に食べていました。
寝る30分前にクッキーやおにぎりを食べる事もありました。

こうなる以前なら寝る前に食べるのは良くないよーとかお菓子食べすぎてご飯食べられなくなるよーとか言ってたなぁ。(遠い目)


結果、ご飯の量はあまり変わらずお菓子を主に食べている割に貧血なども無く栄養状態は悪くありませんでした。
それでも食べる量としては少しずつ増えていたので体重は25kgまで増えました。
ここまでほんとよく頑張ったね。

野菜も肉もバランスよく食べる。
もちろん体を健康に保つには大事な事です。
でも、ストレスで食べられない時には好きな物を食べておいしいー!って感じることは健康的な食事よりも、こんなにも元気に直結するんやなぁと思いました。

一番食事ができなかった時期はスプーンいっぱい程度のお味噌汁でお腹いっぱい…と言っていました。
そんなわけないやーん!!
と心の中で全力でツッコミつつも無理に食べさせるわけにもいかず、私も段々と料理をするのが億劫になっていました。
作っても食べてくれない…
私にはこれが割とストレスを感じる事なんだと気づきました。
しかし治療がはじまり、私が作った食事でなくても(お菓子でも)何か食べてるから、まあいっかと思えたことは私にとっても救いでした。

娘、待機

このあと先生と話があるので娘は待合室で待機。

この調子で、来月の診察で体重が維持できていたら診察の間隔を少しあけても大丈夫かもしれないとのことでした。

ただ今後成長していく中でストレスを感じた時に体重がまた減り出したり、今の治療のままで効果が出なくなることがあるかもしれない。
彼女はかなり繊細なタイプなので
そのストレスの根底にあるものを調べていく中で発達障害の検査も視野に入れていく事はあります、と。

実際ARFIDの患者さんの2人に1人は発達障害の方だからだそうです。

こだわりが強かったり感覚過敏が食欲低下につながる事もあるそうです。

急いで検査を受ける必要はなく、本人が自分の事をもっと知りたいと思ったり、生きづらさを感じたりしたときにタイミングを見ていけばいいかなぁとおっしゃっていました。

今回、体調が悪くなり受診に至ってARFIDだとわかって娘は少しホッとしたと言っていた事がありました。
わかるまでが娘も私も本当にしんどかったです。
病気とわかったからこそ娘も前向きに治療にも取り組めたのでしょう。
発達障害かどうかよりも、自分がどういうところにストレスを感じるかがわかれば、それはきっと娘にとっていいことなんでしょうね。

食事記録の意味

話は変わり、娘が食事記録の意味を知りたがっていました。

ダイエットする時に食事記録をつけたりすることがあるから、似たような感じかなぁと答えていましたがあまり適当なことを言うのもよくないなと思い、先生に聞いてみました。

食事が少なかった、体重が減った
りした時の精神状態、イライラしてたなーとか自分で後から見てわかるようになってくるそうです。

逆にしっかり食べた、寝れた、好きなことした、そういう時は調子が良かったりするんだそうです。

なるほど、後で振り返るためのツールなのですね、ふむふむ。


私が記録をたまに書き忘れると娘が今日まだ書いてないよ、と言ってくれることがあります。
うっかり母さん、これがまた良かったらしく、ゆくゆくは自分で全部書いてもらうのがベストみたいです。
自分のことを知る。
これが最大の目的なんですね。

体重も増えて元気が出てきたから私も少し欲が出て、お菓子じゃなく食事をしっかり食べてくれたらなーと思いはじめていました。

先生はそれを見越してか、娘の食べたいもの、好きなものを食べて
お母さんがそれを見て体重が増えたと喜んでいるのがわかれば、彼女も嬉しくなってもっと食べるようになります、と抜群のタイミングでおっしゃいます。

先生、エスパー並み…

体調を崩し始めてから半年、先生に診てもらうようになってから2ヶ月。
まだもう少し様子をみることになりそうですが、一時のことを思うとかなりの回復です。


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