【クリプト】2023年トレンド予測
2019年に本格的にクリプト業界に入り、早3年が経ちました。2022年はクリプト業界にとって激動の年だったと思います。というか毎年激動の年だと思います(おかげさまで退屈しませんね)。
年末ということで、来年のトレンドを予測してみました。
1. Layer2 and Cosmos Summer
2021-2022年はL1 summerでした。BSC,Polygon,Solana,Avalancheなどが乱立し、どのチェーンのトークンも価値が上がりました。Ethereumのガス代が高騰する中、チェーンを立ち上げてブリッジとDEXを用意すれば、Ethereumエコシステムの恩恵を受けられたのがデカかったと思います。
しかし、ブリッジのexploitが多発しました。特に印象的だったのがHarmonyです。Harmonyチェーン自体に問題はなかったはずが、Harmonyブリッジがハッキングされたことにより、チェーンがお亡くなりに近い状態になりました。ブリッジの重要性が改めて浮き彫りになりました。
そんなわけで、RollupのLayer2か、セキュアにブリッジできるCosmos(というかIBC)関係のチェーンが流行ると思います。
2. Privacy for Institutional Investors
次に来るトレンドとして、多くの人がプライバシーを挙げています。私も同意です。それは主に個人向けではなく、機関投資家向けであると思います。
2022年は3ACやFTXまで多くのCEXやVCがお亡くなりになりました。その解決策として、Proof of Reserve(PoR)という概念が提唱されています。PoRは、例えば顧客の資産を1000ETH預かっているとして、具体的にどのアドレスにいくら入っているのかわからないけど、1000ETH持っていることを証明する方法です。これも一種のプライバシーと言えます。
技術的にはゼロ知識証明(zk: Zero Knowledge Proof)を使います。zkはまだ発展途上で、かつ計算コストがかかるので、大口の投資家じゃないとペイしないと思います。個人は優先度が低いかと。
RWAs(Real-world assets)も最近注目されている中、リアルワールドからクリプトワールドへ機関投資家か入ってくるには、プライバシーが必要となるでしょう。
3. On-chained Game
ゲーム関連でいうと、STEPNが爆流行りして一気に廃れていきましたが、引き続きポテンシャルのある分野だと思います。
GameFiはポンジスキームと揶揄されますが、ブロックチェーンの特性を考えた場合、ゲームプレイでなんらかのアセット(FT or NFT)が手に入ることは大きな魅力でしょう。
ゲーム関連は最近リサーチできてないですが、戦略性を要するべッティングのようなゲームが向いていると思います。WolfGameやSolana(Solanaはオフチェーンとオンチェーンのハイブリッド)のイメージでしょうか。
2023年も数々のヒットゲームが出てくることを期待しています。
最後に
クリプト業界は極寒の冬ですが、2023年も生き残り、そして楽しんでいきましょう。それでは良いお年を!