なんでクレカでNFT買えるの?裏側をご紹介 〜NFTStudioを例に〜
こんにちはCryptoGamesのヤマピー( @yamapyblack )です。今回は「どうしてクレジットカードでNFT買えるの?」という疑問にお答えしたいと思います。
なんでクレカでNFT買えるの?
NFTを購入する際、多くのマーケットではETHで決済を行います。OpenSeaやRaribleなんかがそうですね。
しかし「NiftyGateway」や当社の「NFTStudio」など、一部のマーケットではクレジットカードでNFTを購入することが可能です。
なぜクレカでNFTを買うことができるのか?
その答えを一言で言うと「運営がトランザクションを起こしているから」です。これだと一言で終わってしまうので、裏側の仕組みをもう少し解説します!
クレカで購入方式その1:決済時にmint
最もシンプルな方式は以下です。
クレカ決済が行われた瞬間、そのユーザのウォレットにNFTをmintしてあげます。
mintは運営が管理している秘密鍵で行います。
しかし、NFTStudioではこの方式ではなく、次のような方式を採用しています。
クレカで購入方式その2:事前にmint
まず、事前にNFTをmintしておきます。
Depositコントラクトと呼んでいるコントラクトに対し、NFTをmintしています。
その後、実際にクレカ決済が行われた際、NFTをtransferする方式です。
なぜ方式その2(事前にmint)を採用しているのか?
いまは秘密鍵を運営が管理している状態なのですが、今後クリエイターさんが自分でmintしたり、独自のコントラクトでmintすることを前提にしています。
方式その1だと、↓のようになります。
秘密鍵を管理しているクリエイターさんが自分で発行しなければなりません。これでは、クレカ決済したタイミングでNFTが届きませんし、クリエイターさんの負担が大きいです。
方式その2であれば、事前にまとめてmintしておけばOKです。
※Depositじゃなくてapproveでやる方法もありますが、販売NFTを管理しやすいため、NFTStudioではこの方式を採用しています。
デメリットは?
デメリットもあります。それはガス代です。
方式その1では、トランザクションは1回で済みます。しかし方式その2では、1つのNFTをユーザに届けるのに、2度トランザクションを発生させる必要があります。
しかし、NFTStudioではチェーンにPolygonを採用しています。Polygonはガス代がかなり安く、1個NFTをmintしたりtransferするのに1円もかかりません。
Polygonを採用することで、ガス代を抑えつつ、クリエイターさんに負担のかからないクレカ決済を実現しています。
まとめ
・運営がトランザクションを発生させることで、クレカでNFT購入を可能にしている
・事前にmintし、ユーザ、クリエイター双方にストレスのかからない方式を採用
・Polygonチェーンの採用でガス代を抑制
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