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Time is Journey(0)

人間は齢を重ねるたびに、考えることが変わっていく。私がそれを実感するのは、いつも年末年始である。誕生日がクリスマスであり、その日を境に一年の振り返りをする内省モードに1ヶ月近く入っていく。その間に、次の1年の大まかな指針が決まればいいが、大抵は2月ごろに定まるのが関の山だ。

しかし、今年はこれまで積み重ねてきた歳月が、融合したように、考えが統合されていった。正確に言えば、混ざりあったのではなく、ミルフィーユをメタファーとして、それぞれの年を一枚一枚の層として見、その積み重ね積み重なった層が一つの甘味として美味しくなってきたということだろう。私自身にもミルフィーユという見取り図が、今の自分の状況を説明することに適していること、そういう風に言えることをなぜかうれしく思っている。

いつか声を大にしていいたい。

「人生はミルフィーユだ」

と。そして、そのケーキの名前は決まっている。

Time is Journey.

である。

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