【振り返り】フリーランス初年度の確定申告
こちらの記事で、マネーフォワード(以下MF)確定申告を使っての所感を綴っていた。
その中で
と書いていたので、予告通り振り返ってみたい。
まずはMF確定申告で年度内すべての仕訳を入力
ITコンサルタントの私には、それほど多くの仕訳は必要ない。
まずは収入。
人月商売なので売上は毎月決まった取引先からの定額入金。(最近は別案件を時間単価で請け負うようになったが、月ぎめでの入金に変わりはない)
こちらはMF確定申告に付属のMF請求書を使っていれば、売掛金仕訳が自動で作成されるので漏れることはない。入金すれば実現ボタンを押すだけど入金消込が行われる
そして支出。
PCやITデバイスはよほど高くなければ消耗品勘定。青色申告であれば30万円未満なので、実質すべて消耗品にできる。
AmazonならMFに証憑が自動連係される。ヨドバシとか他のお店なら領収書をPDF化してMFの仕訳に添付だ。
この辺は普段から細めにやってたので、本当に漏れがないか確認するだけだった。
光熱費や家賃、インターネット料金は家事按分で計上する。
家賃は領収書がないので銀行の引き落とし明細をダウンロードして添付した。
私の場合は週5日×8時間で23.8%を経費とした。この辺は合理的な説明さえできればよいらしい。
MFには科目・補助科目ごとに按分比率を設定して自動計算・仕訳をする機能があるのでめちゃくちゃ楽だった。
ビジネス用途のサブスクも経費にした。
私の場合、NewPicksと日経クロステックに課金している。
この辺も領収書はWebなのでPDF化して添付だ。
仕訳が入力し終わったらMFで確定申告書作成
サラリーマンの頃も株式やら医療費やらで確定申告はしていたが、その際は国税庁の確定申告コーナーを使っていた。
MFを使う場合、事業としての青色申告決算書も、個人としての医療費控除などが含まれる確定申告書も、合わせてMF上で作成することになる。
具体的にはMFのブラウザ画面上で入力し、xtx拡張子のXMLフォーマットファイルをダウンロード、それをWeb版 e-Taxの画面からアップロードする形だった。
確定申告コーナーではExcelから医療費が読み込めたのだが、MFでは対応しておらず、1件ずつ手で入力する羽目になった。
昨年度はマイナポータル連携で医療費を自動入力できてすごい便利だったという話も聞いたが、その恩恵に預かることはできなったのは残念。
ここまで作業すると、MFからは
・青色申告決算書(PDF)
・確定申告書(PDF)
・e-Tax申告用のxtxファイル
をダウンロードすることができる。
確定申告書は去年までは国税庁の確定申告コーナーで作っていたものだが、同じフォーマットのものを今年はMFで作成した形だ。
青色申告決算書イメージ
確定申告書イメージ
最後はe-Tax Web版で提出
最初はよくわからず、インストール型のe-Taxソフトを入れてしまったのだが、高機能すぎて全く分からない笑
MFでxtxファイルまで生成していれば、提出はWeb版でOK。これは忘れないでおきたい。
まとめ
MF確定申告を使い始めたときから想像はできていたが、本当にスムーズに確定申告を行うことができた。
青色申告ってもっと難しいものだと思っていたが、いっちょ前に貸借対照表・損益計算書を自分で作ることができて感動すら覚えた。
今年はインボイス制度のスタートという一大イベントが控えている。
10/1に向けて適格請求書発行事業者の登録申請手続を行ったばかりだが、2割特例やら簡易課税やら、理解しないといけないこと目白押しだ。
勉強しつつ、システム面はMFに頼って乗り切っていこうと思う。
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