開拓の前に
夫が購入した山の土地、およそ千坪。
もちろん平坦な土地ばかりではなく使える面積は限られるが、以下のことをしたい、ということだった。
・ジメジメしているので排水路の確保で水捌けを良くする
・木々の間伐を行い日当たりを良くする
・沢から水を汲み上げ、浄水設備を整える
・そして最終的には風呂を作りたい
・拠点となる場所に樹木を利用した東屋を建設したい
ちなみにその傍でささやかに妻がやりたいと思っていることはこうだ。
・食べられる果実の実る木を植えたい
・野菜を植えて山飯にちょい足しできるようにしたい
・ハンモックでゴロゴロ休みたい
完全に山で寛ごうとしている。
山で労働しようとしている夫、そして静養しようとしている妻の対比が激しい。そして3歳になる娘が自然に対してどのように接し、なにを目論むのか。
各々が思い思いに楽しむことがよい。
それが山がもたらしてくれる贅沢な時間だから。