桜咲く七夕
ご無沙汰しております。
前回の更新からゆうに一年が過ぎ、うっかり七夕になっておりました。あれから上がった下がったというよりは、嵐を抜け次の場所に来たという感じがします。
最近は、オーディションをたくさん受けています。何百何千の人たちが、そのひと席を争うオーディション。先日観たディズニープラスの連続ドラマ「拾われた男」の台詞でもあったんですが「審査中に落ちたと分かったら落ちていて、受かったと思ったら落ちている。それがオーディションである。」まさにそんな不可思議に包まれているのがオーディションであります。負けが混むと「わしゃいらんのじゃないか?」と思いたくもなってくるんですが、でも2番だったかもしれない。この役に合わなかっただけで、価値がないわけではない!と割と自分を言いくるめられてしまうから引くに引けません。
そうそう、親からの連絡で、真冬のパラグアイで桜が咲いたそうです。写真がそれなんですが、なんだかよく分からないニュースでしょ。南米の冬は日本の春くらいの気候だと思えば当たり前な気もするし、そもそも南米に桜あったんかい!とかどう感じればいいか分からなくなりつつ、どこもかしこも、不思議で溢れとるなぁと想いを終着させます。
そんな中、メキシコに住んでいる大学時代の友達からメッセージがきました。
「こないだ日本に帰った時、ANAの機内映画、赤いポスト~に出てるの見て、嬉しかったです!これからも日本便の機内映画に出れること期待しています!!」
エッシャー、飛行機でやってるんだ。
抵抗飛空を貫くぼくのテンションとは裏腹に、出演作は、空を舞った。僕の演技は、たまたま飛行機に乗った旧友の目に映った。今日は七夕か。
停滞したぼくの気分もいつかどこかに届くのかもしれない…。ふっとそんなことを思わせてくれた友達に感謝。また頑張ってみますかね。