創作ユニット発足!おうち映画製作!
自粛期間に入り、全く現場でのお仕事がなくなってしまった。
これまでの正攻法は一切通用しなくなった今、頑張り方も一工夫しなければならない。
以前、僕は東日本大震災が起きた時に、役者によるチャリティー団体を組んでいた。
イベントや舞台を作って、そこで得た収益金を基に物資を購入し、直接被災地に持って行くという活動だ。
そして、今回、当時のメンバーから「何かやろう!」という声がけと、仲の良い後輩との「何かやりたいね!」の声が重なり、役者による創作倶楽部の様なユニットを発足した。
名前は「カウント」
何もないところから作り上げていこうということで、この名前にした。
参加メンバーは、星名陽平、苅羽悠、植田恭平、僕。
演出や演出助手、助監督など、作り手と役者の経験があるメンバーが揃った。
そして、団体発足と同時に、"ハリウッドB級映画の神"と崇められるロジャー・コーマン監督が、自宅待機期間を利用しての「検疫映画祭」を開催。
ドンピシャで良き企画が重なったので、僕らはそれに応募することを団体最初の活動とした。
映画祭の規定は、自宅敷地内、家に居る人で、撮影を行い、完成作品の尺は2分以内。締め切りは2週間後。
今回は、僕と植田恭平作品を出品することになった。
2人とも、映像作品を作るのは初めて。植田恭平は、iMovieもあまり使ったことがない状態で初撮影、初編集、僕はカメラ用三脚にiPhoneをガムテープで貼り付けて撮影するという、ど素人丸出しでのスタートだった(笑)
だが2人の創作工程は対照的で、植田恭平は、脚本も1日で書き終え、撮影も1日で終え、とてもスピーディーだった。僕は、書いた脚本では、2分間に収まらないので、途中からは、脳内にあるものをひたすら撮影し、編集しながら、何日もかけて日々撮影していった。
他の2人が裏から演出的な部分や気持ちの面でサポートとしてくれて、なんとか2作品を撮り切り、出品した。植田恭平も締め切りギリギリ提出となった僕をずっと気にかけ声をかけ続けてくれた。
優秀者はホームページで紹介されたり、表彰されるとのことだったが、
#CormanChallenge で応募された作品は、世界中から集まり、秀作揃い。出せただけでも良かったのかもしれない。今回、このハッシュタグで観た他作品をいいね!しまくったところ、海外の方からもフォローしてくれたり、広がりをみせることもできた。作品には、英語字幕を付けたので、そのことも今回このネット配信との相性が良かった。
インスタライブでも途中経過を報告し、お客様からも応援のお言葉を頂き、小さな挑戦をインタラクティブな状態で進められ、次に向けてのリモート会議もある。コロナでリアル興行が難しい今、オンラインは、絡めていきたい。
「カウント」のTwitterでは、団体のリモートご挨拶動画や、撮影中の現場リポート、撮影後の監督インタビューなど、"作る"にフォーカスを当てて、活動を報告しているので、もしご興味ございましたら、フォローをお願い致します。手作り感満載だけど、そこからの伸び代を楽しんで頂くコンテンツなのかもしれない(笑)
こんな時期なので、これからどんな活動になっていくかは、想像しにくい。けれど、楽しみながら、表現することを携えて生きていきたいという想いが一致しているので、ゆるりとそんな風であれたらいいと思っています。
完全リモートで誰にも会わずに今回の作品を作ったが、きっと僕は1人では作れなかったと思う。人と創作していきたい欲が更に膨らむおうち映画製作でありました。
もし、良かったら、作品もご覧下さい。
Twitterに2作品とも載っています。
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