指がちぎれてしまったら・・・
こんにちは!
今日はありがたいことに読者の方にリクエストをいただいたので、それに沿って、記事を書いていきます!
今回は「事故で指が切れてしまった時はどうするか」について書いていきます!
事故で指が切れてしまう、というシチュエーションはそんなに遭遇することはないかもしれませんが、料理の時には包丁を使うことになりますし、庭仕事で草刈機を使う、DIYで電気ノコギリを使う人もいると思います。
そういった際に、誤って指を切ってしまったら・・・、考えただけでゾッとsてしまいますね!
指が完全に離断してしまう時と完全には離断がしていない時、ちょっと考え方は違いますが、どっちも共通していること、それは少しでも早く病院に行くことです。
切れてしまったのが、皮膚だけなのか、血管、神経も切れてしまったのかで大きく異なります。皮膚だけなら多くの病院で縫ってくれると思いますが、血管や神経まで切れてしまうと、大きな病院というだけでなく、「手の外科」という専門の先生のいる病院でないと治せません・・・。
どこにそんな先生がいるのか、普通は知らないと思いますから、救急車を呼んで、救急隊の人に探してもらうのがいいと思います!救急隊なら、その地域でどこに専門の先生がいるのかの情報があるはずです。場合によっては、遠いところにしかいないこともあるので、ヘリとかで搬送されることになったりするかもしれませんが・・・。
では、救急隊が来てくれたら、その指示に従えばいいとして、それまでにできることはなんでしょうか?
まず大事なのは、止血です。血液は少なくなると、体に酸素や栄養を届けられなくなり、命にも直結します。腕を縛ったりする方法もあって、ターニケットと言って、戦場でも使われている強力に縛る器具もありますが、やりすぎると良くないので、それは救急隊に任せるとして、清潔なガーゼやタオルなどでしっかり圧迫して止血を図ってください。それでだいたいは止血できるはずです。
次に、指が完全に取れてしまった場合、必ず取れた指を探してください!
指がなければ、いかに腕のいいお医者さんがいても、指をくっつけることはできません!
場合によっては、取れた指がどこかに飛んでしまうこともありますから、自分で探すのが難しければ、周りの人に頼んで、なんとしても指を見つけてください。
指が見つかったら、少しでも状態良く手術に臨むのが大事なので、以下の点に注意して保管してください。
・適切な湿度を維持する(乾燥させない、ふやけさせない)
・適切な温度を維持する(冷蔵庫くらいの温度が良い)
適度な湿度を維持する、ということについては、具体的には、固く絞ったガーゼ、なければタオルに包んで、ビニール袋に入れて口を縛ってください。
その上で、適切な温度を維持するために、氷水を入れたビニール袋に入れます。
乾燥させると組織は劣化していきますし、逆に直に水に入れるとふやけてしまい、神経などが縫合しにくくなってしまいます。温度については直に氷に入れてしまうと冷えすぎてよくありません。ガーゼやタオル越しに氷につけると良いと思います。救急隊が来るまでに時間がかかる時は、冷蔵庫に入れておくのも良いです。