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ANIPLEX20thイベントは何が凄かったのか

2024年1月7日。ANIPLEX 20th Anniversary Event -THANX-に行きました。
このイベントはアニメオタクの走馬灯で、そしてアニメフェスの最高峰でした。


こんにちは。Yamanyonと言います。
ANIPLEX 20th Anniversary Event -THANX-(以下、アニプレフェス)をアニプレ+SPシートで現地観覧してボロ泣きし、この感情を忘れないように言語化しておきたいと思ったため、初めてnoteを書いています。
最初から最後までオタクの独り言なので暇な人だけ読んでください。


アニプレフェスが人生最高クラスの神イベントだった

オタク、すぐ最高って言いがちですがそれでも言わせてくれ。最高だった。

自分は2014年のアイマス合同ライブでライブデビューして、今年でライブオタクデビュー10周年なんですが、個人的に今回のアニプレフェスは歴代TOP3に入る神イベントでした。(残り2つは765プロ9thライブと2015年のアイマス合同ライブ)

今回のアニプレフェスは所謂アニソンフェス系のイベントでした。
同じアニソンフェス系のイベントとしてはアニサマ、animax musix、超次元音楽祭、アニエラ等に行ったことがあるんですが、今回はそれらとは別格のイベントだったと思ってます。

Xでも他の参加者の感想を漁ってみましたが、「これを超えるアニソンフェスは無い」「早速今年一のイベントが決まった」といった感想もチラホラ散見され、多くの人にとって「人生最高クラスの神イベント」であったのではないかと思っています。

以下、このアニプレフェスについて語っていきたいと
思います。

アニプレフェス概要

公式サイトはこちら↓


日時:2024年1月7日(日)18時〜21時半
会場:東京ガーデンシアター(キャパ約8000人)
チケ代:5000円(機材解放席)~8800円(A席)
アーティスト:

  • UVERworld

  • Aimer

  • Galileo Galilei

  • ClariS

  • 結束バンド

  • 鈴木雅之 feat.鈴木愛理

  • 角野隼斗(かてぃん)

  • DOES

  • 中川翔子

  • MAISONdes feat.花譜, ツミキ

  • LiSA

  • Reol

  • ポルノグラフィティ(シークレット)

キャスト

  • 青山吉能

  • 安済知佳

  • 上坂すみれ

  • 神谷浩史

  • 茅野愛衣

  • 川澄綾子

  • 古賀葵

  • 斉藤壮馬

  • 斎藤千和

  • 下屋則子

  • 杉山紀彰

  • 鈴代紗弓

  • 高橋李依

  • 長谷川育美

  • 花江夏樹

  • 古川慎

  • 堀江由衣

  • 松岡禎丞

  • 水野朔

  • 悠木碧

  • 若山詩音

  • 日野聡(シークレット)


演者ラインナップが強すぎる。
なんだこれは・・・
まずはアーティスト。普段アニソンフェスでは見ることができないようなレジェンドや、往年の名アニソンのアーティスト、今では一般層に進出し、アニソンフェスに出なくなったようなアーティストたちがいるのが特にアツいポイント。
そしてキャスト陣。名だたる豪華メンバーが揃っているが、実際にイベント内でキャストが何をするのかは開演まで明かされなかった。
同行するオタクと一緒に「出演作品についてのトークとかするのかな?」といった浅はかな予想をしていた自分を殴りたい。

会場はアニソンフェスにしては小さめな規模である東京ガーデンシアター。

どの席でも観やすいように設計されているライブイベント専用の良い会場

イベント開催が発表された当初や、チケット当落が発表された時は「キャパ少なすぎ!」とオタク(自分)に怒られていたような記憶があるが、イベントが終わった今となっては「この会場じゃないと出来なかったイベントだったな」と納得の会場だった。
その理由については後述。

公演開始まで

当日は午前中から午後にかけていくつかのトークセッションとクリエイターサイン会が開催。(当選者のみ)
自分はぼざろのトークセッションが当たったので参加したが、内容としては特筆することは無いので写真だけ。

ビッグサイト目の前のビル。
ビッグサイトには何度も行ってるが、ここは初めて入った。
フロアぶち抜きの大型タペストリー。
これを見るとライブ当日の実感が湧いてテンションUP。

夕方になりいよいよ開演直前。いざ会場に入ると正面にはANIPLEX制作の歴代全てのアニメキービジュアルの展示コーナーが。

通路に沿ってズラッと全作品。
開演前は人だかりで写真撮るのも一苦労。
これ全部制作に関わったのか・・
ANIPLEXってすげぇなと改めて再確認。

これが・・・オタクの走馬灯か? はたまた思い出ボムか。
オタクが最期に思い返すやつでしょこれ。
「うわ~~懐かし!」「このアニメもアニプレだったのか」「これ前期やってたやつやん」
展示スペースは開場からずっと長蛇の列で、各々写真を撮ったり懐かしんで友達と語ったりといった様子。
会場では常に20th記念特別MIXCDがリピートして流れていたこともあり、イベントへの期待感はどんどん高まっていく。
そしていよいよイベントの幕が上がる・・・

20周年限定の書き下ろしイラストもありました
これは特に意味のないぼっちちゃん


※20th記念CDは通販で購入可能です。詳しくは↓


アニプレフェスは何が凄かったのか

いよいよ本題に入ります。
今回のイベントはどうしてここまで絶賛される神イベだったのか?という話です。

①オープニングパフォーマンス

まずはこれ。
開演して最初に始まったのは角野隼斗(かてぃん)さんによるピアノアニソンメドレー。

ピアノとアニソンの謎の親和性ってあるよね

正直開演までは「かてぃん?知らないけどピアニストなのか、ふーん。」くらいしか思っていなかったが、このパフォーマンスでいきなり度肝抜かれました。というか泣きました。
イベントのオープニングで泣くのなんて初めての経験なんですが・・・

内容としては空の境界、鬼滅、Fate、あの花、ぼざろ等といった新旧ごちゃ混ぜアニプレ名曲アレンジメドレー。
このメドレーに限ったことではないが、今回のイベントでは全ての曲の演奏において、最初から最後まで中央モニターでアニメ映像が流れ続けるものとなっていた。
これが非常に強かった。極上のピアノ演奏と共に流れる数々の思い出のアニメ映像たち・・・
開演前のキービジュアル展示を見て感じた直後だったが、このメドレーに関しても
「これまた走馬灯じゃん・・・思い出ボムじゃん・・・」
ってなってた。
ああ・・・我が青春の作品たちよ・・・

特にAngel Beats!の「My soul,Your Beats!」が流れた瞬間の会場のどよめきと歓声が凄かった。
LiSAがいるからワンチャンガルデモ(Girls Dead Monster)来ないかなと期待はしていたが、まさかあのイントロをそのままピアノで聴かせてくれるとは・・・
他にも「君の知らない物語」や「コネクト」が流れた瞬間の歓声の上がり方が印象に残っている。

個人的にはこのオープニングパフォーマンスはイベント全体の完成度を大きく押し上げたと思っている。
自分以外にもここで泣いた人、結構いるんじゃないだろうか・・・?

かてぃんさん、直接観るまで認知しておらず、特に期待していなかったこと。大変申し訳ございませんでした。めちゃくちゃ良かったです・・・

※かてぃんさんのポストはこちら↓


②ただのアニソンフェスではなく「作品単独イベント」の集合体だった

個人的には今回のイベントは「ライブ」では無かったと思っている。
(イベント名も「Anniversary Live」ではなく「Anniversary Event」となっている。)
なので先述して今回のイベントのことを「アニソンフェス系」と分類したが、本質的にはアニソンフェス(ライブ)とは別物であったと思っている。

理由としては下記の2点。
・キャストによる生アフレコ
・楽曲の最初から最後まで映し出されるアニメ映像

これによって楽曲中のそれぞれの作品に対する没入感が普通のアニソンフェスとは段違い。
これに近いものを感じたことがあるなと思ったら、アニメの放送後によくある「作品単独イベント」だなと。
「作品単独イベント」がどんなものかって言うと、キャストが出演してトークしたり生アフレコしたり、OPEDのアーティストがやってきてイベントの最後に歌唱するようなイベント。
それに対してアニソンフェスは基本的に楽曲のみを楽しむイベント。特定のアニメに対する想いとか、没入感とか、そういったものを感じることはあんまり無い。(あくまで個人的な意見です)

上述したこの会場じゃないといけなかった理由についても、この演出のためだと思っている。
アニメ映像前提の演出なので、後ろの席でもこれがはっきり見えないといけないし、生アフレコの音響にも気を遣った結果として今回の8000人の会場が選ばれたのかなと。

このイベント構成の根本的な違いが、アニプレフェスを神イベントたらしめた最も大きい要因だったと思っている。

このイラストはズルいよ・・・
サプライズメリッサは強すぎる
もちろん全部アニメ映像付き
なんやかんややっぱり鬼滅は盛り上がる


③エンドロールとイベントコンセプト

イベントの最後にはエンドロールが流された。
イベント制作陣の名前が表示され終わった後には、ANIPLEXが制作した全ての作品名が古い順に表示されていく。各時代を代表する作品たちの映像と共に・・・
3度目だけど言わせてくれ。

また走馬灯じゃん・・・思い出バズーカじゃん・・・泣

いやもうズルいって! 20年間のアニプレ作品全部ですよ!
当時の記憶とか思い出とか、アニメのストーリーとか当時のイベントとか、、、様々なものが脳内を駆け巡っていく。
いや~~~もうオタク人生の最終回でしたね、これは。
イベント終了後に同行してた友達と話しました。
「オタクやってて良かったね」と。

全ての作品名が表示された後には、炭治郎、天海春香、じんたん、ぼっちちゃん、衛宮士郎、喜多川海夢、アスナそれぞれのキャラの「ありがとう」のセリフが順々に流れ、そして最後にはイベントのサブタイトルでもある、
   THANX
   ありがとう

の文字が・・・
いやこっちの方がありがとうだよ!!!!

ここで改めて、アニプレフェスのコンセプトって本当にイベント名の通りにANIPLEXからの「ありがとう」を伝える感謝祭だったんだなって実感しました。
ただのアニソンフェスではなく、それぞれのアニメを見てくれて、今もそれを愛し続けてくれているアニメオタクたちに向けての大感謝祭、これはそんなイベントでした。

ライブによく行くオタクって大体下記のように分けられると思ってます。

①アニメそのものが好きなタイプ
 ・作中ストーリーが好きなオタク
 ・特定のコンテンツを包括して好きになるオタク

②3次元要素が好きなタイプ
 ・声優やアーティストが好きなオタク
 ・ライブが好き、盛り上がるのが好きなオタク

アニソンフェスっていうイベントは基本的には②に該当する人に刺さるイベントだと思ってるんですが、アニプレフェスは①に該当する人に刺さるイベントだったのかなと。
私はまさにその①のタイプだったのでここまでぶっ刺さっちゃって感動したんだと思ってます。他に比類するものが無い別格のイベントだったなと。
②のタイプだともしかしたら普段のアニソンフェスの感想とそんなに変わらない人もいるのかも?
この話、アニプレフェスを観た人なら共感してくれる人いるんじゃないかなぁ。

最後撮影OKだったので撮りました
ありがとうANIPLEX・・・

どうしてこの神イベが実現できたのか

全くイベントの作り方とか内情とか知らないですが、今までのイベント経験と比較して考えて素人目線でも「こうなんだろうな」ってことだけ書いときます。

①ANIPLEXだから

いや当たり前っちゃあ当たり前なんですが、これは外せないかなと。
・これだけの演者を集める
・全てのアニメ映像を用意する
・オリジナルセリフ含めた生アフレコを行う
これ全部実現できたのは制作元かつ20年やってきたANIPLEXだからこそできたことでしょう。

②採算度外視のファン感謝祭だから

これも相当大きいと思います。
今回のチケット代は
A席:8800円
B席:7800円
機材解放席:5000円
となっており、他フェス系イベントと比較して安価です。
(アニサマ:10000円 ANIMAX:11000円)
しかも会場のキャパは狭めの8000人。
にも関わらず演者は計35組。
ほぼほぼ採算は取れてないんじゃないかなと。

それでもこの内容で開催できたのはこのイベントがファン感謝祭であったことに他ならないです。
ありがとう、ANIPLEX・・・ そして全ての制作陣・・・


まとめ

今の気持ちを言語化し、忘れないようにという想いで初めてオタクのお気持ちnoteを書きましたがこれで成仏できそうです。
(楽曲毎に個別に話をしようと思ったらまだあと追加で5000字くらい書けるとは思う)
あまりに最高のイベント過ぎて、今は正直ライブモチベが空っぽになってしまいました。少なくとも2024年最高のイベントはこれだと確信しています。
また今後アニソンフェスでこれを超えるイベントに出会える気もしてません。同じ構成だとしても初見だからこその感動もあるし。

上述しましたがオタクやってて良かったなと思ったし、オタク人生最終回と言ってもいいようなイベントでした。
まあ実際は今後も普通にイベントには行くと思いますが、少なくとも今は
それくらいの満足感と充実感があります。

そして改めてアニメって良いなって思いましたね。
これだけ多くの人といくつもの作品の文脈を共有し、一つのイベントの中で一緒に盛り上がるコンテンツってなかなか無いんじゃないかなと。

ここまでオタクの独り言を読んでくれた方はありがとうございました。
最後に言いたいことは・・・
みんなANIPLEX 20thイベントのアーカイブを観よう!!!(このために急いで書き上げました)
1/16火曜まで観れるぞ!! 視聴はここから!↓↓


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