純【ゴーティス】の理想展開、変則展開
はじめに
こんにちは。初めてnoteで投稿をします、やまなめという者です。
遊戯王OCG、遊戯王MDの両方で【ゴーティス】デッキを使用してみて、暫定的な立ち回りができつつあったので備忘録的に書いてみようと思います。
前半は主に理想展開と変則展開の解説を行い、後半ではデッキ紹介やカードの解説を中心に行います。
ゴーティスカテゴリを使っている、もしくは興味のある方のカテゴリ研究やデッキ構築の一助になれば幸甚です。
【ゴーティス】デッキが目指すこと
ゴーティスというカテゴリの特徴は枚挙に暇がありませんが、カテゴリの到達点は非常に明確です。それを端的に象徴するのがカテゴリのエースである《最果てのゴーティス》です。
特に⑵の効果が重要で、相手ターンに相手がある程度盤面にリソースを割いた段階でこの《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚できれば、⑵の効果でフィールドのカードを一掃して相手のリソースを一気に刈り取ることができます。
この《最果てのゴーティス》の効果で相手を詰ませるか、この「いつでもフィールドのカードを全て除外できる」状態を心理的な脅しとして相手に本命の展開を躊躇させたままターンを回させ、返しのターン以降で殴り勝ちするのが【ゴーティス】の主な勝ち筋になります。
【ゴーティス】デッキは継戦能力は高いものの1ターンでの展開力は低いという所謂中速域(ミッドレンジ系)のデッキであり、本来相性的に有利なデッキでもそれ以前にカードパワーで押し負けることが普通にあります。
そこでいかに「《最果てのゴーティス》を出せる盤面を安定させるか」がデッキ構築の上で大きな課題になっているわけです。
しかしながら、このように到達点は分かりやすい反面、そこまでに至る展開ルートについては共通認識が取れていないというのが現状ではないかと思います。
ゴーティスは少なくともカテゴリ内では1枚初動を抱えていないコンボ前提のカード群であり、カード同士のシナジーはあるものの、残念ながらそこから展開ルートが絞れるほど強固なものではないというのが主な理由です。
そこで先駆者達の手によって研究され、能動的に《ゴーティスの妖精シフ》を墓地に送ることができる《揺海魚デッドリーフ》のギミックに着目して《アビス・シャーク》や《鰤っ子姫》等と併せて採用する型、《死神官スーパイ》を展開に用いる型、《簡素融合》(《簡易融合》)を利用して展開を補助する型、《超古深海王シーラカンス》による先行制圧展開に特化する型、ゴーティスと同様に新弾PHANTOM NIGHTMAREで新規追加された《白曼波》と《白鰯》等を採用する型…といったように様々な展開手法が考えられてきたところです。
2+4型ゴーティス
以上を踏まえまして今回ご提案させていただきたいのは、相手ターンに原則2回(最大3回)の《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚を目指す、一部界隈でほんのり共有されつつある【2+4型ゴーティス】(仮名)というものです。
とりあえず動きを理解していただくため、まずは2+4型が目指す理想展開について自分のターンと相手のターンに分けて説明し、それから変則展開や特徴、サンプルデッキ、各カードについてご紹介していきます。文章で見るとやや複雑に過ぎる面もありますが、ご容赦ください。
2+4型の相関図
まず2+4型の目指す理想展開をカードの相関図としてお見せしますと、概ね以下の通りになります。
ぱっと見複雑ですが、展開にある程度慣れてた頃に戻ってくると飲み込みやすいはずです。
2+4型の理想展開
自分のターン
☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》or《ゴーティスの妖精シフ》)と☆4魚族非チューナーを自分フィールドに用意
上記2体をシンクロ素材として《ゴーティスの大蛇アリオンポス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《ゴーティスの大蛇アリオンポス》⑴の効果を発動し、デッキから《ゴーティスの月夜サイクス》を除外
コストとして墓地の☆2ゴーティスチューナーを除外することで、除外された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑴の効果を発動し、まだ除外されていない方の☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの妖精シフ》or《ゴーティスの灯ぺイシス》)をデッキから手札に加え、そのまま除外
最終盤面:フィールドに《ゴーティスの大蛇アリオンポス》+《ゴーティスの月夜サイクス》、除外ゾーンに《ゴーティスの灯ぺイシス》+《ゴーティスの妖精シフ》、墓地に☆4魚族非チューナー
相手のターン
スタンバイフェイズに除外ゾーンの☆2ゴーティスチューナー2体(《ゴーティスの灯ぺイシス》+《ゴーティスの妖精シフ》)の⑵の効果を発動し、それぞれを特殊召喚
メインフェイズの任意のタイミングで《ゴーティスの灯ぺイシス》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの大蛇アリオンポス》で《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ召喚
チェーン1でシンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を自身を対象として発動、チェーン2で相手フィールドのカード1枚と自分フィールドの《ゴーティスの月夜サイクス》を対象として、シンクロ召喚された《ゴーティスの双角アスカーン》の⑴の効果を発動。逆順処理でまず《ゴーティスの双角アスカーン》の効果対象としたカードを除外し、続いて墓地から《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を除外して《ゴーティスの陰影スノーピオス》をデッキから手札に加える
コストとして墓地の《ゴーティスの灯ぺイシス》を除外することで除外された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑴の効果を発動し、《ゴーティスの紅玉ゼップ》を手札に加え、自分フィールドの自身を除外
メインフェイズの任意のタイミングで《ゴーティスの妖精シフ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、フィールドのカードを全て除外
メインフェイズの任意のタイミングでコストとして手札の《ゴーティスの紅玉ゼップ》と墓地の《ゴーティスの双角アスカーン》を除外することで《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑴の効果を発動し、自身を手札から特殊召喚
チェーン1で除外された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑵の効果を発動、チェーン2でコストとして墓地の《ゴーティスの妖精シフ》を除外することで《ゴーティスの双角アスカーン》の⑵の効果を発動、チェーン3で自身を対象として特殊召喚された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果を発動、逆順処理でまず《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果解決、続いて《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚、最後に《ゴーティスの紅玉ゼップ》を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、自分フィールドの《ゴーティスの陰影スノーピオス》を含むフィールドのカードを全て除外
コストとして墓地の☆4魚族非チューナーを除外することで、除外された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑶の効果を発動、自身を手札に加える
最終妨害:《ゴーティスの双角アスカーン》による対象を取る除外(手順2~5)、《最果てのゴーティス》による対象を取らない全除外×2(手順6~7、8~12)
2+4型の特徴
2+4型を使う最大の売りは何と言っても先行制圧を捨てて《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚に特化することで、相手ターンに原則2回(最大3回)の《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚が可能である点です。
そしてそれを実現するために自分のターンにまず☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》or《ゴーティスの妖精シフ》)と☆4魚族非チューナーを自分フィールドに用意する必要があり、2+4型はこれをベースとする構築です。
現状のカードプールでは☆2ゴーティスチューナーを通常召喚し、☆4魚族非チューナーを特殊召喚するのが最も現実的です。したがって2枚初動になります。
例えば、通常召喚する☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》と《ゴーティスの妖精シフ》、およびこれらをサーチできる《最果ての宇宙》)を可能な限り採用し、☆4魚族非チューナーを特殊召喚するギミックとして《サイレント・アングラー》、《最果ての宇宙》からの《ゴーティスの兆イグジープ》、《簡素融合》(《簡易融合》)からの《レア・フィッシュ》を採用します。
変則形態としては、《揺海魚デッドリーフ》を通常召喚して☆2ゴーティスチューナーを墓地へ落とし、《簡素融合》(《簡易融合》)からの《無の畢竟オールヴェイン》でシンクロ召喚する場合も視野に入ってきます。
言うなれば2+4型は《簡素融合》(《簡易融合》)型の亜種という位置づけになろうかと思います。
2+4型の変則展開
《ホップ・イヤー飛行隊》を用いた変則展開(上振れ)
前述の理想展開に加えて手札に《ホップ・イヤー飛行隊》を持っていた場合の相手のターン手順2.以降の分岐です。
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングで《ゴーティスの灯ぺイシス》の⑶の効果を発動、自分フィールドの自身と《ゴーティスの大蛇アリオンポス》で《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ召喚
チェーン1でシンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を自身を対象として発動、チェーン2で相手フィールドのカード1枚と自分フィールドの自身を対象としてシンクロ召喚された《ゴーティスの双角アスカーン》の⑴の効果を発動、チェーン3で《ゴーティスの妖精シフ》の⑶の効果を発動。逆順処理でまず自分フィールドの《ゴーティスの妖精シフ》と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚、続いて《ゴーティスの双角アスカーン》の効果対象としたカードを除外、最後に墓地から《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を除外して《ゴーティスの陰影スノーピオス》デッキから手札に加える
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、《ゴーティスの月夜サイクス》を含むフィールドのカードを全て除外
コストとして墓地の《ゴーティスの灯ぺイシス》を除外することで除外された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑴の効果を発動し、《ゴーティスの紅玉ゼップ》を手札に加え、手札の《ゴーティスの陰影スノーピオス》を除外
コストとして墓地の☆4魚族非チューナーを除外することで、除外された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑶の効果を発動、自身を手札に加える
メインフェイズの任意のタイミングでフィールドの《ゴーティスの月夜サイクス》を対象として手札の《ホップ・イヤー飛行隊》の⑴の効果を発動し、自身を手札から特殊召喚し自分フィールドの自身と《ゴーティスの月夜サイクス》をシンクロ素材として《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》の⑴の効果を発動、墓地から《ゴーティスの妖精シフ》を特殊召喚
メインフェイズの任意のタイミングで自身をリリースして《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》の⑵の効果を発動、エクストラデッキから《スターダスト・ドラゴン》をシンクロ召喚扱いで特殊召喚し、自分フィールドの《ゴーティスの妖精シフ》と《スターダスト・ドラゴン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、フィールドのカードを全て除外
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングでコストとして手札の《ゴーティスの紅玉ゼップ》と墓地の《ゴーティスの双角アスカーン》を除外することで《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑴の効果を発動し、自身を手札から特殊召喚
チェーン1で除外された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑵の効果を発動、チェーン2でコストとして墓地の《ゴーティスの妖精シフ》を除外することで《ゴーティスの双角アスカーン》の⑵の効果を発動、チェーン3で自身を対象として特殊召喚された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果を発動、逆順処理でまず《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果解決、続いて《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚、最後に《ゴーティスの紅玉ゼップ》を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、自分フィールドの《ゴーティスの陰影スノーピオス》を含むフィールドのカードを全て除外
以上の手順を踏むことにより、《ゴーティスの双角アスカーン》のシンクロ召喚による妨害に一度はかぶさる形になりますが、《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚による妨害を3回行うことができます。
《ゴーティスの陰影スノーピオス》を用いた変則展開(対《増殖するG》)
例えば、理想展開に必要な手札がそろっているが、相手から《増殖するG》を打たれている場合を想定してみます。
☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》or《ゴーティスの妖精シフ》)と☆4魚族非チューナーを自分フィールドに用意(相手は1枚ドロー)
上記2体をシンクロ素材として《ゴーティスの大蛇アリオンポス》をシンクロ召喚(相手は1枚ドロー)
シンクロ召喚された《ゴーティスの大蛇アリオンポス》⑴の効果を発動し、デッキから《ゴーティスの陰影スノーピオス》を除外
コストとして墓地の☆2ゴーティスチューナーを除外することで、除外された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑶の効果を発動し、自身を手札に加える
相手ターンのスタンバイフェイズに除外ゾーンの☆2ゴーティスチューナーの⑵の効果を発動し、特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングでチェーン1で☆2ゴーティスチューナーの⑶の効果を発動、自分フィールドの自身と《ゴーティスの大蛇アリオンポス》で《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ召喚
チェーン1でシンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を☆2ゴーティスチューナーを対象として発動、チェーン2で相手フィールドのカード1枚と自分フィールドの自身を対象として、シンクロ召喚された《ゴーティスの双角アスカーン》の⑴の効果を発動。逆順処理でまず《ゴーティスの双角アスカーン》の効果対象としたカードを除外し、続いて墓地から☆2ゴーティスチューナーを除外してを《ゴーティスの紅玉ゼップ》デッキから手札に加える
コストとして墓地の☆4魚族非チューナーを除外することで《ゴーティスの双角アスカーン》の⑵の効果を発動し、《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングでコストとして手札の《ゴーティスの紅玉ゼップ》と墓地の《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を除外することで《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑴の効果を発動し、自身を手札から特殊召喚
チェーン1で除外された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑵の効果を発動、チェーン2で自身を対象として特殊召喚された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果を発動、逆順処理でまず《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果解決、続いて《ゴーティスの紅玉ゼップ》を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、自分フィールドの《ゴーティスの陰影スノーピオス》を含むフィールドのカードを全て除外
コストとして墓地の《ゴーティスの双角アスカーン》を除外することで、除外された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑶の効果を発動、自身を手札に加える
以上の手順を踏むことにより、展開は最小限に抑えつつ《ゴーティスの双角アスカーン》と《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚による妨害を一回ずつ行うことができます。
《ゴーティスの月夜サイクス》が実装されていないMD環境ではこの展開がメインになるでしょう。
《簡素融合》(《簡易融合》)を用いた変則展開①(対《灰流うらら》)
続いて、手札に《簡素融合》(《簡易融合》)を抱えた状態で理想展開の自分のターン手順5.において《ゴーティスの月夜サイクス》の⑴の効果に対して相手の《灰流うらら》等が通ってしまった場合の展開について想定してみます。
盤面:フィールドに《ゴーティスの大蛇アリオンポス》+《ゴーティスの月夜サイクス》、除外ゾーンに☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》or《ゴーティスの妖精シフ》)、墓地に☆4魚族非チューナー
1000ライフコストを払い、《簡素融合》(《簡易融合》)を発動、エクストラデッキから《無の畢竟オールヴェイン》を融合召喚扱いで特殊召喚
自分フィールドの《無の畢竟オールヴェイン》と《ゴーティスの大蛇アリオンポス》で《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ召喚
シンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を自身を対象として発動、墓地から《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を除外して《ゴーティスの陰影スノーピオス》をデッキから手札に加える
相手ターンのスタンバイフェイズに除外ゾーンの☆2ゴーティスチューナー1体(《ゴーティスの灯ぺイシス》or《ゴーティスの妖精シフ》)の⑵の効果を発動し、特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングで☆2ゴーティスチューナーの⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、《ゴーティスの月夜サイクス》を含むフィールドのカードを全て除外
コストとして墓地の☆2ゴーティスチューナーを除外することで除外された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑴の効果を発動し、《ゴーティスの紅玉ゼップ》を手札に加え、自分フィールドの自身を除外
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングでコストとして手札の《ゴーティスの紅玉ゼップ》と墓地の《ゴーティスの双角アスカーン》を除外することで《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑴の効果を発動し、自身を手札から特殊召喚
チェーン1で除外された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑵の効果を発動、チェーン2でコストとして墓地の☆4魚族非チューナーを除外することで《ゴーティスの双角アスカーン》の⑵の効果を発動、チェーン3で自身を対象として特殊召喚された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果を発動、逆順処理でまず《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果解決、続いて《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚、最後に《ゴーティスの紅玉ゼップ》を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、自分フィールドの《ゴーティスの陰影スノーピオス》を含むフィールドのカードを全て除外
コストとして墓地の《ゴーティスの双角アスカーン》を除外することで、除外された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑶の効果を発動、自身を手札に加える
以上の手順を踏むことにより《ゴーティスの双角アスカーン》による妨害は減りますが、《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚を2回行うことができます。
《最果ての宇宙》を用いた変則展開①(対《増殖するG》)
例えば手札に《最果ての宇宙》を抱えた状態で盤面に《ゴーティスの妖精シフ》(《ゴーティスの灯ぺイシス》)と《サイレント・アングラー》を構えた直後に展開を察した相手から《増殖するG》を打たれてしまった場合を想定してみます。
《ゴーティスの妖精シフ》(《ゴーティスの灯ぺイシス》)と《サイレント・アングラー》をシンクロ素材として《ゴーティスの大蛇アリオンポス》をシンクロ召喚(相手は1枚ドロー)
シンクロ召喚された《ゴーティスの大蛇アリオンポス》⑴の効果を発動し、デッキから《ゴーティスの灯ぺイシス》(《ゴーティスの妖精シフ》)を除外
《最果ての宇宙》をフィールドゾーンに発動、コストとして墓地の《ゴーティスの妖精シフ》(《ゴーティスの灯ぺイシス》)を除外して⑵の効果を発動、デッキから《ゴーティスの陰影スノーピオス》を手札に加える
相手ターンのスタンバイフェイズに除外ゾーンの☆2ゴーティスチューナー2体(《ゴーティスの灯ぺイシス》+《ゴーティスの妖精シフ》)の⑵の効果を発動し、それぞれを特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングで《ゴーティスの灯ぺイシス》の⑶の効果を発動、自分フィールドの自身と《ゴーティスの大蛇アリオンポス》で《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ召喚
チェーン1でシンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を《ゴーティスの灯ぺイシス》を対象として発動、チェーン2で相手フィールドのカード1枚と自分フィールドの《ゴーティスの妖精シフ》を対象としてシンクロ召喚された《ゴーティスの双角アスカーン》の⑴の効果を発動、チェーン3で《ゴーティスの妖精シフ》の⑶の効果を発動。逆順処理でまず自分フィールドの《ゴーティスの妖精シフ》と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚、続いて《ゴーティスの双角アスカーン》の効果対象としたカードを除外、最後に墓地から《ゴーティスの灯ぺイシス》を除外して《ゴーティスの紅玉ゼップ》デッキから手札に加える
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、フィールドのカードを全て除外
メインフェイズの任意のタイミングでコストとして手札の《ゴーティスの紅玉ゼップ》と墓地の《ゴーティスの双角アスカーン》を除外することで《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑴の効果を発動し、自身を手札から特殊召喚
チェーン1で除外された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑵の効果を発動、チェーン2でコストとして墓地の《ゴーティスの妖精シフ》を除外することで《ゴーティスの双角アスカーン》の⑵の効果を発動、チェーン3で自身を対象として特殊召喚された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果を発動、逆順処理でまず《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果解決、続いて《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚、最後に《ゴーティスの紅玉ゼップ》を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、自分フィールドの《ゴーティスの陰影スノーピオス》を含むフィールドのカードを全て除外
コストとして墓地の《サイレント・アングラー》を除外することで、除外された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑶の効果を発動、自身を手札に加える
以上の手順を踏むことにより《ゴーティスの双角アスカーン》による妨害と連続してしまうものの、《増殖するG》によるドローを最小限にしつつ《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚を2回行うことができます。《ゴーティスの月夜サイクス》実装前はこちらの展開の方をよく使っていました。
《白闘気白鯨》を用いた変則展開
前述の《最果ての宇宙》を用いた変則展開①の手順6.以降の分岐です。
チェーン1でシンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を《ゴーティスの灯ぺイシス》を対象として発動、チェーン2で相手フィールドのカード1枚と自分フィールドの自身を対象として、シンクロ召喚された《ゴーティスの双角アスカーン》の⑴の効果を発動。逆順処理でまず《ゴーティスの双角アスカーン》の効果対象としたカードを除外し、続いて墓地から《ゴーティスの灯ぺイシス》を除外して《ゴーティスの紅玉ゼップ》をデッキから手札に加える
コストとして墓地の《サイレント・アングラー》を除外することで《ゴーティスの双角アスカーン》の⑵の効果を発動し、《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングで《ゴーティスの妖精シフ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、フィールドのカードを全て除外
メインフェイズの任意のタイミングでコストとして手札の《ゴーティスの紅玉ゼップ》と墓地の《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を除外することで《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑴の効果を発動し、自身を手札から特殊召喚
チェーン1で除外された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑵の効果を発動、チェーン2で自身を対象として特殊召喚された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果を発動、逆順処理でまず《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果解決、続いて《ゴーティスの紅玉ゼップ》を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの陰影スノーピオス》をシンクロ素材として《白闘気白鯨》をシンクロ召喚
チェーン1でコストとして墓地の《ゴーティスの双角アスカーン》を除外することで除外された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑶の効果を発動、チェーン2でシンクロ召喚された《白闘気白鯨》の⑴の効果を発動し、逆順処理でまず相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊、続いて《ゴーティスの陰影スノーピオス》を手札に加える
以上の手順を踏むことにより、前述の《最果ての宇宙》を用いた変則展開①による妨害を、《ゴーティスの双角アスカーン》、(《ゴーティスの双角アスカーン》と連続しない)《最果てのゴーティス》、《白闘気白鯨》の妨害に変換することができます。
《簡素融合》(《簡易融合》)を用いた変則展開②(対《無限泡影》)
続いて、手札に《簡素融合》(《簡易融合》)を抱えた状態で理想展開の自分のターン手順3.において《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑴の効果に対して相手の《無限泡影》等が通ってしまった場合の展開について想定してみます。
盤面:フィールドに《ゴーティスの大蛇アリオンポス》、墓地に☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》or《ゴーティスの妖精シフ》)+☆4魚族非チューナー
1000ライフコストを払い、《簡素融合》(《簡易融合》)を発動、エクストラデッキから《無の畢竟オールヴェイン》を融合召喚扱いで特殊召喚
自分フィールドの《無の畢竟オールヴェイン》と《ゴーティスの大蛇アリオンポス》で《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》をシンクロ召喚
チェーン1でシンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を☆2ゴーティスチューナーを対象として発動、チェーン2でシンクロ召喚された《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》の⑴の効果を発動、逆順処理で墓地から《無の畢竟オールヴェイン》を特殊召喚、続いて墓地から☆2ゴーティスチューナーを除外して《ゴーティスの紅玉ゼップ》をデッキから手札に加える
自分フィールドの《無の畢竟オールヴェイン》と《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》で《フルール・ド・バロネス》をシンクロ召喚
相手ターンのスタンバイフェイズに除外ゾーンの☆2ゴーティスチューナーの⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
相手ターンのスタンバイフェイズに墓地の《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を対象として《フルール・ド・バロネス》の⑶の効果を発動し、自身をエクストラデッキに戻し、墓地から《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングで☆2ゴーティスチューナーの⑶の効果を発動、自分フィールドの自身と《ゴーティスの大蛇アリオンポス》で《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ召喚
チェーン1でシンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を自身を対象として発動、チェーン2で相手フィールドのカード1枚と自分フィールドの自身を対象として、シンクロ召喚された《ゴーティスの双角アスカーン》の⑴の効果を発動。逆順処理でまず《ゴーティスの双角アスカーン》の効果対象としたカードを除外し、続いて墓地から《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を除外してデッキから《ゴーティスの陰影スノーピオス》を手札に加える
コストとして墓地の☆2ゴーティスチューナーを除外することで《ゴーティスの双角アスカーン》の⑵の効果を発動し、《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚
メインフェイズの任意のタイミングでコストとして手札の《ゴーティスの紅玉ゼップ》と墓地の☆4魚族非チューナーを除外することで《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑴の効果を発動し、自身を手札から特殊召喚
チェーン1で除外された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑵の効果を発動、チェーン2で自身を対象として特殊召喚された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果を発動、逆順処理でまず《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果解決、続いて《ゴーティスの紅玉ゼップ》を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、自分フィールドの《ゴーティスの陰影スノーピオス》を含むフィールドのカードを全て除外
コストとして墓地の《ゴーティスの双角アスカーン》を除外することで、除外された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑶の効果を発動、自身を手札に加える
以上の手順を踏むことにより《ゴーティスの双角アスカーン》と《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚による妨害を一回ずつ行うことができます。
《最果ての宇宙》を用いた変則展開②(対《無限泡影》)
先程と同様、手札に《最果ての宇宙》を抱えた状態で理想展開の自分のターン手順3.において《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑴の効果に対して相手の《無限泡影》等が通ってしまった場合の展開について想定してみます。
盤面:フィールドに《ゴーティスの大蛇アリオンポス》、墓地に☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》or《ゴーティスの妖精シフ》)+☆4魚族非チューナー
《最果ての宇宙》をフィールドゾーンに発動、コストとして墓地の☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》or《ゴーティスの妖精シフ》)を除外して⑵の効果を発動、デッキから《ゴーティスの陰影スノーピオス》を手札に加える
相手ターンのスタンバイフェイズに除外ゾーンの☆2ゴーティスチューナーの⑵の効果を発動し、特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングでチェーン1で☆2ゴーティスチューナーの⑶の効果を発動、自分フィールドの自身と《ゴーティスの大蛇アリオンポス》で《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ召喚
チェーン1でシンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を☆2ゴーティスチューナーを対象として発動、チェーン2で相手フィールドのカード1枚と自分フィールドの自身を対象として、シンクロ召喚された《ゴーティスの双角アスカーン》の⑴の効果を発動。逆順処理でまず《ゴーティスの双角アスカーン》の効果対象としたカードを除外し、続いて墓地から☆2ゴーティスチューナーを除外してを《ゴーティスの紅玉ゼップ》デッキから手札に加える
コストとして墓地の☆4魚族非チューナーを除外することで《ゴーティスの双角アスカーン》の⑵の効果を発動し、《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングでコストとして手札の《ゴーティスの紅玉ゼップ》と墓地の《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を除外することで《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑴の効果を発動し、自身を手札から特殊召喚
チェーン1で除外された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑵の効果を発動、チェーン2で自身を対象として特殊召喚された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果を発動、逆順処理でまず《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果解決、続いて《ゴーティスの紅玉ゼップ》を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、自分フィールドの《ゴーティスの陰影スノーピオス》を含むフィールドのカードを全て除外
コストとして墓地の《ゴーティスの双角アスカーン》を除外することで、除外された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑶の効果を発動、自身を手札に加える
以上の手順を踏むことにより、《ゴーティスの陰影スノーピオス》を用いた変則展開と同様、《ゴーティスの双角アスカーン》と《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚による妨害を一回ずつ行うことができます。
《ゴーティスの月夜サイクス》を用いた変則展開(手札事故)
例えば理想展開に必要な手札がそろわず、手札に《ゴーティスの月夜サイクス》と《ゴーティスの灯ぺイシス》(《最果ての宇宙》)がある場合を想定してみます。
《ゴーティスの灯ぺイシス》を通常召喚、コストとしてフィールドの自身を除外して⑴の効果を発動し、手札の《ゴーティスの月夜サイクス》を特殊召喚(《最果ての宇宙》をフィールドゾーンに発動、コストとして手札の《ゴーティスの月夜サイクス》を除外して⑵の効果を発動、デッキから《ゴーティスの灯ぺイシス》を手札に加える)
(コストとして手札の《ゴーティスの灯ぺイシス》を除外することで、除外された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚)
特殊召喚された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑴の効果を発動し、《ゴーティスの妖精シフ》を手札に加え、そのまま除外
相手ターンのスタンバイフェイズに除外ゾーンの☆2ゴーティスチューナー2体(《ゴーティスの灯ぺイシス》+《ゴーティスの妖精シフ》)の⑵の効果を発動し、それぞれを特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングで《ゴーティスの灯ぺイシス》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの月夜サイクス》で《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ召喚
相手フィールドのカード1枚と自分フィールドの自身を対象として、シンクロ召喚された《ゴーティスの双角アスカーン》の⑴の効果を発動し、効果対象としたカードを除外
コストとして墓地の《ゴーティスの月夜サイクス》を除外することで《ゴーティスの双角アスカーン》の⑵の効果を発動し、《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚
コストとして墓地の《ゴーティスの灯ぺイシス》を除外することで除外された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑴の効果を発動し、《ゴーティスの陰影スノーピオス》を手札に加え、自分フィールドの自身を除外
メインフェイズの任意のタイミングで《ゴーティスの妖精シフ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、フィールドのカードを全て除外
以上の手順を踏むことにより《ゴーティスの双角アスカーン》と《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚による妨害を一回ずつ行うことができます。
《ゴーティスの紅玉ゼップ》を用いた変則展開(手札事故)
例えば、特殊召喚する☆4魚族非チューナーは用意できるが☆2チューナーが手札に《ゴーティスの紅玉ゼップ》しかいない場合を想定してみます。
《ゴーティスの紅玉ゼップ》を通常召喚、☆4魚族非チューナーを特殊召喚
上記2体をシンクロ素材として《ゴーティスの大蛇アリオンポス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《ゴーティスの大蛇アリオンポス》⑴の効果を発動し、デッキから《ゴーティスの妖精シフ》を除外
相手ターンのスタンバイフェイズに除外ゾーンの《ゴーティスの妖精シフ》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングで《ゴーティスの妖精シフ》の⑶の効果を発動、自分フィールドの自身と《ゴーティスの大蛇アリオンポス》で《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ召喚
チェーン1でシンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を自身を対象として発動、チェーン2で相手フィールドのカード1枚と自分フィールドの自身を対象として、シンクロ召喚された《ゴーティスの双角アスカーン》の⑴の効果を発動。逆順処理でまず《ゴーティスの双角アスカーン》の効果対象としたカードを除外し、続いて墓地から《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を除外してデッキから《ゴーティスの陰影スノーピオス》を手札に加える
コストとして墓地の《ゴーティスの妖精シフ》を除外することで《ゴーティスの双角アスカーン》の⑵の効果を発動し、《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚
メインフェイズの任意のタイミングでコストとして手札の《ゴーティスの紅玉ゼップ》と墓地の☆4魚族非チューナーを除外することで《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑴の効果を発動し、自身を手札から特殊召喚
チェーン1で除外された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑵の効果を発動、チェーン2で自身を対象として特殊召喚された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果を発動、逆順処理でまず《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果解決、続いて《ゴーティスの紅玉ゼップ》を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、自分フィールドの《ゴーティスの陰影スノーピオス》を含むフィールドのカードを全て除外
コストとして墓地の《ゴーティスの双角アスカーン》を除外することで、除外された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑶の効果を発動、自身を手札に加える
以上の手順を踏むことにより《ゴーティスの双角アスカーン》と《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚による妨害を一回ずつ行うことができます。
《簡素融合》(《簡易融合》)を用いた変則展開③(手札事故)
例えば手札に《簡素融合》(《簡易融合》)を抱えた状態で、☆2ゴーティスチューナーがおらず、他に☆4魚族非チューナー(☆2チューナー)しかいない場合を想定してみます。
1000ライフコストを払い、《簡素融合》(《簡易融合》)を発動、エクストラデッキから《無の畢竟オールヴェイン》(《レア・フィッシュ》)を融合召喚扱いで特殊召喚し、☆4魚族非チューナー(☆2チューナー)を盤面に用意
上記2体をシンクロ素材として《ゴーティスの大蛇アリオンポス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑴の効果を発動し、デッキから《ゴーティスの月夜サイクス》を除外
コストとして墓地の☆4魚族非チューナーを除外することで、除外された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑴の効果を発動し、《ゴーティスの妖精シフ》をデッキから手札に加え、そのまま除外
相手ターンのスタンバイフェイズに除外ゾーンの《ゴーティスの妖精シフ》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングでチェーン1で《ゴーティスの妖精シフ》の⑶の効果を発動、自分フィールドの自身と《ゴーティスの大蛇アリオンポス》で《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ召喚
チェーン1でシンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を自身を対象として発動、チェーン2で相手フィールドのカード1枚と自分フィールドの《ゴーティスの月夜サイクス》を対象として、シンクロ召喚された《ゴーティスの双角アスカーン》の⑴の効果を発動。逆順処理でまず《ゴーティスの双角アスカーン》の効果対象としたカードを除外し、続いて墓地から《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を除外して《ゴーティスの陰影スノーピオス》をデッキから手札に加える
コストとして墓地の《ゴーティスの妖精シフ》を除外することで除外された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの月夜サイクス》の⑴の効果を発動し、《ゴーティスの紅玉ゼップ》をデッキから手札に加え、そのまま除外
除外された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、フィールドのカードを全て除外
以上の手順を踏むことにより《ゴーティスの双角アスカーン》による妨害と連続してしまうものの、《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚を行うことができます。
《簡素融合》(《簡易融合》)を用いた変則展開④(手札事故)
前述の《簡素融合》(《簡易融合》)を用いた変則展開②の手札に加えて手札に《ゴーティスの陰影スノーピオス》(《ゴーティスの紅玉ゼップ》)は用意できる場合を想定してみます。
1000ライフコストを払い、《簡素融合》(《簡易融合》)を発動、エクストラデッキから《無の畢竟オールヴェイン》(《レア・フィッシュ》)を融合召喚扱いで特殊召喚し、☆4魚族非チューナー(☆2チューナー)を盤面に用意
上記2体をシンクロ素材として《ゴーティスの大蛇アリオンポス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《ゴーティスの大蛇アリオンポス》⑴の効果を発動し、デッキから《ゴーティスの妖精シフ》を除外
相手ターンのスタンバイフェイズに除外ゾーンの《ゴーティスの妖精シフ》の⑵の効果を発動し、自身を特殊召喚
相手ターンのメインフェイズの任意のタイミングでチェーン1で《ゴーティスの妖精シフ》の⑶の効果を発動、自分フィールドの自身と《ゴーティスの大蛇アリオンポス》で《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ召喚
チェーン1でシンクロ素材として墓地に送られた《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果を《ゴーティスの妖精シフ》(《ゴーティスの大蛇アリオンポス》)を対象として発動、チェーン2で相手フィールドのカード1枚と自分フィールドの自身を対象として、シンクロ召喚された《ゴーティスの双角アスカーン》の⑴の効果を発動。逆順処理でまず《ゴーティスの双角アスカーン》の効果対象としたカードを除外し、続いて墓地から《ゴーティスの妖精シフ》(《ゴーティスの大蛇アリオンポス》)を除外してデッキから《ゴーティスの紅玉ゼップ》(《ゴーティスの陰影スノーピオス》)を手札に加える
コストとして墓地の☆4魚族非チューナーを除外することで《ゴーティスの双角アスカーン》の⑵の効果を発動し、《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚
メインフェイズの任意のタイミングでコストとして手札の《ゴーティスの紅玉ゼップ》と墓地の《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を除外することで《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑴の効果を発動し、自身を手札から特殊召喚
チェーン1で除外された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑵の効果を発動、チェーン2で自身を対象として特殊召喚された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果を発動、逆順処理でまず《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果解決、続いて《ゴーティスの紅玉ゼップ》を特殊召喚
特殊召喚された《ゴーティスの紅玉ゼップ》の⑶の効果を発動し、自分フィールドの自身と《ゴーティスの双角アスカーン》をシンクロ素材として《最果てのゴーティス》をシンクロ召喚
シンクロ召喚された《最果てのゴーティス》の⑵の効果を発動し、自分フィールドの《ゴーティスの陰影スノーピオス》を含むフィールドのカードを全て除外
コストとして墓地の《ゴーティスの双角アスカーン》を除外することで、除外された《ゴーティスの陰影スノーピオス》の⑶の効果を発動、自身を手札に加える
以上の手順を踏むことにより《ゴーティスの双角アスカーン》と《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚による妨害を一回ずつ行うことができます。
デッキ紹介
私が実際にOCGで組んでいるデッキレシピをサンプルとして紹介します。
メインデッキ(40枚)
モンスター(28枚)
《ゴーティスの灯ぺイシス》×3
《ゴーティスの妖精シフ》×3
《ゴーティスの紅玉ゼップ》×2
《ゴーティスの兆イグジープ》×1
《ゴーティスの陰影スノーピオス》×3
《ゴーティスの月夜サイクス》×2
《サイレント・アングラー》×2
《揺海魚デッドリーフ》×3
《ホップ・イヤー飛行隊》×3
《増殖するG》×3
《灰流うらら》×3
魔法(12枚)
《最果ての宇宙》×3
《簡易融合》×1
《簡素融合》×3
《封印の黄金櫃》×1
《禁じられた一滴》×3
《抹殺の指名者》×1
エクストラデッキ(15枚)
《無の畢竟オールヴェイン》×1
《レア・フィッシュ》×1
《ゴーティスの大蛇アリオンポス》×2
《白闘気砂滑》×1
《ゴーティスの双角アスカーン》×2
《白闘気白鯨》×1
《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》×1
《スターダスト・ドラゴン》×1
《最果てのゴーティス》×3
《フルール・ド・バロネス》×1
《氷水啼エジル・ギュミル》×1
展開周りのカード解説
こちらでは、展開によく使うカードを中心に解説していきます。
《ゴーティスの灯ぺイシス》、《ゴーティスの妖精シフ》
☆2チューナーであり、いずれも⑵の効果で除外された次のターンのスタンバイフェイズに特殊召喚され、⑶の効果で特殊召喚された相手ターンのメインフェイズにシンクロ召喚を行う、ゴーティスのメインエンジンかつリソース源です。
ゴーティスのコンセプトが相手ターンにシンクロ召喚を行うものである以上、これらのカードを自分のターンに除外しておくことが相手のターンの手数を増やすことに直結し、ここをどう克服するかがプレイヤーの腕の見せ所といっても過言ではありません。
⑴の効果は異なっており、《ゴーティスの灯ぺイシス》はフィールドから、《ゴーティスの妖精シフ》は墓地からコストとして自身を能動的に除外しつつ効果を発動することができますが、《ゴーティスの月夜サイクス》の登場により《ゴーティスの大蛇アリオンポス》のシンクロ素材として墓地に送ることができれば《ゴーティスの月夜サイクス》の⑵の効果のコストとしてこれらを除外することが可能となったため、理想展開が通る場合に使うことはほぼなくなりました。ただし、《ゴーティスの灯ぺイシス》に加えて他の☆2ゴーティスチューナーを素引きしている場合は《ゴーティスの大蛇アリオンポス》に対する無効妨害に備え保険として事前に《ゴーティスの灯ぺイシス》の⑴の効果で先に自身を除外しておくのもよいでしょう(ただしそこから理想展開を通すと召喚回数が5回になる関係で《原始生命態二ビル》を踏みかねない点には要注意です)。
大抵の場合は、スタンバイフェイズでの⑵の効果による特殊召喚に反応して相手から《増殖するG》が飛んできますが、そこに自分がさらに《増殖するG》をチェーンして撃つことで相手の《抹殺の指名者》や《墓穴の指名者》の使用を躊躇させる小手先の高等テクニックもあります。
相手のターンに両方を場に構えることに成功した場合、基本的にはステータスが低く自身の効果で墓地から除外できない《ゴーティスの灯ぺイシス》を優先して⑶の効果を使用することを心がけましょう。相手のターンであっても使用後のこれらのカードを墓地から除外しておけば、次のターンに戻ってきますので詰めの場面ではこうした配慮が重要になります。
初手で引ける確率を極限まで上げるため、サンプルデッキではいずれも3枚ずつ採用しています。
《ゴーティスの月夜サイクス》
☆6非チューナーで手札からの特殊召喚効果もなく素引きすると比較的重いカードですが、除外することさえできれば⑵の効果で手札、フィールド、墓地の魚族をコストとして除外することで特殊召喚でき、そのまま⑴の効果で任意の魚族を手札に加え、手札、フィールドの魚族を除外することができます。
手札からなら《最果ての宇宙》や《ゴーティスの陰影スノーピオス》、デッキからなら《ゴーティスの大蛇アリオンポス》や《封印の黄金櫃》で能動的に除外することができて必要なカードを引き込めるほか、相手ターンの除外であれば《ゴーティスの大蛇アリオンポス》のような運用も可能で⑴の効果で《ゴーティスの紅玉ゼップ》をデッキから手札に加えてそのまま除外すれば直ちにシンクロ召喚が狙える等々、特に変則展開を強いられた場合にコストの魚族と引き換えに他のカードの実質的な代替として利用できるワイルドカードとしての側面を併せ持っている点は注目に値します。
また、このカードを召喚・特殊召喚して⑴の効果で☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》or《ゴーティスの妖精シフ》)を除外することができれば、次のターンで《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚を通せるのは革命的な点です(《簡素融合》(《簡易融合》)を用いた変則展開③参照)。
前述の理想展開ができた場合、このカードは基本的に使い切りのカードとなり、また1枚はデッキにいなければ《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑴の効果で除外することができないためサンプルデッキでは2枚の採用です。
《ゴーティスの陰影スノーピオス》
☆6非チューナーで⑴の効果で自分・相手ターン関係なく手札から特殊召喚できるものの、コストとして手札と墓地から2枚もの魚族の除外を要求します。
したがって後行1ターン目のメインギミックの初動として使うのはロマンはありますが要求札が多い割にリソース循環が間に合わないこととなり重く、どちらかといえばある程度墓地のリソースが確保できてから輝きだすカードです。
このカードの運用は特に多岐にわたりますが、基本的には前述の理想展開のとおり、《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の⑵の効果で手札に加え、自身の⑴の効果で手札か墓地の《ゴーティスの紅玉ゼップ》等を除外してシンクロ召喚の手数を増やしていくことになります。小賢しい高等テクニックを1つ挙げるとすると、《ゴーティスの月夜サイクス》の⑵の効果のコストとしてこのカードを除外し、《ゴーティスの月夜サイクス》の⑴の効果の発動にチェーンしてこのカードの⑶の効果を当てることで《灰流うらら》のケアになります。
⑵の効果は基本的には自身を対象として除外された場合の⑶の効果につなげていくことになりますが、相手モンスターを対象とすることで墓地に送られた場合の効果や墓地へ送るコストとしての利用、墓地からの再利用等を防ぐちょっと変わったタイプの妨害とすることもあります。
また、このカードは特に《ゴーティスの月夜サイクス》や《ゴーティスの双角アスカーン》と墓地リソースを食い合うことが多く、墓地に魚族が少ない場合はあえて自身を対象に効果を使わないこともあります。
《ゴーティスの大蛇アリオンポス》をシンクロ召喚するためのシンクロ素材や《ゴーティスの大蛇アリオンポス》が除去されてしまった場合、急遽こちらを☆6非チューナーの保険として用いることも念頭に置くとよいでしょう。
理想展開の場合、このカードは手札に戻ってくるので使い切りではありませんが、変則的な展開の過程で1ターンの間に2度除外され戻ってこれないケースも少なくなく、何かと便利なためサンプルデッキでは3枚の採用です。
《ゴーティスの紅玉ゼップ》
《ゴーティスの灯ぺイシス》、《ゴーティスの妖精シフ》に次ぐ3種類目の☆2チューナーですが、このカードの⑵の効果は相手ターンに除外された場合にのみ即座に特殊召喚でき、⑶の効果で直ちにシンクロ召喚するものであるため、自分のターンではなく相手のターンに除外する必要があります。
基本的には相手ターンに《ゴーティスの陰影スノーピオス》や《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の効果で除外し、⑵と⑶の効果でそのままシンクロ召喚を狙うのが主な役目です。
また、⑴の効果でコストとして自身を手札から除外して墓地の魚族を除外することができますが、自分のターンでの除外であるため使い切りとなり戻ってくることができず、同じことは《最果ての宇宙》や《ゴーティスの陰影スノーピオス》、《ゴーティスの大蛇アリオンポス》や《封印の黄金櫃》による《ゴーティスの月夜サイクス》や《ゴーティスの陰影スノーピオス》の除外によって達成可能であるため優先順位は低めです。
しかし、特に理想展開において相手ターンで1度目の《最果てのゴーティス》までの妨害を吐いてターンが回ってきた場合、《原始生命態二ビル》警戒用の《フルール・ド・バロネス》のシンクロ素材として使うために《ゴーティスの双角アスカーン》を墓地から除外する手段として有用です。
理想展開の場合、このカードは墓地にとどまるため使い切りではありませんが、☆4魚族非チューナーと合わせた変則初動の一端も兼ねているため2枚の採用です。
《ゴーティスの兆イグジープ》
魚族が除外されるという少々変わった条件で手札から特殊召喚できる☆4魚族非チューナーです。
《最果ての宇宙》の⑵の効果でコストとして魚族を除外することでこのカードをサーチすると、このカードの⑴の効果の発動条件を満たすことができ、脱法特殊召喚できます。
⑵の効果によりゴーティス罠カードとシナジーを持つ数少ないカードですが、サンプルデッキでは罠カードを採用していないために使用機会はありません。
基本的に上記の《最果ての宇宙》とのコンボを前提に使い切りのカードとして使用するためサンプルデッキでは1枚の採用です。
《サイレント・アングラー》
水属性が自分フィールドにいるという緩い条件で手札からチェーンブロックを作らず特殊召喚可能な☆4魚族非チューナーです。
特殊召喚後の制約として、このターンに手札からモンスターを特殊召喚できなくなります。これは《ゴーティスの灯ぺイシス》、《ゴーティスの陰影スノーピオス》、《ゴーティスの兆イグジープ》とアンチシナジーですが、このカードを特殊召喚するターンにこれらのカードの効果を用いることは多くなく、特殊召喚前であれば制約は一切つかないため工夫次第で対処可能です。なぜキーフ君は☆4ではないのか…。 後述の《簡素融合》(《簡易融合》)と異なり☆2チューナーとの使い分けができませんが、手軽に使えて手札誘発を気にする必要がないカードであるためサンプルデッキでは2枚採用しています。
《揺海魚デッドリーフ》
召喚・特殊召喚成功時にデッキから魚族を墓地へ送る⑴の効果、自身を墓地から除外することで墓地の魚族3枚をデッキへ回収してドローへ変換する⑵の効果を持つ☆4魚族非チューナーです。
特殊召喚効果を持たないため☆2ゴーティスチューナーと召喚権を食い合う難点がありますが、《簡素融合》(《簡易融合》)や《予想GUY》で☆2チューナーが用意できれば理想展開と同様のことができるため併用可能です。なぜキーフ君はチューナーではないのか…。 《ゴーティスの妖精シフ》を墓地に送ることができて展開につながることからこれを1枚初動と考えることもできますが、単体ではせいぜい《ゴーティスの双角アスカーン》や《白闘気白鯨》までしか行けないために物足りないところかと思います。せいぜい最低保証分と考えておくのが無難です。
このカードの真価は3枚初動展開にあり、安定性向上のために3枚採用しています。詳しくはこちらの記事に書かせていただきました。
《ホップ・イヤー飛行隊》
相手ターンに手札から展開してそのままシンクロ召喚に持っていけるチューナーモンスターです。
☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》、《ゴーティスの妖精シフ》)の代わりとして使用することができます。
《ゴーティスの大蛇アリオンポス》の存在から☆4モンスターとの組み合わせで《ゴーティスの双角アスカーン》や《白闘気白鯨》、《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》の存在から☆6モンスターとの組み合わせで《最果てのゴーティス》や《フルール・ド・バロネス》等へつなげることもでき、上振れから妨害への貫通札としても幅広い活用ができる強力なカードです。
手札からの展開であるためフィールドへの干渉が効かずかつ奇襲性は高く、特に《超融合》や《禁じられた一滴》、《拮抗勝負》といったゴーティスに通れば一発で致命傷となり得る後行系カードを受けてもなお展開可能性が残せる点は非常に評価できます。
実は前述の理想展開と組み合わせることで《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚を3回行えるようになります(《ホップ・イヤー飛行隊》を用いた変則展開参照)。
他方において、このカードがちゃんと活きてくる場面は他の非チューナーモンスターをちゃんと展開できた場合の話でこのカード自体は魚族ではないため結局は上振れ札の枠を出ない面は否めません。ただその点を考慮に入れても使い勝手や用途の幅広さには目を見張るべきものがあり、サンプルデッキでは3枚採用しました。
《最果ての宇宙》
⑵の効果で手札、墓地の魚族を除外することで任意のゴーティスをデッキから手札に加えることのできるフィールド魔法です。
サーチ先については初動となる☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》、《ゴーティスの妖精シフ》)か☆4魚族非チューナー(《ゴーティスの兆イグジープ》)を使い分けることができます。他にもそもそも別に初動がそろっていれば上振れ展開、展開途中に妨害を打たれたり手札があまり良くないときに変則的な展開にも繋げることから2+4型では有用なカードとなります。ただしこのカード以外にコストとして魚族を要求する以上、採用する場合はデッキに魚族をある程度入れる必要が生じます。
⑴の効果により《最果てのゴーティス》の⑵の効果の使用後も場に残り、相手の除去にも滅法強いため、返しのターンの展開にも一役買ってくれます。とはいえ多くの場合は一度⑵の効果を使えば殆ど用済みであり、ゴーティス自体はこのフィールドに然程依存していないため⑶の回収効果については滅多に使いません。
☆2ゴーティスチューナーの貴重なサーチ手段であり、かつ2+4型が苦手とする《ゴーティスの大蛇アリオンポス》に対する無効妨害への貫通札になるためサンプルデッキでは3枚の採用としています。
《簡素融合》(《簡易融合》)
1000ライフコストと引き換えに、エクストラデッキから融合モンスターを特殊召喚できる魔法カードです。
特殊召喚された融合モンスターは攻撃はできず、エンドフェイズに破壊されるデメリットはありますが、そのターンのうちにシンクロ素材となるため気になりません。
特殊召喚先は☆4魚族非チューナーの《レア・フィッシュ》、☆2チューナーの《無の畢竟オールヴェイン》を必要に応じて使い分けることになります。
ここで☆2ゴーティスチューナーでない《無の畢竟オールヴェイン》を採用する理由ですが、基本的には無理やり《ゴーティスの大蛇アリオンポス》をシンクロ召喚するか変則展開をするときに用いることになります。
エクストラデッキを圧迫するという難点はありますが、それを考慮してもなお☆4魚族非チューナーと☆2チューナーを使い分けることができる貴重なカードであり、《最果ての宇宙》と並んで《ゴーティスの大蛇アリオンポス》に対する無効妨害への貫通札になるため腐る場面が少なく、サンプルデッキでは可能な限り採用しています。
《封印の黄金櫃》、《抹殺の指名者》
いずれもカードをデッキから除外するカードです。基本的には展開に足りないパーツを補強して、理想展開に無理やり近づけるために使います。
特に《抹殺の指名者》によって無効になるのはそのターン中のみであるため、除外された次のターンに効果を発動する☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》or《ゴーティスの妖精シフ》)、《ゴーティスの朧キーフ》を除外することで次にターン以降効果を起動できるというテクニックは覚えておいてよいでしょう。
制限カードですので1枚ずつの採用です。
《ゴーティスの大蛇アリオンポス》
シンクロ召喚されると⑴の効果で☆6以下の魚族モンスターを除外でき、シンクロ素材として墓地に送られると墓地の魚族モンスターを対象に⑵の効果で対象モンスターを除外しそのレベル以下の魚族モンスターを手札に加えることのできる☆6シンクロモンスターです。
⑴の効果で除外するのは、大抵《ゴーティスの月夜サイクス》か《ゴーティスの陰影スノーピオス》であり、時々《ゴーティスの灯ぺイシス》か《ゴーティスの妖精シフ》、稀に相手ターンの使用で《ゴーティスの紅玉ゼップ》になります。
⑵の効果で対象とするのは大抵の場合自身で、そこからのサーチ先は《ゴーティスの陰影スノーピオス》が最も優先され、《ゴーティスの陰影スノーピオス》が既に手札にあれば《ゴーティスの紅玉ゼップ》あたりになります。また、シンクロ召喚したモンスターの効果をこのカードの⑵の効果の発動にチェーンさせることで自然と《灰流うらら》をケアすることができます。なお《墓穴の指名者》を警戒する場合、自身をシンクロ素材に使用する☆2ゴーティスチューナーの効果の前に《増殖するG》や《ディメンション・アトラクター》を嚙ませてチェーンさせるという付焼刃の高等テクニックもあります。
いずれの効果もデッキに干渉できることから【ゴーティス】の展開を支える重要なカードであり、兎にも角にも《ゴーティスの大蛇アリオンポス》を自分のターンにシンクロ召喚しておいて、かつ《ゴーティスの灯ぺイシス》と《ゴーティスの妖精シフ》を除外することを目指すことになります。
重要カードなので複数枚積みたいところではありますが、枠との関係でサンプルデッキでは2枚の採用にとどめています。
《白闘気砂滑》
シンクロ召喚されると⑴の効果で手札か墓地から魚族モンスターを、同名モンスターが墓地にいれば更にもう1体展開できる☆6シンクロモンスターです。
基本的には《ゴーティスの大蛇アリオンポス》が優先されますが、悠長に相手ターンを待っている余裕がない場合、あるいはリーサルが見えた返しのターンにおいて、⑴の効果で《ゴーティスの灯ぺイシス》や《ゴーティスの妖精シフ》、《ゴーティスの紅玉ゼップ》を展開し、《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》を経由することで、あちらの効果でもう一度墓地からチューナー特殊召喚することで《フルール・ド・バロネス》に代表される任意の☆10シンクロモンスターを急ピッチで立てることができます。
《ゴーティスの灯ぺイシス》や《ゴーティスの妖精シフ》の⑶の効果の発動条件は自身の効果による特殊召喚である必要がないため、滅多にありませんが相手ターンにこのカードからこれらのカードを展開し、《ゴーティスの紅玉ゼップ》の効果を使用することなくシンクロ召喚につなげることができる点は知っておいて損はないでしょう。
《ホワイト・オーラ》特有の、相手によって破壊され墓地に送られると墓地の他の水属性モンスターを除外することで何度でもチューナーとして蘇生する⑵の効果を有していますが、大抵はシンクロ素材となるためあまり使いません。
総じてあると便利ではあるものの多用するカードではないため、サンプルデッキでは1枚の採用です。
《ゴーティスの双角アスカーン》
シンクロ召喚されると⑴の効果で自分フィールドの魚族モンスターと相手フィールドのカードを対象にそれらを除外でき、除外されると⑵の効果でコストとして墓地の魚族モンスターを除外することで特殊召喚できる☆8シンクロモンスターです。
⑴の効果は相手ターンの妨害の一発目になることが多く、基本的には相手の召喚権をさっさと潰すか、重要カードを除外して機能不全にするか、伏せカードを対象として無理やり撃たせるか、戦闘を行おうとする相手モンスターを牽制するといった用途になり、このあたりに使用者のセンスが出ます。
⑵の効果は返しの自分のターンでも利用することがあり、☆2チューナーと合わせて☆10シンクロモンスターのシンクロ召喚を行うことになります。
それぞれの効果がかみ合っているのですが、2+4型では⑴の除去効果と⑵の帰還効果を別々に利用して《最果てのゴーティス》の☆8シンクロ素材として2回使うことを狙うことになります。
理想展開の場合、このカードは墓地にとどまるので使い切りではありませんが、変則的な展開の過程で1ターンの間に2度除外され戻ってこれないケースも少なくないためサンプルデッキでは2枚の採用です。
《白闘気白鯨》
シンクロ召喚されると⑴の効果で相手フィールの攻撃表示モンスターを全て破壊できる☆8シンクロモンスターです。
基本的には《ゴーティスの双角アスカーン》や《最果てのゴーティス》が優先されますが、変則展開や相手への刺さり具合をみてこちらを選ぶことになります。《ゴーティスの紅玉ゼップ》が特殊召喚される場合、大抵フィールドには《ゴーティスの陰影スノーピオス》か《ゴーティスの大蛇アリオンポス》等の☆6魚族非チューナーがいるため、これらをシンクロ素材とすることが多いです。
⑵の効果で2回までモンスターに対して攻撃ができ、⑶の効果で守備貫通能力を持っているため、⑴の効果で破壊できない守備表示モンスターに対しても突破力が高く、まとまりの良いカードです。
なお、⑴の効果はチェーン2以降でシンクロ召喚するとタイミングを逃す効果である点は要注意です。
《ホワイト・オーラ》特有の、相手によって破壊され墓地に送られると墓地の他の水属性モンスターを除外することで何度でもチューナーとして蘇生する⑷の効果を有していますが、たまに壁として使うことがあります。
優秀なカードですが、選択肢の一つであるためサンプルデッキでは1枚の採用です。
《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》
シンクロ召喚されると⑴の効果で墓地から☆2以下のチューナーを特殊召喚でき、自分か相手のメインフェイズに⑵の効果でコストとして自身をリリースすることでエクストラデッキから《スターダスト・ドラゴン》を特殊召喚してシンクロ召喚を行った上、シンクロ召喚されたモンスターに完全耐性を付与できる☆8シンクロモンスターです。
☆2ゴーティスチューナーの効果によってシンクロ召喚できるのは魚族シンクロモンスターに限定されているため、基本的には返しの自分のターンにシンクロ召喚し、⑴の効果を経由して《フルール・ド・バロネス》に代表される任意の☆10シンクロモンスターにつなげるのがこのカードの主な役割です。⑴の効果の対象とするのは、除外する必要のない《ゴーティスの紅玉ゼップ》等を優先させるとよいでしょう。
⑵の効果は《ホップ・イヤー飛行隊》を利用した場合に真価を発揮し、相手ターンに出している場合、そのままシンクロ召喚の手数になれます。特に魚族チューナーを指定する《最果てのゴーティス》は《ホップ・イヤー飛行隊》からこのカードを経由しなければ出すことができません。そこまで出番はありませんが、相手の《原始生命態二ビル》にチェーンすることが稀にあります。
優秀なカードですが、有力な選択肢の一つであるため《スターダスト・ドラゴン》と合わせてサンプルデッキでは1枚ずつの採用です。
《最果てのゴーティス》
シンクロ召喚されると⑵の効果でフィールドのカードを全て除外する☆10シンクロモンスターです。
基本的には1回目のシンクロ召喚で相手の展開を止め、2回目のシンクロ召喚で壁や伏せカードを除去するのが理想です。
相手が盤面にリソースをほぼ割いた時点でこのカードが出せればいいですが、実際には相手はこのカードを警戒してわざとあまり展開せず手札にリソースを残してフェイズを回そうとしてくることも多く、返しのターンに可能な展開や除去を踏まえてあえてこのカードを出さずに次のフェイズや自分のターンを迎える判断も時には必要です。
返しのターンでは⑶の効果によりゴーティス☆2チューナーを引き連れてスタンバイフェイズにフィールドに帰還するため、相手ターンに除外した相手のモンスターカードに加えて《ゴーティスの陰影スノーピオス》や《ゴーティスの妖精シフ》等で⑴の効果による攻撃力の調整を行い、他の☆10シンクロモンスター等と合わせてワンショットキルを狙いに行きます。
展開上少なくとも2枚は必要なカードですが、試合が長引くこともたまにあるため、念のためサンプルデッキでは3枚採用です。
《フルール・ド・バロネス》、《氷水啼エジル・ギュミル》
いずれも汎用☆10シンクロモンスター枠であり、返しの自分のターンでの火力要員と制圧要員を同時にこなします。
《フルール・ド・バロネス》については、《原始生命態二ビル》を警戒する必要性の高さから最優先でシンクロ召喚すべきでしょう。また、返しの自分のターンでのキルを取るのに失敗した次の相手ターンのスタンバイフェイズで⑶の効果を使用して墓地の《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》等を蘇生しておくことで再び《最果てのゴーティス》のシンクロ召喚を狙うことが可能です。
他にも有名どころとしては《相剣大公-承影》も十分採用候補であり、環境や好みに応じて《氷水啼エジル・ギュミル》との交換択になると思います。
せいぜい返しのターンでの☆10シンクロモンスターは2体立てば火力としては十分なので、サンプルデッキでは1枚ずつの採用です。
汎用系カード解説
続いて汎用系カードですが、この部分は遊戯王におけるメタゲームとしての側面が強くなります。
つまり、環境(仮想敵)に応じて刺さりやすいカードを状況に応じて選択する必要があることから一律の正解はなく、絶えず改善の余地があります。ここではその中でも比較的ゴーティスと噛み合いが良いもの、採用の余地のあるものを紹介していきます。
《禁じられた一滴》
手札やフィールドのカードを墓地へ送って相手フィールドのモンスターの効果を無効化しつつ、攻撃力を半分にすることができます。
後行1ターンであれば、各種魔法カードにチェーンしてコストを増やすなどして相手モンスターを無力化しつつ理想展開から《ゴーティスの大蛇アリオンポス》や《ゴーティスの月夜サイクス》で戦闘破壊を狙えます。
相手ターンであれば、《最果ての宇宙》や《ゴーティスの紅玉ゼップ》等をコストとして相手の展開を防ぐことができます。
変わったところとしては、相手の《無限泡影》等の対象となったモンスターをコストとすることで無理やり効果を通すなども選択肢に入ってきます。
総じて後手まくりや戦闘破壊が難しく無効系の妨害を持たない反面で墓地にいても回収できるカードが多くコストの確保が比較的容易なゴーティスと相性が良く、汎用カードの中ではおすすめの一枚です。
《ドロール&ロックバード》
相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えると、以降のドローやサーチを封じることのできるカードです。
サーチを多用するテーマに刺さり、なにより《増殖するG》に対するけん制にもなります。もっとも、ゴーティスは自分ターンならまだしも相手ターンにサーチを行うことは普通にあるため、考えなしに使うと妨害数をいたずらに減らしてしまうデメリットもあります。
《ディメンション・アトラクター》(《次元の裂け目》、《マクロコスモス》)
いずれも墓地に送られるカードを除外させるカードです。《増殖するG》をはじめとする「コストとしてカードを墓地へ送る」タイプのカードを封じ込めることができ、墓地を活用するテーマであればほとんど機能不全にできるカードであるものの、相性が良いのは殆ど☆2ゴーティスチューナーのみであり、他のカードは墓地を利用ことが多いため、自分が被るデメリットよりも相手の被るデメリットの方が明らかに大きい場合にのみ採用する意義のあるカードです。
《超融合》(《沼地のドロゴン》、《共鳴の翼ガルーラ》)
主に複数モンスターを展開する属性統一系のデッキに刺さるカードで、後行からチェーンを許さず相手のモンスターの除去が可能なだけでなく、《沼地のドロゴン》は☆4、《共鳴の翼ガルーラ》は☆6であるためゴーティスではそのままシンクロ素材とすることもできます。ただし、エクストラデッキを圧迫するため、兼ね合いには注意が必要です。
《拮抗勝負》
複数のカードがフィールドに存在することで妨害を維持できるタイプのデッキによく刺さるカードで、用途としては主に後行1ターン目からいきなり用いることになります。代償としてバトルフェイズが犠牲になりますが、ゴーティス的にはそこまで痛手ではありません。
後行でかつ初手で引けなければ実質腐るという点も《最果てのゴーティス》によってフィールドが一掃されることから意外と乗り越えられます。なお、この点フィールドに残り続ける《最果ての宇宙》とは相性が悪いです。
採用しなかったカード・ギミック等
最後に、採用を検討したものの結局入れなかったカードやギミックについてです。
《ゴーティスの守人イーノック》(《ゴーティス・チェイン》、《ゴーティス・コスモス》、《ゴーティス・フューリー》)
メインデッキに入る☆6ゴーティス非チューナーの一角ですが、このカードだけ自力で場に出てくる効果を持っておらず、いずれの効果を使おうにも現状《ゴーティスの灯ぺイシス》等による補助が必要というかなり使いづらいカードです。このカードを愚直に出すくらいであれば、《ゴーティスの月夜サイクス》の特殊召喚を狙った方が効率的だと思います。
罠カードも比較的有用なカードが揃っていますが、サーチ手段が要介護であるため実質的に素引き前提となっている点がかなり痛く、また罠カードの定めとして発動までにターンをまたぐ必要があるため自分のターンでの展開に資さないことがどうしても気になり、他の汎用カードに枠を割かれがちです。しかし、これらの罠カードはメインフェイズ以外でも効果を使用できるという点は頭の片隅に入れておくと役に立つかもしれません。
《ゴーティスの朧キーフ》
出しやすい⑴の効果、除外されると次のターンのスタンバイフェイズに帰還する⑶の効果、⑵の特殊召喚に呼応した妨害および帰還効果いずれも優秀であるにもかかわらず、☆2チューナーではないしかといって☆4非チューナーでもない☆2非チューナーという絶妙な難点のあるカードです。
このカードは結局上振れカードの域を大きくは出ないのですが、他のカードのコンボによって幅広い活用方法があります。詳しい《ゴーティスの朧キーフ》を用いた展開については、こちらに書かせていただきました。
《ゴーティスの死棘グオグリム》
《ゴーティスの双角アスカーン》とならぶ☆8シンクロモンスターです。
効果自体も⑴の効果による戦闘時の対象を取らない除外、⑵の効果によるシンクロ素材の帰還いずれも悪くありません。
ですが、⑴の効果はバトルフェイズに入れない先行では役に立たず、⑵の効果に至ってはそもそもシンクロ素材は自分のターンの間に除外されているのが殆どであるため使用機会がないなど、どうにも他のカードの方が使いやすさや相性で勝るためにそこまで使用されていないカードです。
《無限泡影》、その他手札誘発
多くのデッキに入っている強力な手札誘発カードですが、残念ながら伏せた罠は《最果てのゴーティス》の餌食になることから、そもそも【ゴーティス】と罠カード自体の相性がさほど良くないというのがあります。
相互互換として《エフェクト・ヴェーラー》という選択肢もありますが、【ゴーティス】は後行不利の極致みたいなデッキなので、手札誘発は定点的なものよりなるべく制約が持続する《ドロール&ロックバード》や《増殖するG》が優先されます(もちろん環境を見て変えていく必要はある)。なお《ディメンション・アトラクター》もこの類のカードですが、発動条件が限られているのと【ゴーティス】は案外墓地リソースも要求するため少々かみ合いが悪いです。
《墓穴の指名者》
こちらも多くのデッキに入っている強力な対手札誘発カードですが、展開に資さないだけでなく、手札誘発と異なり後行ですと自分のターンまで発動できないことから事故回避のために抜けてゆきました。
【ゴーティス】が苦手とする相手ターンスタンバイフェイズでの《増殖するG》については《ドロール&ロックバード》、《灰流うらら》、《抹殺の指名者》等で対処することになります。
《予想GUY》
自分フィールドにモンスターが存在しない場合にデッキから通常モンスターを特殊召喚できる魔法カードです。
運用方法は《簡素融合》(《簡易融合》)と同様であり、特殊召喚先は
☆4魚族非チューナーの中で最も攻撃力の高い《レインボー・フィッシュ》、☆2チューナーの中で最もステータスが優秀な《守護竜ユスティア》になるかと思います(それでもフレーバーテキスト的には《スペースマンボウ》と《ギャラクシーサーペント》を推してゆきたい所存)。
ただし難点も少なからずあり、2ターン目以降に引いても多くの場合で発動条件を満たせず腐ってしまう、《灰流うらら》等が刺さる、特殊召喚先を素引きする等のリスクが付きまといます。
このように《簡素融合》(《簡易融合》)と比較するとやや癖のあるカードで、かつてはデッキに入れていた時期があったのですが最終的に抜けてゆきました。
《アビス・シャーク》、《鰤っ子姫》
《アビス・シャーク》は《揺海魚デッドリーフ》くらいしか有用なサーチ先がなく、かつレベルも5であるため2+4型の展開としては使いづらいカードです。《サイレント・アングラー》をサーチできるため☆2ゴーティスチューナーと合わせる案もありますが、そこから理想展開を通すと《原始生命態二ビル》が刺さるようになるためあまりお勧めできません。
《鰤っ子姫》はリクルート効果自体は強力ですが、《灰流うらら》があまりにも重すぎるのが玉に瑕です。
《死神官スーパイ》(《スーパイ》)
手札1枚をコストとして召喚権を使わず《ゴーティスの大蛇アリオンポス》のシンクロ召喚へつなげられるカードで、ゴーティスが喉から手が出るほど欲しかったギミックです。
しかしこれらのカードは魚族ではないため、理想展開につなげるには☆2ゴーティスチューナー(《ゴーティスの灯ぺイシス》、《ゴーティスの妖精シフ》)が別途要求されます。つまり、☆4魚族非チューナーと比較した場合に追加で要求されるカードは変わらないことになります。
では召喚権を要しない点に着目してサブギミックとして用いればよいのではないかという話ですが、効果を発動するターンにシンクロモンスターしかエクストラデッキから出せない制約により《簡素融合》(《簡易融合》)と両立せず、このカード自体は手札からの特殊召喚であるため《サイレント・アングラー》よりも前に使用しなければならないことから他ギミックと相性があまりよくないという障壁があります。
さらに、リクルート先である《スーパイ》を素引きするリスク、☆1+☆5の組合せであることにより場に出た片方が除去された場合に他のカードでの互換性がない等の難しさもあり、サンプルデッキでは採用しないことにしました。
《超古深海王シーラカンス》
手札を1枚捨てるだけで好きなだけ下級魚族を展開可能、しかも実質的な対象耐性も持っている、遊戯王における魚族の歴史はもはやこのカードなくして語れないくらいに時代を先取りしすぎたカードです。
もっともこのカード自体はサーチが難しいことやゴーティス自体にサブギミックを入れる余裕があまりなく、どんなに展開しても結局は《最果てのゴーティス》に持っていかれてしまうため、もはやこのカードを使うならば始めからそれに特化した構築になるのだろうと思います。
《白曼波》、《白鰯》(《白の輪廻》)
新弾で強化のあったカードで、この2枚がそろうだけで召喚権を使わずしてシンクロ召喚の展開が相当伸びるのですが、両方を高確率で手札にそろえるのは容易ではなく、かつこの2枚の展開はゴーティスの展開ギミックとそこまで交わらないことや、片方を引いただけではかえって事故要因にもなるということでサンプルデッキでは採用しませんでした。
おわりに
尋常ではない長さになってしまいましたが、以上とさせていただきます。他のカードや返しのターンの展開等々、詰め切れていない分についてはいずれ出してみようかなと思っています。
至らない点多数あったかと思いますが、少しでもデッキ構築や展開研究のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。