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自分たちでアウトドアウェディングを開催しました

無事に先週アウトドアウェディングを開催、終了しました。
全部仲間たちと準備して進行もやりました。
進行だけじゃないですね、
会場装飾、料理、お酒、写真、動画、お花、オブジェ、音響、デザイン、ウェルカムボード、容器、当日の台本もろもろ。。。
準備期間は半年で、できる限りの思いつくことはすべてやり切りました。

なぜこんな大変なことをやろうかと思ったかというと、
友達時代の奥さんに

「山野くん、もし私が結婚式するってなったらプロデュースしてくれへん?キャンプ場でフェスみたいに結婚式するのが夢やねん!」
から始まりました。
もちろんその時はぼくたちが結婚するなんて微塵も思っていませんでしたが、
「いいよ~」
と当時話していました。

そして3年後。。。

彼女の夢を叶えるべく、
仲間たちに協力してもらい開催することになりました。

やったこと、準備したこと、声かけた人、
当日までのスケジュールなど、
だれかの参考になればいいな~という気持ちと、
自分の備忘録として書いていこうと思います。
今、時間あるので全部書こうと思います、
多分長い。


どうやってすすめていったかはだいたい以下の順番です。

1コンセプトを決める
2会場決め
3季節、日程
4予算
5どんなことをしたいのか


まずこのあたりをお酒飲みながらばば~っと案を出せるだけ出していきました。

1コンセプト

これはとても簡単。
【キャンプフェスウェディング】です。
キャンプ場で(キャンプ)、
フェスみたいな(ライブ、出店、おしゃれな装飾)、
結婚式(ドレス、キャンドル、スーツ)。
みたいな感じです。

コロナ禍なので野外で開催するほうが感染リスクも下げられると思ったことも要因の一つです。
これ以上でもこれ以下もない
最高のコンセプトが開始早々決まったので、
あとはコンセプトに合ってるか、合ってないかを判断基準にするだけなので
変に妥協せずちゃんと時間かけて煮詰めて決め切ったほうが後々楽ちんです。

2会場決め

夫婦二人とも大阪出身なので
大阪開催はすぐ決まったのですが、どこのキャンプ場で開催するかは少しだけ悩みました。
駅からのアクセスや、呼ぼうと思っている人数に対して適切なキャパなのか、
貸し切りにした場合の値段、
電源はあるのか、水回りはどうなのか、
テントはどれぐらい張れるのか、などなど。
野外での開催なので一番リスクがあるのは天候です。
もし雨が降った場合は逃げるエリアがあるのか、もし無い場合はどうするのか、など。
四つほど候補はありましたが、
最終的に
大阪の高槻にある
「キッチンスヌーグ」
という会場をお借りすることになりました。
https://kitchensnug.com/

ぼくたちが呼ぼうと思っている人数に対しての広さや、もし雨が降った場合の逃げ場所など、
これ以上ない条件だったので、
下見に行ってすぐに押さえさせてもらいました。

3季節、日程

一般的にキャンプ場のオフシーズンは真冬です。そのため貸し切りにする場合は少し値段が安くなったりします。
(近年冬キャンプが流行っているので会場に確認してください。)
とか、
雨のリスクを減らしたいから梅雨のシーズンの6月や台風シーズンの9月を避けたり、
真夏は暑すぎるからちょっと。。。などです。
ぼくたちは10月末の一番焚火が気持ちいい&大安を選びました。
しかし近年は台風も後ろになってきているし、
「最悪台風直撃して中止かな。。」
ぐらいのことは想定していました。
(イベント保険は入っていません。
屋内のエリアがあるのでそこでパーティーすればいいかと考えていました。)

4予算

会場費用、音響、バンド、食事、お酒、ウェルカムボード、デザイン、もろもろ。
なにが何円ぐらいで、全体で何円まで出せて何円までなら赤字になっていいのか、
ご祝儀or会費制なんか、ご祝儀でも会費でも何人呼べばいいのか、
などざっくりでいいので考えます。

「今までの感謝と、これからもっとよろしく!!!!」

の気持ちを込めてぼくたちはご祝儀も会費もいただかないことに決めました。
せっかくお祝いに来てくれるのにお金もらうのってあんまり好きじゃなかったんですよね~~~。
その分予算を削減したいので業者さんには一切頼みませんでした。

5どんなことをしたいのか

これはお酒飲みながらどんどん案を出すことをお勧めします。
実現できるかなんて二の次、三の次でどんどん出すことがメインの時間です。
ほんまへんてこなことでも大丈夫です。
何個か僕たちが出してたアイデアも書いてみましょうか。
・ライブ
・キャンプ
・等身大パネル
・アーチ
・フォトスポット
・(カラオケ)
・馬に乗って登場
・1日のビデオ(一生残るやつ)
・集合写真
・うれしいたのしいだいすき歌う
・ハナレグミのライブ→やばい
・キャンプファイヤーの周りで踊る
・バージンロードお父さんと歩く(やばいもう泣く)

みたいな感じです。
できるかできないかはほっといてやりたいことをどんどん出していきました。

ここまでを1カ月程度で完成して、
そこから5カ月程度で本番に向けての準備です。

声をかけたのは以下のチーム。
・音響屋さん
・装飾屋さん
・お花屋さん
・カメラマン
・動画屋さん
・ウェルカムボード描いてくれる友達
・料理とお酒屋屋さん
・ヘアスタイリスト
・バンドマン
・デザイナー
・リストバンド屋さん
・そしてteamFATCAMP

普段からキャンプフェス「FATCAMP」を開催しているので、
友達はたくさんいました。ありがたいことに。
なのでいつも手伝ってくれている仲間に
「結婚式するからばりばり手伝ってください~」
と、
「こんなコンセプトでこんな風にしたいから任せていいですか?」
みたいな連絡をした気がします。

あとは当日までコツコツ必要なもの、こと(ドレスとかスーツ、BGMとか台本、流れ、両親の顔合わせとかもろもろいっぱい汗)を準備します。
このへんは文字で書くとほんまに大変なので気になる方は連絡ください。


そして時は一気に流れ開催前日。。

新郎新婦ともに会場に昼すぎに到着し、何人かで会場の準備をします。
会場の準備とは
会場装飾、いすとかテーブルのレイアウト、受付の設置、控室の準備などなど
結婚式で会場する場合、全部やってくれるようなことを
全部自分たちで準備することになります。
そしてぼくはキャンプで日が変わるまで準備、
さすがに彼女はお肌の準備とかあるのでホテルに送り届けました。

そして当日
6時半に起きて、前日の準備が思ってたより進んでいなかったことに気が付き
「あれ、これ無理じゃね?」
と軽く絶望しましたが、そんなかっこ悪いことは口に出さず、新郎セッティングの9分前まで設営を仲間たちと頑張りました。

そしてみんなで作り込んだ当日の写真。
一次会の会場。

装飾、オブジェ

等身大パネル

全員にお渡しする会場MAPとリストバンド。
(キャンプフェスウェディングがコンセプトなので会場MAPやリストバンドをつくりました。)


料理、お酒、バーカウンター

ウェルカムボード。
(1m×2mでくそでかい)

ケーキ入刀じゃなくて豚入刀(にゅーとん)

バンド演奏


そして最後には一日のエンドムービーの上映会。
これは前日にホームセンターに行ってプラスチック段ボールに投影できんちゃう?と4枚買ったら、見事に外枠を即席で作ってめっちゃでかい画面になりました。経費削減。。。!!!!

Photo by Hiroshi Maeda.


なんだかんだで
はじめにやりたいって書いたことをほぼ実現できていました。

25時ぐらいまで宴が続き、帰る人はタクシーで、キャンプする人はキャンプして、
まさに彼女がやりたいことはすべてできたと思っています。
ぼくも限界まで頑張った。
出し切った笑


そして本番が終わってから寝て翌朝。
ズタボロやけどお片付け。
そして荷物を全部家にぶち込んで二人でゆっくり晩御飯。
ご飯を作る気力もなく、コンビニで買ったラーメンをすすりながら彼女が

「めっちゃ楽しかった」
って号泣。

いや~~~~頑張ってよかったと心の底から満たされた、今まで感じたことのない感情でした。


■実際やってみて
ほんまにめちゃくちゃ大変やし、
半年間毎日2~3時間結婚式の作業に時間を割きましたが
やってよかったです。
彼女が喜んでくれただけでやってよかったな~~って感じやけど、参加してくれた人からも
「呼んでくれてありがとう」
って連絡もらって。。
結婚式に参加して呼んでくれてありがとう、なんて連絡したことないぼくからすると
あ~~~頑張ってよかったな~と報われました。
ということで
これからは2年に一回開催しようと思います。


野外で結婚式をするのはほんまに大変やし、
天候のリスクもありますが
乗り越えたらめちゃくちゃいい結婚式になります。

業者さんがいたらお願いすりゃいいし、
予算押さえたければ自分ですればいいし、
わからんとこだけ業者さんに相談してもいいし、
もしこれを読んで
「あ、この人に相談してみよかな」
っておもってくれたら連絡してくれたらええし(そんときは一生懸命サポートします!)
だいたいの人からすれば一生に一回のビッグイベントやし、
悔いのないよう
本気でやり切って
奥さん喜ばせましょう~~~~!!

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