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杉皮の端材で、舟形のお菓子入れ作りました🌿(作り方付き)

かご編み作りの基礎は、一通り記事にしましたので、何となくnoteから遠のいていましたが、 月に1度は書いてきたので、さて、何を題材にしようかと考えていました。

しかし12月目前の心は、創作というより、掃除へ・・・(´꒳`)  そこで材の整理にしていると、杉皮の端材がこんなにたくさん出てきました。

去年・一昨年と取っておいたけれども、何もしなかったものですね・・。 捨てるのはもったいないので、もうすぐ幼なじみの誕生日ですし、プレゼントを入れるものを作ってみよう!と、結局整理はほったらかして、『プレゼント用お菓子入れ』を作ることにしました。

準備したもの

★材料
・杉の皮 (×7本 / 幅2.5cm、長さ40cm)
・つる(ヘクソカズラ)

作り方

1. 杉皮を水につけて柔らかくする

柔らかくしている間に、つるを採ってきました。 つるは何でも良いです。今回はヘクソカズラが、庭に生え茂っていたのでこれをを使いました。

ヘクソカズラはどこにでも生え、繁殖力が強く臭いので、嫌われています。でもかご編み仲間の間では、手に入りやすい上に、結構味もありますし、言う程臭くないというのが定評です。

2. 杉皮をつるで編んでまとめる

まず7枚の杉皮を並べます。

次につるを二つに折って、一番左の杉皮の真ん中あたり掛けます

7枚の杉皮を編んでまとめていきます。ちなみに、編んでいくところは最終的に舟底部分になります。まず編み始めの1列は、しっかり丈夫にさせるため、2本縄編みという編み方にします。

2本縄編みは、引っ掛けた上つると下つるをクロスさせた後、次の杉皮へ。下つるは杉皮の下へ、上つるは杉皮の上へ移動させ、繰り返し編んでいきます。クロス後に、上つるは上、下つるは下、同じ側へ常に移動させるのがポイントです。

そうして端まで編んだら、捻って

下写真のように、それぞれつる先を下と上へ分けて一本ずつで編んでいきます。 ここからは1本取りのざる編みです。

編み方は、上は上で、下は下で、それぞれ、たがいちがいに編み込んでいきます。

端まで行ったら、折り返して、また互い違いに編み進みます。

数行編んだら、適当なところで終わります。前述しましたが、この編んだところが主に舟底になります。

3. つるの端の始末

つる先を後ろに持っていき

どこか適当なところにねじ込みます。(裏側から見たところ)

4. 杉皮の先端を重ねる

まず中央の杉皮上に、両隣を重ね、さらに一番端の杉皮を重ねと、手前手前と重ねていきます。

束ねたら洗濯バサミなどで留めて、良く乾燥させます。

5. 閉じ穴を開ける

洗濯バサミでまとめてある杉皮の重なった部分に、キリで穴を開けます。この時良く乾いていないと、杉にピキッと切れ目ができて裂けてしまいます。しっかりと乾燥させてください。
注)杉に限らず樹皮類は、全般的に濡れた状態だと縦に裂けやすいです。穴を開ける時は、乾燥させてからしてください。

6. 閉じ紐をつける

ヘクソカズラのつるを適当な長さに切って、片方に結び目を作ります。結び目は大きめにしたかったので、2重に結びました。

結んでいない方を穴に通し

裏側玉結びにして留めます。

7. 余分な皮をカットして整える

杉皮の長さにゆとりがあるときは、カットせずそのまま残しても良いですね。

これで完成です!

最後に

プレゼント用にはちょっと大きかったので、小さめのものをもう一つを作りました。(見出し画像は、プレゼント用の小さい方、杉の重なり方が、少し違います。)大きい方は、12月の山の蔓取りの時に、キャンディを入れてみんなに出すことにします。

作ってみて

端材は取っておいて、何か上げるの時の箱代わりに、使うのに最適だと思いました。今回プレゼントの主役はお菓子なので、少しぐらい変でも許してもらえると思いますし(そうしてあって欲しい)、捨てる時自然に帰るのでエコです。

お菓子を入れて、ラッピングしてみました

手間さえ惜しまなければ(今回は結構簡単です)、買わなくて良いので経済的でもあります。 舟形なので、本当はお饅頭などの和菓子が良いのですが、まあ良しとします(´꒳`)


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