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【#一分小説】適音《第十五話》
現実は、盤面と思え。
盤面は、現実と思え。
盤面を盤面と、現実を現実と見誤る者は、余りにも薄い充足感の障壁に惑わされ、本当の人望というものにはたどり着けない。
しかし、現実と盤面の境界をあいまいにすれば、その交ざり合った先に、現実も盤面も超える未知の世界がどこまでも拡がるのだ。
ハワちゃんは、それを点の集合体と見做したときから破滅への道が始まっていたんだ。
(つづく)
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