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DBの人造人間についての考察


画像はなしで



ドラゴンボールのセル編に登場する人造人間について色々考えたことがあるので、今回はその書き付けです。

単行本を持っていない上に画像検索が骨折りなので、今回は画像は無しです。
原作・旧アニメ共に履修済みですが、映画の全てを鑑賞したわけではない上に記憶もおぼろです。
検索も少なめに。
複数点、抜けもあると思いますが、あくまでもメモとして閲覧頂きますようお願い申し上げます。




軽くおさらい



惑星ベジータから地球に派遣されたカカロットこと孫悟空が少年時代の頃、世界はレッドリボン軍という世界征服を企む悪の組織が密かにドラゴンボール集めを行っておりました。

総帥レッドは
「世界征服なんぞいつでも可能だが、それよりも何よりも自分の身長を伸ばしたい」
という野望を持っていました。

側近のブラック大佐が長身にして運動神経も良く切れ者であるため、常に羨んでいたようです。

その野望を吐露した瞬間、レッドはブラックに裏切られてしまい、孫悟空はブラック大佐と戦うこととなります。

ブラックを打ち破り、悟空はレッドリボン軍を壊滅させたとして世界的に有名になりました。


この辺りまでは、ドラゴンボールという作品に於いて
「強さのインフレ」
が起きる前で、ハラハラする展開も幾つかありましたが、まだギャグ色が強く安心して見ていられた気がします。

ピッコロ大魔王編から、急にシリアス展開が始まったかな。
クリリンが死んじゃうからだな。


人造人間編は、レッドリボン軍編の続編となっていますね。

人造人間というテーマの始まりは、人造人間8号の登場から。
気は優しくて力持ちの8号にはっちゃんという愛称を付け、彼と和解し共にブラック大佐を打ち破った悟空でしたが、はっちゃんには裏切り防止用の爆弾が体内に埋め込まれておりました。

悟空ははっちゃんの爆弾を取り除くべく、行動を共にしたスノと懇意の博士に爆弾除去を依頼し、はっちゃんの命を救いました。
この博士がはっちゃんを作った、という設定があった気がします。
しかして、はっちゃんは許しを得、用心棒としてスノの村に住むことになります。
Zの最終戦にて、元気玉の元気を分ける役割として再登場しますが、ずっと穏やかな生活を送っていたらしいことが伺えます。


8号との別れから数十年。
物語は、トランクスの登場から動き出しました。

未来から来たトランクスは、最強の人造人間17号、18号に立ち向かうことが出来ず、母ブルマ以外の全ての仲間を殺された為、運命を改変させるためにタイムマシンにて物語の主軸の時間軸へとやってきました。

未来の世界でZ戦士たちが敗れたのは悟空をウイルス性の心臓病にて失ったことが原因であると判断しており、過去の時代に心臓病の特効薬を持ち込んでいます。

実はトランクスは時空移動に三回挑んでいます。
一度目はセルに殺された為、失敗に終わりました。
ブルマに亡骸を発見され、トランクスはドラゴンボールで生き返らせて貰い、再チャレンジしました。
三回目は、セル編の終了時に未来の世界へ帰宅する目的で。


人造人間を作ったのは、ドクター・ゲロというマッドサイエンティストでした。
彼は自らの肉体を改造し、人造人間20号として活躍します。

つまり、8号を作った博士とゲロは別の人間、ということになります。

未来から来たトランクスは人造人間は17号と18号しか知らないという状態で、人造人間19号、20号の登場に酷く驚きます。

「俺が時間移動したから、未来が変わってしまったのか?」
と思案しておりますね。

ドクター・ゲロはレッドリボン軍の兵器開発部門に所属していたと推測が可能です。
資金援助を受け、また他の科学者と共同開発を行うなどして兵器として人造人間を作ったようですが、人造人間は欠番が多いです。

映画を観た記憶がないので、15号だったかな?そこら辺は言及を差し控えさせて頂きますが

8号
16号
17号
18号
19号
20号
1000号

の存在を確認しました。


いきなり20から1000に飛ぶなんてな。
なんでそうなる?と当初は疑問に思いました。

更に、セルはスパイロボットの暗躍によりZ戦士の全ての戦闘技術や能力を採取した情報を組み込まれた最強の素体であるという設定です。


全ては打倒・孫悟空の為。

ゲロは案外、情に厚いというか服従の心を持ち得ていたようですね。

人造人間制作におけるモチベーション保持の為の標的として、打倒孫悟空を掲げ続けたとかだと思いますが、意外に義を貫いております。


16・17・18・19・20の基本衣装には、レッドリボン軍のシンボルがアップリケされておりますものね。


基となる情報を一通り書き出してみました。

考察は、上記の情報を元にして行います。




リセマラありきの世界観


まず、タイムマシンで時空移動を行うことはどう頑張っても不可能です。
エルドラドという幽世かくりよにある黄金郷を経由しても、時軸調整は完全には難しいです。

時間は逆戻し出来ず、また移動できる転生区間には区切りがある、ということ。
状況再現にも限界があります。

これらの難題をクリアしつつ人生をうまいことやり直すには、宇宙全体がリセマラを行う必要があると見るのが正解となるでしょう。

リセットマラソン。
ソーシャルゲーム用語として定着したスラングです。

ダウンロード後にサービスでガチャを引きますが、そこで高ランクもしくはレアリティの高いキャラを引けないと、ストーリーの進行に支障が出ることがあります。
そこで、目的のキャラが出るまで何度も何度もゲームアプリを削除→ダウンロードし直すという、サーバー泣かせの荒業が流行りました。

最近はリセマラしなくてもOK、というアプリが増えております。
何度も最初のガチャを引き直すことが可能であるということです。
そこまで来るとガチャの意味はあるのか?となりますが、少し前のソシャゲではリセマラは普通のことでした。


私も一時期ソシャゲにハマっていた頃がありました。
リセマラありきのゲームなどに手を出しましたが、その内に虚無感が生まれて来て、ソーシャルゲームそのものを辞めてしまいました。

ソシャゲは全体的にキツイので、真の意味で忙しい人にはプレイは無理だと思います。
最近はどんどん条件の緩いアプリもリリースされていますし、それが普通となっておりますが(しかし同時にサービス終了に陥るものも多い)既に古参ユーザーは疲弊しきっております。
乱発しすぎなんですよ。


広告視聴なども、開発者様に還元できるなら…と思っていた時もありますが、最近のソシャゲはグループで課金売上を配分するシステムを取っているところが多いので、実情を知る者には広告そのものに罪悪感が付き纏います。
名も知らぬ、どのゲームをプレイしているかも分からない廃課金ゲーマーの恩恵により、広告視聴サービスを受けられるのです。
それは良いですが、自分も少しは課金せにゃならんくない?とか考えるようになります。
その同調圧力が辛いので、ソシャゲそのものから卒業しました。


余談はともかくとして、リセマラです。
時空を越える系のお話は、全てリセマラが根底にある、と理解しました。

HUGっとプリキュアの敵は未来からやってきたという設定ですが、実は未来のつもりの過去から来た一団です。
野乃はなを今度こそ失わない為に、ジョージ・クライはリセマラをして宇宙をイチからやり直します。
前世の記憶を所持した、過去からの来訪者、ということになりますね。
しかして、時空移動が適応されているため、未来は同じようにはなりません。
変動します。
(それが目的なんでしょうけれど)

セーラームーンも同じくです。
これはどこかで書きたいのですが、ちびうさが20世紀に来ることそのものが実は有り得ないので、これもリセマラとなります。
未来編のネオ・クイーン・セレニティがエターナルティアルではなくキューティームーンロッドを持っているという時点で、リセマラ説は恐らく当たりです。

矛盾ではなく、本編では語られなかった大事な要素となります。

コスモスは変な時期に時空移動を行っていますが、恐らく新しい武器を手にした途端に「セーブポイント条件」が発動しております。

私はコスモスの言うラムダパワーの正体は、Sの映画に出てくる最終技と同等のものであると見ており、未来から来たというコスモスはもしかしてデッド・ムーン編を攻略していないのではないか?と推測を立てています。


ゲームじゃないんだから、と思われるでしょうが、実はリセマラに於いてもセーブポイントを置くことは可能です。

リセマラの意味がなくないか?となりますでしょう。
そんなことを言ったら、宇宙構築そのものが鬼畜が過ぎて到底叶わなくなりますよ。
実は、人知れず宇宙は何億何兆とやり直しをしているのですよ。

ゲームシステムそのもの、つまり世界状況が限りなく近似値再現が可能となる、美味しいとこ取りのシステムが無いと、世界は暴走します。

そういった恩恵をもたらしてくれるのが、七福神の布袋尊です。

何らかのオブジェを、セーブポイント記録媒体として設置する必要があります。


ドラゴンボールに話を戻すと、トランクスはどこかをセーブポイントと定め、リセマラをして時空間移動を行った、としないと矛盾が解消出来ません。
おおかた、実家あたりでしょう。
カプセルコーポレーション本社。

セルもタイムマシンを利用しておりますね。
なんらかのセーブポイントを設置した状態で。

しかし、何故未来のセルは人造人間17号、18号を吸収して完全体となり地球を滅ぼさなかったのか?という疑問が発生します。
わざわざ卵の状態に戻ってまで、ですよ。

敵もいないし、過去から帰ったトランクスレベルでも17号と18号は楽々倒せましたので、力及ばず、というのは考えにくい。


そこら辺の分析は一応は済んでおります。
前提となる論に抜けがあった場合、瞬時に破綻するかもしれませんが、取り敢えずで整合性は取れております。

順を追って説明していきます。


まず、セルとは何なのか?から。

いきなり人造人間1000号なんておかしいでしょ。
他の数百体の人造人間はどうしたのか?

これはつまり、冪乗の考え方を持ってくる他ありません。

つまり、セルは元々人造人間1号だった説です。

1号、10号、100号、1000号と改良を続けていった特殊タイプであったとすれば、納得がいきます。

しかし、それほどまでにドクター・ゲロは1号たるセルに執着するものでしょうか?
その答えは、一つしかありません。

鉄腕アトムです。
トビオくん。

ドクター・ゲロは自分の子を幼くして亡くし、替わりに人造人間として子の身代わりをこの世に蘇らせた、としないと、この凄まじいまでの執念に説明がつけられません。


1号は完全なロボットでした。

ゲロは1号を大事にしていましたが、ある日8号を作った博士と出会います。
この博士は、ペンギン村と交流があったんじゃないですかね。
則巻博士から技術を学んだ可能性が高いです。
ドクター・マシリトの可能性もありますけど。
そして、ゲロと共に8号を共同開発した、と。

8号は完全なロボットですが、人間の優しさを持っていました。

ゲロは、子の替わりの1号を改造して10号としました。
完全に人形のようだった1号は、10号となることで自律制御が可能となります。
人間らしく生活するようになったということです。

2号、3号とはタイプが違うので、順番の通りに付けたくなかったのでしょう。

しかし、この欠番の人造人間も恐らく世に出ていたと思われます。

悟空のウイルス性の心臓病というのも奇怪なもので、ウイルス感染による心疾患なんて本来ならありえません。
つまり、ナノロボットです。
人為的に作られた、ウイルス兵器です。
ゲロの作った人造人間のどれかが、ウイルスの形をしていたが人間としての知能を持っていた、とすると整合性が取れます。

ゲロの行動原理は打倒孫悟空ですので、汎ゆる攻撃手段を用いてくると考えるのが自然でしょう。

未来の世界では特効薬が作られたようですが、薬の中身はウイルス型人造人間を破壊するナノロボットだった、とも考えられます。


更に言うと、悟空は心臓病を完全には克服できていなかった、と見ることが出来ます。

何故悟飯にバトンタッチしたのか?
セルと心中を図ったのか。
余命が短いことを悟っていたからでしょう。
痩せ我慢をし、無理して戦闘に身を置いていたのです。

本編で、悟空の病気はそんなにあっさり治ったの?と拍子抜けしましたよね。

父親らしいことは何も出来なかったけれど、最期の思い出作りの為の家族の団欒。
一回、悟空は死にましたからね。
やはり思うところはあったのだと思います。
そして、悟天を残していった、と。



考察の続きに戻ります。

未来のセルの不可思議な行動です。

未来の17号と18号は実は失敗作であった、としないと、あの狡猾なセルが時空移動など手間をかけるでしょうか。
わざわざ卵の姿に戻ってまでですよ。
大事なことなので2回言いました。

未来の17号と18号は、製造後にすぐにゲロを殺害し、世界中で暴れまわったのでしょうね。

実は、改良を加える必要があったのではないでしょうか。

人造人間の改造、改良とは。


ここで、人造人間の動力問題が出てきます。

17号と18号は、能力の頭打ちがあるとはいえ無限のエネルギーを持つ素体という設定です。
疲れを知らず、無限に気弾が打てます。
GTのスーパー17号戦で、18号の能力が必要不可欠となっていました。
悟空とタッグを組んで倒したお話です。

過去の17号と18号は、19号と20号に対し
「何故、旧型のエネルギー吸収タイプにしたのか?」
と訊ねておりますね。

その答えは、本編には出てきません。


憶測では、エネルギーの活用場所がそれぞれ違うため、とすると納得が出来ます。

17号と18号は、いわゆる脳筋です。
難しいことは分かりません。
16号も同じく。
16号は分かりませんが、永久循環型タイプ。

19号と20号は手からエネルギーを吸収するタイプです。

これは、二人は科学者タイプの人造人間であったため、と見ることが出来ます。
20号はドクター・ゲロ。
19号は助手です。

19号は、ゲロを人造人間にするために生み出された、とすれば納得です。

頭脳タイプの人造人間はエネルギーコスパが非常に悪く、永久循環タイプでは処理が追いつきません。
動力源のエネルギー循環そのものに物理限界が生じ、すぐに活動停止状態に陥ってしまうことを意味します。

つまり、思考力を働かせるには身体を動かす交感神経とは別の、副交感神経を呼び起こすエネルギーが別に必要となり、それらはエネルギー喰いの為、外部からエネルギーを奪い続ける必要がある、と見ることが出来ます。

一応、戦闘そのものは可能なようですけどね。
17号・18号ほどの戦闘力の高さはありません。


17号18号も、人並みの知能は持ち得ているようです。

しかし、人造人間を作り上げるくらいとなると話は別。

科学者対応のオイル循環型は、核融合電力による永久機関タイプの標準機動エネルギー総量の実に9倍はエネルギーを余計に喰うことになるでしょう、とゲロ本人は言っています。

いるんかよ、幽界に。


ともかく、手の平からガンガンエネルギーを吸収し続けないと、エンジニアタイプの19号と20号はすぐに燃料切れを起こしてしまうということになります。


そして、未来の17号と18号と過去の17号と18号の違いは何かと言うと、やはりエネルギー循環率が関わってきます。

未来の17号と18号は、理性がトんでいますね。
快楽殺人者となっております。

プログラムミスです。

この状態の二人は、セルの体内で大人しくエネルギーとして消化されず、暴発する可能性が高くなります。

元々、セルと17号と18号は相性が悪く、融合そのものが難しいみたいですけどね。

18号は飛び出てしまいましたし。

何故18号はセルから吐き出されたのかというと、理性が強かったからです。

17号はクールに振る舞ってはいましたが、その時点では未だ理性的ではなかったのですね。
やがて会心したようですが、セルに吸収される時期は、反発するほどの自我が育っていなかったようです。


二人が絶妙な知能指数を持ち得ないと、セルの吸収条件が揃わなかったのです。

未来では、知能が低すぎました。
これではセルの身体に馴染みません。
セルは未来の17号・18号を吸収した途端、ただの快楽殺人者と成り下がる可能性が高い。
ゲロは、セルがそのように振る舞うことを望んではいませんでした。
結果的に、過去のセルも暴走しますけどね。

過去では二人は少し心が育ち過ぎました。
16号とのふれあいが、彼らの野蛮さを僅かでも懐柔したのだと思われます。

このことから、16号のあの優しすぎる性格は、17号と18号をセルに吸収させる条件を整える為に用意されたもの、と見ることが可能です。

16号のカプセルを17号・18号が開ける時に、ゲロは強く止めましたね。
これは演技だった可能性が高いです。

わざと焦ったフリをして、二人の天邪鬼の性格を擽ったと見れます。

物凄い策略家・20号。
ドクターゲロ、天才すぎん?


恐らく、ゲロは人造人間1号と、ずっと穏やかに人間らしく過ごしたかったのだと推測が可能です。
といっても、レッドリボン軍の意志を継いで、世界征服に乗り出してしまいますが。

人造人間8号のような優しさを求めていたのです。
1号に。

しかし、何故かセルはどんなに改造しても、あの優しさを身につけることが出来ませんでした。
生物細胞を持つ、生体の素体を持たせてもです。
機械であることだけが、人間らしさの欠落の原因ではなかったのかと。
それが100号ですね。


そこで、人間を素体とした餌を吸収させることで、倫理観を持つようになるか実験を試みた、と考えることが出来ます。

結果、ちょっと持ったみたいです。
なんとなく憎めない気がするセル。

恐らく、17号の知性です。

吸収前の状態では、少し見られない傾向。

17号と18号は一体、何者なんだ…。
双子の姉弟のようだが。

どこから連れて来られたのだろう。


これは、多分本当に人造人間なのだと思います。
母胎を介して生まれていないのですね。

機械を殆ど使わない、生体型のヒューマノイドの実験も密かに行っており、その成功パターンが彼らなのだと推測が出来ますね。

美しい見た目の人造人間にも挑戦したのでしょう。

いずれ、疑似人間による軍隊を作る予定もありましたので。

クリリンは18号に対し
「ちょっと機械が入っているけど、普通の女の子なんだ」
と言っていますが、実情を知らない筈ですよね。
可愛い女の子の前でカッコつけをしたいだけですね。
これがクリリンの優しさでもあるのですが。

しかし生殖器をつける辺り、ゲロはダッチワイフを作ろうとしていた可能性も否めません。
勿論、実験のためですけどね。

もしかして、17号と18号…双子じゃなくて夫婦となっていた可能性も…。

生まれ育った環境が異常なので、そういったことを理解していないようですが。
精神が幼すぎて、恥ずかしがって姉や弟だと嘘をついたり。
クリリンの前で、17号と性実験の材料にされそうになっていた、なんて言えませんし。



こういった流れを、リセマラ、つまり何度も何度も宇宙をやり直して時代修正を行っていったと見ないと、矛盾しか生まれません。

タイムパラドックスとはまた別の歪です。

世界線は、自由が中々効かないです。

ほんの僅かな行動が、大きく進路を変えてしまうことも。


成功パターンの鍵は、16号の出現でした。
セルは彼を抵抗なく踏み潰していますので、セルが人間の心を持つことは永遠に有り得ない、ということになります。



アトムはアトム。
トビオにはなれない。
天馬博士の実子の身代わりにはなれないんだよ。




20号は嘘しか言っていない可能性



状況分析の結果を書き出してみましたが、これは公式の設定ではありません。

そして、キャラクターの話すことが、必ずしも正しいわけではない、知らぬ内に勘違いしていたり、嘘を織り交ぜて話している、という前提にあります。


仮にセルがアトムのような存在だったとして、ゲロはそういった事情を言い触れて回ることなど出来ませんので、真実は闇の中、とするのが健全と言いますか、優しさだと思います。

そこで、本当のことを話さなかったんだな、と糾弾してくる輩こそ、セルにも劣る畜生と言えましょう。


私はこのように考察を書き出してしまいましたが、どうやらドクターゲロが世に出すことにOKを出したみたいなんですね。
ていうか、本当に幽界にいるんかよ。


ドラゴンボールは戦闘漫画であり、そのことでネタにされることもありますが、よくよく読み込んでみると人情が散りばめられています。

考えさせられることが多い。


この流れでナメック星人の正体なども導き出せましたが、それは今は控えておきます。

アニメでピッコロが幼少期に魚を食べていたけど、ナメック星人は水しか飲めないはずよね?何故?
という疑問もありましたが、成体になるまでに少し有機物を摂取する必要があるのかも?と考えると納得できました。
デンデは、いつも飲む水の器に小魚を仕込んでいた可能性がある。
大人になったら水のみで生きられるようになるが、成長には魚類が必要である。

などですね。

それに、ピッコロは純種ではない可能性もありますね。


スーパーサイヤ人ブルーの世界線と、スーパーサイヤ人4の世界線はまた外れているのかもしれない。

時系列がきちんと繋がっていない可能。

宇宙に飛び立つと、時空が変動します。


フリーザ編でナメック星に向かったことで、知らぬ内にまたどこかで運命が変わったのかもしれません。

GTではトランクス、悟空、パンが活躍しますが、この3人は主人公格なんですよね。
この中の誰かが単独で活躍したとしても、ストーリーを深堀りする素質があるということです。


ドラゴンボール考察は楽しいです。


しかし、鳥山先生は
「矛盾を生み出さないようにするのが大変すぎた」
と申しております。

そうなんですよね。

話が長くなると、時空がポンポンと飛んでいく。


二次平面上なら修正は簡単ですが、一旦単行本として世に出されると取り返しが付かないことになりますでな。

本誌→単行本描き下ろしなら、まだ間に合うこともありますけどね。



それでは。

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