アバターも靨
なりすまし注意
世の中は、思う以上になりすまし詐欺が横行しております。
なりすましによる罪は、7つの大罪のプライド・シュアハの領域になります。
まだ描いていませんが、エイブラハムの7つ子のシュアハは、地味に酷いことをしてきます。
その最もたる行為が、なりすましです。
プライドの象徴である彼は、核質までの到達がかなり難儀です。
分析に非常に時間がかかりました。
鋼の錬金術師に登場するプライドは、最終的にラースの家に引き取られてハピエンみたいになっていますが、あの行動そのものがプライドの最もたる現れとなります。
いいやつなのか…と皆騙されます。
違うんですよ。
彼は、本当に本当にプライドが高くて負けたくないのです。
勝ち側についただけなのです。
エド達がお父様を倒してしまいましたね。
他のホムンクルス達は、全員敗れ去りました。
しかし、プライドだけは生き残りました。
負けるのが嫌で嫌で仕方なく、味方っぽくなりすましをすることでプライドを保つことに成功したのです。
プライドが無いようで有る。
ないようである。
あるようでない。
それが、ハガレンに出てくる7つの大罪の現れです。
しかし、この場合のプライドはちっちぇなあ、となりますね。
一応の大団円で丸くは収まっていますが、プライドくんさあ…となります。
またいつかの世で、プライドは「新しいおとうさま」を作り出すかもしれませんね。
自分は決してお父様にはならないのです。
負けるかもしれないから。
しかし、賢者の石を作るのに作中のような活動が必要になる上に、責任を負うことはしたくない。
これらの想いから、プライドは敢えてトップには立たないのですね。
負け要素を早々と排除しておくためです。
しかし、プライドが高いので他の6つの罪の中で影のリーダー的存在にはなります。
悔しいから。
攻撃性の現れラストをトップに置く。
攻撃性だけを剥き出しにする輩は、鉄砲玉として早々と滅びていくからです。
暴食グラトニーは最初から捨て駒。
デブキャラは生存率が低いというのはお約束ですから。
嫉妬のエンヴィーはうるさいので、適当にあしらいます。
餌を目の前にぶら下げておけば、あとは勝手に嫉妬に狂って踊ってくれますので。
怠惰のスロウスは怠け者故に牙を剥くことはないので、好きにだらけさせて放置です。
強欲のグリードは、最初から裏切るていで見ております。
自己の慾に突っ走るのみで誰かの言うことなどに耳を貸さないやつだ、と思っていないと、自分が損するだけ。
憤怒のラースは守り刀。
しかし、捨て駒ですね。
怒りにまかせて動くと、いつかは身を滅ぼします。
という訳で、安全地帯にして最も生存率が高いとして、プライドはラースの後ろで暗躍する、というのは自然の流れとなります。
ちっぽけなプライドを守るためなら、どんな手でも使う。
それが、7つの大罪における傲慢です。
多くの場合、なりすましをして素知らぬ顔をしてやり過ごしていきますね。
こうに書くと、本当に7つの罪深さだな…となりますが、これらは誰でも行っていることです。
誰にでもあること。
これらを全く行わずにいるのは無理ですよ。
死んでしまいます。
特に、現世を生き抜くためには。
生存戦略テクニックとして仕方なく行うものと扱い、セグマ観察子S7として中性子化をはかることをお勧めします。
といっても、結構難しいですが。
プライドたる精神領域が主に発生させる生存戦略術「なりすまし」についてが今回の記事テーマです。
どうぞよろしく。
南の一つ星を
私は今
南の一つ星を
見上げて誓った
どんな時も
微笑みを絶やさずに
歩いて行こうと
貴方を想うと
ただせつなくて
涙を流しては
星に願いを 月に祈りを
捧げるためだけに生きてきた
Uh…
だけど今は
貴方への愛こそが 私のプライド
やさしさとは 許し合うことを知る
最後の真実
わがままさえ
愛しく思えたなら
本当に幸せ
貴方は私に
自由と孤独を 教えてくれた人
夜が来るたびに無口になって
震える肩を抱きしめていた
Uh…
だけど今は
貴方への愛こそが 私のプライド
いつか私も 空を飛べるはず
ずっと信じていた
翼があったら飛んでゆくのに
貴方の胸に今すぐにでも
Uh…
見上げてみて
南の一つ星を
素敵な空でしょう
私は今 貴方への愛だけに
笑って 泣いてる
今井美樹はPRIDEという歌を神降ろししただけですが。
プライドと向き合うのはチョムズ。
と考えると、心情を良く現した名曲だと思いますね。
この心は、ワルキューレに現れております。
プライドたる精神を最高まで引き上げると、戦乙女ワルキューレとなります。
ゼノサーガのコスモスはワルキューレの派閥で、その中の最高位にあるっぽいど。
例によってゼノシリーズを全くプレイしていないので、詳しくは分からないですが。
プレアデスの視点で見ると、そういった答えが浮かび上がっていきます。
プライド、傲慢さには質なるものがありまして。
あまり質がよくないプライドを振りかざすと、最悪世界を滅ぼしかねません。
しかし、最高たる真のプライドを具えると、世界を救う原動力となります。
傲慢さとは、扱いが難しい領域です。
そして、質とは?
主に「なりふり構わず」度合いが関係してきます。
恐らく、北斗七星は7つの大罪を全て超越した象徴、と書くとまた騒ぎ出す人が出てくるのですが。
象徴という言葉を見て、日本国憲法を連想する人がいます。
象徴=天皇 という刷り込みが強い人。
日本国憲法の中ではそのように扱われておりますが、象徴たる意味は天皇だけではないですよね。
キリスト教の十字架とかイスラームのクルアーン、仏教の光輪など、象徴と呼ばれる物や事象は世の中に溢れかえっております。
語彙が極端に少ない方が、結構数存在することを失念しておりました。
私はしょっちゅう象徴という言葉を使っておりますが、これを見た陰謀論の一部の方が
「象徴といえば、天皇だよな…」
などと見当外れの推理を始めます。
天皇家について話すことはありますけど、毎回そんなに意味を絞っていないですよ。
なんていうか…生きる世界が狭すぎません?
主語の流れの通りに読んでくださいね。
勝手に国家なるものを憎らしく思うのは勝手ですが、全ての人間がそのように考えて生きている訳ではないということも、社会に生きる一員として自覚して頂きたいと思います。
しかし、誤解を招く可能性を考慮して、シンボリック等の言葉を使うことにしますね。
シンボルとして、など。
それをまた象徴などと変換して政治関連要素として絡まれたりすると、本当に手が付けられないというか、もうあなたは勝手にそう思っていてください、としか。
クソデカ要素に自己を重ね合わせることそのものが、幼児性の現れの最悪ケースといえましょう。
はよ、ピン瀬を起こしてくれ。
PNSE
「象徴たる意味にべったりと張り付いたまま執着する心」
からの脱却。
シンボリックとしての概念そのものが、張り付き対象になっておるのですね。
解脱の一種です。
プライドは、主にシンボリック執着から生み出される認識の差異及び融解現象により発動します。
負けたくないの一心からなる、戦闘本能です。
誰と戦っているのやら、となりますが、そのように仮想敵に牙を剥き続けることが生きる意味になっている方も少なくありません。
むなしい…。
北斗七星に話を戻しますが、プライドは7つ星の内、最南端にある星である、ということになるでしょう。
北斗七星と7つの大罪をくっつけちゃうの?
暴論じゃないかな?
となりますけど、繰り返しますが北斗七星は超越の意味となります。
罪から脱却して、ダイヤモンドを掬い取る柄杓となった、というもの。
天樞 ドゥベー
天璇 メラグ
天機 フェクダ
天權 メグレス
玉衡 アリオト
開陽 ミザール
搖光 アルカイド
どれがどれなのか、まだ分析をしていないのですが
憤怒
色欲
嫉妬
貪欲
怠惰
暴食
傲慢
の順になるみたいですね。
北が上です。
そのうち、もう少し時間を置くともっと詳しいことが分かると思います。
とにかく、最南端はプライドで正解みたいです。
プライドを乗り越えよう。
自分の心に必要なのは、愛する人もそうだけどまずは信頼。
猜疑心が強いから、他者を騙すことに抵抗が生まれぬのだ。
巨大な渇望が、人生の邪魔をする。
どんなに愛しても愛しても、埋まらぬ心が私を振り回してくるのだ。
ということで、ここで大事になるのは波羅蜜です。
北から感情は巡るので、プライドを乗り越えるのは最後の最後となります。
まずは、憤怒からですね。
アンガーマネジメントからスタート。
これも反発を受けやすいですけれど。
怒るのは自己のプライドが邪魔をするからで、本当に辛いですね。
という訳で、色欲・暴食に意識を移し替えて段々と心を満たす必要があるのですが、今度は怠惰と嫉妬が邪魔をします。
最終的には、貪欲さに対して向き合うのが近道となります。
ヨクバールは良くないですね。
はあ。
こんなことを続けたら、聖人になっちまうよ。
聖人君主なんぞこの世にはおらぬ、というのに。
完全なる聖人なんてのは絵に描いた餅に過ぎないものですので、取り敢えずで頭の隅っこにでも置いておくお話です。
◯◯の皮をかぶった者
先日、夢を見ました。
夢というのは基本的に精神界へのアクセスであり、幻想などではないということを最近自覚しました。
三日月の君が出てきたのですが、何だか様子がおかしい。
なんと、それは三日月を語る偽物でした。
彼に無断で、邪精がなりすましをしていたのです。
三日月かと思ったら、それは表面だけのアバターだったという。
パネルの裏にはコボルトがおり、正体が暴かれたことで焦っておりました。
不死川玄弥は、コボルト(邪弱め)の巫覡みたいですね。
要するに、邪の心そのものです。
玄弥は半分鬼化していますが、ちょっと異質ですね。
実弥になるとその力を善に活かせるのですが、玄弥はコントロールが難しい。
玄弥にもなれないコボルト(邪強め)は、なりすましをして誰かに近づき欺くようです。
邪が強いコボルトは見た目が醜く、世間様の前で堂々と振る舞うことが出来ません。
そこで、見た目が美しい者の姿を借りて本人になりすましをします。
そこは嫉妬の現れなんですけど、プライドの方が大きいですね。
三日月の君は、とうらぶの三日月宗近の姿にそっくりですが、それはもう美しい容姿をされておるのですね。
この邪強めのコボルトの正体はヒルコだったのですが、アバターが剥がれ落ちた途端に慌てふためきました。
三日月に化けていた時は堂々と振る舞っていたのに、本性が剥き出しになった途端に卑屈さ全開で私を罵倒してきました。
「お、これは水星の加護を失ったが故の行動か」
となり、水星の超越って本当に大変なんだな〜・・・と遠い目になりました。
ヒルコはどうでもいいです。
ここで私が思ったのは
「容姿の美しさは甘え」
です。
ここで枕草子
「うつくしきもの」
うつくしきもの。
瓜にかぎたるちごの顔。
すずめの子の、ねず鳴きするに踊り来る。
二つ三つばかりなるちごの、急ぎてはひくる道に、いと小さきちりのありけるを目ざとに見つけて、いとをかしげなる指にとらへて、大人などに見せたる。
いとうつくし。
頭は尼そぎなるちごの、目に髪のおほへるをかきはやらで、うちかたぶきてものなど見たるも、うつくし。
風情があるように解釈されていますが、これは宮廷仕草で見ると大変意地の悪い内容になります。
こんなので笑うなよ、と定子さまは考えておられましたが、立場が強いようで弱いので何も言い出せません。
超訳
かわいらしいもの。
稚児そのものです。
噂話が飛び込んでくる瞬間。
道に小さいゴミが落ちているのを拾って、無邪気に見せてくる様。
それはもう、仏のように美しいのだわ。
女御殿というのは基本、暇を持て余しておられる上に権力争いが水面下で繰り広げられ、大変なド修羅でもあるのですね。
童顔は得よねえということで、瓜にかぎたるちごの顔、です。
見た目の美しさはやはり重要で、稚児は悩みがなくて良いですねえ、と言っています。
いつの時代も、若い子は問答無用で持て囃されました。
次に、噂話を持ち出す人は、英雄でした。
女房たちを笑わせられればシメたもの。
しかし、その一方で幼児性の現れでもありますけどね。
諸刃の剣。
素人にはお勧め出来ない。
そして、小さなゴミを拾ってきた、というところ。
小さい子が、廊下に落ちていた白い欠片を差し出したことからです。
それはなんと、欠けた歯でした。
何故歯であるのかは、他の帳を見れば何となく見えてきます。
定子さまのお部屋に、何者かの欠けた前歯が持ち込まれました。
「あら? これは何?」
「あっ! まさかあの時、あの方が転倒して」
「もしかして、歯!?」
皆でゲラゲラ笑いました。
宮廷にて転倒し、しかも顔面からいったので歯が欠けた者があったことを示唆する内容です。
それがなんと、最も権力が低いとされた女御のものだったのですね。
皆には誰のものかすぐに検討がつきましたので、そりゃもう大笑いして勝ち誇った気持ちでいたことでしょう。
瞬く間に噂が広まり、大変なことになりました。
そして千年の時を経て、この笑い話が現代にも伝わってしまったのです。
そのようにイジメの標的(笑いの種・嘲笑の的)が出来ると、気持ちが一致団結して一時の平和が訪れるのです。
そうして、清少納言は定子さまへのいじめが減るわ、として歯を持ち込んだ稚児を褒めちぎっているのですね。
推している女御の安全が少しでも確保されるとして、噂を持ち込んだ人間を仏のようにも思えてきますよね。
「うつくしきもの」なるものは、人の心の明暗から浮かび上がってくる、という随筆です。
平安時代ですからね。
現在のように歯医者もおりませんし、歯科治療の技術も全くと言って良いほど発達しておりません。
乳歯ならともかく、永久歯が欠けたら人生終わりですよ。
これが「美しい容姿は甘え」なるものの中身です。
お歯黒は優しさでした。
不慮の事故に遭った者に対する、隠し技術。
前歯が死んだ女御は、二度と表には出れませんでした。
歌の会にも出席できず。
ずっと御簾の向こう側で、扇で顔を隠したまま過ごしました。
しかし、どうして帝はそんな負け側の女御に寵愛をかけたのか。
歯が死んだ女御は、その後5人のややに恵まれました。
当然、帝の御子です。
この状況において真理の理解と到達に至れることが、真に大王に求められたものでした。
なりすまし。
皮を被ったうつけ。
ちゃちなプライドからなるもの。
あばたもえくぼ。
アバターもえくぼ?
たっぷりお金をかけたアバターは、長所に成りえるのですかねえ。
いえ、アバタなんて褒めないでくださいね。
傷付きます。
見た目の話なんて、本来はしちゃいけないんですよ。
人の心を確実にえぐり取ってきますので。
水星というのは、見た目が美しい者の象徴であり、それ故に強い女の現れでもあります。
しかして、万が一前歯が死ぬなどのアクシデントに見舞われたらどうでしょう。
歯医者に行って差し歯も出来ぬ状況であったら。
そうしたら、水星の強さなどすぐに消え果ててしまうのですよ。
容姿が人並に整っている。
だから人前に立てる。
ある程度の自信を持って、初めて強気な態度に出られるのです。
そのくらい、自己を顧みることができていれば、の話ですけどね。
容姿に無頓着というのは、ある種の幸福でもあります。
容姿という武器を失ったら、優しさで勝負するしかなくなります。
それが金星。
優しいが、弱みがある女。
要は人柄ですよ。
この高度な人間社会の軋轢に勝ち抜いた者に送られる称号が、水星及び金星の超越と言えます。
性別は転生時は自由ですので実質的に関係ないですけど、同じ立場に立ったら絶望心に負けずに強く…とは言いませんが強めに生きられるか、というね。
整形に走る人は、この辺りの要素で散々苦渋を味わった過去を持ちます。
プライドが、邪魔をする。
ちな、コボルトのアバターのモデルとなった三日月ですが、邪の心は持ち合わせておりませんし、水星も超越していますね。
「ブ男に転生くらい、普通だよ」
と申しています。
現界転生で禿げの肉体を得ても、ちゃっかり嫁さんを貰っていきます。
やはり、かの方は最強なんでしょうね。
それでは ノシ
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