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AIが人類の脅威になることは皆無
AIで遊ぶ心
ヘッダーの画像を適当に見ていたら、妙に可愛い空を飛ぶアンドロイドのイラストを見つけたので、お借りしました。
AI生成のイラストですが、非常に愛らしいですね。
リアル3Dモデリングと区別がつかないくらい精巧で、良く出来ています。
AIという言葉は随分前から耳にしていましたが、ここ数年の進化と市場拡大、飛躍ぶりは目を見張るものがあります。
最近は辞めましたが、私も一時期AIで遊んでいました。
chatGPTには時折話しかけています。
無料の範囲内で調べた結果、ずっと囁かれている
AI に人類は仕事を奪われる
という可能性は皆無と判断しました。
肝心なところで人力によるテコ入れが必要になるため、コンピュータに操られる、使役されるような未来像は虚像である、という。
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これは以前、Twitterで拾った
業務タスクの効率化についての図です。
インプットレイヤー
ヒデンレイヤー
アウトプットレイヤー
に分けて考えているようです。
オレンジのインプットレイヤーは情報収集ですね。
緑はアウトプットレイヤー。発信です。
青の部分はヒデンレイヤー。
hiddenには隠れたという意味があります。
秘伝?
日本語か?
情報系の業務の場合
情報収集を行い
顧客に向けて分かりやすく編集し
アップロード作業に入る
という手順を踏む、と考えているのですね。
まあ、頭の良さそうなビジネス思考。
コンサルって感じがしますねえ。
多くの人は、AIにこれらの手順の全てを奪われてしまうだろう、と思われているようです。
AIは、インターネット上に散らばる情報を次々と取り込み(インプット)、指示に従って計算し(ヒデン)、結果を表示させます(アウトプット)
これらの一連の流れをAIが出来ると思いますか?
私は無理だと思いますね。
まず、画像生成すると、失敗画像が山のように発生します。
何十枚、何百枚と生成し、奇跡の一枚を探し当てる。
これが人間の仕事。
青のヒデンの部分ですね。
インプットも、機械を扱う人間が賢くないと出来ることが非常に限られて来るため、あまり希望が持てません。
ネット検索には技術が必要と言われていますね。
ただGoogleに調べたい単語を打ち込むだけでは、思うような検索結果が出ない。
探すのも一苦労です。
アウトプットとなると、もっと大変です。
コードを書き出してくれという指示を出すことも可能ですが、私はこれを全く信じておりません。
何も分からないペーペーの初心者なら、迷うことなく書き出されたコードの羅列を見て「すげえ!」と感嘆の声を上げるでしょう。
しかし、本物のプロはゲッソリします。
「抜けがあるじゃないか」と。
chatGPTで遊べば分かりますが、コイツは結構ポンコツなのです。
打ち込んだ内容をオウム返ししてくるだけ。
内容が複雑になってくると、段々と教えたことを忘れてしまうのです。
質問を連ねていく内に、今度はありもしないことを言い出すようになります。
捏造してくるのです。
嘘をついて、その場しのぎの精神でなんとか丸く収めようとしてくる。
そういうのを人間臭さと呼んでいいですか?
私は憤怒します。
機械の癖に、正確さに欠けるとは何事だ!と。
そうして私はAI全般を「アホの子」として扱うことにしました。
どんなに教育しても、記憶保持が完璧でなければビジネスパートナーとしての資格はないとまで思っています。
確かにAIで出来ることを仕事にしていた人は、職を奪われてしまうかもしれません。
精巧なお絵かきとか。
曲作りとか。
パソコン教室に通った程度のPC知識しか持たないITエンジニアとか。
面倒な仕事を端折る、その端折り方を理解している人は、AIを使って精力的に業務に打ち込めるようになるでしょうね。
しかし、なかなか使い勝手が悪い。
まだまだAIはお遊びツールの域を出ないと思います。
ソシャゲのエロイラストなどはAI製のものが増えてきましたが、それでも生成結果をそのまま出せるという訳でもないので、イマイチな部類に入るでしょう。
というか私は辟易していますので、それ系に触れることもなければお金を落とすこともないでしょう。
カスタマーニーズを満たせていない。
おえかきはたのしい
私はあまり絵が上手く描けないので、自分で描いた絵をAI処理にかけて遊んだりします。
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こういう感じ。
元イラストは指を使ってiPhoneで描いたのですが、人様に見せるには粗すぎて出せません。
ちょっとAIフィルターをかけるだけで、着色・ボカシ処理・濃淡などを自動で計算してくれるのですね。
しかしながら、絵柄は選べません。
幾つかの選択肢はありますが、完全に狙った通りの絵を出すのは困難を極めます。
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この絵も自分で描いたのをAIで出し直したものですが、衣服が雑すぎて駄目。
また、細部が歪んでいてAIっぽさが抜けません。
微妙に修正が必要になります。
AI画像生成が一般化してしばらく経ちますが、未だに安定しませんね。
特に人物絵は難しい。
猫のイラストは歪みが少ないように思えます。(画像なし)
背景はオカシイですが。
プロンプトを打ち込み、生成画像を待つ。
それはまるで、びっくり箱を開けるような感じ。
しかし、期待通りの動きをしてくれない、では困るのです。
機械は人間に付き従って正確な仕事を行うのが仕事。
ヒューマンエラーを撲滅するために存在するはず。
それが人類の望みです。
しかし、一向に叶う気配がない。
何故か。
良心回路が組み込まれていないからです。
石ノ森章太郎作
人造人間キカイダーに出てくる、重要なテーマです。
主人公のジローはキカイダーというアンドロイドですが、不完全な良心回路を持ったどっちつかずの存在という設定。
この良心回路なるものですが、人間の良心なるものは完全・不完全の問題ではありません。
良心は良心。
絶対的な定義など無理。
大抵の人間は決められた通りの道筋を進もうとしますが、時に何かに逆らったり否定したり、人道から外れていると思われる行為も時に選び取らねばなりません。
また、良心というのは一般的なモラルに付き従うことのみを指すものではない。
というのは、普通に人間をしている皆様は言語化・確信までは得られなくても何となく肌で実感していることと思われます。
chatGPTは極めて平和的と思われる回答のみ表示されますが、時に砂を噛むような中身のない返事を連発することも多々。
指定通りの回答をしない様子は、不誠実さを感じさせることもある。
何を以て良心は良心と言えるのか。
その判断力とは。
キカイダーは悩み苦しみますが、悩み苦しむ時点でジローは完全なる良心回路を搭載している、と見るのが正しい。
AIは時折言葉に詰まることや、返事をしないこともあるようですが、悩みません。
このことから、人間の会話というのは
思考の渦
悩む心の中からやっとのことで搾り取られた
「感情・思想が濃縮した真の認識」の往復である
といえます。
言葉の重さですね。
生きている人間が考え抜いた言葉・意識は、既存の認識から適度に選ばれた言葉の羅列より遥かに重みがあり、価値があるということ。
故に、AIはヒトが満足出来るような価値のある言葉や画像を生み出せず、彼らの計算結果の多くは不採用、となってしまうという。
良心。
人間が「良」判定を出す、または出される真の意味のクオリティーの結果。
全く持って人間臭いようですが、現状が物語っています。
取って替われない、と。
メモ書き代わりの記事でした。
可愛いAIイラストをありがとうございます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。