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BORUTOじゃなくてSARADAじゃね?
なるとりっぱなへーじょーきょー
NARUTOという漫画。
私が学生の時に連載が始まり、友達から単行本を借りて読んでアニメも視聴し、これは買うべきでは?となりコツコツ単行本を買い集めたという思い出があります。
中忍試験のアニオリ追加要素があまりにも絶妙で
「作画も凝っていてスゲーな、流石ジャンプやで」
と思っていました。
しかし、段々飽きてきて、原作もアニメも切ってしまいました。
ミナトとクシナの話はやはりナルトって感じがするんだろう、と思って単行本をそこだけ読んで、やっぱりナルトって感じがして良かったですが、アニメはなんだか間延びしていて、なんか駄目でした。
なんでかなあ。
軽いんですよね。
チョウジの奥さんじゃないですが。
なにがいけなかったのかな。
何が私を飽きさせたんだろう?
その謎を解くべく、ボルトのアニメを一話視聴しました。
やっぱり切ってしまった。
その後、サラダのママン問題がありましたね。
そこはちょっとよかったんですけど、あーね、もうね、サラダの母が香燐じゃないわけがないよね。
となって。
ナルトがつまんない、となるのは、本筋がズレているからです。
原作を読むとやっぱり面白いんですけど、単行本を熟読するとNARUTOがウケたのは編集部の援助あってだな、という印象を強く受けます。
言っちゃ悪いんですけど、マーシーは才能がない。
弟のセーシーの方が才気に溢れています。
しかして、どう見てもですよ。
兄者が漫画家になる!とひたすら苦しんで、弟者が密かにアシスタントして支えていたのでは?というのが何となく透けて見えますね。
そのくらい絵が似てますし。
漫画家は非常に忙しい。
とにかく時間に追われて辛い。
猫の手でも借りたいくらいです。
漫画アシスタントをすると、やる気と根気さえあれば自然と実力がつきますね。
最初は消しゴムかけからスタートして、そのうちトーンの削り方、ベタの効率的な塗り方もマスターしてきて、背景も徐々に上手くなっていけば、人物なんてあとは連載を続ければ自然と上手くなっていきます。
背景から始めるのが絵の上達の近道です。
自然とパースが身につくため。
そして、パースの上手い崩し方も自然に覚えることが出来る。
人物からスタートするのは、趣味の領域ですよ。
勿論、クロッキーをひたすら続けて…。
デジタルなら手順の省略が可能なので、敷居は下がります。
消しゴムかけがどれほどダルいかは、アナログで描く人なら分かると思います。
デジタル漫画は、ハンコ風に描くのに向いています。
コミポみたいな感じ。
自分で3Dのモデルを作って、ポンポン配置して、さっさか作るくらいで。
絵柄は一定。
が、真の意味で画力はなかなか上がりません。
表情は、たまに描くのがいいですけど。
顔の練習はかなり必要ですけど、お話を作っていく内に自然とキャラの表情が頭の中に浮かんできませんか?
誰に教えてもらうでもなく、どこからか資料をかき集めて自分なりのオリジナル表現を無から編み出していくものですよね。
この感覚が分からない人は、読者の領域から出ていないですね。
クリエイトの次元まで到達していない。
描ける描けないは別として。
デジタルは主線の太さがまちまちになって、全体のバランスが大きく欠ける。
そして、構図の研究にはあんまり向かないんですよね。
クリスタの直線ツールが使えなくて、アナログ定規テクが広まる時点で、その事実を物語っています。
リアルに紙と向き合って試行錯誤した先に、真のページバランスが生まれます。
紙で主線まで描いて、デジタルスキャンしてトーンや集中線を付け加えるのが理想かな。
今は主線抽出も良くなってますし。
集中線描くの、超めんどい。
ベタ塗りキッツ。
マスク万歳。
20年も描き続けると、神業にまで技術が引き上げられるのですが。
スクリーントーンは買い出しに行くのが面倒だし、整理整頓が大変。
だから鳥山明はあまりスクリーントーンを使わなかったんですね。
めんどうくさいから。
ペンでさっさと陰影付けたほうが楽だし、早いわ。
そしてデッサンが面倒だった。
そこで、ドラゴンボールのサイヤ人の戦闘服ですね。
あれはデッサン人形の代わりです。
ほぼ一発描きが可能になる。
背景など天才的!と囁かれていましたが、よーく見ると実はパースが酷いです。
すごい勾配な坂だなとか遠いようで近すぎだな、というのが結構多い。
しかし、ストーリーがあまりにも面白いので、読者は全然気づきません。
読ませる。
それが何より漫画で重要な点。
天才の所業。
尾田栄一郎は鳥山明を慕ってはいますが、パースの歪みが気になっていました。
おだっちは素人が描くような絵で連載を続けていますが、パースは正確なんですよね。
そして、微妙に「有り得ない要素」を残して、「あくまでもファンタジー」と静かに強調し続けています。
アメコミ風の動きが好きみたいです。
ライト層から見た、何となくの傾向考察です。
今回は、ホントはナルト好きだったのに切っちゃってごめん。でもね、多分そうじゃなかったんじゃないかな。二次創作っぽくなるよ。マジごめん。
という、私の心の叫びです。
どうぞお付き合いのほど、宜しくお願いします。
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設定がさあ
NARUTO
四代目火影、渦の国の姫の間に生まれた うずまきナルトは、ヘソに九尾を封印されたという過去を持つ少年。
木の葉隠れの里の民は実情を知っているようで実は詳細を知らず、ナルトは九尾の依代であるという事実を知る人と知らぬ人との間で揺れ動き、冷遇されて育ちました。
アカデミーを卒業できないと嘆くナルトを応援するのは、担任の うみのイルカ。
ミズキに嵌められ、なんだかんだの末に禁術とされた影分身の術をマスターしたナルトは、イルカに叱られつつ彼に認められたことに喜びを覚え、自分の存在を里全体に知らしめようと決意します。
そのためには、実力を付けねばならない。
そう考えたナルトは、まず里の長、火影になると決めます。
アカデミー卒業時に組まれた、7班のメンバー。
うちはサスケ
春野サクラ
はたけカカシ
と共に任務をこなし、徐々に実力を付けていきます。
やがて、九尾の秘密の核心に迫るようになり、両親のこと、親友のサスケのこと、未来の奥さんと交流を重ね、念願叶って火影になることが出来ました。
家族を作り、友達を失うこともなく、ナルトは夢を叶えたのでした。
色々と折り合いをつけるのが大変でストーリーが長引き、言葉は悪いですが中弛みになってしまいましたね。
一応は大団円ですが、思うところはあります。
同級生が一斉に結婚して、同時期に子どもを生んでいます。
夕日紅を見る限りでは、妊娠そのものは自由なようだけど…。
合同結婚式を行うのが普通なのかな?
そして、蜜月周辺で子を身ごもるのが当たり前?
サスケの母が、ナルトの母のクシナに
「あら、あなたも妊娠? うちもなのよ」
と話しています。
サスケには兄のイタチがいます。
同い年の運命とは。
ヒマワリは自由妊娠?
メタル・リーはどうなっているの?
ロック・リーはナルト達より一つ上です。
なんか、良いような悪いような不思議なことになっているんですよ。
ストーリーが大団円を迎えるのは喜ばしいことで、最終回は物凄く盛り上がりましたけど、ツッコミどころ満載です。
ここでボルトの設定を持ち出すと、何故か急に近代化の波が訪れていますね。
これが奇妙な婚姻関係の原因になった、と繋げると支配っぽいナニカの縁、みたいな説得力が出て、辻褄合わせで何となく納得出来ますね。
デンキ関連?
次に、ナルトの異常なまでのサスケへの執着。
普通は諦めますね。
でも、ナルトは絶対に諦めない。
自来也の教えに忠実に従っていると考慮しても、恐るべき執念です。
カエルとヘビの口寄せがベースになっていますが、まるで逆になっている。
ナルトはカエルを呼びますが、まるでヘビのよう。
サスケはヘビに睨まれたカエル。
この三竦みも奇妙な関係性ですよね。
ヘビは本当にナメクジを恐れるのかというと、ヘビ自体はナメクジを恐れません。
しかし、ヘビは寄生虫がつきやすいです。
ダニに噛まれたり、お腹の中に寄生虫となる媒体が棲みついたりと、本人の知らぬ間に内臓から崩されていきます。
ナメクジは、主に寄生虫を運びます。
つまり、ナメクジの意味は寄生ですね。
一時期
「ナルトはハンターをパクっている。主に水見式とか。」
と囁かれていましたが、寄生虫といえば最近書いたハンター考察記事。
運命を寄生させるキメラアントのアーリマンのお話。
この辺りと地味にコラボしてたんじゃね?と思えば、パクリとは言いにくい。
かぶっただけかもです。
通常の漫画家なら、同じ雑誌に掲載された漫画を読むのは当然でしょうから、少なからず影響は受けますよね。
ナルトは火の意志という運命に意識を乗っ取られていました。
綱手は初代火影の孫であり、ナメクジを口寄せします。
つまり、意志を受け継ぐ象徴とも読めますね。
ほぼ強制ですけど。
そして、あんなにおどろおどろしかった大蛇丸も、最後はなんとなく仲間になってますね。
火の意志という運命に寄生され、抗えなくなったのですね。
とはいえ、里に巣食う執念だけで、あそこまでナルトはサスケに執着しますかねえ。
初代の無念に取り憑かれていたって?
そういうのって、長続きしないですよ。
どこかで拗れます。
そこまでナルトが献身的な性格とは…。
恋慕があるわけでもないですし。
NARUTOは腐女子の餌食になりましたが、サスナルは個人的に納得出来ないです。
清い友情だよね。
肉体関係を持ち出すと壊れるからヤメロ、と思います。
ナルサスだと力任せの主従関係が出てくるのでもっと嫌。
サスナルなら、それほどまでにナルトはサスケを…と解釈が可能ですが、やっぱり嫌ですよ。
気の毒過ぎ。
ナルトもサスケも正常です。
そして、ヒロインの件。
ナルトがヒナタとくっつくのは納得です。
ヒナタは努力家で血筋も由緒正しく、火影の妻としてふさわしい女性です。
サクラは、なんか駄目…。
いのは、サスケを諦めてサイとくっつきました。
サイはサスケに何となく似ているというのもありますが、元はいい奴です。
イケメンということで何となくお近づきになったものの、サイ自身の魅力に惹かれて、いのはアタックしたのでしょう。
自然な流れ。
サクラはなんなの?
皆が苦しんでいる時に、修業に励むでもなく。
家でべそべそ泣いていただけじゃないか。
そうじゃないと言われるかもしれませんが、漫画の中では涙を流すシーンが大きく描かれていました。
そう印象付けられた以上、そう見られても仕方ないですよ。
綱手の修業を受けたとて、綱手はどこか詰めが甘い。
ちよばあと協力してサソリを倒したとはいえ、やはりちよばああってこそ。
二部が始まった最初の勢いの、おまけみたいな活躍でしたよね。
他はパッとしない。
取り敢えずで強キャラっぽく活躍しますけど、インパクトが足りなくて。
そんなサクラのどこに人間としての魅力が??
サスケはどうしてサクラと結婚したの?
そして、どうして里には滅多に帰らないの?
サスケは、里との繋がりを無理矢理持つためにサクラと結婚したのだと思います。
つまり、偽装結婚。
木の葉崩しを企んだサスケは、本来なら火の国に入ることすら許されない存在です。
大蛇丸ほど図太くないですし。
しかし、綱手の弟子であったサクラと結婚したら、話は別。
入国許可証の代わりの婚姻関係。
そう思えば納得出来ます。
そして、物語の最初の展開は、ストーリーの最後までよく響きます。
「お前、ウザいよ」
サスケがサクラに言い放った言葉。
この通りなんですよ。
どんなに7班としての絆を育んだとて、根っこの根っこの部分はこれです。
ラブラブみたいに描かれてますけどね。
サクラに合わせているんじゃないかな?
サクラはずっと変わらず、サスケを好きでいます。
しかし、サスケはやはりサクラを好きになれない。
流れからして、それが自然ですよ。
サスケは素直でない性格。
ナルトは最初こそサスケをよく思っていなかったですが、それはサクラがサスケに憧れていたから。
よくある展開。
クラスメイトのちょっと可愛い子を気になる男の子。
淡い恋心とも言えない、恋愛の入口。
そりゃ、おこちゃま恋愛ごっこのライバルは、目の敵にしますね。
単細胞のウスラトンカチですし。
しかし、何故一話でナルトとサスケはキスしたのか…。
もしかしたら、くっつくなら本来こっちだったのかな、と。
ホモとかでなくて。
もし、ナルトが女の子だったら…。
物語が進むにつれて、ナルトはサスケを見直しますね。
段々と認めていく。
しかしながら頭の悪いナルトですから、状況の言語化が上手く出来ません。
キャラクターの言動=ストーリーの全てを説明している=真理
と思うのは誤りです。
キャラクターの言動≠ストーリーの全てを説明している≠真理
勘違いしていたり、根本からハズレていたりは常。
術式の説明一つとっても、得意げにキャラが話したとて、実は微妙な勘違いが含まれていて、キャラクターの思い込み要素がない、強がりによる誇張が全く無い、なんてことは有り得ないですからね。
香燐がサラダに
「あなたはサクラさんから生まれたわ」
と言っても、それが真実とは限らないということです。
サクラだって、サラダは自分の子ではないなんて言えませんよ。
サスケのこともあるし。
サスケを社会的に守る為に結婚した、と自覚しているかどうかは分かりませんが。
サスケはサクラを抱いていないと思います。
やっぱり、無理ですよ。
香燐に筆下ろしして貰って、ずっとその関係が続いている。
そうでないと、サスケが不誠実なキャラになってしまう。
サスケと香燐は結婚せず。
サクラと結婚したら、香燐との関係は控えています。
サラダは養子。
しかしサクラから修業を受けたので、戦法はサクラに似ている。
生みの親より育ての親。
しかし、ここでサスケがサクラに本音を話せたら。
「お前、ウザいよ」
これが愛の言葉になったら。
そしたら、家族に一歩近づけますね。
しかし、如何にナルトがオープンで健全な人生を歩んでいるかが分かりますね。
でも子の誕生日に影分身を使うのは頂けないなあ。
やっぱり家族愛が何かを分かってないみたいです。
ボルトって闇あるん?
物語の主人公は、どこかに闇がないと深みを出せないですね。
ナルトは不幸な身の上であり、寂しさを乗り越えるという課題を背負っていました。
不幸な身の上と言っても、12歳まで無事に育ったことを考えれば三代目の援助があったことは確実でしょうし、四代目の遺産なども考慮すると完全な不幸とは言えません。
誰がナルトに乳をくれた?
おむつを替えた?
言葉を教えた?
地味に大事にされていたんでしょうね。
なんだかんだで真っ直ぐ育っていますので。
それは、親に抱きしめてもらったり、優しい言葉をかけてもらったり、褒められるだけには収まらないものがあるのですよ。
匂わせ。
遠巻きの、匂わせの優しさです。
ガキにゃ分からんよ、と猿飛は笑う。
しかして、ナルトは一代で幸福な環境を築きましたので、ボルトは更にその先の幸せを見つける必要がありますね。
九尾もおらんし、家に帰れば母も妹もいる。
ナルトほど孤独な環境にありません。
ミナトとクシナが存命だったら、ナルトだって…。
物語、漫画、小説、なんでもいいですが、何はなくとも
「闇を乗り越える」
なる要素が物語の絶対的な条件となります。
主人公は完璧な人間ではなく、周囲の援助があってやっとのことで試練を乗り越えていく。
その一連の流れをドラマティックにクローズアップし、ストーリーは紡がれていきます。
そして、抑揚たっぷりにド派手に、体全体で語る様子が描かれなければ、文字通りお話になりません。
ナルトは満身創痍で半生を語りました。
ボルトは?
どこに闇が生まれましたか?
闇の出所が先天性か後天性かは問いません。
ナルトの単行本にしっかり描かれています。
まるで世界を巻き込むような大変な事件を、日常に組み込んで描く必要がある(大意)と。
ボルトよりサラダの方が闇が深くない?
ナルトの闇は一応は払拭したから、今度はサスケの闇をもっと掘り下げて払拭してみない?
うちはの、とんでもない闇をさ。
サラダは間違いなく、サスケの娘なんだし。
サラダの意識世界を揺るがすような、とんでもない闇があるんじゃないのかな?
NARUTOでナルトについて深く描き、続編のSARADAでサスケについて深く描き。
そう書くと、ナルトでサスケについて語りすぎた気がしますね。
もしくは一部描かれなかった重要なシーンがあるんじゃないのか?
例えば、8つの何かを集めるとか…。
しかし、サラダって名前でいいの?
もっとなんかあったんじゃない?
ないんですよねえ。
サスケの娘はサラダです。
・・・なんて言われないように、ボルトは自分の闇をもっと見つめ直さねばならない。
NARUTO連載中も言われてたじゃん。
「NARUTOじゃなくてSASUKEのつもりで読んでるよ」と。
喰われるぞ、ボルト。
サラダに。
勝手なことを言ってら
私は二次創作をしたことは殆どないのですが、唯一NARUTOは描いた過去があります。
落書きですが。
何故か、お色気の術のナルコが出てきた。
ナルコというのは、ファンの間での呼称です。
お色気の術で化けたナルトの女の子の姿。
まあ、これは別にいいんですけどね。
なんでお色気の術があんなに受けたのか?
一話でドドンと出ましたね。
お色気の術。
かぐやを逆ハーレムの術で押したので、意外と重要ポイントみたいです。
つまり、どういうことだってばよ?
ナルコをもっとストーリーに絡めるべきだったのではないか?と…。
力を持ちすぎです。
ナルコ、お色気の術。
◇
これは仮の案です。
ナルトは本当は双子説。
九尾の九喇嘛の封印の際に、双子の片割れの女の子が生贄になりました。
彼女は生まれてすぐに封印の中に組み込まれ、普段は九喇嘛を諌めていますが、ナルトが変化の術を使うと姿を表す、という。
ナルトの出産時は大変なアクシデントに見舞われていたので、もしかしたらナルコは死産だったのではないかと。
臨月、正産期で胎児が生命を落とすことなど、珍しくないですから。
しかし胎内にいる時、ナルコは既にクラマに目をつけられていた。
クラマのチャクラに霊魂が護られて、封印は行われた、と。
仮にクシナが生き延びても、ナルコの魂はクラマに囚われたままだった、となります。
そして、本当は九尾の封印は基本、代々女性が人柱になるんじゃないの?
クラマが女性を望むから。
そうすると、我愛羅の件はどうなの?となりますけど。
他の尾獣も。
その辺は、おそらく尾獣の好みと人柱となった人の人間性が出てくるのでしょうけどね。
はっちゃんとビーは仲良しですもんね。
我愛羅は一尾が怖くて眠れなかった、なんて…。
一尾、どんだけおっかないんだ。
ぶんぶく茶釜の呪いですかね。
九尾のチャクラをナルトが使えるように転換させるのは、双子のナルコ。
ナルコは普段は眠っているように静かです。
ナルコレプシー。
しかしクシナの、渦の国の心を受け継いでいるので、非常に強い。
そしてクラマの封印が馴染むにつれて、ナルコが出てくる…と。
◇
これは、岸本兄弟の姿そのものです。
マーシーは実は才能はないんですけど、マーシーが描かないとヒットしないようになっています。
何故か。
不思議な霊力のようなもので。
しかしてセーシーの援助がないと、漫画が続きません。
マーシーは編集部の援助で連載を持てましたが、実はセーシーがめっちゃテコ入れしていました。
デビューで光るものを存分に見せつけた。
それは間違いなくマーシーの実力です。
光るものって、本当にわかんないんですよね。
画力でもお話を作る能力でもない、なにか。
しかしデビューはしたものの、マーシーだけでは飛べなかった。
そこで、弟は兄に翼を貸しました。
マーシーが型を作り、セーシーが整えます。
しかし、セーシーが単独で描いた漫画は何故か飛ばない。
なんでかなあ。
二人で一人だったんですね。
プリキュアのふたごさんみたいに。
いっそ、岸本斉天大聖とかいうペンネームでデビューすべきだったんじゃないですかね。
勝手なことを言ってますね。
しかし、創作活動なるものは単独で行うのは限界があるのですよ。
これは私も身に沁みて理解しています。
某所で小説を書いてますが、筆が止まってしまいました。
一日1万字スラスラ書いていたのに、急に手が動かなくなって、続きが書けなくなりました。
はあ…。
心苦しい。
発表しなければよかった。
この現象は一体なんなのか。
創作の多くは、イタコ行為だからです。
誰かの半生を「おろす」んですよ。
神降ろし。
単刀直入に言うと、神降ろし専用の霊力を使い切ってしまったのです。
もうお話を下ろせないよ〜。
ごめん、キャラたち…。
殆どのクリエイターは、見えない・測れない霊力を使ってキャラクターと契約し、彼らの人生を紙面上に下ろすようにイタコします。
マーシーは、キャラ募集の頃には霊力を使い切っていました。
途切れ途切れにしか、神降ろしが出来なくなってしまった。
そこで編集を始めとし、大勢でなんとかNARUTOを援助して最終回まで突っ走りました。
みんなでヨイショの心は、おだっちが撒いた種です。
おだっちは、ワンピのニコ・ロビンが出てくる辺りで霊力切れを起こしました。
集英社編集部で、ニコ・ロビンのように泣いたのです。
「生きたいっ!」
じゃなくて
「描きたいっ!」
その熱意に押され、ワンピースは多くの援助を受けて連載を続けることが出来ています。
「尾田くん、ぼくらが付いているから。頑張っていい作品を作り上げよう」
「はいいっ!」
そうして、涙の漫画が少しずつ出来上がっていきました。
ワンピースはそれだけで、既に充分すぎるくらいの価値が生まれています。
こういうのは霊視で視えますが、私は書くのを躊躇しました。
いや、おだっちなんて気軽に呼んでますけど、やっぱり抵抗はありますよ(ほんとかよ)
しかし尾田先生は、こぼれ話を世に出すことを許してくれたので、ここに書きますね。
他人の人生を書くのは、限度があります。
そこで、チームを組んで集団で交互に霊力を使って下ろす必要があります。
CLAMPが濃い作品を連発するのは、チームで描いているからですね。
ジブリが名作を連発するのは、複数人で作っているからです。
監督を取っ替えひっかえ。
ジョジョが長く続くのは、アシスタントさんとみんなでワイワイ、霊力を出し合っているから。
作品を連発する人というのは、必ず影に誰かがいます。
鳥山明は奥方と協力して、頑張って絞り出しました。
富樫が結婚したのは、奥さんの霊力その他を借りたかったから。
しかし奥方も霊力を使い切っていました。
絵は描けるんだけど。
お話を作るのは難しいなあ。
夫婦で二人三脚という人は、結構多いです。
誰かの半生が書けなくなると、今度は自伝を描くしかなくなります。
マコトのナの叫びを、思いっきり絞り出して。
頑張れ。
自分の願望を、思いっきり描け!
自然とそうなるんですよ。
奥浩哉先生がそうです。
ガンツで出し切って、この先どうしよう…と悩んでいたところで、ワンピースを読んで悟りました。
「あ! 願望! 俺の願望を描こう!」
そうして、願望と夢を思いっきり詰め込んだのが犬屋敷。
そしてジャイアンツの漫画は、どこまで女性器をリアルに描けるか?という挑戦の為に描いているようです。
成人向けからスタートしたので、エロい心はとうの昔に捨て去っています。
表現の限界に挑戦中です。
霊視ってどこまで…?
知ったようなことを書いていますが、霊視って暴くとかじゃないんですよね。
本人の霊魂が語りかけてくる。
そうして、雑談の末に教えてもらうのです。
おだっちとは、ワンピのアニメを見ている時にいつの間にかアクセスしていました。
「ぼく、マシリトさんを尊敬している。それで、あのヤブ医者なんだけど」
そういったことを、ポツリポツリと話してくれるのです。
「ドラゴンボールのアニメみたいな引き伸ばしをして欲しかったなあ」
「ビッグマム、もうちょっと掘り下げたかった」
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「フランキー、気に入ってるんだ」
なんて本音を素直に話してくれました。
おだっち、超いい人じゃね?
「コンビニの募金にお釣りをいつも入れてる。願掛けのつもりだよ。ぼくだけの力で漫画は描けないし、これだけヒットするのって怖いもんだよ。だから、ささやかでも何かの形で還元したい」
神頼みの一種ですね。
これはどの時空の本人の霊魂と話しているのか?となりますけど、死後の霊魂なので、未来のおだっちが思い出話をしてくれているのですね。
現在ご存命の尾田先生は、チャネリングが行われていることすら知る良しもなく…。
で、ワンピのラストはどうなるの?
それは細かいことは書けませんが、ルフィが航海に繰り出した理由が、シャンクスに帽子を返す、というものでしたね。
これが重要キーワードです。
一話が全て。
一話に全て戻って来る。
そうすると、綺麗に収まります。
NARUTOの話はどうなった。
いいえ。
もう、頑張るしかないよね。
漫画描くのは大変だけど。
でも、やっぱり楽しいから。
一部描かれなかった重要なシーンがあるんじゃないのか?
そこに、何かのヒントがあるんですよね。
それでは、さようなら。