この世で一番の自由とは
支配なんかしねえよ
ワンピースの名言。
「支配なんかしねえよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ‼!」
ルフィはどこまでこのセリフの真髄を理解して話したのか分かりませんが、とにかくこれは真理となりましょう。
強奪や略奪を基本とする、どうみても悪でしかない海賊がですよ?
支配をしないどころか、自由であることが王となる条件みたいですね。
何考えているんだ、ルフィ。
やっぱり阿呆なのかな。
…となるのは当然と思われます。
これは具体的にどういうことなのかな?
それは、PNSEを起こすこともそうなんですが、PISEというまた違った現象を起こしまくる必要があります。
PISEの記事は書いていないですね。
単刀直入に言うと、第5チャクラ エーテルテンプレートの超越となります。
今回はそれについての記事を少々。
どぞよろ。
この世でいっとー自由な軌跡
まず、第五チャクラ エーテルテンプレートについて。
これは、みんなの真似をすると安心感が得られるね、という心になります。
つまり、世間一般に存在するテンプレート全般などですね。
普通さあ、こうだよねえ。
みたいな感覚に染まり切ることを言います。
難しいかな?
ピン瀬を起こしまくらないと、実感はおろか想像さえつきません。
例えば、標準医療を受ける権利など。
これは世界医療技術の中央値であると共に、大衆向け物理限界の認識、流通、資材などの兼ね合いの中で最善の選択肢、と捉えることが可能です。
大勢に向けた、無理のない実現可能な医療技術、ということになります。
しかして、これは取り敢えずの最善とはなりますが、最高にはなりえません。
なぜなら、所詮は中央値だからです。
自然派医学などは、標準医療の認識から大きく外れたものも多いですが、その中に実は「最高」の治療法が紛れ込んでいます。
しかし、自然派医学の殆どは正しく扱われていないため、大抵は外すことが多く、標準治療を受けたほうがマシだったのでは?という事態に陥ることも少なくなく。
何が良いのかは、実は見極めるのが非常に難しい。
技術の面だけ見たらそうなります。
エーテルテンプレートの視点で見ると、患者様は標準治療を受けることによって一時的にですが安心感を得ることが出来ます。
一般に認められている治療を受けることで、権利行使の実感などからメンタル的な安寧を得ることなど。
取り敢えず医者にかかった。
落ち着いた、みたいなことです。
しかして、標準治療を敵視している人には、この感覚は必ずしも当てはまりません。
大勢と同じ白い羊になることで幸福を感じる人もいれば、毛色の違う黒い羊になることで優越感を得て幸福感を得る人もおります。
しかし、毛色の違う黒羊さえ
「みんなとは違う」
という認識のテンプレートに染まって幸福感を得ている、と捉えることも可能となります。
何故って、この考え方は特に珍しいことでもなんでもないからです。
そうして既存の認識に浸ること、それがエーテルのテンプレートの意味となります。
第五チャクラ エーテルテンプレートの超越とは、これらを自覚することです。
どうやってもテンプレートの中に身を置くことを強制されてはいますが、そこら辺を斜に構えるというか、自覚を持つこと。
真に冷静な心で状況を分析する姿勢。
理解力。
それらを求められる領域となりますね。
幾重にもなる認識の層となっているので、エーテルテンプレートを見抜くのは非常に難儀です。
また、こういったことを意識しすぎるのは非常に危険です。
故に普段は忘れているくらいでちょうどいい。
しかし、こういう考え方もあるね、とだけ頭の隅に置いておくだけでも違います。
ルフィは、このエーテルテンプレートの模索を繰り返し、真の意味での自由を得たいと、そう願っているのです。
ところがこの考え方は壮大にも程があるため、多くの人に理解されません。
天竜人も海軍も海賊の派閥にも全てに中性子化を起こし、さらなる高みへと向かいたい。
そういう意識で、麦わらの一味として冒険に繰り出しているのですね。
そこには富も名誉も強さもありません。
ただ、自己満の世界です。
自己満足領域による、絶対的な幸福の世界。
ルフィはシャンクスの背中を見て、そのように感じ取ったのだと思われます。
ワンピースとは、ルフィがシャンクスに追いついた証となるでしょう。
実際に何とは言えませんが。
探そうぜ 海賊王を!!!
海賊王なる肩書は、明確には存在していないようです。
ワンピースの世界で海に繰り出す海賊は、もれなく全員心は王様のようで、大雑把な認識を振りかざせば全員が揃って海賊王となります。
しかして、武力や仲間やお宝や名誉欲など、そういったものへの憧れが尽きません。
ルフィは、全ての海賊が望む希望の要素を全てしがらみとして扱い、船長として船に乗り出しています。
しかし、ルフィの行動は無謀にも程があり、仲間を危険に晒すこと多々。
船長としての責任感や誠実さに大きく欠ける行動に出ています。
17〜19歳と思えば、仕方ない部分もあると思いますけどね。
しかし、実力不足にも関わらず船長の肩書にこだわり続けるのは、真の意味で海賊王とは言えませんね。
本来、麦わら海賊団の船長はゾロかジンベエがなるべきだと思います。
責任感にあふれている。
ゾロはやる気がないようですが、船長の肩書を得た途端そこそこの活躍を見せてくれるでしょう。
それがないのは、あくまでも一剣士として下っ端の身にあるからですね。
つまり、ルフィは船長というエーテルテンプレートを自ら捨てなければ、真の意味で海賊王になれないことを意味します。
そうでなければ、もっと責任感を持って行動すべし、です。
いい加減過ぎるんですよ、ルフィは。
船長にあるまじき態度。
これを悟る為に、ルフィは恐らくシャンクスの背中を追いかけているのだと思います。
そうでなければ、ただのルフィカスです。
穀潰しの名誉欲に溺れたカス。
実力がないなら無いなりに下っ端、雑用として行動し、心だけは自由でいるべきです。
コビーの方が、よっぽど海賊王にふさわしいですよ。
責任の重さを、もっともっと身を以て知るべし。
そして、ゴールド・ロジャーが処刑されて未だ30年も経っていない世界です。
大海賊時代が始まって、まだ20数年しか経っていないことを意味します。
つまり、これはブームです。
海賊ブーム。
ルフィはミーハー心を剥き出しにして、みんなの真似をして海賊になった可能性もあります。
これは、めっちゃエーテルテンプレートの中のエーテルテンプレートです。
流行りに乗らず、何が何でも海賊稼業をしたいんだよ、俺ァよ!!
と言い切れないと、海賊王にはなれないということです。
これらの自覚が、ルフィに架せられた使命となるでしょう。
走り書きメモでした。
それでは。