日本vsドイツの親善試合:
ゴール前、キーパーとの一対一を決めきれなかったシーンを見ていると、
力一杯蹴ろうとしているのではないかというように見えます。
ゴールから遠い距離であれば、
強いシュートを放つ必要性もあると思いますが、
ゴールの手前であれば、そもそも距離が近いので、
多少、弱いシュートであっても、キーパーは反応しにくいと思います。
力一杯蹴ろうとして、シュートモーションに入ってしまうと、
フェイントもかけにくいだろうし、
途中でパスやドリブルへも切り替えにくいだろうし、
ふんわり浮かすループシュートも選択肢から完全に消えてしまいます。
ゴールキーパーやDFにとっては非常に守りやすい状態だと言えます。
シュートのコントロール自体も難しくなるだろうし、ゴール前で
力一杯蹴ることに、良いことなどほとんど無いように思われます。
全速力で走りながら
全力で蹴りにいくことはある意味簡単です(力のコントロールが不要なため)。
DFのプレッシャーを受けながら、全速力で走りながらも、
うまくスピードや力を途中で弱めて(コントロールして)、
軽く蹴りにいくことは非常に難しいと思います。
強く蹴るよりも
軽く蹴る方が、ある意味、難易度が高いわけなので、
日本のフォワード(ストライカー)は
軽く蹴る技術がちょっと不足しているのではないかと、
個人的には思いました。
(サッカー漫画の「シュート」の主人公もそうですが、
ストライカーというと強力なシュートを放つイメージが強いので、
それに引きずられて、軽く蹴る技術の良さが薄れてしまいそうな
気もします。)
(日本のサッカーは決定力不足だと昔から言われてきましたが?
軽く蹴る技術の練習や、フェイントやヘジテーションで
キーパーを出し抜く技術(キーパーとのずれを作る技術)が、
ちょっと足りないのではないかと思います。
1対1で決めれなかった場面
久保選手のアシスト
バスケの場合(2対1の状況:河村選手)
サッカーでもトリガーステップ
バスケでは「ノールックパス」という技術がありますが、
サッカーの場合は
「ノールックシュート」ができるのではないかと思われます。
(そもそもシュートする時ボールを見ているわけですし。)
シュートを諦め、味方にパスを出す素振りを見せて、
パスのモーションに近い形から、シュートを放つことができれば、
キーパーの反応もワンテンポ遅れるはずなので、
強いシュートでなくとも、決まる確率は高まるように思います。
レヴァンドフスキ選手:踵また抜きシュート(ある意味ノールック?)
速攻でゴール前:アシストパス
拡大↓
ドリブルで切り返し、ズレをつくる
別アングル↓
フェイクでタイミングを外す
別アングル↓
軽く蹴ってシュート
キーパーとの1対1
別アングル↓
シュートもパスの一種ですし、
(オムレツのような?)ふんわりしたパスが良いパスとも言われるように、
ふんわりしたシュートをゴールへ送り出すイメージが
あってもいいように思います。
トルコ戦 2023/9/12 のベストプレー
伊藤敦樹 選手のシュートフェイク
キーパー正面だが、あえて正面に蹴る久保選手
(ナックルボールでキャッチミスを誘い、リバウンドを押し込む狙い)