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大腸がん術後化学療法 -食事について-

約半年間を予定している、抗がん剤治療中の食事についての備忘録です。
化学療法中の副作用はもちろん個人差があると思うので、あくまで私の場合はということで…

術後化学療法の内容

私は今現在、XELOX療法を受けています。内容は飲み薬のゼローダと、注射薬(点滴)のオキサリプラチンを組み合わせて行う化学療法です。

私の場合強い副作用が出るのはオキサプラチン…点滴で摂取をする方の薬です。副作用は吐き気、嘔吐、食欲不振はもちろんなのですが、一番精神的に響いていたのは味覚障害と冷感刺激でした。
味覚障害は、味が全体的にぼやけて薄味に感じるのはそうなのですが、中でも味覚のうちの甘味が強調されてしまって食べるものをそこそこ選ばざるを得なくなっていました。

⭕食べやすかったもの

・トマト
・柑橘類(ミカン、オレンジ 他)

さっぱりしたものでかつ調理工程が少ない、味付けや加工をしなくても美味しく食べれたのは圧倒的にこの2種類でした。
治療中はお茶も水も美味しくなかった…でも水分は取らないといけない状態だったので、オレンジジュースやゼリータイプのものを飲んでいることが多かった気がします。

・おにぎり
炭水化物を食べる気力がある時はよく作っていました。具材はかつお節+しょうゆ一択でしたが、治療中に強く感じてしまう甘味や他の要素を除いて食べることが出来たので比較的食べやすかった気がします。

❌食べ辛かったもの

・砂糖が入っている調味料を使ったもの(和風の味付け、ソース)
・香りが強いもの
本人はしょっぱいものを求めて食べているのに、砂糖や甘味料の味が強調されて本当に食べづらかったです。頭が混乱します。
出来立てのものは基本的に香りがしてしまうので、少し冷まして食べるか家族とは食卓を囲まないで時差で食事をすることも多かったです。

・アイスクリーム、冷たいもの
冷感刺激が酷かった頃は冷たいものを飲み込もうとすると喉が締まってむせの様な症状が出ていたので、冷蔵品も常温に出す、飲み物も温めるなどを工夫していました。

・油でコーティングされたようなもの
とにかく何を食べても味がしなかったので、少し食べる気持ちがある時は味付けが濃そうなもの…冷凍チャーハンなどを温めて食べていたのですが、油でしっかり炒めてある=コーティングされているようなものは殆ど味がしなかったです。


色々と書きましたが、実際点滴後は数日間殆ど寝たきりだったので、その時どうにか食べれそうなものを食べれる時に食べていました。飲み薬もあるので一定時間にはある程度食べないといけないのはそこそこプレッシャーだった…。
また私の場合はストーマを付けている関係で、多めに水分を摂った方が良い状態だったのも中々苦しかったです。本当に体調が悪いと水も飲めない!

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