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2ヶ月でTOEIC950を達成した学習のポイント総まとめ【TOEIC学習法】

はじめに

日々TOEICの勉強に勤しむみなさまこんにちは。
2020年1月12日のTOEIC公開テストにおいて、目標スコアであった900点を獲得しました!

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私がTOEIC900点を視野にいれて学習を始めたのが2019年11月半ばなので、実質2ヶ月弱で220点のスコアアップおよび950点を達成することができました。

このnoteでは、使用した教材や実際の学習データを交えつつ、私が実践して最も効果があった学習法とそのポイントをまとめました。手前味噌ではありますが、「短期集中でTOEIC900を狙いたい」と願う多忙な日本のサラリーマンの方々が、最短最速で目標を達成するための参考になれば幸いです。

このnoteについて

まず、簡単な自己紹介とTOEIC受験のきっかけ、そしてこのnoteの概要を整理します。

私は地方国立大卒・留学経験なし・地方の中小企業に勤務するサラリーマンです。仕事で英語を使う機会はほとんどありません(英語のドキュメントを読むことはありますが、英語力向上には寄与しない程度)。

学生の頃から英語はわりと好きで、センター英語は9割ほど。初めて受験したTOEIC(2012年ごろ・旧形式)で730点を取得し、その後は特に英語に触れることのない生活を送っていました。今回のTOEIC受験は実に7年ぶり2回目となります(新形式では初)。

受験のきっかけは、Twitterで見かけた『#イシコチャレンジ』という活動です。『年内にTOEIC900点』という目標を明言して、最速で結果を出せるように取り組みました。

このnoteは、『TOEIC900点』を達成するために私が実践した学習法から、再現性を得るためのポイントを抜き出してまとめたものです。裏技のようなものではありませんし、継続的な実践をしてはじめて意味があるものです。

ですので、ラクをしたい・勉強したくないという方にはおすすめできません。また、英語の基礎を学ぶような内容は含まないので、その部分に不安がある方にも合わない可能性が高いです。

「今年こそ絶対に900点を取るんだ!」という情熱のある方に読んでいただけたら嬉しいです。

おすすめできません...
・TOEIC600点未満(英語の基礎に不安がある)
・楽をしてスコアを伸ばしたい

こんな人におすすめです!
・TOEIC700点前後もしくは同程度の英語力を保有している
・TOEIC900点を獲りたい!という強いモチベーションがある
・やるなら短期集中で結果を出したい

※2020.02.24 誤字修正・一部加筆・学習時間についての追記(2章末)を行いました。
※2020.02.24 価格を改定しました(300円→500円)。

第1章 | 土台となる2つの意識

具体的な学習法に入る前に、全体を通して共通する考え方を2つご紹介します。

このnoteのメインは学習法にありますが、思い返してみると土台となる『意識』によるアドバンテージも非常に重要だったということに気づいたので、本章を設けることにしました。

1-1. ゴールを思い描くことから始める

「ゴールを思い描くことから始めよう」

これは、かの有名な『七つの習慣』に記された第1の習慣です。限られた時間のなかで目標を達成するためには、まずは最終的なゴールを明確にすること。そして、そこに至るために必要なタスクを明確にし、着実にこなしていく。これが、大前提となる基本戦略です。

目的なき学習は時間の無駄、人生の無駄です。ハッとした人は、学習法云々の前に、まずは『ゴール』をイメージしてみてください。

なお、目標を設定するときには『SMART』を心がけると良いでしょう。

目標設定のポイント『SMART』
Specific...具体的であること
Measurable...測定可能であること
Achievable...達成可能であること
Related...関連性があること
Time-bound...期限があること

私の場合は、最終的なゴールを『2ヶ月後のTOEICにおいて900点を取得すること』としました。

すでにご存知かと思いますが、TOEICはリスニング45分・リーディング75分でそれぞれ100問ずつ計200問の正解数によってスコアが算出されます。問題によってスコアの変動はありますが、リスニング・リーディングあわせて180問正解というのが900点達成のひとつの目安となります。

得意不得意は人によって違いますが、自分の得意分野は正答率を分析すれば自ずと見えてきますので、ひとまず「2ヶ月後までに、各セクションで安定的に正答率90%をとれるようになる」を具体的な学習目標としました。

また、900点を取得したときのイメージを描いておくのもおすすめです。ビジョンが具体的であるほどモチベーションコントロールがしやすくなり、学習を進めるうえで有利に働くことが多いからです。

私の場合は900点取得を社長に宣言していたので、目標達成できたら美味しいごはんをご馳走してもらうビジョン・達成できなかったら絶妙に気まずい空気になる姿をイメージしていました。

特に「他人から認められる・認められない」というのは人間の本能として強い訴求力がありますので、他人を巻き込んだイメージが描けるとなお良いでしょう。「巻き込む他人がいない...」という方は、ぜひ『#イシコチャレンジ』へどうぞ!!(回し者ではありません 笑)

1-2. 『やること』と『やらないこと』を明確にする

世の中にはいろいろな情報があふれています。私は、結果をだすためには『やること』と『やらないこと』を決め、それを忠実に実行する必要があると考えています。

たとえば学習時間を捻出するには、何か別のことを「やめる」必要があります。学習法や教材もあれこれ手を出している余裕はないので、取捨選択した方が良いでしょう。以下に私が定めていた『やること・やらないことリスト』を示します。

『やらないこと』
・遅寝遅起き
・YoutubeやSNSに時間を使うこと
・ダラダラ勉強を続けること
・休日に家で勉強すること
・書いて覚える学習法
・効果を感じられない教材や学習法
・シャドーイング、オーバーラッピング

『やること』
・早寝早起き
・30分程度の軽い運動すること
・早く出勤して学習時間を確保すること
・休日は家の外で勉強すること
・模試をたくさん解くこと
・復習に力を注ぐこと

まず、集中的に学習するタイミングを『朝』と決めました。生活リズムや学習環境については人によって合うスタイルがあると思いますが、多くの人にとって、1日のなかで他人に邪魔されない唯一の時間は『早朝』だと思います。

『運動』は学習法とはあまり関係ないと思っていたので書くつもりはなかったのですが、この2ヶ月間は自分でも驚くほどに集中して学習できて、後から調べたところ納得できる情報が見つかったので紹介させていただきます(DaiGoさんの動画がとてもわかりやすいです)。

動画の内容を簡単にまとめると、以下の2点です。

20分程度の軽い運動により『BDNF』や『ドーパミン』がでる
 →BDNFというのは記憶・学習などの認知機能を向上する栄養素
 →ドーパミンは集中力を高める物質
当日やるだけで1日を通じて効果がある(毎日じゃなくてもOK)

実際、私はこの期間中ほぼ毎朝40分程度のジョギングを続けており、集中力を高めた状態での学習が結果に結びついたと感じています。

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また、私は家だとなかなか集中できないので、家で勉強する時間は極力減らすようにしていました。平日は早めに出社して職場・休日はカフェでやるスタイルにしたのですが、とくに前者は通勤の満員電車のストレスからも解放されて1日気持ちよく過ごせるのでおすすめです(普通に生産性が上がるので、私は現在も続けています)。

学習法についてはいろいろと試行錯誤したのですが、とにかく時間効率の悪い学習法(単語を書いて覚えるetc.)や自分に合わないと感じた教材はすぐにやめようにしていました。

1ヶ月弱の取捨選択のすえ、最終的にたどり着いたのが『模試をたくさん解く』という学習スタイルです。シャドーイングやオーバーラッピングなど、効果が高いと言われる手法についても、TOEIC(LR)では『話す』という能力は問われないのでまったくやっていません。

それではいよいよ具体的な学習法を解説していきます。が、その前にこのnoteで使う略称をまとめておきます。

・L:リスニング
・R:リーディング
・SP:(パート7の)シングルパッセージ
・DP:(パート7の)ダブルパッセージ
・TP:(パート7の)トリプルパッセージ

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