i小包

iくんが、ガンになったそうだ。
同郷の同業仲間だったiくんとは、もう30年以上の付き合いだ。
FBでお誕生日の知らせが来てて、元気かな?と思った矢先の数年ぶりの連絡。
薬をあまり使いたくないiくんの考え方に主治医さんも協力してくれて、手術を受け、あとは、ビタミン剤の処方などで治療中とのこと。

現在、都内のマンション一人暮らし。
最愛の奥様をガンで亡くしたのは、8年前。

私がひさしぶりに会った5年前は、家で調理はあまりせず、オーガニック食材を扱う店で、ランチ一日一食。夜はお酒とおつまみ。
身体はきれいな状態のはずなのに?と思いきや、この3年ほどは、暴飲暴食。アルコール依存症になっていたようだ。
質の良いお酒ばかりとは言え、何年か前、iくん、飲み過ぎだよ〜と言ったこともある。
ガンと診断されてから、アルコールは辞めたそうだ。
iくんは事象を真摯に受け止め、生活改善を始めたようだ。

私の母がガンになったのは、今から2年前の9月の終わり。
急に身体の力が入らなくなって、病院に行くと即精密検査。進行性の小細胞肺ガンと悪性リンパ腫のステージ4とのこと。
このままだと余命3ヶ月、抗がん剤治療をして6ヶ月。
当時もうじき80歳と高齢なだけに、覚悟はしているものの、やはり受け入れられない。
私は自分にできる限りのことをしよう。後悔したくない。と、心に誓って、実家へ2ヶ月ほど泊まり込んだ。

そのたった2ヶ月で、母のガンは半分に消え、みるみるなくなり次の年の2月には、消滅してしまったのだ。

そんなことをiくんに話すと、iくんはとても興味を持ってくれた。
以前からオーガニック思考(『嗜好』ってカンジじゃない)のところなどで氣が合っていたので、ひとまず私の母へのまかないに、毎日使ったものをiくん向けにチョイスして送ることにした。

母の時。食生活の見直しを、母のパートナーにはトンデモだと言われながらも、頑固にゆるく、理解されるように手を替え品を替え、歩み寄りながらで、正直ヘトヘトになってしまったのだ。

その点、iくんは、1言えば100理解してくれる人だ。
むしろ私より食に関して詳しいかも知れない。

iくんに現在の身体の様子、食事のことなどをいくつか質問すると、詳しく彼のブログに書いてくれた。
http://6daysaweek.blog39.fc2.com/

ひと通り把握したところで、第一回めの小包を送ったところだ。

こういう時の私の守り神は、神農さまと、ヒポクラテスさんだ。

医食同源。
食材は人の手で精製されていない、ワイルドのものが一番良い。

私だったらワイルドなものだけで毎日の食材をまかなってみるだろうけど、母には無理なので、ワイルドのものや、ワイルドに近いもの(無肥料無農薬の旬のもの)を加工や調理もなるべくシンプルに。
というのが私のまかないだった。

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送ったものメモ

◎発芽玄米甘酒(後送、糀醸し中)

◎発芽玄米+ヒマラヤ岩塩糀

◎発芽玄米糀の生柚子塩糀

◎種子も丸ごと柚子酵素ジャム
(砂糖の原料がサトウキビだったので南の甘いものは、この時期身体を冷やすので見送り)

◎クコの実てん菜糖酵素シロップ

◎30年漬梅干し

◎青紫蘇の実塩糀漬

◎黒にんにく干し
(ほんとはパウダーにしたかった)

◎ヒマラヤブラック岩塩
(水に溶かして使うタイプ)

◎とれたてクコの実
(そのまま食べられる)

◎とれたてマコモ
(焼くだけで食べられる)

◎ph9.6の弱アルカリ性温泉水

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どうか、iくんが元氣になりますように。
若い時のiくんは、センスの良い、音楽パーティを主催しちゃうような友だち思いの元氣な明るい人だった。
あの頃の光が少し陰っていたので、心配していた。

もともと持っているiくんの光が輝きますように。

じつは、数年前からおしゃれな大きい麦わら帽子をかぶって、洗いざらしのオーバーオールをダブつかせて、畑に立っているiくんのビジョンが離れない。
それは、iくんも移住して畑したりしながらテレワークすればいいのに、という私の余計なお世話的願望なのかも知れないので黙っていたが、突然、田舎移住を考えてるんだけど、、とのこと。

おそらく本気で生活改善しようとしてるんだろうなと覚った。

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