コロナ禍前比較 この楽器が売れた！1位の「カリンバ」ってどんな楽器？
山野楽器 楽器販売数量 UP 率ランキング
広報 Kです。
「カリンバ」…かなりTVなどのメディアでも取り上げられるようになったので、そろそろ楽器や音楽好きの方の目には留まるようになったんじゃないでしょうか？
「カリンバ」は「親指ピアノ」「ハンドオルゴール」などとも呼ばれ、箱の上に並んだ鉄や竹の棒を親指の爪ではじいて演奏する、アフリカの民族楽器です。
小さく簡単に持ち運べるため、どこでも気軽に楽しめる楽器として人気です。「ハンドオルゴール」とも呼ばれる通り、金属の棒をはじく音色はオルゴールのようです。
この「カリンバ」がコロナの前（2019年）と、昨年（2021年）との楽器販売数量の比較で、爆発的な売り上げアップを記録したんです。
2021年（2021年1月1日～12月31日）の楽器関連商品の販売数量を、コロナ禍前の2年前・2019年（2019年1月1日～12月31日）と比較しました。その中で、販売数量伸び率上位5位はこちら
【1位】カリンバ・・・癒しの音色と手軽さで人気爆発
桁違いの売上アップ。Nintendo Switch『あつまれ どうぶつの森』を発端に、認知度があがるなか、比較的音程の安定した機種が発売され、店頭で手に取りやすくなりました。また、教則本も発売されたことで楽器本体と一緒に購入される方も多く見られました。鳴らすだけでも癒されるオルゴールのような音色と、3,000円前後という価格、両手のひらに収まるサイズ感で急激に売り上げを伸ばしました。年末にはメディア露出もあり売上アップに拍車がかかりました。
https://www.yamano-music.co.jp/contents/sale/gw_kalimba.html
【2位】電子ドラム・・・思い切り叩いてストレス発散
ヘッドホンで練習でき、音量コントロールのしやすい電子楽器。 ストレス発散になる、と音楽教室でもドラムは人気コースです。
【3位】PA機器/デジタル楽器・・・DTMやオタマトーン
DTM(Desk Top Music)がYOASOBIをはじめとするアーティストの人気と相まって注目されました。「オタマトーン」というユニークなデジタル楽器も人気再燃。
【4位】マンドリン・・・実は演奏人口の多い楽器
中学～大学ではサークル活動が昔から活発で、意外に演奏人口が多い楽器です。音も大きくなくおうち時間に演奏しやすい楽器です。当社のお客さまにも徐々に認知がすすみ、取り扱い店舗は銀座本店、仙台店のみと限られるものの、販売数を伸ばしています。
【5位】ポータブルキーボード/そのほか鍵盤・・・コンパクトで持ち運び可能
電子ピアノよりさらに手軽に楽しめるキーボードが売り上げを伸ばしました。 折りたたんで持ち運べる88鍵キーボード「オリピア」が人気。
折りたたみ式電子ピアノ/MIDIキーボード Oripia 88/Oripia 49
https://www.yamano-music.co.jp/shops/g-score/products/105862145028724
何しろ、「カリンバ」はコロナ前にはほとんど売れておらず…店頭でも見かけたことが無いと思われます。それが、このコロナ禍のタイミングに、最初はジワジワと…次第に爆発的に売れるようになったんです。販売数の伸びが大変なことになりました。
2019年比 173850 %
これまでは、あくまでも民族楽器の位置づけで、広く認知されることのなかった楽器でしたが、比較的安定した音程の機種（前述のONETONE）が発売されたことで、店頭で積極的におすすめできるようになったのも大きいと思います。お値段も3,000円前後とお手頃。
「気軽に楽しめる」「音色に癒される」「楽譜が読めなくても弾ける」「小型でかわいい」…手元に置いてポロンポロンとはじくだけで、オルゴールのような音色が響き、曲になっていなくても、その音色だけで気持ちがいいんです。
コロナ禍で、日常に多くの制限がかかり、大きな声も、音も出せず…色々なストレスがかかる毎日も2年目。「そろそろ疲れたなぁ…」という方に、この癒しの音色は大変喜ばれたんです。
専用の教本もありますので、腕に覚えのある方は一緒に買ってちょっと練習してみては？
コロナ前との比較で注目された楽器は他にもいくつかありまして、どれもひと癖ある（←褒めてます）楽器です。
オタマトーン
2009年にデビューしたオタマトーンは音符型の特徴的なデザインと独創的な演奏方法でおもちゃの枠にとどまらず楽器業界でも注目される商品となりました。https://otamatone.jp/
演奏する姿、出てくる音につい笑ってしまう、遊び心にあふれたデジタル楽器なんです。
この楽器が、世界に飛び出してYouTubeで大人気に！
これがきっかけになって、たくさんの方の目に触れ「何これ！」と。
意外と安定した音程をキープするのが難しくて、曲を演奏するのは、それなりに練習しないといけないようですよ。その不安定な音程がまた笑いを呼ぶんです。店頭で見かけたらちょっと勇気を出して「試していいですか？」と手に取ってみてください。
山野楽器 たまプラーザ テラス店では気軽に楽器に触れていただけるこんな場所をご用意♪
https://www.yamano-music.co.jp/shops/tamaplaza/
お店によってはこんな風に、気軽にいろいろな楽器に触れていただけるコーナーもありますので、ぜひ覗いてみてください。思わぬ楽器との出会いがあるかもしれませんよ。
（広報 K）