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一時代を築く瞬間を見た~ヒゲダンFC配信ライブ

ココロノート Vol.6

先日実施されたOfficial髭男dismのFC配信ライブをみての感想を綴ってみたいと思います。
まず、FCって何?という方もおられますでしょう。
FC=ファンクラブの略でございます。
見てない方もいらっしゃると思うので、ネタバレしないように気をつけていきますが、若干のネタバレを感じてしまったらごめんなさい。まだ見てないのに!という方は、どうぞご退室ください~🙏(←いつかのならちゃん)

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生でライブを見た人はよく、ボーカル藤原聡さん(以下、さとっちゃん)の歌唱力に、
CD以上の歌唱
とか
口の中にCDでも入ってるの?
というのを耳にしますけど、今回のFCライブは本当に歌も演奏も抜群に進化したなとより感じる内容になっていました。

よくライブのアレンジで歌い方とかを変える歌手の方がいます。

「えーオリジナルの方がいいのにー」

ってガッカリすること、あると思います。(突然の天津木村)

ヒゲダンの良いところは素直に歌った方がいい歌は歌も演奏も素直に、演奏を魔改造(アレンジ)するときは歌い方も魔改造されるという、全体のレベルをチューニングしてくるので、聞いていていつも新鮮だし心地良いのです。よく、演奏は音源(CD)に近いのに歌い方だけが魔改造されてたり、演奏は魔改造されてるのに歌は普通、みたいなアンバランスさで、ちょっとモヤモヤすることもありますが、ヒゲダンにはそれがない。細やかに計算しつくされた心地よさこそが彼らのライブでの最大の魅力だと私は思っています。

選曲はさすがFCだけあってマニアックですが、古くから知る人だけが喜ぶような身内ノリではないし、かといって最近ファンになった方に寄せる感じの雰囲気でもない。いつどのタイミングでファンになったなんてどうでもよくなる「今鳴らしてる音を今楽しもうぜ!」という世界。特に「一番の髭男ファン」であるギターヒーロー大輔という心強い髭団ガチ勢(さとっちゃんLOVE)がメンバー内に居りますからね🤘✨

今回の配信ライブでも、新旧織り交ぜながらあまりにも古い曲はリクエストとは言えスルーされると思っていたあの曲を…あの曲の中に…ギターソロでぶっ込んでくる粋な計らい…!

ちくしょう!むちゃくちゃファン心わかってるやんかーーー😭😭😭好きぃ~🔥

となった人は私以外にもいたはず。一瞬でも髭男の将来に不安を感じた過去の自分を殴りに行こうか✊🔥って気分です。笑 

殴りに行こうかといえば…
今回、ヒゲダンFCライブをみて、感じたことがもうひとつあります。

「髭男のチャゲアス化」です。

は?

って思われるかもしれませんが、私にはボーカルのさとっちゃんがASKAさんに見えました。マイクスタンドを握る"手"から伝わる熱の感じ、歌い姿、にじみ出る色気…会場を包み込むような包容力…ASKAさんみたいな大人の色気を兼ね揃えたミュージシャンになってきたなあって感じたんです。メンバーのならちゃん、大輔くん、ちゃんまつの、時にボーカルを際立たせる美しいコーラスワークは、時にメインを張るチャゲのような存在感で。引きの美学みたいなものを感じました。
初めて見た時は、あどけない感じで大粒の汗をかきながら(時にはハンカチを握りしめながら)歌っていたさとっちゃんも、今年8/19には30歳になるわけですが、チャゲアスが「SAY YES」のヒット曲を生み出したのは、ちょうど30年前(!!)。ASKAさんとチャゲさんが33歳の年の頃です。奇しくも「SAY YES」を出した時、チャゲアスの所属レコード会社はポニーキャニオンでした。ヒゲダンが現在所属しているレコード会社です。
ポニーキャニオンさんは、過去にはチェッカーズやチャゲアスの一時代を築いたアーティストの実績が多数おありですが、ヒゲダンはなるべくしてこのレコード会社に引き寄せられた感じさえあります。

今秋より1年半延期となっていたヒゲダンアリーナツアーの再開が発表されましたが、その中に国立代々木競技場第一体育館が入っています。

国立代々木競技場第一体育館でのコンサートと言えば、チャゲアスです。

髭男は令和のミスチルとよく例えられますが、ライブパフォーマンスに関していえば、令和のチャゲアスになっていくと思います。チャゲアスって歌がうまいだけでなく、バック転をしたり、ホーンセクションを入れてダンスをしたり、バラードではしっかり泣かせてくれたり…本当に魅せるライブを数々行っては世の女性たちをメロメロにしてきていました。(かくいう私も骨抜きにされていました~笑)

他のミュージシャンに例えるのは非常にナンセンスなのはわかってはいます。が、そういったチャゲアス的存在感のミュージシャンって今のJ-POPシーンには意外にでてこなかったなあと。

↑前回2020年の9月に行われたオンラインライブの模様は、今年2021年2月24日に発売されたシングル「Universe」にライブ映像が収録されています。

Official髭男dism「Universe」(2021-02-24発売)
https://www.yamano-music.co.jp/online/products/detail.php?product_id=3277282

この時よりわずか半年でさらにパワーアップしているヒゲダン。

4/22にはインディーズCD『ラブとピースは君の中』からデビュー6周年を迎えるヒゲダンの過去作品も名曲ぞろい!

これからメジャー作品が増えていくヒゲダンを追いかけるなら、今。

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配信ライブと生ライブを融合した新たなライブのあり方をスタンダードに変えて、音楽シーンをさらに引っ張っていくのはOfficial髭男dismのような気がします。その瞬間をより多くの人が目撃する日は近いかもしれないですよ。
今の時代、配信ライブというスタイルが幸か不幸かコロナのせいで生まれました。こんなことなければ、テレワークや配信ライブなんて文化は生まれなかったですよね。人(日本だけ?)はたくましいなぁとこういう時に思うし、これを逆手に取れる人が生き残れる時代。ヒゲダンは見事にその苦境の時を乗り越えて、満を持して動きはじめます。時代にあったやり方をいち早くみつけて、この先の音楽シーンを生き抜いていくのだろうと思います。

平等で令和らしい音楽の楽しみ方。

髭男メンバーは「最近ファンになった方もすぐ古参になるように長く続けていきます」というようなこともよく口にしてます。私が思うに、毎回新曲出す度に新感覚の楽曲を出してくるので、どれだけ前から見てきたとしても、いつだってご新規(その曲に対しては間違いなくそう)。そして気づけばいつのまにか数年経ってた。という感覚の方が多いんじゃないかなあと。

そもそも古参って何?

そんな概念も覆しつつあるヒゲダンの黄金時代はすぐそこに。

一時代を築く瞬間、ここにあります。

(仲西)

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